無能才女は悪女になりたいのネタバレ(漫画)!感想とあらすじも!

今回は「轟斗ソラ」先生の『無能才女は悪女になりたい』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『無能才女は悪女になりたい』はこんな漫画(あらすじ)

伯爵家の長子として生まれたエイヴリル・アリンガムは優しい両親に愛されながら幸せな人生を送っていくはずでした。

しかし5歳の時に母親が急逝したことをきっかけに、エイヴリルの運命は大きく変わっていくことになります。

新しい母親と妹のコリンナが家族に加わったことで父親の態度が急変し、エイヴリルは疎まれるようになっていきました。

そしてついにエイヴリルは悪女と名高いコリンナの代わりに、好色家の老いぼれ公爵閣下のもとへ嫁がされることになったのです。

好色家と噂されているディラン公爵は自由を手に入れ大喜びするエイヴリルに、形だけの夫婦になって3年後に離縁する契約結婚を提示してきました。

二つ返事で了承したエイヴリルの契約結婚生活の行方とは・・・!?

伯爵令嬢の数奇な運命を描写した『無能才女は悪女になりたい』

今回は人気作品をコミカライズしたSFファンタジーの魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

マイペースに悪女を演じていくうちにエイヴリルの運命が変わり始めますよ。

 

『無能才女は悪女になりたい』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

屋敷の一室に閉じ込められたエイヴリルが扉の隙間からディラン公爵の様子を見つめています。

エイヴリル
「ああ・・・あのドレスやっぱり素敵、さすがディラン様が結婚式のために仕立ててくださったドレスだわ、いけないわ、また私ったらドレスの美しさに感激するところではないのに、ディラン様にごめんなさいだわ・・・私への贈り物なのに・・・義妹のコリンナに奪われてしまったんだもの」

悪女と名高い義理の妹にドレスを奪われてしまいました。

どうしてこのような事態になったのか、答えは1年前まで遡ります。

エイヴリルは急に父親からコリンナの代わりに嫁ぐことを命じられました。

エイヴリル
「えっと・・・それはコリンナが作った借金のかたに、あっさり私を差し出すということですか?」

品のない言い方ですが借金のかたに差し出されるのは間違いありません。

そもそも大概の不幸をエイヴリルは受け入れてきましたが、この日はいつもと事情が違うようです。

義妹のコリンナは頻繁に夜遊びしていることで、悪女としてその世界では有名になっていました。

10日ほど前に朝帰りしたコリンナが参加していたのは仮面舞踏会で、彼女はそこで出会った公爵家の令息と懇意になり一夜を過ごしたそうです。

このようなことは日常茶飯事でした。

エイヴリル
「しかしその令息の婚約者は私たちアリンガム家が融資を受けている大富豪の令嬢だったのです!揉めに揉めた末、今すぐに借金を全額揃えて返せと言われてしまいました」

アリンガム伯爵家は窮地を迎えているのですが、コリンナ本人は全く気にしていません。

愛するコリンナのために母親はエイヴリルを替え玉にする計画を立てました。

そもそもコリンナは仮面舞踏会にエイヴリルの名前を使って参加したので何も問題はありません。

エイヴリル
「うん・・・?ええと・・・ということはやはり・・・どうやら身代わりだけでなく悪女のレッテルも貼られてしまったのね」

エイヴリルは義妹が作った借金を返済するため、辺境の地に住む好色家の老いぼれ公爵閣下、ランチェスター家の当主に嫁がなければならないのです。

ランチェスター公爵家は王家に連なる名門ですが、公爵閣下は社交界に顔を出すことは滅多にありません。

それでも閣下に後妻として嫁ぐことで多額の支度金が手に入ります。

エイヴリル
「つまり私は多額の支度金と引き換えに、コリンナの身代わりとして公爵家へ嫁ぐのね」

コリンナはエイヴリルが自分の身代わりとなることを喜んでいました。

エイヴリルは一度で何でも覚えれる能力を持っているのですが、コリンナはその能力を呪いだと思っています。

呪われているだけでなく無能なので早くこの家から出て行ってほしいとコリンナに言われてしまいました。

ただしエイヴリルは少しも落ち込んではいません。

エイヴリル
「なんというお話なのかしら・・・!とっても素敵!だって私この家を出るのが夢だったんだもの!」

エイヴリル・アリンガムは18年前にアリンガム伯爵家の長子として生まれました。

家族に慈しまれ幸せな人生を送っていくはずでしたが、5歳の時に母親が急逝したことをきっかけにエイヴリルを取り巻く環境は激変してしまったのです。

母親が亡くなると父親は新しい妻を迎え入れ、エイヴリルには同い年の義妹ができました。

エイヴリル
「なぜコリンナと年齢が同じことをかわいそうと言われるのか、大きくなって父の家族に対する裏切りを理解し絶句しましたが、それでもなんとか家族の一員としてやれていたのです、あの時までは」

