宮殿の隣のマロニエ農場のネタバレ(漫画)!感想とあらすじも!

今回は「Ollcha Jungyeon」先生の『宮殿の隣のマロニエ農場』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『宮殿の隣のマロニエ農場』はこんな漫画(あらすじ)

メイフィールド男爵は唯一の後継者である孫娘のヘーゼルを、知り合いの農場に預けて遠方の地へ向かうことにしました。

農場のマーティン夫人は片方ずつ色の違うリボンがついた靴と、黒のレインコートの下に古くなったスカートを履いたヘーゼルを見ているうちに胸が締め付けられてしまいます。

ヘーゼルは礼儀正しく行儀も良いのですが、農場の人たちに馴染もうとしてくれません。

農場の仕事をヘーゼルにも手伝ってもらいたいと考えていた時、ヘーゼルが太陽の手を特別な存在であることが分かりました。

枯れる寸前の植物を再び咲かせ、穀物は黄金色に輝く海のように豊かに実らせる太陽の手を持つヘーゼルは農業を始めるという夢を抱くようになります。

しかし夢だった農場を持った矢先、ヘーゼルは思いもよらないトラブルに巻き込まれてしまうのです。

貴族令嬢でありながら農業の天才であるヘーゼルの運命を綴っていく『宮殿の隣のマロニエ農場』

今回は農業を題材にしたロマンスファンタジーの魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

動植物に命を吹き込むヘーゼルの特別な力にご注目ください

 

『宮殿の隣のマロニエ農場』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

雨の夜、夫婦が営む農場にお客が訪問してきました。

メイフィールド
「やはり覚えていたか!君がいかさま賭博で奪われそうになった牛を守ってやった友のことを!君はあの時必ずワシに恩返しすると言っておったな?今日は君にその機会を与えよう!」

メイフィールド男爵が少女を自分の前に出します。

少女の名前はヘーゼルといい、男爵の息子夫婦がこの世に残した唯一の孫娘でした。

これからメイフィールド男爵が向かうエルドラドには、まだ7才のヘーゼルを連れて行けません。

そこでメイフィールド男爵は貸しがある農場にヘーゼルを預けることにしたのです。

もちろん借りがあるため農場の主人は男爵の申し出を断れません。

エルドラドで一儲けすると言い残し男爵は行ってしまいました。

マーティン
「片方ずつ微妙に色の違うリボンがついた靴、黒のレインコートの下に古くなったスカートの裾、なぜだか・・・胸が締め付けられる」

マーティン夫人は農場で暮らす以上、ヘーゼルもこの家の子として受け入れることにします。

ヘーゼルはマーティン夫人の子供たちと同じように働かなければなりません。

1カ月が経ちヘーゼルは農場での生活に慣れてきました。

行儀が良くいつも食器を綺麗に片付けるのですが、ヘーゼルはマーティン夫人のことを愛称のマーサとは呼んでくれません。

他人行儀なヘーゼルは他人の家でお世話になった経験が多いようです。

マーティン
「・・・かわいそうだと思っちゃダメ、9才になったら本当に働かせないと・・・」
ヘーゼル
「・・・してもいいですか、マーティン夫人?」

珍しくヘーゼルから声を掛けてきました。

しかし考え事をしていたマーティン夫人は用件を確かめずに返事をしてしまいます。

マーティン
「農場の仕事は子どもたちに手伝ってもらわないと回らないくらい忙しいし・・・あれ?さっきのはヘーゼル?普段は自分から声をかけてこないのに・・・何だっけ・・・?もしや何か問題でも・・・?」

問題が起こったのか心配になったマーティン夫人はすぐに農場へ向かいました。

すると雨に流されてダメになった豆が芽を出しています。

子どもたちに聞いてみると豆を植えたのはヘーゼルでした。

豆は泥まみれになって使い物にならないので捨てようと思っていたので、マーティン夫人は芽が出ている状況を理解できません。

ヘーゼル
「私はただ・・・じっと座って見つめていたら人もそれぞれ違うように・・・この豆たちも一つ一つ違って見えたんです、それで触ってみたら・・・あっちの豆には水が必要でこっちの豆は土で覆ってあげて、この豆には太陽の光をたくさん浴びせればいいって分かったんです!」

それぞれの豆に必要な処置を施しました。

あとは頑張ってと声を掛けながら撫でてあげると、豆は一つずつ元気になっていったそうです。

マーティン
「マノ・デル・ソル!」

マーティン夫人が思わず叫んだのは太陽の手を意味する言葉でした。

太陽の手は枯れ死ぬ寸前の植物を再び咲かせ、動物には多くの子を授け、穀物は金色に輝く産みのように実らせるという特別な能力です。

ここからヘーゼルは色々なことに挑戦したいと言ってくれるようになりました。

農業を手伝うようになってからヘーゼルはマーティン夫人たちに心を開いてくれます。

ヘーゼル
「ただいまー!マーサおばさん!」
マーティン
「いつも悲しげだった子が幸せそうに笑ったとき、見守っていた人もまた・・・幸せになれるのね・・・」

ヘーゼルはここからどのように農業と向き合っていくのでしょうか!?

