黒伯爵は星を愛でるのネタバレと感想!無料で試し読みしませんか?

今回は「音久無」先生の『黒伯爵は星を愛でる』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『黒伯爵は星を愛でる』はこんな漫画

下町で花売りをしている16歳の美しき少女、エスター・メイフィールド。

彼女は幽霊が見える特殊な能力を持っていました。

半年前に母親を亡くし、その一月後には双子の兄もエスターの前から姿を消してしまいます。

それでも笑顔を絶やさず必死に生きる彼女の前に、突然ヴァレンタイン伯爵という男性が現れプロポーズをしてきました。

急に幸せが舞い込んだエスターだったのですが、伯爵には別の目的があったことを知ることになります。

健気なヒロインと不気味な伯爵のロマンスを描いた『黒伯爵は星を愛でる』

今回はこのラブストーリーの魅力を、ネタバレを含みながらご紹介していきます。

壮大なスケールで表現していく愛憎劇の行方を夢中になってご覧ください。

 

『黒伯爵は星を愛でる』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

19世紀のロンドン、陽が傾きかけてきた街中をエスターが足早に歩いています。

エスター
「遅くなっちゃったわ・・・早く帰らなきゃ、陽が落ちたらあの人達が出歩く・・・」

そんな彼女の前を不気味な目をした男性が横切っていきました。

エスターは彼と距離を取るように歩くペースを速めます。

エスター
「気付いたことを悟られないように距離を取り、相手の死角に入ったら振り返らず全力で走ること!そうだよねお母さん!」

これが母親から教わった幽霊をやり過ごす方法でした。

なんとか無事に自宅へ戻ったエスターは、安心したためホッと肩をなで下ろします。

エスター
「久しぶりに見た・・・!怖かった・・・お母さん、アルジャーノン・・・」

エスターは幽霊が見えること以外はいたって普通の女の子です。

この下町で彼女と同じように幽霊が見える双子の兄・アルジャーノンと母親の3人暮らしをしていたエスター。

しかし半年前に母親が天国へ旅立ってしまいました。

その一か月後、アルジャーノンも貴族の養子になるため家を出てしまいます。

こうして現在のエスターは一人寂しく生活をしていました。

いつも笑顔でいればきっといいことがあると言っていた母親の言葉を信じて、どんなに寂しくても笑顔を絶やしません。

翌日も笑顔で花売りをしていると、酒に酔った男性がエスターにぶつかってきました。

その衝撃で花を路上に落としてしまいます。

すると一人の男性が花を拾ってくれました。

伯爵
「頂けますか」
エスター
「えっ・・・あ、拾っ・・・ありがとうございま・・・」
伯爵
「ミスエスター・メイフィールド、あなたごと貰いましょう、ああ漸くあなたの瞳に映ることができた」
エスター
「なんか麗しい人がワケわからないことを言っている!!」

エスターには状況が全く理解できていないようです。

しかし男性は続けて自己紹介を始めました。

伯爵
「私はレオン・J・ウィンターソン、ヴァレンタイン伯爵と申します」
エスター
「ありがとうございます、なんで私の名前・・・」
伯爵
「エスター、あなたは今日から私の花嫁です、愛しい人」

伯爵はエスターの手を取るとそのまま馬車の中へ案内していきます。

彼に手を引かれ流されるまま馬車に乗ったエスター。

しかしまだ状況を理解していないため、心臓がバクバクと音を立てていました。

エスター
「あ・・・あの伯爵様、今どこに向かっているのですか?」
伯爵
「どこ?勿論私の邸ですよ」

キラキラした笑顔を向ける男爵に、エスターは思わず目を背けてしまいます。

エスター
「やしき・・・」
伯爵
「ええ、国会が終わり社交シーズンも明けたのでカントリーハウスに帰るところです、ロンドンを離れる前にあなたを攫ってゆきたかったのですよ」
エスター
「本気なんですか、花嫁って!?私みたいな貧乏人とても伯爵様に釣り合わないです」
伯爵
「笑っていたからですよ」

ここロンドンでは東と西で貧富の差が分かれています。

伯爵は数日間にわたって東側の住人を観察していました。

その結果、東側の住人の表情は澱んでいたのです。

しかしエスターだけはどんな日でも笑顔で街角に立っていました。

伯爵
「その姿はまるで闇夜に輝く星のようでした、だから私はあなたを選んだのですよ」

エスターは伯爵に褒められながら、母親の言葉を思い出していました。

たくさん笑ったらいいことが起きると言っていた母親。

エスター
「お母さん、本当に夢みたいなことが起こってるよ」

夢みたいな出来事に驚いていると、馬車が伯爵のお屋敷に到着しました。

そこはバッキンガム宮殿のようなお屋敷だったため、エスターは驚きのあまり声を出すことができません。

しかし屋敷の中でエスターは自分が伯爵に選ばれた本当の理由を知ることになります。

果たして彼女がこの大豪邸に連れて来られた真の理由とは何なのでしょうか!?

