『悪魔とラブソング』のネタバレ!目黒とマリアと神田の関係性は?

今回は「桃森ミヨシ」先生の『悪魔とラブソング』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

『悪魔とラブソング』はこんな漫画

神奈川県でトップクラスの進学校・聖カトリア女子に在学していた可愛マリアは、教師への暴力事件を起こして学校を退学になりました。

彼女が新たに通うことになったのは、十塚学園という偏差値が低めの学校です。

勘の良さと思ったことをストレートに話す性格が災いし、クラスで孤立していくマリア。

そんな彼女の日々を一変させることになったのが、目黒伸と神田優介との出会いでした。

二人のイケメンとヒロインが素敵な関係性を築いていく『悪魔とラブソング』

今回はこのヒューマンドラマの魅力を、ネタバレを含みながらご紹介していきます。

複雑に絡み合う人間模様をじっくりとご堪能ください。

『悪魔とラブソング』目黒とマリアと神田の関係性は?

前編

聖カトリア女子の制服を身にまとい電車に揺られている可愛マリア。

しかし彼女の目の前にはお婆さんが立っているため、周囲の乗客が非難の目で見ています。

そのまま目的地まで座ったままだったマリアがようやく立ち上がると、お婆さんが彼女と入れ替わるように座席へ腰かけました。

するとマリアはお婆さんの隣で眠っているサラリーマンの足を蹴飛ばします。

そしてお婆さんにコソッと耳打ちをしました。

可愛マリア
「寝てる奴カモるなんてたいした腕じゃないなスリババア、せこいんだよ」

実はこのお婆さんは寝ているサラリーマンから財布を盗み取ろうとしていたのです。

勘の良さと鋭い観察眼でスリだと見抜き、サラリーマンを起こしてあげたマリア。

こうして電車を降りて行った彼女は、転入先の十塚学園に向かっていきます。

聖カトリア女子を退学になったマリアは、学校を去る日にシスターから意味深な言葉を告げられました。

可愛マリア
「退学の日にあたしは言われた、”あんたは人を汚れさせる”」

そんなマリアが十塚学園に到着すると、転入するクラスは既に彼女の噂で持ちきりになっていました。

神田優介
「めぐちん聞いたー?今日転入生くんだってよー」
目黒伸
「ああ、あれか、聖カトリア女子、退学んなったとかいう」
神田優介
「なーすげー頭いいじゃん?なんでうちみたいなバカ校くんだろねー」

目黒伸と神田優介がマリアのことを話していると、タイミング良く本人が現れました。

可愛マリア
「可愛マリアです」

マリアの美貌とスタイルの良さにクラス全員が驚いてしまいます。

しかしその中にはマリアの退学理由をコソコソと噂する人たちもいました。

可愛マリア
「暴力事件、教師を殴りすぎて退学になった」

突然のカミングアウトに教室はシーンとなってしまいます。

可愛マリア
「知りたいんじゃないのか、答えさせる為に聞こえるような声でしゃべっていたんだろう、それとも多少うわさを楽しむ期間があった方がよかったのか」

図星だったクラスメイトがマリアに文句を言おうとすると、そこに神田が割って入りました。

神田優介
「まーまーまー、せっかく転校したんだからさぁリセットでいーじゃん?俺、神田優介、優介でいっからねー、マリアっち、わかんねーことあったらきいてよ」
可愛マリア
「監視しなくても厄介な問題をおこす気はないし、おまえもたいして他人に興味ないくせにムリして声かけなくていい」

マリアの強烈な言葉を受け神田は固まってしまいます。

休み時間になると、神田はマリアの指摘が図星だったことにショックを受けていました。

神田優介
「あの子なんでわかったんだろー!?どっからみても明るく楽しいクラスのラブリー優介ちんじゃんねー!?」
目黒伸
「うわべだけな」
神田優介
「はっきりいうなよぉ、努力してるのに」
目黒伸
「よくわかんねぇな、たまたまなのか異常にカンがいいのか、あてずっぽなのか確信があんのか、どっちにしろ関わりたくねーな」

このようにうわべだけ人付き合いの良い神田優介と、他人を拒絶するネガティブな目黒伸。

性格は真逆なのですが、二人は親友という関係性を築いていました。

そんな二人にクラスで孤立したマリアが声をかけてきます。

可愛マリア
「制服買うから購買部どこか教えてくれ」
神田優介
「えっ俺?」
目黒伸
「矛盾してねーか、さっきはムリして声かけんなっつった奴によ」

マリアと同じように強気な態度の目黒。

すると彼女から意外な言葉が返ってきます。

可愛マリア
「そうだな、悪い、お前は本当は面倒でもことわらない事を美徳とするだろうと思ってそこにつけこんだ、自分で探す」
神田優介
「おまち!!おつれいたしましょ」

立ち去ろうとしたマリアを神田が呼び止め、購買部への案内役を買って出ることにしました。

その途中で神田は気になっていたことをマリアに質問していきます。

神田優介
「ねーマリアっちー、なんでそんなセキララなの?さっきの暴力事件のことだってさ、黙ってりゃ分かんないのに、マイナスイメージ暴露しちゃって」
可愛マリア
「あたしは人を汚れさせるらしい、だから自分の汚れもみせないとせこいだろ」
神田優介
「そっちのがせこいじゃん、だってさー汚れなんてみたくないもん、服もメイクも部屋も弁当もラブリーな方がいーっしょ、人づきあいだっておんなじさぁ」

ここから神田流のラブリーな人付き合いの方法がマリアにレクチャーされていきます。

果たして彼の明るい性格によるこのレクチャーは、マリアにどんな影響を与えるのでしょうか!?