エイヴリルは家庭教師が弾いたバイオリンの曲を一晩で演奏できる能力の持ち主です。

一度読んだ本も全て暗唱できることを素晴らしい才能だと褒められましたが、新しい母親が家庭教師を辞めさせてしまいました。

素晴らしいエイヴリルの才能は祖母譲りです。

ただ祖母は新しい母親とコリンナが家に入ることを最後まで拒んでいました。

そのためエイヴリルが疎まれるのは自然な流れなのかもしれません。

エイヴリル
「お祖母様とは父の再婚をきっかけに絶縁、私を引き取ると申し出てくれたけど世間体を気にする父たちと揉めているうちに病で亡くなってしまった」

実母と祖母の資産は売り払われてしまい2人の形見はなく、エイヴリルは無能と罵られながら使用人同然の扱いを受けてきました。

実の娘でありながらエイヴリルは使用人のような生活を続けてきたのです。

身代わりとして公爵家へ嫁ぐことになったエイヴリルは、新たな土地で幸せを手に入れられるのでしょうか!?

 

 

母親が急逝したことでエイヴリルは苦難な道を歩むことになってしまいました。

普通の人なら悪女と名高い義妹の身代わりは拒みたいものですが、不幸なエイヴリルにとっては運命を変えるきっかけになりそうですね。

優れた能力を認めてもらえないエイヴリルの新生活を描いていく『無能才女は悪女になりたい』

虐げられても前を向き続けたエイヴリルに希望の光が差し込み始めます。

ディラン公爵がエイヴリルの救世主になるのかも見所になっていますよ。

後編

屋敷を出て行くまでエイヴリルは書斎の整理などを続けようと思っていました。

しかし嫁ぐ前日に父親から書斎に入るなと命じられます。

エイヴリル
「資料の整理や執務の優先順位の把握にスケジュール管理・・・使用人の皆様や領民のためにと父の仕事を手伝ってきたのだけれど、私の便利さよりもお義母様やコリンナの機嫌を取ったのね」

父親は優秀な人材を雇って書斎の整理を任せるつもりなのですが、家や領地のことを全く考えていないので家計は火の車になっていました。

そこで人材を雇う元手にエイヴリルが嫁いだことで手に入る支度金を利用するつもりなのです。

エイヴリルは今後のために資料を残しておきたかったのですが、書斎に入れないと何もできません。

仕方なくアリンガム伯爵家の現状が分かる資料だけは部屋のクローゼットに残すことにしました。

この資料は自分を慕ってくれる使用人のキーラに託すことにします。

キーラに挨拶を済ませたエイヴリルが馬車に乗り込むと、継母が公爵家に着いたらすぐ支度金を貰って送金するように命令してきました。

エイヴリル
「お継母様は本当に随分な人ね、私がこれまでに一度も怒りを抱かなかったと思っているのかしら・・・?アリンガム家と領民のためならいくらでも送金するけれど、実際はお継母様とコリンナ2人の贅沢ごとに消えてしまうのでしょう?なので私お金を送金する気は全然ないんです」

継母と義妹の贅沢に協力するつもりはありません。

そのまま移動していると馬車が王都に辿り着きました。

ランチェスター公爵家は南の辺境に領地を持っていると聞いていましたが、エイヴリルの嫁ぎ先は王都のようです。

王都に来れたことを喜ぶエイヴリルですが、馬車にはコリンナ付きの侍女であるキャロルが帯同していました。

もしも行き先が王都だと知ったら、我儘なコリンナは自分が行きたいと騒ぎ出すかもしれません。

そのためエイヴリルは喜びを抑えながら公爵家へ向かうことにします。

到着した公爵家は素敵な庭園に囲まれたお城のような屋敷でした。

感激したエイヴリルでしたが、お出迎えしてくれた使用人はエイヴリルを歓迎していないようです。

エイヴリル
「エイヴリル・アリンガムは夜遊びに興じ家を没落に追い込むほどの悪女、その悪女に大金を払い迎え入れようとするランチェスター公爵様は相当な変わり者なのでしょう」