 

 

自己主張をしないヘーゼルを心配するマーティン夫人に共感することができました。

心配されていたヘーゼルですが太陽の手を持っていたことで、マーティン夫人たちとの距離を縮められましたね。

男爵令嬢が二転三転する運命に翻弄されていく『宮殿の隣のマロニエ農場』

農業を始めたいヘーゼルの夢は簡単に実現することはできません。

四苦八苦しながら夢を叶えようと努力していくヘーゼルの姿から感動を味わってみてください。

後編

ヘーゼルが農場のみんなと馴染んできたある日、メイフィールド男爵が農場にやって来ました。

メイフィールド
「ワシだ!みんな元気にしていたかー?思ったよりも遅くなってしまった・・・孫娘が世話になったな、ところでヘーゼルは?」

農場を離れたくないヘーゼルは身を隠しています。

ヘーゼルの気持ちを知っているので、家族もメイフィールド男爵にヘーゼルの居場所を教えません。

しかしメイフィールド男爵がヘーゼルを見つけてしまいます。

ヘーゼル
「私この農場で暮らしたい・・・!」

メイフィールド男爵の手を振り払いました。

農場の家族も生まれ持った才能があるので、ヘーゼルに農業をやらせてほしいと懇願します。

メイフィールド
「この子はメイフィールド男爵家の唯一の後継者だぞ!何をバカなことを」

自分の立場は理解していますが農場を離れたくありません。

それでもメイフィールド男爵には逆らえないので、家族たちとお別れすることになってしまいました。

ヘーゼル
「カールおじさん、マーサおばさん、エミリー姉さん、ベル姉さん、ノエル兄さん・・・さようなら」

涙を堪えながらみんなにお別れの挨拶をします。

家族たちもお別れを悲しんでくれました。

マーティン
「・・・ヘーゼル、お別れのプレゼントよ・・・いつでも遊びにおいで」

籠一杯の野菜を受け取ると馬車に乗り込みます。

しかしヘーゼルは農業を諦めたわけではありません。

ヘーゼル
「いつか私も・・・あんな農場で暮らすんだから・・・!」

農業への想いは膨らむばかりです。

11年後、ヘーゼルは帝国中部の小都市ロシェルにある銀行で働くようになっていました。

いつもようにローンの審査を行っていると、ロビーのお客が読んでいる新聞が目に留まります。

新聞には農場売却8000ゴールドという広告が掲載されているのですが、ヘーゼルの給料では農場を買うまで55年働かなければなりません。

ガッカリしているうちに昼休みを迎えます。

節約しているヘーゼルはいつも橋の下にある安いパン屋を利用していました。

メイフィールド
「ヘーゼル!しばらくだな!」
ヘーゼル
「おじいちゃん・・・?今回は一体どこに行ってたの?それにまだ4月なのに何その格好・・・」
メイフィールド
「今からママヌカに旅立つんだ、ついに儲かったぞ!今回は本当だ!」

1年半ぶりに会ったメイフィールド男爵は季節に合わない夏服を着ています。

いつものようにメイフィールド男爵が儲け話をするので、ヘーゼルは呆れてしまいました。

ヘーゼル
「話は後にしましょう、今日は残業がない日でよかったわ、はい、これでコーヒーでも飲んで待ってて!後で迎えに行くから!ミートローフとブルーベリーパイを作ってあげる!」
メイフィールド
「おおヘーゼル、お前の作った田舎風ミートローフとブルーベリーたっぷりのパイを断れる人間はこの世にいないだろう、だが今はそれどころじゃないんだ!」

メイフィールド男爵が土地の売買契約書を渡してきます。

この土地はヘーゼルの名義になっていて、メイフィールド男爵はそこで農業を始めていいと言ってくれました。

農業に反対していたメイフィールド男爵ですが、10年以上も孫娘からお願いされたので諦めがついたようです。

また農場がメイフィールド男爵家の不動産になれば高尚な趣味となることもヘーゼルの夢を後押ししていました。

ヘーゼル
「ところで・・・本当に農場があるの?」
メイフィールド
「・・・実は今はまだ何もない、しかしこれからお前が農場を作っていけばいい、きっと気に入るぞ、一日中降り注ぐ太陽の光・・・しっかりとした大地、小さいけれども一人暮らしには十分な一軒家」