独特な雰囲気のヒロインが印象的な物語ですね。

間違ったことを言っている訳ではないのですが、表現方法が直球過ぎて人の気持ちを傷付けてしまうマリア。

そんな彼女が目黒と神田との出会いにより変わっていく姿を描く『悪魔とラブソング』

三人の関係性がとても魅力的な物語です。

引き続き彼らの人間関係に注目しながらご覧ください。

後編

神田がマリアにレクチャーしたのは、言葉遣いを変えるということでした。

神田優介
「たとえばさ、さっき俺に言った”たいして他人に興味ないくせにムリすんな”、きっついよこれー、軽く死んだもん」

神田はこのセリフを彼なりのラブリーな表現に変換していきます。

神田優介
「その気もないのにやさしくすると誤解しちゃうよ?あ、これ首の角度ポイント、ちょっと上目づかいがいっかなー」
可愛マリア
「そんな風には思ってない」
神田優介
「いーのいーの、これなら俺だって悪い気しないし、マリアっちもかまわれたくないきもちは伝えられるし目的ははたすじゃん」

嘘か本当かはどうでもいいと伝える神田。

購買部への案内が終わるとそのまま立ち去って行きました。

その後、トイレでマリアが考え事をしながら新しい制服に着替えています。

可愛マリア
「退学の日シスターは言った、あなたのそのカンのするどさは個性です、でもあまりに鋭くてあなたの気遣いさえも逆に相手をおいつめる」

シスターの言葉と神田の言葉の間で心が揺れ動いていました。

しかしこの学校に来たことに何か意味があるのかもしれないと思うマリアは、少しだけ自分を変えようと思い始めます。

可愛マリア
「制服を・・・かえた、ここのセーラーはかわいいな、似合うだろうか」

先程までの様子とは違うため、マリアの言葉を聞いたクラスメイトは何も言えませんでした。

するとここで目黒が静かに言葉を発します。

目黒伸
「似合わねーよ」

彼のこの言葉をきっかけに、クラスの女子がマリアに声をかけてくれるようになりました。

しかし興味本位で関わってくる女子に、マリアは好感を抱くことが出来ません。

そのためマリアは再びクラスメイトを敵に回すことになってしまいます。

これがきっかけでクラスメイトに聖カトリア女子の制服をボロボロにされたマリア。

その制服をジーっと見つめながら、マリアは友人に言われた言葉を思い返していました。

可愛マリア
「退学の日あたしは言われた、親友だと信じていたともだちから、”あんたは人を汚れさせる”」

信じても救われないこともあると知ったマリアは、この日以来ずっと心の中で逃げ出したいと叫んでいたのです。

その想いとボロボロの制服を持ちながら、教室で讃美歌を歌い始めるマリア。

するとその歌声が目黒と神田の耳に届きます。

神田優介
「誰かうたってる?すげーきれーな声・・・なにこれどこ語?英語?」
目黒伸
「なんてやさしいひびき・・・私のようなどうしようもない者も救われた・・・?」

帰国子女の目黒が歌詞を訳し始めました。

その後もマリアの讃美歌は校内に優しく響き渡っていきます。

可愛マリア
「自分がきらい、ごめんなさい、かわりたい、誰かに好きと言ってみたい、自分を好きと言ってみたい、心から」

教室に向かった目黒と神田が、歌い終わったマリアに話しかけます。

神田優介
「ごめんねー立ち聴きして、マリアすっげー歌うまいじゃん」

マリアは表情を変えることなく、神田ではなく目黒に声をかけました。

可愛マリア
「さっきはすまなかったな、せっかく周囲との会話のきっかけを作ってもらったが生かせなくて」
神田優介
「きっかけ?何?」
可愛マリア
「”似合わねーよ”、わざと悪になったろう」
神田優介
「なんだそーなの?」

図星だったのですが必死に否定をする目黒。

目黒伸
「ちがうっ俺は」

マリアに面倒見が良いと言われさらに動揺していきます。

神田優介
「そーなんだよ、めぐって実はさー」
目黒伸
「てめーやめろ」

マリアが二人の関係をお似合いだと思っていると、校内放送から下校の音楽が流れ始めました。

偶然ですがその音楽はマリアが歌っていた讃美歌だったのです。

ボロボロの制服を持ちながら黙って音楽を聴いているマリア。

目黒と神田はその姿を心配そうな眼差しで見つめていました。

神田優介
「ねーマリア、あしたがっこーくる?」
可愛マリア
「あたりまえだ、ああ違ったな、こうだ、そんなにあたしに会いたいの?心配しなくてもちゃんと来るわ♡」

ラブリーな言葉遣いにしたマリアの姿に、思わず神田は吹き出してしまいます。

一方の目黒は心配して損をしたと思い、少し苛立った表情をしていました。

可愛マリア
「ラブリーのツボはつかみにくいな、あたしが会いたいからの方がよかったか」
神田優介
「そっちのがうそっぽー」
可愛マリア
「ウソか本当かはどうでもいい」

この瞬間、神田はマリアの笑顔を始めて見ることになりました。

マリアはそのままボロボロの制服を身にまといながら教室を出て行きます。

神田優介
「可愛マリアはアクマなんだけど、なんだかとてもきれいなアクマに見えるんだ」

彼女の後姿を見ながら神々しさを感じる神田だったのでした。

この先、マリアたちがどのような関係性を築いていくのかは、実際の漫画を読んでご自身の目で確かめてくださいね。

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『悪魔とラブソング』を読んだ感想

とても素敵なヒューマンドラマだと思いました。

セリフの一つ一つやマリアたちの表情に哲学的な表現が感じられますね。

漫画とは思えないほど奥の深いストーリーだと思い感心してしまいました。

一度読み始めると夢中になれる魅力を持った『悪魔とラブソング』

個性的な三人の関係性に魅了されてみてください。

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