 

 

素直でチャーミングなヒロインのシンデレラストーリーみたいな序盤ですね。

孤独な環境の中、いつでも笑顔を忘れなかったエスター。

そんな彼女が幸せになれると思い喜んでいたのですが、物語はここから大きく局面を変えていくことになります。

ファンタジーとラブストーリーが見事に融合した『黒伯爵は星を愛でる』

エスターと伯爵の意外な関係性に注目しながら続きをお楽しみください。

後編

エスターが伯爵の屋敷に到着すると、執事が自己紹介をしてきました。

ノア
「ミスメイフィールド、申し遅れました、私は当家の執事ノア・フェリスと申します、早速ですが着替えを、どうぞこちらへ」

案内されるまま着替えを始めていきます。

立派なドレスに着替えたエスターはまるでお姫様のように変身しました。

エスター
「あのっ、私こんな上等なドレス初めてで・・・」
伯爵
「お気に召しましたか?」
エスター
「はははいっ素敵ですっ、でもっあの伯爵・・・結婚とかそういうのはもう少し待って貰えませんかっ、とても有難いお話なんですがあまりに急で・・・」

すると伯爵が壁に飾ってある剣を持ち始めます。

伯爵
「それは出来ない相談だな、逃がさんぞダンピール」
エスター
「へ・・・あの・・・伯爵?」

剣先をエスターに向けながら彼女のことをダンピールと呼ぶ伯爵。

しかしエスターはダンピールという言葉の意味が分かりません。

伯爵
「申し遅れたが我がウィンターソン家は伝統ある吸血鬼ハンターの一族である、ダンピールがこの邸から逃げ果せるなどと努々思うなよ」
エスター
「あ・・・あの・・・ダンピールってなんですか?」

ここで何も知らないエスターに対して、伯爵がダンピールについての説明をしていきます。

ダンピールとは人間と吸血鬼のハーフを意味する東欧の呼び方でした。

伯爵
「父を吸血鬼に母を人間に持つあなた達のような生物のことだ」
エスター
「え・・・ええ!?違います、そんな・・・たまに幽霊が見えたりするだけで、私たち兄妹はフツーの人間ですっ」
伯爵
「はっ”幽霊”か、母親にそう言われて育ったのか、この世に死者の亡霊など本当にあると?」
エスター
「そっそれを言ったら吸血鬼だってそんなのいるわけ・・・」

しかし吸血鬼はこのロンドンに実在していたのです。

その吸血鬼に対して代々対峙してきたのがウィンターソン家でした。

執事のノアがその証拠をエスターに見せてきます。

ノア
「レオン様が狩られた吸血鬼です」

彼が持ってきた吸血鬼の生首は、昨夜エスターが見かけた幽霊でした。

エスターが逃げるように自宅に戻った後で、伯爵が吸血鬼を成敗していたのです。

エスター
「そんな・・・私とアルが今まで見てたのは吸血鬼・・・」
伯爵
「そう、そして我々はその力が欲しいのだ、いいか大半の吸血鬼は人間に紛れ生息していて、我々が狩ろうにも探り当てるのは困難だ」

そのため伯爵はダンピールの吸血鬼を探知できる能力を探し求めていました。

彼女の能力を吸血鬼退治に活用するため、伯爵はエスターを妻として迎えるつもりなのです。

エスター
「え!?妻って本気だったんですか!?」
伯爵
「無論だ、そういうわけであなたを社交界に出せるように仕立てねばならん伯爵夫人に相応しい淑女にしてやるから覚悟しておけよ」

自分とはあまりにもかけ離れた別世界のため拒否しようとするエスター。

しかしここで兄のアルジャーノンのことが頭をよぎりました。

アルジャーノンは貴族の養子になると言い家を出てから、その行方が分からなくなっています。

エスターはこのまま兄と一生会えなくなることは望んでいませんでした。

エスター
「私やります、たくさん勉強して立派なレディになって、そうしたらアルをこの手で探し出すことができますか!?」
伯爵
「結構」

目に涙を浮かべながら決意を告げたエスターを、伯爵は笑みを浮かべながら見つめています。

エスター
「でも・・・伯爵は心配じゃないの?よくわからないけど私半分は吸血鬼なんでしょう・・・?」
伯爵
「ああ、そこは案ずるな、あなたが吸血鬼の本能に目醒めるようなことがあれば、その首は当主の俺が直々に刎ねてやろう」

こうして伯爵の妻になることを受け入れたエスター。

ですがここから伯爵はドSな一面を見せていきます。

その中でもエスターは母親の言葉の通り笑顔を絶やしません。

エスター
「ああお母さん、へらへら笑っていたら王子様じゃなくてとんだ黒伯爵が迎えに来てしまいました、エスターはどうなってしまうのでしょう」

下町の貧乏娘から伯爵夫人になったエスターは、この先どのような運命を辿っていくのでしょうか!?

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『花と悪魔』のネタバレ(漫画)!最終回のラストはどうなるの?

2018.05.28

 

『黒伯爵は星を愛でる』を読んだ感想

幼い頃から見えていた幽霊が吸血鬼だったという事実に驚いてしまいました。

さらにエスターが吸血鬼と人間のハーフだったことも衝撃的でしたよ。

優しい一面と厳しい一面を併せ持つ伯爵も魅力的なキャラクターですね。

二人の掛け合いがコミカルでユニークな『黒伯爵は星を愛でる』

読み応えが満載のラブストーリーになっています。

是非この機会に人気コミックの魅力に触れてみてください。

 

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