ヘーゼル名義の土地には周囲に馬車の駅や商店街、カフェやレストランが揃っているので最高の立地といえます。

農場の予定地は首都のど真ん中にある好立地なのですが、土地を奪われてしまうかもしれない危機を迎えていました。

ヘーゼル
「どういうこと!?誰かが土地を奪おうとしてるの・・・?」
メイフィールド
「その昔・・・ワシは首都で菜園付きの小さな一軒家を運よく安値で落札した、だがよりによってとある権力者の家主が屋敷を建て直すためにその周りの土地を買い集めているそうだ」

残っているのはヘーゼルの土地だけになっています。

この土地も5月2日までに主であることを証明しないと更地にして建て替えられてしまう状況になっていました。

ヘーゼル
「ウソでしょ・・・!?いくら権力者でもそんなのありえない!」
メイフィールド
「しかしまだ希望はある、そこがワシらの土地であることを証明する書類はすべて揃えてきた!急げばまだ間に合うはずだ、今すぐ出発しなさい!ワシらの土地を・・・お前の農場を守るんだ!」

土地の売買契約書にはしっかりとヘーゼルの名前が記入されています。

銀行でローン審査を担当していたことがあるので、ヘーゼルはこの契約書が本物であることを確信しました。

ヘーゼル
「心配しないで!この契約書に私の名前が書かれている限り誰もこの土地を奪うことはできないんだから!」
メイフィールド
「そうだ!そうこなくては」

メイフィールド男爵と別れ銀行に戻ったヘーゼルはすぐに辞表を提出します。

そしてすぐに首都へ向かう準備を始めます。

ヘーゼル
「ついに・・・手に入れたんだ、私の農場を・・・!だけど・・・ある人物が私を待ち構えているなんてこの時は想像すらしていなかった・・・」

まだまだヘーゼルが夢を叶えるまで高いハードルが待ち受けているのかもしれません。

 

『宮殿の隣のマロニエ農場』を読んだ感想

11年が経過しても夢を諦めなかったヘーゼルの姿に勇気づけられました。

ただしせっかく農場を手に入れられたのに、ヘーゼルにはまだまだ乗り越えられないといけない障害がありそうですね。

農業を愛する男爵令嬢の努力する姿が印象的な『宮殿の隣のマロニエ農場』

異世界ファンタジーになっていますが、現代社会にも通ずる要素がたくさん含まれています。

明るい雰囲気のSFファンタジー漫画を是非この機会にお楽しみください。

 

電子書籍を無料で読んでみませんか?

電子書籍は試し読み以外では無料での購読は不可能です。

ですがどうしても試し読みでは満足できないあなたにとっておきの方法があるんです!

それが動画観るならU-NEXTでおなじみのこの動画配信サービスなんですよ↓↓↓

 

 

映画、ドラマ、アニメなどの動画が最新作から名作まで充実のラインナップで見られるU-NEXT

実は電子書籍も見られることをご存知でしたか?

U-NEXTでは電子書籍を34万冊以上配信しているんです。

さらにポイントを使って購入することも可能ですよ!

そのジャンルは幅広く漫画はもちろんのこと、小説やビジネス書、週刊誌からファッション誌、スポーツ誌までも網羅しているんです!

使えるポイントもよく電子書籍サービスであるような、「一部の作品だけ」「1巻だけポイント利用可」ではなくU-NEXTなら全巻で使用可能となっています!

登録時にもらえる600ポイントを使用して無料トライアル期間中でも新作コミックが読めるU-NEXT

最新巻でもポイントを使用して読めるので、こんなにお得なことはありません!

最新漫画は動画も配信しているタイトルも多いので、「原作漫画とアニメや映画」のようにセットで楽しんでみませんか?

さらに大人向けコミック、BLやTLコミック、写真集なども充実!

雑誌も読み放題で成人向けの作品も超充実のU-NEXT

しかも新規登録から31日間は無料なんです!

もしも31日以内に登録を解除しても料金がかかることのない無料トライアルをこの機会に是非利用してみませんか?

ただし最新刊を読む場合は料金がかかるのですが、今なら特典で600円分のポイントがもらえるんですよ!

動画はもちろん電子書籍など、全ジャンル充実の配信数は120,000本以上!

さらにどのキャリアでも関係なく利用可能なU-NEXTを是非お試しください!

無料トライアルはこちらから↓↓↓