『死神坊ちゃんと黒メイド』のネタバレ!感想も書いてます!

今回は「井上小春」先生の『死神坊ちゃんと黒メイド』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

死神坊ちゃんと黒メイド』はこんな漫画(あらすじ)

貴族の息子として生を受けた坊ちゃんは5歳の時、魔女に呪いをかけられてしまいました。

魔女の呪いは誰からも愛されない人生を送るというもので、坊ちゃんは触れたもの全てを死なせてしまう体質になってしまいます。

呪いによって周囲の人間から拒絶されてしまった坊ちゃんは孤独を受け入れることしかできません。

しかしメイドのアリスが仕掛ける逆セクハラに坊ちゃんは頭を悩ませています。

自分のことを拒絶しないアリスに心を引かれる坊ちゃんなのですが、彼女に触れるという願いは叶いません。

触りたいけど触れない恋の行方とは・・・!?

呪いをかけられた青年とメイドの純愛模様を描いた『死神坊ちゃんと黒メイド』

今回は切ないラブストーリーの魅力について、ネタバレを含みながらご紹介していきます。

Twitterで話題を集めた大人気コミックの世界観を存分に満喫してください。

 

死神坊ちゃんと黒メイド』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

5歳の頃に魔女から呪いをかけられた坊ちゃんは、母親の命令によって別邸で暮らしています。

触れた生物の命を奪ってしまう呪いにかけられたため、坊ちゃんは死神と呼ばれ恐れられていました。

坊ちゃん
「ああ・・・今日も僕は・・・ダメ人間だ・・・こんな大きな屋敷に住んでいてもメイドと執事と三人ではより孤独に思えてしまう」

呪いをかけられていなければもう少し幸せな生活を送れたと感じています。

しかし呪いを解くことはできず家族とは疎遠な日々を送っていました。

坊ちゃん
「絶望と孤独に押し潰されてしまいそうだ、いつのまにか自分を卑下する言葉が口癖になっている」

動物や植物を無意識に殺してしまう坊ちゃんは呪いとは別の悩みを抱えています。

その悩みのタネであるメイドのアリスが坊ちゃんに声をかけてきました。

アリス
「こんなところでなにをされているのですか」

アリスがスカートの中を見せるように頭をまたいできたため、坊ちゃんは悲鳴を上げてしまいます。

坊ちゃん
「アリス!またいきなり君は!!」
アリス
「頭についた枯れ葉を払っただけです」
坊ちゃん
「嘘つけ!いつも逆セクハラをして楽しんでいるだろ!」

朝から晩まで坊ちゃんはアリスから逆セクハラを受けていました。

アリス
「でも坊ちゃんの反応・・・いつもウブでからかいたくなってしまうんですもの」
坊ちゃん
「いや可愛いけど・・・」

可愛いアリスは本邸に勤めていたメイド長の娘で、幼い頃からの顔見知りです。

そんなアリスは2年前に別邸のメイドとして働き始めました。

仕事に慣れたアリスはいつからか逆セクハラを行うようになっていたのです。

アリス
「坊ちゃん、お客様を迎える準備が出来ました」
坊ちゃん
「こんな近づいて言うこと!?あんまり僕を煽るのは止めてくれないか!近づき過ぎるのも禁止!うっかり僕が欲望に負けて触ってしまったらどうするんだ!?」

