よりみちエール(漫画)のネタバレ!ビア活の楽しさとは?

今回は「敦森蘭」先生の『よりみちエール』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『よりみちエール』はこんな漫画(あらすじ)

映画監督をしているアラフィフの高田頼道(よりみち)には愛する妻にも言えない秘密があります。

それは親子ほど年の離れた若手イケメン俳優の藤田アランと仕事終わりにビールを飲みながら語り合うことでした。

タイプが異なる2人はビールが好きという共通点から意気投合し、夜な夜なビア活を楽しんでいます。

クラフトビールを味わいながら青春を満喫する男性たちの日常を綴っていく『よりみちエール』

今回はビールをテーマにしたグルメ漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

漫画を読んだ後は作品の中で紹介されているクラフトビールや料理を味わってみてください。

 

『よりみちエール』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

高田頼道が撮影したCMの編集作業をしていると、若手スタッフが画面に映っている藤田アランに脂が乗ってきたと高く評価します。

まだ無名なのですがアランはこれからブレイクするだろうと期待されていました。

高田頼道
「脂乗ってる・・・脂・・・肉か・・・?」

若手スタッフの比喩が高田には理解できません。

さらにスタッフはアランの容姿をクールだと言い、瞳の色も綺麗な琥珀色と褒め称えます。

高田頼道
「クール、琥珀色・・・といえば!」

2つのワードに反応した高田は編集を終わらせると帰ってしまいました。

たまに早く帰る高田のことをスタッフたちは浮気でもしていると疑っています。

しかし愛妻家の高田は浮気などするつもりはありません。

高田頼道
「私には秘密がある、カミさんにも内緒にしていることだ」

妻に今日は食事が必要ないとメールを送信します。

そしてY.Y.G. Brewery & Beer Kitchenというお店に入りました。

店の中では藤田アランがクラフトビールを飲んでいます。

藤田アラン
「頼道さんっ、先に飲んじゃってました」
高田頼道
「おっ、何飲んでた?」
藤田アラン
「代々木アンパーエールです」

このクラフトビールはアルコール度数5.1%のトロピカルで飲みやすいお酒だと人気を集めていました。

実は高田が妻にも秘密にしているのは仕事帰りに藤田アランとビア活を楽しんでいることなのです。

仕事を通じて知り合った2人はビール好きで意気投合しました。

若いのに趣味が渋めなアランのことを高田は勉強熱心な好青年だと評価しています。

高田頼道
「お腹は空いてる?」
藤田アラン
「朝から稽古で何も食べてないんで腹ペコペコです」

劇団で稽古をしてきたというアランを2階へ連れて行くことにしました。

このY.Y.G. Brewery & Beer Kitchenというお店は1階がブルワリー、2階がレストランという構造になっています。

高田頼道
「一人でふらっとこの醸造所の無骨なタンクを眺めて飲むのもいいけど・・・上もまたパノラマ夜景の絶景でいいんだ」

2階に上がると高田の言葉通り美しい夜景が広がっていました。

席に案内されると高田は新宿ペールエールを頼み、店員にお勧めのペアリングを質問します。

すると新宿ペールエールにはローズマリー風味の串焼き牛リブロース、代々木アンパーエールにはもち豚をお勧めされました。

高田は2種類のメニューにサラダを加えて注文します。

ここでアランがペアリングの意味を質問しました。

高田頼道
「ワインだとマリアージュなんて言うけれど言葉の通り結婚、つまりワインと料理の相性のことをそう呼ぶんだ」

ワインとは違ってビールの場合、料理との相性をペアリングと呼ぶのです。

説明が終わるとクラフトビールと料理が運ばれてきました。

高田はローズマリーの香りで食欲をそそられます。

すると乾杯もせずにクラフトビールを飲み始めました。

実はクラフトビールを飲む時、高田は乾杯をしません。

最良の状態でクラフトビールを飲むことが最も美味しいし、それが作り手への敬意だと考えているのです。

この日も乾杯をせずに飲んだことで最高の味わいを感じることができました。

その様子をアランが無言で眺めています。

藤田アラン
「ビールのCMみたいにものすごーく美味しそうにビール飲むんだなぁって見とれてしまいました」
高田頼道
「そっ、そりゃあ美味しいからねぇ・・・」

少し照れた高田は周囲の女性客がこちらを見ていることに気付きました。

自分のことは知っているはずがないのでもしかしたらアランのファンかもしれません。

アランは25歳で高田は52歳なので親子に見られている可能性もあります。

そんなことを考えているうちにアランの顔をジーッと見つめていました。

藤田アラン
「なんですか?なんか顔についてます?」
高田頼道
「いやぁなんでもない」

どうでもいいことは考えるのをやめて、クラフトビールと料理を楽しむことにします。

美味しいクラフトビールをアランと楽しみながら高田はこの時間が最高だと感じていました。

しかし親子ほど年の差がある2人はどうしてビア活を始めるようになったのでしょうか!?

