グッドファザーボードのネタバレ(漫画)!試し読み情報と感想も!

今回は「原作 見ル野栄司 漫画 大竹玲二」先生の『グッドファザーボード』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『グッドファザーボード』はこんな漫画(あらすじ)

工星エレクトロン株式会社で開発部の技術主任を務めている室田宗一郎(むろたそういちろう)は天才エンジニアです。

しかし優秀なのは仕事に関することだけで、室田は家族のことに興味がないので妻に逃げられてしまいました。

そんな状況でも仕事に没頭する室田を心配した新入社員の若森ヒトミは、父親と息子の絆を繋げようと奔走することにします。

ですが室田自身に家族と向き合う気持ちがありません。

若森はお互いに関心がない親子の絆をどのように取り戻すのでしょうか!?

変わり者だらけのホームコメディーに仕上がっている『グッドファザーボード』

今回は笑えて泣ける家族の物語を題材にしたギャグコメ漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

後輩の力を借りて我が子と向き合おうとする室田を温かな目で見守ってください。

 

『グッドファザーボード』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

工星エレクトロン株式会社の開発部で自動運転の障害物実験が始まりました。

しかし技術主任の室田宗一郎が姿を現していません。

仕方なく新入社員の若森ヒトミが探しに行くと、室田は休憩室で寝ていました。

若森ヒトミ
「またこんな所で寝てる・・・開発トップの室田さんがいないとダメなんじゃないですか?早く来てくださいよ」
室田宗一郎
「試験は順調ですか?」

声を掛けるとようやく室田が重い腰を上げてくれます。

室田が来たことでようやく試験がスタートしました。

今回行うのは自動車の速度を上げた状態で人間が車の前を横切るものです。

実際の道路では運転するドライバーがいくら交通ルールを守っても、急に人が道路に飛び出してくると事故は避けられません。

このようなドライバーが対処不可能なトラブルを自動車が検知し行動することが自動運転車の課題です。

自動ブレーキは既に実用化されていますが、それだけでは十分とはいえません。

ドライバー自身の不注意が招いた事故も無くなっていないので、工星エレクトロン株式会社ではレベル5のシステムを開発して交通事故を無くすことに挑戦しています。

レベル5のシステムはコンピューターが運転の全てを担うもので、もしも完成すれば交通事故が0になることも不可能ではありません。

一朝一夕ではいきませんがレベル5を目指しながら小さなシステムを地道に開発しているのです。

若森ヒトミ
「じゃあこうやって歩行者が突然前に飛び出すように・・・」

若森が実験のため前に飛び出そうとするのですが、彼女よりも先に室田が上から飛び下りてきました。

予期せぬ事態のため自動車の停止が僅かに遅れます。

室田宗一郎
「私が車の前に出てから0.5秒で止まるってどういうことでしょう、今ので停止に5メートルかかるということは人は撥ねられてるわけで・・・」

開発部のエンジニアたちは上から人が降ってくることなど考えていません。

常識的に考えてもあり得ないことです。

若森ヒトミ
「あのっ!あたしはまだ入社3ヵ月ですけど池田さんの言う通りだと思います!常識ではそんなの無いですから」
室田宗一郎
「常識なんてありませーん!危険に常識なんて無いんです!」
若森ヒトミ
「何なの、この人・・・?」

近くにあったバールで実験用の車を叩き始めました。

若森はまだ知りませんでしたが室田の非常識な行動は日常茶飯事になっています。

室田宗一郎
「一般常識など・・・そんな虚構を口にする人間はこの部署には要りません、テレワークでどこかの現場情報をネットから入手していかにも自分が作ったように振る舞い細々と生きてください、そこまでの人間です」
若森ヒトミ
「ぶっ・・・部下にそんな言い方しますかね?」

厳しい言葉を浴びせる室田のことが怖くなってきました。

唖然としているとその厳しさが若森に向けられます。

室田宗一郎
「それとそこの女子!大学で何やってたか知りませんがまだ何者にもなっていない人間が私の邪魔をしないでください、この仕事が充実した楽しい仕事だと思っているのなら辞めたほうがいいです!帰ってください!」

部下にもっと高いレベルを要求すると室田は戻っていきました。

若森は意地悪な態度に腹が立つのですが、他の部下たちは仕方ないと思っています。

その理由は室田が独自の自動運転システムを開発してグローバルカーイノベーション賞を獲ったためでした。

室田は偉大な功績から大手の自動車メーカーからも一目置かれているのです。

しかし室田が普通の人と違う点は開発能力だけではありません。

そのことを若森は早くも知ることになってしまうのです。

 

 

常識的な考えを否定する室田のやり方は仕事に情熱を捧げている証拠なのかもしれませんね。

しかし若森のように初めてだと苛立ってしまうのは無理もありません。

優秀な開発者なのに父親としてはポンコツな男を表現していく『グッドファザーボード』

ここから若森が目にするのは超非常識な家族の姿です。

あまりにも常識から外れた家庭に驚愕してください。

後編

室田が戻ると1本の電話がかかってきます。

室田コウタ
「・・・室田のムスコです」

電話に出た若森は室田に子供がいることを知りませんでした。

それよりも室田は開発室に籠ったままなので取り次ぐことができません。

若森ヒトミ
「ちょっと待ってね、携帯にはかけた?」
室田コウタ
「スマホの番号は知らないので、大丈夫です、それより父に伝言を伝えてほしいんですが、母がいなくなったと」

