座敷娘と料理人のネタバレ(漫画)!感想と無料試し読み情報も!

今回は「佐保里」先生の『座敷娘と料理人』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

座敷娘と料理人』はこんな漫画(あらすじ)

ファミレスのキッチンを担当している菅波多緒(すがなみたお)は貯金することしか興味がありません。

そんな多緒にバイト先の先輩が高収入のアルバイトを紹介してきます。

バイトの内容は田舎の古民家で奥座敷に祀られている神様にお供え物を作るという簡単なものでした。

胡散臭さを感じながらバイトの面接で合格した多緒は古民家へ向かうことにします。

すると古民家には座敷娘という不思議な少女が多緒を待ち受けていました。

料理を通じて神様と青年が心を通わせていく様子を描いた『座敷娘と料理人』

今回はファンタジー漫画とヒューマンドラマが融合した漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

ノスタルジックな風景の中で巻き起こるほのぼのとした人情話をゆっくりとお楽しみください。

 

座敷娘と料理人』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

菅波多緒が田舎の古民家でカレーライスを作っています。

菅波多緒
「どうぞ召し上がれ」
座敷娘
「これがかれーか!いただきます」

着物姿の少女はカレーライスを食べると辛さで咳き込んでしまいました。

どうやらこの少女はカレーライスを初めて食べるようです。

菅波多緒
「辛口は無理っすか、俺の何倍も生きてても味覚はお子様なんですね」
座敷娘
「身体は子供仕様なのだから仕方なかろう!?」

不思議な会話をしている2人が出会ったきっかけは1ヶ月前のことでした。

ファミレスのキッチンでアルバイトをしていた多緒に先輩が短期間で100万円稼げるバイトを紹介してきます。

仕事内容は田舎にある古民家の掃除とお供え物を作るというものでした。

古民家の奥座敷には神様が祀られていて、料理を作って奥座敷にお供えするというのです。

菅波多緒
「それ、出るとか祟り系のやばいやつじゃないですか?」

バイトを怪しむ多緒なのですが先輩は自分が経験したバイトなので安心だと言ってきました。

また口癖のようにお金が欲しいと言っている多緒に最適なバイトだということで紹介してくれたのです。

お金が大好きな多緒は貯金以外に関心がありません。

菅波多緒
「銀行残高の数字が増えるのが楽しい!戦闘能力上がったようなあのワクワク感がたまらない!」

未来で起こるかもしれない不確定要素から身を守るため多緒は貯金に情熱を燃やしているのです。

結局、短期間で高収入を得られるという条件に惹かれた多緒はバイトの面接を受けてみることにしました。

面接会場は商社の自社ビルで面接官は社長の草薙という人物です。

草薙は車椅子に乗っていて女性秘書に押されながら現れました。

面接は滞りなく進んでいき、最後に草薙が報酬の使い道について質問してきます。

菅波多緒
「貯金して・・・考えようかなと・・・あと帰省してじいちゃんのお墓参りとか・・・」

質問に無難な答えを出した多緒は面接をクリアすることができました。

後日、秘書から仕事の詳細について連絡が来ます。

内容はネット環境がない田舎の古民家で1週間、掃除とお供え物を作るというものでした。

指示通り多緒が目的地へ向かうと想像以上の田舎だったため驚いてしまいます。

菅波多緒
「ここか・・・えっと預かった鍵は・・・さすが旧家、けっこうデカい家だな」

広い屋敷の中を歩き回っていると何者かの気配を感じました。

しかしオカルト系が苦手な多緒は見て見ぬふりをします。

そのまま台所へ向かい指示が書かれたメモを取り出しました。

菅波多緒
「食材は事前に送付済みの段ボールの中・・・ってこれか?お供えの献立は・・・ごはん、漬物、汁物、水・・・毎日毎食々・・・?地味だな・・・」

多緒は食費を浮かせるためお供え物の食材で2人分の料理を作ろうと思っています。

しかしあまりにも地味なため自分用に別のおかずを作ることにしました。

座敷娘
「妾にも!」

今度は気配だけでなく声が聞こえてきます。

菅波多緒
「やべえ・・・聞こえちゃったよ、いるってわかるわ、これ・・・」

それでも見えてない、聞こえていないと自分に言い聞かせながら料理に取り掛かることにしました。

ですが料理中にジャガイモが転がってきたり、盛ったはずの漬物が無くなるといった不思議な現象が起こります。

続いて何者かが多緒に膝カックンを仕掛けてきました。

菅波多緒
「あっ・・・ぶねーだろうが!!」

転んだ多緒は思わず声を出してしまいます。

座敷娘
「やっと口きいてくれた!」

目の前に現れたのは着物姿の少女でした。

これが座敷娘と多緒が出会った瞬間だったのです。

いったいこの出会いからどのようにして冒頭のシーンへ繋がっていくのでしょうか!?

