『重版出来!』のネタバレと感想!ドラマ化された名作ですよ!

今回は「松田奈緒子」先生の『重版出来!』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『重版出来!』はこんな漫画

柔道一筋でオリンピックを目指していた黒沢心は、大ケガをしてしまい夢を諦めてしまいます。

そんな彼女が新たな目標にしたのは、漫画の編集者という職業でした。

幼い頃、大好きだった漫画に影響を受けて柔道を始めた心。

震えるほどの感動を世界中に届ける漫画作りをお手伝いしたいと思い始めていたのです。

漫画に関わる全ての職種にスポットを当てていく『重版出来』(じゅうはんしゅったい)

今回はドラマ化された名作の魅力を、ネタバレを含みながらご紹介していきます。

多くの読者の心を熱くさせている珠玉のストーリーをじっくりと満喫していってください。

 

『重版出来!』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

興都館という出版社の最終面接に向かう途中、道端のお地蔵さんが目に留まった黒沢心。

黒沢心
「合格しますように!!」

お祈りをしてから面接会場に向かうことにします。

この出版社の二次面接で、心は週刊バイブスという漫画雑誌の和田編集長に面接官をしてもらっていました。

野球が趣味の和田は学生に興味がありません。

そのため心に意味不明の質問をしてきます。

和田
「よし、黒沢心くんキミは・・・どこのチームだ!?」
黒沢心
「日体々大学女子柔道部所属です!!得意技は背負い投げ!特技は腕立て200回できます!」
和田
「よしっ、やってみろ!」

心は言われた通り面接会場で腕立て伏せを披露しました。

野球チームでどこのファンか聞いたつもりの和田だったのですが、心の変わったキャラクターに興味を惹かれたようです。

こうして最終面接まで残った心は、筆記試験を満点で通過しました。

黒沢心
「最終の人事面接・・・20人中10人が採用される、あたしは10人を蹴落とすのではなく、10人に選ばれる!!」

面接の最後に名前を呼ばれた心。

気合を入れた表情で面接会場に入って行きます。

その横で彼女の凛とした立ち居振る舞いに、感動している男性の姿がありました。

社長
「これは・・・できる!あれは相当の使い手、どれほどのものか確かめたい!!」

清掃員の格好をしたこの男性は、実はこの出版社の社長なのです。

社長はいつもこのように清掃員のフリをして、面接前の学生を様子をチェックしていました。

そんなことが起きているとは思ってもいない心。

黒沢心
「20社ほど受けて(そして落ちて)わかったことがある、面接は柔道と同じだ」

面接官の胸の内や息遣いを感じながら、相手の呼吸に自分のリズムを合わせていきます。

心はその状態のまま、興都館を志望した動機を語り始めました。

黒沢心
「私はケガでもうオリンピックを目指せません、子供の頃から金メダルを獲るためだけに頑張って生きてきました」

オリンピックという目標を失った心は、自分に何が出来るのか真剣に考えました。

その時、彼女はふとあることに気が付きます。

黒沢心
「子供の頃に読んだ“柔道部物語”に憧れて柔道を始めて、主人公たちと同じ喜びと苦しみを体験し、血を吐くような練習のあとも漫画を読んで元気をもらいました」

海外に遠征した時も、他国の選手と漫画を通して仲良くなれました。

言語の違う人の口から漫画のキャラの名前が出てきたことに感動を覚えた心。

黒沢心
「私もそういう作品を作りたい!世界の共通語となる漫画作りに参加して、地球上のみんなをワクワクさせたい!」

柔道を辞めた彼女にとって、心の底から熱くなれる場所はここしかなかったのです。

このように志望理由を熱く語っていた次の瞬間、突然社長が心に襲い掛かってきました。

黒沢心
「みなさん伏せて!」

清掃員の格好をしているため社長だとは知らない心。

見事な一本背負いで社長を投げ飛ばしてしまいます。

黒沢心
「みなさん、おケガないですか!」

面接官たちが「社長」と叫んだことで、ようやく心が状況を理解しました。

その後、大学の柔道場に戻った心がひどく落ち込んでいます。

黒沢心
「おーちーたー、まさか社長だなんて思わないもん!ついうっかり投げちゃったよ!」

同級生たちに愚痴をこぼしていると電話がかかってきました。

黒沢心
「はいっ、黒沢です!え?」

心にかかってきた電話は興都館への採用を知らせるものだったのです。

実は心が控室を出た時から、社長は彼女の様子に注目していました。

社長
「体軸がまったくブレなかった、まるで水鳥が水面を滑るように歩いていった、あんなふうに歩ける人間などそうそういない」

一流の勝負師には体軸が一本通っていて、そういう人間は武運を持っていると語る社長。

その武運に期待して心を採用することにしたのです。

心が採用されたという噂は、週刊バイブスの和田編集長の耳にも入っていました。

和田
「へーッ!社長投げ飛ばしたの、あの小熊!!しかも採用って!ミラクルな奴!」

週刊バイブス編集部は心の噂で盛り上がっているようです。

柔道経験者の心ならスポーツ誌の担当になると話す編集者たち。

黒沢心
「週刊バイブスに本配属になりました、黒沢心です!よろしくお願いします!」
和田
「なんでウチなんだよ!?」

こうして心の漫画編集者としての第一歩がスタートしたのでした。

 

