ぱらのま(漫画)のネタバレ!楽園を巡る魅力をお伝えします!

今回は「kashmir」先生の『ぱらのま』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『ぱらのま』はこんな漫画

この物語の主人公は鉄道で旅をするのが大好きな謎のお姉さんです。

そんな旅鉄のお姉さんは気の向くままに鉄道を乗り継ぎ、行く先々の観光名所を満喫していきます。

鉄道ファンにはたまらない『ぱらのま』というこの漫画。

今回はその魅力をネタバレを含みながらご紹介していきます。

『ぱらのま』を読んで小旅行に出かけるのも良いかもしれませんよ!

 

『ぱらのま』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

日本全国から絶品料理と美味しい駅弁が集まる百貨店。

このイベントにお姉さんが顔を出していました。

お姉さん
「あの・・・これひとつ、ええと後は・・・輸送か、ゆそうゆそう」

パンフレットを片手に次々とお目当ての駅弁を手に入れているようでした。

彼女が呟いている「輸送」というのは、駅弁の販売方法のことを表します。

現場で作って店舗に送られてくるのが「輸送」で、店舗で調理するタイプを「実演」という風に分けて販売をしている駅弁。

「実演」は各テナントの人気により混雑の仕方はまちまちなのですが、「輸送」は各商品をレジでまとめて購入するためかなり混雑します。

そのため数種類の商品を購入しようとするお姉さんは、レジで少し待たされてしまいました。

お姉さん
「・・・だいたい目当てのは買えたかな」

うに飯に飛騨牛のお弁当、鮫寿司などを購入し満足気のお姉さん。

買物に夢中になっていたため、お腹が空いたことにようやく気が付きました。

お姉さん
「みんなその場で食べてる・・・それってどうなんだろう、賞味期限早いから効率的なんだろうけど・・・駅弁なんだからやっぱり車窓見ながら食べたいなあ」

少し考え込むお姉さんだったのですが、どれでもいいから特急に乗ることを決めました。

お姉さんが今いる新宿からは小田急や西武線など多くの特急が出発します。

小田原ロマンスカーは本数も多く距離的にも丁度いいのですが、今のお姉さんの気分には合いません。

西武線で小江戸に向かう案もあるのですが、近すぎるため却下します。

東武直通スペーシアは次の便が来るまで数時間かかるので、最終的に大月へ向かうかいじという特急に乗ることにしました。

お姉さん
「大月からは着いてから考えよう、高尾から先は普通列車も115系とかだからお弁当食べれるし」

特急かいじに乗り込むと車内は空席ばかりです。

車内は仕事帰りのサラリーマンや遊び帰りの親子など、客層はどれもバラバラでした。

そんな中、お姉さんは一人で駅弁を食べ始めます。

特急はお姉さんの家の近所を通過していくのですが、車窓からの景色はいつもの見慣れた風景とは微妙に違って見えていました。

続いて進行方向左側に富士山が見えてきます。

お姉さん
「富士山・・・子供の時近くの牧場行ったくらいかな、そうだ、このままできるだけ富士山の近くまで行ってみよう」

行き当たりばったりの旅にようやく目的が決まりました。

この先、お姉さんの旅はどんなものになるのでしょうか!?

 

 

マイペースなお姉さんが魅力的な『ぱらのま』

鉄道ファンには見所が満載だと思います。

ですが鉄道に興味が無い人でも、ゆったりとしたこの物語は充分に読み応えのある漫画になっていますよ。

一緒に旅をしているような気分にもなれますし、なによりお姉さんのキャラがコミカルなのでクスッと笑えるんです。

そんなところにも注目しながら続きをご覧ください。

後編

富士山に向かうという目的ができたため、富士急に乗り換えたお姉さん。

ただしどこの駅まで行くのかはまだ決めていないので、とりあえずフリー切符を購入することにします。

そして富士急行に乗り込むと乗客のほとんどが外国人だったため、お姉さんは本当に旅をしている気分になってきました。

まず河口湖駅で降りることにしたお姉さんは、雄大な景色に見惚れてしまいます。

お姉さん
「近くにきてはじめてわかる、圧倒的なのは高さよりもこの裾野のだだっ広さ、そりゃサファリパークとか作りたくなるよね」

そのまま湖畔まで歩いてみることにします。

お姉さん
「そして湖畔で食べるおべんとう・・・列車内もいいけど外もまた格別の・・・寒い!さむいさむい、むりむり」

凍死しそうになってしまうお姉さんだったのでした。

駅弁を食べ終わると体を温めるため、日帰り入浴のできる温泉に向かいます。

体もポカポカになり河口湖駅周辺を満喫したお姉さん。

駅でゆっくり次の行き先を決めようとしていると、折り返しの下り電車がやってきました。

お姉さん
「下り?ここ終点じゃなかったっけ、青樹ヶ原・・・行き?こんな路線あったかな」

旅鉄のお姉さんですら知らなかったこの路線。

スマホで地図を調べてみると、確かに現在地から西に向かうと青樹ヶ原となっています。

しかし車内は暗くてお客が乗っているか確認できません。

少し不気味にも思えるのですが、お姉さんには関係ありませんでした。

お姉さん
「ちょっと乗ってみたい、日は落ちたけどまだ時間あるし、樹海ったって駅から出なきゃ別にどうってことは・・・」

見知らぬ路線に乗り込んでいくお姉さん。

果たして彼女の向かう先には何が待ち受けているのでしょうか!?

ネタバレはここまでになりますので、お姉さんに何が起こるのかは漫画を読んで確かめてくださいね。

 

『ぱらのま』はこんな人にオススメ

当然ですが鉄道ファンには絶対におススメの漫画になっています。

乗り鉄や撮り鉄などのさまざまな鉄道ファンを満足させる作品だと思いますよ。

ただ鉄道に興味が無い私も楽しめたので、漫画ファンなら読んで損をすることはない気がします。

純粋にお姉さんの旅に同行しているような感覚が味わえるので、多くの人に読んでもらいたいですね。

少しだけ独特なお姉さんと綺麗な風景に魅了されてみてください。

 

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