傷モノの花嫁のネタバレ(漫画)!第2話の見所と面白さは?

今回は「原作 友麻碧 漫画 藤丸豆ノ介」先生の『傷モノの花嫁』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『傷モノの花嫁』はこんな漫画(あらすじ)

高い霊力を持っている菜々緒(ななお)は白蓮寺家に嫁ぐはずでしたが、あやかしに攫われてしまい傷モノにされたことで許嫁の立場を失いました。

またあやかしに妖印を刻まれたことで穢れた身体と決めつけられ、一族から激しい虐待を受けてしまいます。

生きることに絶望した菜々緒は死を選ぶことにしましたが、嫁探しに来ていた紅椿夜行(べにつばきやこう)が目を掛けてくれます。

夜行のおかげで冤罪を晴らせた菜々緒は白蓮寺家を出て紅椿家に嫁ぐことを決めました。

陰陽五家の中で序列一位の紅椿家での生活は菜々緒の運命にどのような影響を与えるのでしょうか!?

冷遇されてきたヒロインの波乱万丈な運命を描いていく『傷モノの花嫁』

今回はノスタルジックなファンタジー漫画の第2話の面白さについてネタバレを含みながらご紹介していきます。

傷モノの花嫁が幸せになっていくストーリーを見守ってください。

 

『傷モノの花嫁』の魅力紹介(ネタバレ含む)

第2話前編

紅椿夜行は高い霊力を持っている菜々緒を妻にすると決めました。

夜行
「いいだろう菜々緒、今日からお前は我が妻だ」

求婚された菜々緒は妖蟲に傷つけられたため意識を失ってしまいます。

倒れかけた菜々緒を夜行が抱きかかえました。

麗人
「お待ちください夜行殿!菜々緒をどうされるおつもりですか」
夜行
「治療する」
麗人
「そ、それは・・・それならばうちの者に治療させますから」
夜行
「ご無理をなさらなくて結構、清廉な白蓮寺家の方々は傷モノの血に触れられぬのだろう?そもそも先ほどまで菜々緒に手を上げていた奴らを信用できると思うか?お前たちのせいで菜々緒は傷だらけだ」

清廉潔白を謳いながら傷モノを虐待したことを厳しく非難します。

若様の白蓮寺麗人は聖人君子と名高いのですが、菜々緒を傷付けたので夜行は呆れていました。

その上で結納金は望む額を用意すると伝えます。

麗人
「で・・・ですがその娘は猩猩に辱められた・・・傷モノですよ?」
夜行
「逆に聞きたい、妖印が刻まれているというだけでお前たちはこんなにも特別な娘を虐げ続けたのか?では後ほど」

別室に菜々緒を連れて行き傷の手当てをすることにしました。

しかし菜々緒に拒否されます。

菜々緒
「いけません・・・っ、私に・・・私の血に触れてはいけませ・・・ん、ありがとうございます、助けてくださったこのご恩は一生忘れません、ですがこれ以上・・・夜行様に甘えるわけには・・・」
夜行
「俺がただの情けでお前を娶ると言ったとでも?」
菜々緒
「いえその・・・」

猿面を付けていないので菜々緒は土下座をして顔を隠しました。

ですが夜行は妖印のことなど気にしていません。

夜行
「震えてばかりだな・・・まああんな仕打ちを受け続けてきたなら当然か、古傷もずいぶん見受けられる、長い間虐げられて来たのだろう、そんな妖印程度で」
菜々緒
「え・・・」

顔を上げると額の妖印から血が流れます。

すると夜行が菜々緒の額に口をつけ血を吸ってしまいました。

夜行
「やはりお前の霊力はすごいな、悔しいが霊力だけなら俺以上だ、朝餉の美味さもだが霊力が満たされるあの感じも頷ける」
菜々緒
「血から・・・わかるのですか?そ、それより早く吐き出してください・・・っ、私の血は穢れております、お身体に変わりはありませんか・・・!?気分が悪くなったりは・・・」
夜行
「妖印を刻まれた程度で血が穢れるわけがなかろう、それとも何か?我が妻は夫を試しておいでか?まあ話は後だ、とりあえず治療させろ」
菜々緒
「我が妻・・・って」

本当に自分を娶るつもりなのか菜々緒には分かりません。

それだけでなく菜々緒には猩猩に攫われた時の記憶がほとんどなく、妖印を刻まれたこと以外に何をされたかも分かっていないのです。

夜行がそのことを分かっているのか不安になってきました。

夜行
「たとえお前があやかしに何をされていようと、お前は人でありその身に宿した膨大な陰の霊力は変わらない、そもそも白蓮寺家が無駄に潔癖すぎるのだ、しかも清廉を装いながらあの仕打ち・・・胸糞悪い・・・両親はいないのか」
菜々緒
「両親は・・・両親にとって私は死人となんら変わらない存在です、父だけは・・・時々必要な物を持って様子を見に来てくれましたが」