触れてしまうと亡くなるためアリスに触ることはできません。

それでもアリスはどんどん距離を縮めてくるのです。

アリス
「触ってみたいですか?」
坊ちゃん
「ぼ・・・僕を弄ぶな!」
アリス
「うふふ・・・」

アリスを注意しながら坊ちゃんは早く呪いを解きたいと考えていました。

その後、別邸の中に戻った坊ちゃんとアリスはお客を迎え入れる準備を始めます。

ですが坊ちゃんの表情が優れません。

坊ちゃん
「人に会いたくない・・・お腹痛くなってきた、アリス・・・今日は無理って手紙出して来てよ」
アリス
「諦めてください、坊ちゃん」

お客の旧友が訪ねてくる時間が迫っているため、今さら断ることはできません。

坊ちゃん
「君はフィリップを覚えているかい」
アリス
「もちろんです、貴族のご子息には珍しい快活なお方でしたよね」

フィリップは幼い頃からやんちゃな性格をしていて、坊ちゃんを困らせていました。

坊ちゃん
「成長して彼がどんな悪漢に育っているか楽しみだ、ははは・・・」
アリス
「なんだかんだお会いするのが楽しみなのですね」
坊ちゃん
「皮肉だよ!!」

呪いをかけられた坊ちゃんは周囲の人間から突き放されたのですが、フィリップだけは正面から向き合ってくれた気がしていました。

そのため彼のことが印象に残っているのです。

最近になってフィリップから手紙が送られてきたことで、坊ちゃんは震えるほど喜んでいました。

しかし旧友との再会によって坊ちゃんは自分にかけられた呪いの恐ろしさを再認識することになるのです。

坊ちゃんの呪いが解かれて孤独から解放される日はいつになるのでしょうか!?

 

 

触れたものを殺してしまう呪いにかけられて坊ちゃんの切ない表情が印象的でした。

そんな坊ちゃんに逆セクハラを仕掛けるアリスはセクシーで優しい女性ですね。

触れ合うことができない男女の切ない恋模様をコミカルに描いていく『死神坊ちゃんと黒メイド』

悲しいストーリーなのに笑えるシーンが満載の作品になっています。

引き続き坊ちゃんとアリスのシュールなやり取りをお楽しみください。

後編

タキシードに着替えた坊ちゃんがフィリップを別邸に招き入れます。

坊ちゃん
「やあ久しぶりフィリップ」
フィリップ
「あ、ああ・・・邪魔するよ」

昔はやんちゃだったフィリップなのですが、今では立派な貴族へ成長していました。

坊ちゃん
「虫は・・・虫は投げて来ないのかい、君は僕にいたずらするのが常だったじゃないか、やんちゃな君しか知らないから妙に落ち着いたなって・・・」

過去のことを言われたフィリップは血の気が引いたような表情を浮かべます。

フィリップ
「昔のこと過ぎて覚えてないが・・・すまなかった」
坊ちゃん
「い・・・いや僕は謝ってほしくて言ったわけじゃ・・・」

顔を上げてもらおうとした坊ちゃんがフィリップに近づくと、周りにいた召使いが慌てて止めに入りました。

どうやら坊ちゃんの呪いを過敏に恐れているようです。

フィリップ
「違う・・・これは・・・ちまたで流行っているなんか格好いい感じのポーズだ」

言い訳するフィリップなのですが無理がありすぎるため坊ちゃんには通用しませんでした。

その後もお茶を共にするのですが、フィリップは一定の距離をキープしています。

坊ちゃん
「期待していただけにこの対応は結構こたえる」

久しぶりの再会を楽しみにしていた坊ちゃんにとって、フィリップの対応は残酷なものとなっていました。

坊ちゃんが辛い思いをしている中、フィリップがアリスに声をかけます。

フィリップ
「メイド長の娘さん、一体なぜこんなところに・・・」

自分との記憶はないフィリップがアリスのことを覚えていたことで、坊ちゃんはますます苛立ってきました。

坊ちゃん
「おいフィリップ!君は何しに来たんだ?」
フィリップ
「あっ・・・すまない、いやなに・・・用事という程ではないんだ、久々に会って話そうと思ってね」
坊ちゃん
「え・・・それだけの為にわざわざ?本当にそれだけかい」
フィリップ
「別にそれだけでもいいだろ、友達じゃないか、俺たち」