すぐに伝えたのですが室田は作業を続けたままです。

息子の心配をせずに作業する室田の行動も若森には理解できません。

若森ヒトミ
「いやいや仕事してる場合じゃないですよ!息子さん小学生ですよね、帰ってあげてくださいよ!」
室田宗一郎
「あー、このジャンパー線のはんだ付けのほうが重要なのでスルーしておいてください」

息子に興味を示さずにはんだ付けを続けます。

若森はますます室田が何を考えているのかが分かりません。

若森ヒトミ
「実の息子さんですよね・・・?心配じゃあ・・・」
室田宗一郎
「我々はただの肉の塊ですよ、お互いどうなろうが関係無いし一人でも生きていけるんじゃないですか?このテクノロジー時代なら」

息子の元に行かせたい若森は人質としてこれからはんだ付けするメインのGPUを奪い取ります。

GPUが無ければ仕事になりません。

若森ヒトミ
「息子さんのとこに今すぐ行かなかったらこれ潰しますよ、1個しかないの知ってますし」
室田宗一郎
「ひ・・・卑怯ですね・・・わかりました、ちょうど服の着替えが欲しかったので」
若森ヒトミ
「急いで!」

息子よりもGPUの方が大切な室田は渋々帰って行きました。

そしてようやく息子と対面します。

室田宗一郎
「コウタさん、いつからお母さんはいないんですか?」
室田コウタ
「・・・先週くらいから」
室田宗一郎
「ずっとスマホを?ご飯は?」
室田コウタ
「いや・・・別に適当に」

室田も室田ですがコウタも父親に興味を示しません。

これが日常の親子関係なのでどちらも緊急事態が起きていると感じていないようです。

とりあえず室田はスマホをやめさせてコウタに食器を洗わせることにしました。

室田宗一郎
「食器を洗ってみてください、ゴミも捨てなくちゃ、それで?お母さんはいなくなる前に何か言ってましたか?」
室田コウタ
「やっぱ無理、洗い物」

食器洗いをコウタに任せて自分は食事を作ることにします。

冷蔵庫を開けてみると魚の干物が入っています。

しかし料理ができない室田は干物をIHクッキングヒーターの上にそのままのっけてしまいました。

もちろんこの状況で干物が焼けるわけありません。

室田宗一郎
「いっこうに焼けない、超音波か?マイクロウェーブ?誰が考えたんでしょう、こういうのは本能的に使える製品にしないと、よしアレを使いましょう、便利なものがあります」

室田は作業場から中国から取り寄せたロケットエンジンを運んできました。

一方その頃、終業時間になった若森は心配なので室田の家へ向かうことにします。

若森ヒトミ
「大丈夫かな室田さん、いやあの子、家に帰らない父親・・・加えて母親が出て行ったなんて絶対ダメ!あたしのようにはさせない」

若森は室田よりもコウタのことを心配していました。

そんな若森が到着すると室田の家が燃えています。

出力が高すぎるロケットエンジンを使った結果、室田家は最悪の結末を迎えていました。

室田宗一郎
「コウタさん、よく見ておくんですよ、燃える速度の遅い部分が耐火性の強い材質なんです」

室田は家のことに関わるとこうなってしまうので家庭を避けていたのです。

話を聞いている最中も家は燃え続けました。

若森ヒトミ
「泊まるトコとか・・・どうすんのー」
室田宗一郎
「この駐車場の輪留めなんて良い枕だし寝泊まり出来ますね」
若森ヒトミ
「やめろぉ!怒られますよ!あーもう!わかりました!しばらくあたしの家に泊まってください!こんな所で野宿されたらたまったものじゃないですし食事やお風呂なんかも必要でしょう!」

若森は一人暮らしなのでしばらくの間なら面倒を見ることができます。

住む場所を見つけてもらうまではこの親子を放っておけません。

室田宗一郎
「大丈夫です、どうにかしますんで」

せっかく勇気を出して言ったのに親子それぞれに拒否されました。

コウタは学校の体育器具庫、室田は会社に泊まると非常識なことを言い始めます。

若森ヒトミ
「学校や会社はみんなのもの!いつかバレて炎上しますよ、なんで家が焼けたばかりの親子が別々に住むんですか・・・一緒にいないとダメでしょ、あなたたち親子は断線している回路です・・・誰かが繋げないと一生離れたままです」
室田宗一郎
「断線している回路・・・」
若森ヒトミ
「あたしがそれを繋げます!ホラ!家に行きますよ!」

強引に2人を家へ連れて帰ります。

自分でもお節介を焼く理由は分かりませんが、ここから若森の無謀な挑戦が幕を開けることになりました。

『グッドファザーボード』に関する他の記事はこちらです↓↓↓

グッドファザーボードのネタバレ(漫画)!第2話の見所は?

2023.02.23

 

『グッドファザーボード』を読んだ感想

お互いのことに関心が無く愛情が感じられない親子を放っておけなくなった若森の優しさに感動しました。

コウタを自分と同じ環境にさせたくないというセリフが、ここから若森の過去が描かれる伏線にもなっていますね。

どんどん続きが読みたくなる面白さで読者を引き込んでいく『グッドファザーボード』

若森の存在が心を閉ざしている親子関係を修復させるのかが見所になっています。

息子のことを人間として扱っていない室田が少しでも変わることに期待してください。

 

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