父親だけは小屋に追いやったことを謝罪してくれましたが、菜々緒を庇えば家庭が爪弾きにされてしまいます。

他の子供を守るため父親は菜々緒を追い出してしまいました。

夜行
「では思い残すことはないな、安心しろ、紅椿にお前を虐げる者はいない、これからは俺が守ってやる」

傷モノにされてから菜々緒はこんなに優しい言葉を掛けてもらったことがありません。

しかし菜々緒には夜行に甘えてはいけない事情があったのです。

 

 

夜行のおかげで菜々緒が穢れた存在ではないことが証明されましたね。

清廉潔白と呼ばれる白蓮寺家を否定した夜行も素敵でした。

虐げられたヒロインの幸せを願いたくなる『傷モノの花嫁』

まだ菜々緒は夜行の考えを理解しているわけではありません。

それでも白蓮寺家を出たいと願う菜々緒の苦しみに共感してみてください。

第2話後編

菜々緒は優しい言葉を掛けてもらっただけで充分だと考えていました。

菜々緒
「おそれながら夜行様、事実はどうであれ五家は体裁を重んじます、序列第一位である紅椿家の当主ともあろうお方が傷モノを娶るなど・・・信用に関わります、どうか」
夜行
「お前の意見は聞いていない、俺は欲しいものは絶対手に入れる、後鬼、菜々緒が逃げないよう見ていろ」
菜々緒
「ひっ・・・鬼・・・っ!?」
後鬼
「こちらへどうぞ、菜々緒様」

菜々緒の世話を後鬼に任せます。

一方その頃、白蓮寺家では菜々緒を紅椿家へ嫁がせることについて会議が行われていました。

ほとんどの者が傷モノを紅椿家に高値で売ることに賛成しています。

物好きな紅椿家の当主に菜々緒を厄介払いできると喜ぶ者もいました。

ですが菜々緒を虐げてきた麗人は嫁入りに反対しています。

麗人
「傷モノとはいえ菜々緒は霊力の高い娘、厄介払いとはいえ紅椿にやればかの家の力を底上げするだけです、菜々緒はこのまま白蓮寺家に留めるべきです、例えば私の側室として・・・」

側室として留めることを提案しますが母親に却下されました。

理由は万が一子供ができた場合、白蓮寺家の血に猩猩の穢れが混じってしまうためです。

これを恐れた麗人の父親は菜々緒に猿面を付けさせました。

菜々緒が年頃になれば艶めく娘だと分かっていたからです。

麗人は猿面を外した菜々緒の美しい顔にほだされてしまっていました。

菜々緒をこれ以上白蓮寺家に置いておけば、麗人はますますほだされてしまうかもしれません。

これが最大の要因となり菜々緒の嫁入りが決定します。

後鬼
「湯加減はいかがですか、菜々緒様」
菜々緒
「は、はい、大丈夫・・・です」

嫁ぐことが決まった菜々緒は薬湯につからせてもらっていました。

傷に少し沁みますが心地良さを感じられます。

後鬼
「菜々緒様、そのように恐れないでください・・・というのは難しいのでしょうね、清廉と名高い白蓮寺家のご令嬢にとって式神とはいえ我々あやかしは穢れでしょうから」
菜々緒
「そ、そんなことは・・・っ」

式神の後鬼を穢れだと思っているわけではありません。

ただどのように接して良いのか分からないのです。

後鬼
「夜行様のことも・・・恐ろしいですか?」
菜々緒
「え、あ・・・はい」
後鬼
「ですよねぇ、夜行様ご自身も鬼のような赤い目にあの威圧感、うら若きおなごが恐れるのも当然でございます、ですが五家にとって陰の霊力を持つ花嫁は必要不可欠!」

陽の霊力を持つ男と陰の霊力を持つ女という比翼連理の夫婦が陰陽五家に繁栄をもたらせてきました。

もちろん跡取りも作らなければなりません。

夜行は見ての通り乙女心が分からない朴念仁です。

しかし夜行にとって有用であれば人もあやかしも関係ありません。

後鬼は夜行が本当に菜々緒を必要としていることを教えてくれました。

夜行
「ほお、美しいではないか、ボロを纏った姿もそれはそれで唆るものがあったがやはり娘はこうでなければ」
菜々緒
「お、お面、猿のお面、あっない・・・」

薬湯から上がって着飾った菜々緒に夜行が無粋な褒め言葉を掛けます。

恥ずかしくなった菜々緒は顔を隠したいのですがお面は見当たりません。

夜行
「縁談はまとまったのだ、何を恥ずかしがることがあろう、傷だって化粧ですっかり隠れているぞ」
菜々緒
「で、ですがあのお面には妖印の妖気を漏らさぬよう術が施されていて・・・」
夜行
「まあ確かににおうな、魔性のにおいだ、だがこれは駄目だ」
菜々緒
「あっ、猿のお面・・・っ」