 

熱血なヒロインがとても魅力的ですね。

彼女が柔道で培った根性を、出版業界でどのように活かしていくのかが気になりましたよ。

出版物を売り切った後に再び印刷をすることを意味する『重版出来』

心はこの『重版出来』を目指しながら一人前の編集者への階段を上っていきます。

彼女の成長に注目しながら続きをご覧ください。

後編

早朝から週刊バイブス編集部に出社した心。

黒沢心
「おっはようございます、あれ?今日もまだ誰も出社してない・・・」

実は誰も出社していないのではなく、編集者全員が徹夜明けでした。

黒沢心
「あ・・・五百旗頭さん、おはようございます!」
五百旗頭
「ハイ、オハヨウ」
黒沢心
「みなさん、今日も徹夜ですか!?」
五百旗頭
「校了前はこんなモンよ、それより・・・黒沢!読んでみろ、このネーム!」

先輩編集者の五百旗頭からネームを渡された心。

ネームとは漫画の下書きのようなもので、ここに物語の大まかな流れが書いてあります。

音楽で例えると楽譜に当たるネームを正しく読む能力は、編集者にとって必須のものとなっていました。

そのため新人の心は五百旗頭の指導を仰ぎながら、ネームを読み取る練習の真っ最中なのです。

五百旗頭
「打ち合わせ2件と・・・黒沢、お前もついてこい」
黒沢心
「はいっ!!」

編集長から渡された名刺を胸に入れ、五百旗頭と打ち合わせに向かうことになりました。

二人がまず向かったのは“いつでもハニーむう”という漫画の作者、オーノヨシヒト先生の仕事場です。

心はこの漫画の大ファンだったため、作者に会えることを大喜びしていました。

実際にオーノ先生に会った心は、本人の前でこの喜びを爆発させていきます。

黒沢心
「すっごい女の子がかわいいんですよ!むうちゃんみたいになりたいなって憧れるんですけど、ムリ!あんなかわいい子奇跡です!!」

心が作品の素晴らしさを熱く語ったため、オーノ先生は嬉しそうにしながら原稿を渡してくれました。

無事に打ち合わせを終えて、次の現場に向かう二人。

黒沢心
「オーノ先生いい方ですねぇ、奥様もキレイだし」
五百旗頭
「三蔵山龍先生門下の作家さんたちは、みんな売れっ子に育ってるねぇ、締切は守るどころか前倒しで入れてくれるし、クオリティは落ちないし職人ぽいんだよな」
黒沢心
「えっ、アシスタントさんだったんですか?漫画家さんて締切破るのが当たり前だと思ってました」
五百旗頭
「そっちのほうが多いんだけど、それ続けてると体壊すからな、息の長い作家さんは自分で上手にコントロールしてるね、心身の健康バランス」

二人が次に向かったのは、漫画界最高峰の一人である三蔵山龍先生の仕事場です。

ここでも無事に打ち合わせを終わらせたのですが、二人が編集部に戻ると大問題が起こっていました。

実は三蔵山先生が連載中の漫画を急に終了させると言ってきたのです。

和田
「五百旗頭ぇ、どうゆうコトだ!説明せぇっっ!!」

しかし先ほど会ったばかりの三蔵山先生に変わった様子はありませんでした。

そのため五百旗頭には心当たりが見つかりません。

和田
「原稿3か月先まで上げてくれてんだよ、それがなんで急に連載辞めるって言い出すんだよ!!」

五百旗頭が三蔵山先生と連絡を取ろうとするのですが、電話に出てくれませんでした。

そんな中、週刊バイブス編集部に事情を知っているオーノ先生が顔を出してくれます。

オーノ先生によると三蔵山先生が連載を辞めると言い出した理由は、問題児のアシスタントが取った行動が原因でした。

なかなかデビューすることのできないアシスタントが、ネームをチェックしてくれていた三蔵山先生に逆ギレしてしまったのです。

彼は先生のデッサンが崩れていることと、ネット上でオワコン扱いされていることを指摘しました。

自分の作品が必要ないと思われていると感じた三蔵山先生。

これが連載を辞めると言い出した原因だったのです。

三蔵山先生がこのまま漫画を描かなければ大ピンチとなってしまうバイブス編集部。

心はこの窮地を救おうと動き始めます。

果たして心は三蔵山先生の決心を変えることができるのでしょうか!?

彼女が『重版出来』を目指すこの先の展開は、実際にご自身の目で漫画を読んでお楽しみください。

 

『重版出来!』ドラマ化された名作です!

新人の女性漫画編集者の成長を描きながら、出版業界のリアルな現実を表現した『重版出来』

2014年には日本経済新聞が選ぶ「仕事マンガランキング」で第1位を獲得しました。

このように各界から絶賛されている『重版出来!』は、実写ドラマとして連続放送されたことをご存知ですか?

キャストは黒沢心役に黒木華さん、五百旗頭敬役をオダギリジョーさんが演じました。

他にも坂口健太郎さん、荒川良々さん、生瀬勝久さん、松重豊さん、高田純次さんなど豪華な俳優陣が出演しています。

漫画を楽しんだ後はドラマも視聴してみると、この作品の面白さがより伝わると思いますよ。

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