今回は「原作 北原雅紀 漫画 あおきてつお」先生の『真夜中のこじか』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『真夜中のこじか』はこんな漫画(あらすじ)
朝比奈伴美は幼い頃、弟の命を救ってくれた小児科医師に強い憧れを抱きました。
念願が叶って小児科医師になることができた伴美だったのですが、24時間診療を行う職場で医療現場の過酷な実態を目の当たりにします。
ついに院長が過労で倒れる中、新たに院長代理がやって来ました。
しかし院長代理は病院を夜間専門の体制へ変化させようとしていたのです。
日本の小児医療が抱える様々な問題点を題材にした『真夜中のこじか』!
今回は子供のために命を削る医師の姿を描いた本格派医療漫画について、ネタバレを含みながら魅力をご紹介していきます。
医師の日常をシリアスに描いていくストーリーをじっくりとお楽しみください。
『真夜中のこじか』の魅力紹介(ネタバレ含む)
前編
17年前、4歳になった弟が高熱と腹痛を訴えたため、伴美と両親は救急車の中で搬送先の病院を探していました。
しかし搬送先の病院がなかなか見つかりません。
その間も弟の症状はどんどん悪化しているため、救急隊員が必死に連絡先を探してくれます。
ですがどこも満床のため搬送を断られてしまいました。
ここで状況を見かねた伴美が救急車を飛び降ります。
両親は止めたのですが、伴美が足を止めることはありませんでした。
雨の中、病院に次々と声をかけていくのですがどこも応答してくれません。
途方に暮れた伴美が泣き出してしまうと、1人の男性が傘を差し出してくれます。
男性は小児科医師の土門大吾といい、彼は弟の搬送を受け入れてくれ命を救ってくれました。
その一部始終を見つめていた伴美は土門に強いあこがれを抱くようになります。
まだ幼かった伴美は小児科を“こじか”だと読んでいました。
そして現在、念願だった小児科医師となった伴美が土門小児科クリニックの前に立っています。
26歳になった伴美は2年間の臨床研修を経て、土門小児科クリニックで専修医として働くことになりました。
決意を新たにしているとクリニックから数人の子どもが飛び出してきます。
子どもたちは病院内でかくれんぼをしていました。
子どもたちを注意していると、病院の奥からピエロの格好をした医師が現れます。
子どもたちと遊んでいたのは土門先生でした。
土門先生は入院生活を送る子どもたちに、遊びを通して成長をサポートするクリニクラウンを行っていたようです。
いつまでもヒーロー先生と呼ばれることを恥ずかしいと感じていました。
しかし伴美にとって土門先生は現在もヒーローそのものなのです。
看板に小児科医を掲げていても夜間の診療を行わなければ、急変した患者は搬送先を見つけることができません。
その結果、患者のたらい回しが起こってしまうのです。
土門先生は日本の小児科医療を変えるため、自らクリニックを開院することにしました。
小児科を変える事は伴美が思っているほど簡単な事ではありません。
実際の現場で働きながら伴美はその難しさを体感していくことになるのでした。
子どもの頃に恩を受けたことをきっかけに小児科医を目指したヒロインがキラキラしていて素敵でした。
しかし実際の小児科は彼女が憧れるような現場ではなかったことに驚かされましたよ。
綿密な取材に基づきながら小児科医療の実態にスポットを当てていく『真夜中のこじか』!
ここから小児科に勤務する医師の過酷な労働環境が明らかになっていきます。
日本の医療が抱える問題点と向き合いながら続きをご覧ください。
後編
勤務初日、伴美はまず土門先生から医局を紹介してもらうことになりました。
しかし医局に入ると食事中の医師と寝ている医師しかいません。
特にその中でも白石先生は1週間ほど帰宅していないということでした。
この状況に伴美が唖然としていると、土門先生が医師たちに紹介をしてくれます。
医師や看護師は歓迎してくれるのですが、白石先生だけは笑顔を見せてくれません。
態度が悪い白石先生に対しても伴美は明るく接します。
ですが白石先生が心配しているのは伴美のことではありませんでした。
ここから伴美は本格的な小児科医としての一歩を歩み始めたのです。
伴美が憧れている日本の小児科医はずいぶん昔から窮地に立たされていました。
少子化の影響で患者数は減る一方で採算が取れません。
さらに患者である子ども多くが自らの症状を伝えることができないため、診断の難しいケースも少なくないのです。
採算が取れず誤診の恐れがある小児科医はいつの間にか不人気のポジションを確立していました。
強い決意を持った伴美が仕事を始めると、病院には多くの患者が来ています。
その中で白石先生はスピーディーに患者の対応を行っていました。
手際の良さに見惚れていた伴美に声をかけてきます。
注意されながら必死に診療をこなしているうちに、早くも2日が経過していきました。
あまりの忙しさに伴美が疲れていると、土門小児科クリニックに患者の受け入れ要請がきます。
どうやら近くの学校で集団食中毒が起きてしまい、区立病院では手が足りないという事でした。
しかし土門小児科クリニックにはまだまだ診療を待っている患者がたくさん残っています。
そのため医師たちは無理だと判断するのですが、土門先生は受け入れを許可することにしました。
医師と看護師が必死に努力した結果、なんとか対応はできたのですがクリニックが落ち着いたのは午前2時を過ぎた頃だったのです。
激務をこなした伴美が休憩室で休んでいると白石先生が声をかけてきました。
このような激務を毎日のようにこなしている白石先生はこの病院を辞めると言い出します。
白石先生は子どもと親の不安を取り除くため24時間体制の病院が必要なことに賛同していました。
ですが現実を知った現在、その考え方に変化が出ていたのです。
こうして白石先生は土門小児科クリニックを去ることになりました。
白石先生が辞めただけでなくさらにクリニックは窮地に立たされてしまいます。
過労のため土門先生が倒れてしまい、後任の院長代理が夜間専門へ体制を変えると言い出しました。
理想と現実のはざまで揺れる伴美はこの窮地をどのように乗り越えていくのでしょうか!?
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『真夜中のこじか』はこんな人にオススメ
リアリティーのある医療系漫画を探している人にオススメの作品です。
小児医療が抱える問題点を丁寧に取材しているので、とても勉強になるストーリーになっていますよ。
分かりやすく小児医療の課題を説明していく『真夜中のこじか』!
お子様がいる人は読んでおくと育児の参考になるはずです。
家族を守るためにもこの漫画を読んでおいてください。
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