 

 

実在するお店を紹介しているので近隣の住人にとってはグルメガイドのような漫画ですね。

また作品の中にビアジャーナリストの詳しい説明も掲載されているのでとても勉強になりました。

ビールが好きな人は見逃し厳禁の『よりみちエール』

ここから高田とアランの出会いが描かれていきます。

アランが初めて飲んだクラフトビールにもご注目ください。

後編

Y.Y.G. Brewery & Beer Kitchenに向かう前、劇団で稽古を終えたアランは仲間から飲みに誘われました。

しかし高田とビア活の予定があるため断ります。

藤田アラン
「僕には秘密がある、僕は酒が弱くてビールが嫌いだ、いや正しくは嫌いだった」

高田に出会う前までアランはビールが嫌いでした。

そんなアランの好みを変えたのが高田との出会いだったのです。

アランが高田と出会ったのは以前に参加した演劇のワークショップ台本を読んでいた時のことでした。

高田頼道
「君若いのに渋いの読んでるねぇー」
藤田アラン
「え、あー次受けるオーディションの舞台がこれなので復習してるとこなんです」

オーディションのためアランが“ゴドーを待ちながら”という作品の復習をしていた時に声をかけてきたのが高田だったのです。

高田はかけていたサングラスを外してアランを激励してくれました。

高田頼道
「ゴドーは来ないが朝は来る、頑張れよ少年」

立ち去ろうとする高田の顔を見たアランは驚きのあまり台本を落としてしまいます。

そして慌てて高田の後を追いかけました。

藤田アラン
「すみません!ちょっと待ってください!あのっもしかしてっ、たかっ、高田頼道さんですよねっ!?」
高田頼道
「へっ?どこかで会った事ありましたっけ?」

アランは高田と会ったことはありません。

しかし映画監督としての高田に命を救ってもらっていたのです。

8年前、アランは精神を病んでいて自分が大きな穴の縁をぐるぐる歩いているような錯覚に陥っていました。

この穴にいつ落ちてもおかしくないため、自分で落ちるタイミングを決めることにします。

そんな時、たまたま足下にまだ観ていなかった映画のDVDを見つけました。

藤田アラン
「よし、これを観終えた時穴に飛び降りよう、僕はそう決心した、僕が死ぬまで2時間10分、映画を観終えたとき朝がきていた、気がつけば穴は消えてなくなっていて僕は生きていた」

たまたま見つけた映画に命を救われたのです。

そしてこの映画を監督したのが高田頼道でした。

自分の命を救ってくれた高田にアランはファンであることを伝えます。

高田頼道
「え?私のファン?君、私の作品を観たことあるのかい?」
藤田アラン
「はいっ、全部観てます!初期の実験的なものも・・・処女作も全部!」
高田頼道
「ははは、奇特な人もいるもんだ」

アランは高田の映画に出演したいと思い役者を志しました。

ですがその頃すでに高田は映画を撮らなくなっていたのです。

映画の撮影を辞めた理由は分かりません。

藤田アラン
「あの高田監督がどうしてここにいらっしゃるんですか?」
高田頼道
「ああ、このワークショップ主催の劇作家の映像を担当してるんで今日は打ち合わせに来たんだよ」

高田に映画を撮影しなくなった理由を尋ねたくなります。

しかし初対面でこのような質問をすることは失礼に当たるかもしれません。

藤田アラン
「あっこの後っ・・・お時間あったりしませんか!?色々お話伺いたいです!」
高田頼道
「あー・・・まぁ時間あるっちゃあるけど・・・この後一軒行きたいところが・・・」

当時から寄り道が趣味な高田は美味しいクラフトビールが飲める店に行こうとしていました。

そのことを聞いたアランは思わず嘘をついてしまいます。

藤田アラン
「じ、じつは僕もビールが大好きなんです!お供させてください!」

この嘘が全ての始まりでした。

アランはビールが嫌いなことを隠したまま高田についていきます。

高田頼道
「アラン君はビール何が好きなんだい?やっぱセッションIPAとか?」
藤田アラン
「そそそ、そーですね、セッションのIPA的な・・・」

ビールが嫌いなアランにはIPAの意味が分かりません。

このままでは怪しまれるためお店ではなく家で飲むことが多いと誤魔化します。

するとここで注文したリヴィジョンIPAが運ばれてきました。

高田頼道
「IPA好きならこれは飲んどかないと」

アランがビールを苦手にしている理由は苦味です。

何故わざわざ苦いものを飲むのか理解できません。

しかしリヴィジョンIPAを飲むとアランの概念が覆りました。

藤田アラン
「爽やかな香りとやさしい口当たり・・・苦味も全然嫌な苦さじゃない・・・こんなの初めてかも・・・」
高田頼道
「そらよかった、一人じゃお店入れないんなら今度他にも連れてってあげるよ」

こうして2人はビア活をスタートさせることになったのです。

その中でアランは秘密を抱えていました。

藤田アラン
「出逢ってからそう時間はかからなかった、気づいたら合図もなしに落ちていた、これは僕のもう一つの秘密、僕は恋に落ちていたんだ」

アランはクラフトビールと高田に恋をしているのです。

この気持ちを高田に伝える日はやってくるのでしょうか!?

 

『よりみちエール』はこんな人にオススメ

ビールだけでなくお酒が好きな人にオススメのグルメ漫画です。

クラフトビールを取り扱う都内の人気店を紹介しているので飲みに行きたいお店を見つけられるガイドブックの役割も果たしていますよ。

大切な人と美味しいクラフトビールを飲みたくなる『よりみちエール』

豊富な種類が掲載されているクラフトビールの中からお好みの一品を見つけてみましょう。

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