公爵の采配に使用人が反発することは想像に難くありません。

そのことはエイヴリルも覚悟していました。

しかし今は素敵なエントランスロビーや大理石の窓を磨く楽しみでワクワクしています。

ディラン
「到着を待っていた、エイヴリル・アリンガム嬢」
エイヴリル
「こちらはどなたでしょうか・・・?」

エイヴリルの前に淡い水色の瞳をした青年が現れました。

その瞳は暖かい海のように透き通った水色をしています。

ディラン
「・・・噂通りだな、素行が悪いと聞いている、まぁだからこそ君を選んだのだが」

青年が誰なのか分からないためエイヴリルは少し考え込んでしまいました。

そのため挨拶が遅れてしまいます。

エイヴリル
「ご挨拶が遅れ申し訳ございません、エイヴリル・アリンガムと申します」

きっちりと淑女の礼で挨拶しました。

エイヴリルは家庭教師を継母に解雇されましたが、境遇に同情してくれたコリンナの先生が礼儀作法を教えてくれていたのです。

ディラン
「・・・話がある、このままついてくるんだ」

青年が何者なのか考えながらついていくことにしました。

その途中でエイヴリルは青年の正体を見抜いていきます。

エイヴリル
「・・・初めまして、ディラン・ランチェスター公爵閣下」
ディラン
「・・・どうして私が公爵本人だと思った」
エイヴリル
「はい、まもなく社交シーズンに入りますがこの時期ランチェスター公爵領では狩猟が解禁されます、狩猟がお好きな一族と存じ上げておりますので致し方なくしぶしぶ嫌々止むを得ず王都にいらっしゃる方が公爵家の主かと」

ランチェスター公爵家は社交を重視しないと言われていますが、品位を保ち王家の顔を立てるためなら社交場に顔を出すかもしれません。

それを尋ねるとディラン公爵は認めてくれました。

またエイヴリルは公爵家の代替わりについて知らなかったので、公にしていない事情も尋ねてみます。

ディラン
「・・・君は話し好きだな」
エイヴリル
「あら、ごめんなさい、つい・・・!」
ディラン
「・・・なるほど、君は随分勉強したうえで来たのだな、思ったよりも話が通じそうで安心した」

ディラン公爵はエイヴリルが噂ほどではなく安心しているようですが、エイヴリルは公爵が噂通りであることを期待していました。

これからずっと暮らしていくなら王都よりも田舎町の方がエイヴリルは良いと考えています。

また外に愛人を作っていた父親のせいで好色家にな慣れていますが、もしも公爵が老いぼれなら望外の幸運でした。

エイヴリル
「さようなら、のんびりした第二の人生、実は明日にでも辺境の地へ連れ出してくれないかしら」

初めて顔を合わせたディラン公爵は控えに見てもエイヴリルよりも少し年上だと思われます。

ただしその他の趣味が噂通りなら、エイヴリルは逃走を選ぶしかありません。

ディラン
「それでは婚姻についての話をしよう・・・これは契約結婚だ、私と君は形だけの夫婦になり3年後に離縁する」
エイヴリル
「契約・・・結婚・・・?」
ディラン
「そうだ、まず君にはこの契約に書いてある内容を履行してもらう、離縁後は一生暮らしていけるだけの資産を譲ろう、あとは好きにするといい」

ディラン公爵の目的が何なのかは分かりません。

しかし契約結婚の提示にエイヴリルの心は大きく揺さぶられていました。

エイヴリル
「ありがとうございます!その契約結婚喜んでお引き受けいたしますわ!」

契約結婚することでエイヴリルを幸せを手に入れられるのでしょうか!?

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『無能才女は悪女になりたい』を読んだ感想

身代わりに嫁がされることもエイヴリルにとっては嬉しい選択肢となりましたね。

傲慢な継母と悪女と名高い義妹に振り回されている境遇では仕方ないと感じました。

知的なヒロインが新たな環境で幸せを手に入れていく『無能才女は悪女になりたい』

ディラン公爵も噂とは違う高貴な人物だったので、ここから先のエイヴリルに与える影響が気になりますね。

契約結婚がエイヴリルを幸せにしてくれることを願っています。

 

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