 

 

神様が少女の姿をしているところがこの漫画の可愛らしさを演出していますね。

また見てはいけないものから必死に現実逃避しようとする主人公の姿に共感することができました。

青年と神様の不思議な同居生活を描いた『座敷娘と料理人』

ここから2人がゆっくりと心を通わせていきます。

ほのぼのとした雰囲気の中で距離を縮める2人の様子を引き続きご覧ください。

後編

膝カックンされたことで思わず声を上げた多緒は目の前に現れた少女の姿に戸惑っています。

菅波多緒
「てか何だよこれ、まさかこの子供が神様とか?幽霊とか妖怪の間違いだよな」

現実を受け入れられない多緒は少女の存在を無視することにしました。

座敷娘
「なあなあ怒ったのか?痛かったか?すまなかった、謝る、妾に気が付く人間は久しぶりだから嬉しくてな、ついつい悪ふざけがすぎた」

どんなに声をかけられても多緒は反応しません。

料理を作り終えると無視を続けたまま台所で寝ることにしました。

菅波多緒
「寝袋持ってきておいて良かった・・・おやすみなさい」

この日の出来事が夢であってほしいと思いながら眠りにつきます。

翌朝、目覚めると座敷娘が座っていました。

座敷娘
「おはよう、昨晩の食事美味であったぞ」

夢ではなかったことに残念がる多緒は朝食を作ることにします。

その様子を座敷娘は距離を取りながら見つめていました。

居てもたっても居られなくなった多緒は仕方なく声をかけます。

菅波多緒
「調理中の膝カックンは危険なので止めて下さい」
座敷娘
「しない!約束する!」

こうして多緒は座敷娘の存在を認めることにしました。

座敷娘は多緒の作った玉子焼きを美味しそうに食べてくれます。

菅波多緒
「あの献立表通りじゃなくていいのなら適当に色々作りますけど?」
座敷娘
「本当か!今までは決められたとおりの仕事をする者しかおらなんだ・・・お主のような気の利く者は50年ぶりくらいじゃ」

用意された食材だけでは足りないため多緒は買い出しへ行くことにしました。

座敷娘によると食料品店は自転車で30分かかる隣町にあるそうです。

菅波多緒
「・・・自転車で30分・・・ね・・・じゃあ買い出し行ってきます」
座敷娘
「これこれ、その前にやることがあるぞよ、掃除じゃ、半年分のホコリを払ってから行け」

買い出しの前に掃除をすることになったのですが、屋敷が広すぎるためなかなか終わりません。

結局、掃除は昼までかかってしまいました。

多緒は昼食の準備を済ませてから買い出しへ行くことにします。

菅波多緒
「すげえ昭和な店だな・・・カレーか・・・神様カレーとか食べるのかな」
座敷娘
「それは何に使うんじゃ?」

気付いていなかったのですが座敷娘は自転車の後ろに乗っていました。

こうして買い物を終えた多緒は冒頭のシーンであったようにカレーライスを作ることにしたのです。

菅波多緒
「はい、今度は甘口カレーですよ」
座敷娘
「本当に辛くないのか?匂いも見た目も全く変わらんようだが・・・?」

多緒は辛口だったカレーにバナナと蜂蜜を入れて味をまろやかにしました。

カレーライスの美味しさに座敷娘は大満足します。

その後、2人が仲良くなってからあっという間に5日が経ちました。

いつものように多緒がおやつを用意していると座敷娘の姿が見当たりません。

周りを探してみると座敷娘は屋根の上にいました。

菅波多緒
「今日はおやついらないんスかー?」
座敷娘
「おお、もうそんな時間か、今日はおやつは後にしてタオも上がってこい、夕焼けがきれいだぞ」
菅波多緒
「ったく・・・おやつより夕焼けですか?」

仕方なく屋根に上がると座敷娘が寂しそうな表情を浮かべています。

座敷娘
「明日帰るのだろう?荷造りはもうできたのか?」
菅波多緒
「大して持ってきてないんで・・・」
座敷娘
「そうか、昔はこのあたりも民家がたくさんあったのだが皆出て行ってしまった、残った者も歳をとって死んで行く、空き家はみな取り壊されて更地ばかりじゃ、この家もいつかはそうなるのかと思うと寂しくなる」

座敷娘は夕焼けを眺めながら古民家で暮らしていた少年について語り始めました。

少年の名前はケータローといい、家を出た後も時間を見つけては座敷娘に会いに来ていたそうです。

座敷神は自分の世話をしてくれる者を繁栄させる力があり、ケータローはその恩恵を受けて事業を成功させました。

実は多緒がアルバイトの面接で会った車椅子の社長こそがケータローなのです。

菅波多緒
「面接の時に会ったかも、車椅子の社長さん・・・」
座敷娘
「車椅子?そうか、身体を悪くしておったか・・・金が欲しくて妾の世話を引き受けたのなら何か成し遂げたいことがあるのだろう?願いがあるなら言ってみよ、叶えてやるぞ」

貯金にしか関心がない多緒は座敷娘に叶えてもらうような願いがありません。

菅波多緒
「・・・今はないです」
座敷娘
「思いついたら伝えに来い」

こうして短期間のアルバイト生活が終了しました。

いつもの日常に戻った多緒はやりたいことがいつになったら見つかるのか不安になっていきます。

このまま何もしなければ現状を変えることができないと思った多緒は古民家へ戻ることにしました。

菅波多緒
「ここにしばらく住むことになりました、ケータローさんに頼み込んでもらった100万を敷金にしてしばらくここに住みたいって頼んだら許可されました」

ケータローは好意でインターネット用のアンテナも用意してくれるそうです。

座敷娘
「お主が戻って来てくれて妾は嬉しい、またかれーを作っておくれ」

未来のビジョンが何も無かった多緒は古民家の生活で将来の夢を見つけることにしました。

いったい彼は可愛い姿をした神様にどんな願い事をお願いするのでしょうか!?

 

座敷娘と料理人を読んだ感想

貯金にしか興味がなかった主人公が座敷娘との生活で将来の夢という大切なものに気付けた姿に感動しました。

何もやらなければ前へは進めないというメッセージもしっかりと伝わりますね。

田舎の古民家で人生を見つめ直す青年と、それを見守る可愛い神様の日常を綴った『座敷娘と料理人』

ほのぼのとした日常の中で幸せな時間を共有する2人の姿が羨ましくなる物語になっています。

落ちついた気分と温かな気持ちを味わいたい人はこの漫画を読んでみてください。

 

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