猿面は夜行が持っていました。

夜行は猿面がどのような意味を持っているのか分かっています。

夜行
「いいか、この猿面はお前が傷モノであることを知らしめる目印のようなもの、お前の自尊心をとことん奪い人以下の存在だと自他ともに思い込ませるための呪いだ・・・あとはまあ白蓮寺の若い衆がお前に情を抱かぬようにするためだな」

麗人がこの縁談に反対したことは夜行の耳にも入っていました。

菜々緒の素顔を見た途端に惜しくなった麗人のことを夜行は許すことができません。

怒りを鎮めた夜行は仕上げに椿の紅を菜々緒の唇に塗ってあげました。

椿の紅は紅椿家の嫁入り道具みたいなもので、妖印のにおいを紛らわすことができます。

魔除けにもなるので椿の紅は菜々緒に持たせることにしました。

菜々緒
「本当ならもっと前にこんな姿で若様の隣に立つはずだった、だけど私は今日白蓮寺家を後にする」

白蓮寺家の一族が見つめる中、夜行が菜々緒を連れて行きます。

一族はまだ菜々緒が紅椿家の嫁に選ばれたことが信じられていません。

まだ菜々緒のことを傷モノと馬鹿にする者もいます。

夜行
「菜々緒、虐げてきた者どもの言葉になど耳を貸すな、前だけを見ろ、この場所に心を残すな」

一族の中には両親もいますが一言も声を掛けてはくれません。

その近くでは鬼のような形相で暁美が菜々緒を睨んでいます。

殺気を感じた菜々緒は恐ろしくなってきました。

菜々緒
「どうしてこんな場所に居続けられたのだろう、夜行様の本当のお考えはわからない、今以上にひどい扱いを受けるかもしれない、だけどもうここにはいられない・・・早く、早くここから連れ出して」
夜行
「いいだろう、さて戻ろうか、皇都の我が家へ」

ようやく菜々緒は地獄の日々から解放されることになったのです。

『傷モノの花嫁』に関する他の記事はこちらです↓↓↓

傷モノの花嫁のネタバレ(漫画)!傷モノにされた菜々緒の運命は?

2025.02.06

 

『傷モノの花嫁』はこんな人にオススメ

ロマンティックなファンタジー漫画を読みたい人にオススメしたい作品です。

あやかしが存在する世界を舞台にした物語の面白さが味わえますよ。

一族から虐げられたヒロインが新たな居場所で幸せを手に入れていく『傷モノの花嫁』

人間の強さや弱さをリアルに表現しています。

登場人物それぞれに感情移入してみると物語の面白さがより一層感じられますよ。

 

電子書籍を無料で読んでみませんか?

電子書籍は試し読み以外では無料での購読は不可能です。

ですがどうしても試し読みでは満足できないあなたにとっておきの方法があるんです!

それが動画観るならU-NEXTでおなじみのこの動画配信サービスなんですよ↓↓↓

 

 

映画、ドラマ、アニメなどの動画が最新作から名作まで充実のラインナップで見られるU-NEXT

実は電子書籍も見られることをご存知でしたか?

U-NEXTでは電子書籍を34万冊以上配信しているんです。

さらにポイントを使って購入することも可能ですよ!

そのジャンルは幅広く漫画はもちろんのこと、小説やビジネス書、週刊誌からファッション誌、スポーツ誌までも網羅しているんです!

使えるポイントもよく電子書籍サービスであるような、「一部の作品だけ」「1巻だけポイント利用可」ではなくU-NEXTなら全巻で使用可能となっています!

登録時にもらえる600ポイントを使用して無料トライアル期間中でも新作コミックが読めるU-NEXT

最新巻でもポイントを使用して読めるので、こんなにお得なことはありません!

最新漫画は動画も配信しているタイトルも多いので、「原作漫画とアニメや映画」のようにセットで楽しんでみませんか?

さらに大人向けコミック、BLやTLコミック、写真集なども充実!

雑誌も読み放題で成人向けの作品も超充実のU-NEXT

しかも新規登録から31日間は無料なんです!

もしも31日以内に登録を解除しても料金がかかることのない無料トライアルをこの機会に是非利用してみませんか?

ただし最新刊を読む場合は料金がかかるのですが、今なら特典で600円分のポイントがもらえるんですよ!

動画はもちろん電子書籍など、全ジャンル充実の配信数は120,000本以上!

さらにどのキャリアでも関係なく利用可能なU-NEXTを是非お試しください!

無料トライアルはこちらから↓↓↓