『高嶺のハナさん』のネタバレ!漫画ゴラク人気作品の魅力は?

今回は「ムラタコウジ」先生の『高嶺のハナさん』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

高嶺のハナさん』はこんな漫画(あらすじ)

創業100年を迎える老舗お菓子メーカーのミツバチ製菓で商品企画部に所属している27歳の高嶺華(たかみねはな)。

彼女が企画した商品は全て大ヒットしていて、企画部のエースとして大活躍しています。

容姿端麗で頭脳明晰な高嶺は男性社員から羨望の眼差しを集めていました。

しかし高嶺の実態は恋愛レベル小学5年生並の訳あり美女だったのです。

そんな彼女は後輩の弱木という男性社員に恋をしたのですが、素直に気持ちを表現することができません。

高嶺の花と称されている美人OLの不器用な恋模様を描いていく『高嶺のハナさん』

今回はついついにやけてしまう恋愛漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

不器用な美女の恋が実るかどうか温かい目で見守ってあげてください。

 

高嶺のハナさん』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

伝統的なお菓子メーカーのミツバチ製菓で商品の企画会議が行われています。

会議の中で弱木強という男性社員が新商品の企画について説明を始めました。

弱木強
「甘すぎるチョコレートです・・・あの○○すぎる~という流行ワードからヒントを得て・・・」

彼の説明に企画部のエースが難色を示します。

高嶺華
「コンセプトは?ターゲットは?」

強い口調で問いただされた弱木は俯いてしまいました。

弱木強
「えっと・・・そ・・・それは・・・まだ・・・」

弱木が作った企画書にはコンセプトやターゲットが記載されていません。

そのことを企画部のエースである高嶺華が問題視します。

高嶺華
「これじゃ企画の詰めが甘すぎるの!全部やり直し!」

高嶺は弱木の企画書を投げ捨ててしまいました。

それでも彼女の行動を誰も批判しようとはしていません。

企画部のエースである彼女はこれまで企画した商品の全てを大ヒットさせてきました。

容姿端麗の彼女は完璧無双のキャリアウーマンとして、全ての同僚から羨望の眼差しを集めているのです。

企画書を投げ捨てられた弱木も彼女に憧れを抱いていました。

この日も完璧に仕事をこなした高嶺が帰ろうとすると男性社員たちが飲みに誘ってきます。

しかし完璧な美しさを誇る彼女が誘いに乗ることはありません。

このことから高嶺にはとんでもなく高収入な彼氏がいると噂されていました。

ですが自宅に戻った高嶺の本性は完璧な女性などではありません。

高嶺華
「また・・・弱木くんにキツイこと言っちゃった・・・弱木きゅん・・・ほんとはこんなに大好きなのにぃぃッ!」

主張のない顔、努力はしているのに結果が出ない不器用さ、弱木強というよく分からない名前の全てを愛おしいと思っているのです。

ただし恋愛に不器用な高嶺は素直に気持ちを表現することができません。

本当は弱木のことを叱ったりせず、仕事のやり方を丁寧に教えたいと思っています。

高嶺華
「なのにどうしていつもキツイこと言っちゃうのぉぉー!?私のバカバカバカァー!あぁー!もう絶対に弱木くんに嫌われたーッ!」

高嶺が落ち込んでいる頃、弱木はイケメンの男性社員と飲んでいました。

その席でイケメンが高嶺に誘いを断られた不満をこぼします。

拒否されたイケメンは高嶺のことを高飛車で嫌な女だと言い始めました。

弱木強
「高嶺さんは素晴らしい人です!僕は高嶺さんみたいに強くてかっこよくて仕事ができる人に憧れます・・・!」

叱られても弱木は高嶺のことが大好きなのです。

一方の高嶺も弱木のことを考えていました。

高嶺華
「こんなキツイ女・・・弱木くん嫌いだよね・・・弱木くんだって絶対もっと優しくて・・・背だって小さくて・・・可愛くてニコニコ笑ってる女の子らしい子が好きに決まってるよ・・・」

おしとやかでキュートな女の子になりたいと思う高嶺は、可愛い女子になる法則という参考書を読んでいます。

その中にはとにかく男を褒めるという秘訣が書かれていました。

参考書を読みながら高嶺は自分が変わらなければいけないと思い始めます。

高嶺華
「あのダメダメなところが大好きだから・・・弱木くんは変わらなくていいの・・・私が変わらなきゃ・・・!」

自分が変わらなければ恋が実らないと感じていました。

しかし弱木は真逆のことを考えています。

弱木強
「高嶺さんに認められるような仕事ができる男になるぞ・・・!次こそ完璧な企画書を書くんだ・・・!」

高嶺は変わってほしくないと思っているのですが、弱木は仕事ができる男になりたいと思っていました。

翌日、弱木が自宅で仕上げてきた企画書を高嶺に提出します。

企画書の内容は若者が好きなとんこつとチョコミントを掛け合わせたものでした。

高嶺華
「なんて素晴らしい企画書なのかしら」

言葉とは裏腹に高嶺は企画書を破り捨ててしまいます。

本当は弱木のことを褒めたかったのですが複雑な言い方になったことで落ちこんでしまう高嶺。

このようにまるで小学生のような恋愛テクニックしか使えない彼女の恋が実ることはあるのでしょうか!?