笑いながら余裕の態度を取るフィリップなのですが、タバコを持つ手が震えています。

その姿を見た坊ちゃんはフィリップが隠し事をしていることを見抜きました。

しかしフィリップの目的までは見抜くことができません。

その後、お茶を飲み終えるとフィリップの召使いたちが帰る準備を始めました。

坊ちゃん
「そういえばフィリップは?」

坊ちゃんが見送ろうとするのですが、フィリップの姿が見当たりません。

実はその頃、フィリップはアリスに真の目的を打ち明けていました。

フィリップ
「このまま俺たちと街へ来ないか?ただのお節介でしかないがあの男と一緒にいるのは危険だ、一刻も早くここから離れろ」

フィリップはアリスを連れ出そうとしていたのです。

しかしアリスはここから離れようとしませんでした。

ここで坊ちゃんがフィリップの元へ駆け寄ります。

坊ちゃん
「フィリップ!アリスを困らせるようなことを言うな、僕への無礼はどうでもいいが・・・彼女に対しては見過ごせない」

怒った坊ちゃんが花瓶に生けてある白い薔薇を触ると、一瞬にして薔薇が枯れてしまいました。

フィリップ
「ひっ・・・俺に近寄るな・・・!この化け物・・・!俺だって来たくなかった、こんなところ・・・実は今日・・・お前の母親に言われて来ただけなんだ」

坊ちゃんの母親は次男を家長にする計画を立てていて、フィリップに坊ちゃんの暮らしぶりを見てくるようお願いしていたのです。

母親は次男を家長にすることで坊ちゃんと絶縁しようと考えていました。

本当はこのことを喋るつもりはなかったのですが、フィリップは贖罪の思いがあるため真実を伝えたのです。

真実を告げられた坊ちゃんはフィリップを見送ると、一人きりで考え事をすることにしました。

呪いをかけられる前の坊ちゃんは母親や友人から愛される存在だったのですが、今では誰も彼のことを愛してはくれません。

坊ちゃん
「僕はダメ人間だ、ダメ人間じゃない、この体質は治る、治らない、家族は僕を受け入れてくれる、受け入れてくれない、アリスは僕のことが好き、アリスは僕のこときら・・・」

花占いをしていると背後からアリスが声をかけてきます。

アリス
「なにをされているのですか?坊ちゃん、ご夕食の用意が出来ました、ご気分は優れましたか?」

いつも本当の気持ちを隠している坊ちゃんなのですが、この日はアリスに正直な想いを伝えることにしました。

坊ちゃん
「僕は駄目なんだ、君がいないと不安なことばかり考えてしまう、未来の自分、過去の自分すべてに自身がない、こんな僕は君も嫌いだろう、僕は君に恋をする資格すらない気がする」
アリス
「はぁ・・・」

ずっと死神呼ばわりされてきた坊ちゃんは自分に自信を持つことができません。

坊ちゃん
「僕は君に触れられないし、人の体温や涙の温かみも知らない、プレゼントしたくても花だってすぐ枯れてしまうし、僕なんて・・・」
アリス
「坊ちゃん知らないんですか?枯れた白い薔薇の花言葉は”生涯を誓う”ですよ、プレゼントはこれで十分です、その体質早く治してくださいね」

アリスは坊ちゃんが枯らしてしまった薔薇をプレゼントして受け取ってくれました。

そんな彼女のために坊ちゃんは呪いから1日でも早く解放されることを願います。

坊ちゃん
「いつか・・・僕の手で君の薬指に指輪を」

願いが叶って2人が結ばれる日はやって来るのでしょうか!?

 

死神坊ちゃんと黒メイドを読んだ感想

これほどまでにピュアで美しいラブストーリーは滅多に読むことができないと思います。

呪いのせいで自信が持てない坊ちゃんを優しく支えるアリスがとても素敵でした。

映画”シザーハンズ”のように繊細で胸が切なくなる『死神坊ちゃんと黒メイド』

こちらの人気コミックは次にくる漫画大賞選定作品2018にノミネートされました。

多くの漫画ファンを魅了している感動作を見逃さないでください。

 

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