 

 

高嶺華の会社で見せる表情と自宅で見せる表情のギャップに魅力を感じました。

キリッとした目つきでバリバリのキャリアウーマン姿と、小学生のように純粋な二面性がとてもチャーミングですね。

ポンコツ社員に恋をした美女の苦悩を描写した『高嶺のハナさん』

思惑通りにいかないじれったさが見所になっています。

それではなかなか噛み合わない高嶺と弱木の恋模様を引き続きご覧ください。

後編

いつものように新商品をヒットさせた高嶺が弱木の元へ向かっています。

高嶺華
「弱木ィ!企画書忘れたってどういうことなの!?」
弱木強
「すみません・・・徹夜でやったんですがUSBを家に忘れてしまって・・・」

ポンコツダメ社員の弱木が高嶺に叱られることは社内で日常茶飯事となっていました。

しかし誰も知りませんが高嶺と弱木はお互いを想い合っているのです。

もちろん2人も両想いであることを知りません。

高嶺華
「はぁぁぁッッ!また弱木くんにキツイこと言っちゃったぁぁ!ホントは弱木くんのこと大好きなのにぃぃぃ!だってやったけど忘れましたなんてそんな小3みたいな理由ある!?可愛すぎでしょーッ!?」

昼休みになると高嶺はまたしてもキツイ言葉で叱ったことを後悔してしまいます。

もっと可愛らしい態度で弱木と接したいのですが、恋に不器用な高嶺は女性らしさをアピールすることができません。

このままでは嫌われてしまうと思いながら弱木のことを観察することにします。

高嶺華
「お昼・・・誘ってみようかな・・・!?そこでさっきのこと謝って・・・女の子らしいところをアピールできたら・・・」

ソーッと弱木の方を見てみると彼はカップ麺を食べようとしていました。

その姿を見た高嶺が名案を思い付きます。

高嶺華
「なんて不健康な・・・そうだ!私がお弁当作ってあげればいいんだ!」

お弁当を作ってあげれば自分の気持ちと女性らしさをアピールできるかもしれません。

しかし今日はもう間に合わないため明日からお弁当を作ることにします。

その事前準備として明日から弱木がカップ麺を持ってこないよう誘導しておくことにしました。

高嶺華
「弱木くん・・・」
弱木強
「たッ・・・高嶺さん!?」
高嶺華
「あなたそんなものばかり食べて自己管理もできないような人間がこの仕事やっていけると思ってるの?」
弱木強
「えっ・・・!?あっ・・・す・・・すみません・・・」

普通に誘導するつもりだったのですがまたしてもキツイ言い方になってしまいます。

再び落ち込んでしまう高嶺なのですが、自宅に戻ると気を取り直してお弁当を作り始めました。

高嶺華
「よーし!気合い入れて作っちゃうんだから♡弱木くん待っててね・・・!」

ですが完成したお弁当のは人に食べてもらう出来ではありません。

実は仕事一筋の高嶺にとって料理をするのは学生時代の調理実習以来、13年ぶりのことだったのです。

しかしここから企画部のエースにまで登り詰めた高嶺が能力の高さを発揮します。

何度も失敗を繰り返しながら試行と分析を行っていき、ついに高嶺特製ラブリー弁当が完成しました。

高嶺華
「やったぁぁぁ!これで・・・これで弱木くんに女の子らしいところアピールできる!」

大喜びしながら会社へ特製弁当を持っていきます。

そしてドキドキしながら昼休みを迎えました。

勇気を出して弱木に声をかけようとするのですが、ここで高嶺にとって不測の事態が起こってしまいます。

弱木強
「昨日高嶺さんに自己管理もできないやつが仕事できるわけないって指導していただいて・・・ごもっともだなって・・・これからちゃんと毎日弁当をつくることにしたんです!」

高嶺の誘導によってカップ麺はやめてくれたのですが、弱木はお弁当を手作りしていました。

その様子を高嶺は涙をこらえながら見つめています。

しかしここでも気持ちとは裏腹なキツイ言葉が口から出てしまいました。

高嶺華
「はぁ?そもそもアンタ企画書のひとつも書けずにご飯食べる暇なんてあるわけ?」

辛辣な言葉を浴びせた高嶺は後悔しながら屋上で2人分のお弁当を食べることにします。

完璧に仕上げたお弁当だったのですが、その味は少し塩味が強くなっていました。

このようにどんどんとこじらせていく高嶺の恋が成就する日はいつになるのでしょうか!?

高嶺の恋がどのように進展していくかは実際に漫画を読んでお確かめください。

ムラタコウジ先生の他の漫画に関する記事はこちらです↓↓↓

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2020.10.17

 

高嶺のハナさんを読んだ感想

ここまで恋に不器用なヒロインは今まで存在しなかったのではないでしょうか。

とても不器用なのですが憎めない可愛らしさが物語を面白くさせていますね。

ハッピーな気分を味わわせてくれる『高嶺のハナさん』

男性も女性も楽しめる素敵な恋愛漫画になっています。

漫画を読んで元気を貰いたい人はこの作品を選んでみてください。

 

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