幸腹グラフィティのネタバレ(漫画)!レシピを再現しませんか?

今回は「川井マコト」先生の『幸腹グラフィティ』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『幸腹グラフィティ』はこんな漫画(あらすじ)

町子リョウは両親が海外赴任しているため一人暮らししている中学2年生です。

他界するまで祖母に育てられていたリョウは一人になってから料理が下手になってしまいました。

料理の腕を磨こうとしているリョウの予備校に、同い年ではとこの森野きりんが入学してきます。

土曜限定できりんを泊めてあげることになったリョウは、美味しい料理で彼女を満足させることにしました。

料理を通じて絆を深めていく中学生の日常を綴っていく『幸腹グラフィティ』

今回は真似したくなるレシピが話題になっているグルメ4コマ漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

ほのぼのとした癒し系漫画を読んで心を温めてください。

 

『幸腹グラフィティ』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

仕事が忙しいため正月なのにリョウを独りぼっちにしてしまった叔母から電話がかかってきました。

町子リョウ
「大丈夫ですよ、明さんもお仕事お疲れ様です!私なら心配ありません、もうすぐ中学三年生なんですから!何でも一人で出来ます!」

しっかり者のリョウは叔母に心配をかけないよう明るく振る舞います。

電話を切った後は煮込みハンバーグを作り始めました。

一緒に暮らしていた祖母が亡くなってから、料理の腕が落ちているため特訓の意味も兼ねています。

町子リョウ
「出来ましたっ!今回こそはなかなか美味しそうですよね?って誰も答える人はいませんけどね、一人でいるとひとり言の癖付いちゃいますよね・・・」

完成した煮込みハンバーグを食べてみるのですが、満足できる味に仕上がってはいません。

まだまだ料理の腕を磨かないと思うリョウだったのです。

一方その頃、同い年ではとこの森野きりんが家族と焼肉屋を訪れていました。

森野きりん
「うまーい!いつもお母さんの料理が手抜きなだけに外食での焼肉が何倍にも美味しく感じる・・・!」

母親に失礼なことを言いながら焼肉の美味しさを味わっています。

食事をしながらきりんが母親に東京の美術高校に進学したいと伝えました。

すでに東京の予備校への申し込みも済ませてあります。

しかし母親は勝手に上京することを認めてくれません。

森野きりん
「東京でどっか美味しいご飯作ってくれる優しい人の家にお世話になるもん、今から探すーっ」

こうしてリョウときりんはお互いの事情を知らないまま新年を迎えることになりました。

一月上旬、料理の腕を磨いているリョウに叔母から電話がかかってきます。

叔母はリョウに同い年のはとこが予備校に通うため上京することを伝えてきました。

はとこはリョウと同じ予備校に通うので土曜だけ泊まらせてほしいとお願いされます。

町子リョウ
「でも私も受験勉強が・・・料理のおもてなしも・・・」

おもてなしできる自信がないのですが、強引な叔母の提案を断ることができません。

翌日、結局引き受けてしまったリョウが学校から帰っていると、マフラーを思いっきり掴まれてしまいます。

森野きりん
「すみませんっ、町子リョウさんですか!?初めまして!私はとこの森野きりん!」

きりんのことは叔母から聞いていました。

しかし背が低いきりんが同い年だとは思えません。

町子リョウ
「えっと同い年のはとこが東京にっていうのは・・・」
森野きりん
「うん!それ私のこと!」

戸惑ってしまうのですがきりんをはとこだと理解することができました。

さらに詳しく状況を確認していきます。

町子リョウ
「じゃあ毎週日曜、朝からうちの近所の美術予備校に通うと・・・」
森野きりん
「うん!私の家からだと授業に間に合わないんだ、ハイッ、よかったらこれ受け取って!」

きりんは手土産として大きな白菜を実家から持ってきてくれました。

身体が小さくても力には自信があるきりんは、白菜をたくさん届けてくれたのです。

そのままリョウの家に向かい始めたのですが、上京を親に反対されたことをきりんから聞かされました。

リョウはきりんが自分と同じように独りぼっちだということを実感します。

町子リョウ
「料理は下手になっちゃったけど・・・なんとかこの子に元気になってもらいたいです・・・!」

孤独なきりんのため料理を振る舞うことにしました。

自分では料理が下手だと思うリョウはきりんを満足させてあげることができるのでしょうか!?

 

 

中学生なのに1人で生活しているリョウのことを応援したくなる物語になっていますね。

対照的に自由奔放なきりんも印象に残るキャラクターでした。

心温まる中学生の日常を描写した『幸腹グラフィティ』

リョウの自分では下手だと思っている料理の腕前が見所になっています。

彼女が作る料理のレシピを献立の参考にしてみてください。

後編

きりんを元気にしたいリョウは寄せ鍋を作ってあげました。

町子リョウ
「とりあえず沢山食べられる物を作ってみました、お腹がすくと自然と寂しくなっちゃうのですよ」

食材が余りものだったので手抜きだと思われることを恐れています。

しかしきりんは寄せ鍋に飛びついてくれました。

森野きりん
「はぐっ、ほふぁ」

きりんの顔を見ているだけで寄せ鍋が美味しいと分かります。

そのままきりんは寄せ鍋を食べ続けてくれました。

町子リョウ
「大食い選手権ってこんな感じなんでしょうか」

きりんの姿がフードファイターのように見えてしまいます。

驚いているうちに寄せ鍋を完食してくれました。

森野きりん
「すごい!名前のある手料理食べるの久々だよ!」
町子リョウ
「名前のある・・・?」
森野きりん
「うち料理適当家族で毎晩野菜炒めだったから・・・」
町子リョウ
「なるほど、それでこんなに背が・・・」

野菜炒めは栄養満点なので身長の低さとは関係ありません。

身長の低さと食事が関係ないことから、リョウは栄養が全て筋肉になったと思います。

筋肉だけが取り柄と思われたきりんはショックを受けてしまいました。

会話を楽しみながら食事していると、鍋を食べて大切な人との距離を縮めようというテレビ番組が始まります。

森野きりん
「リョウこういうの興味あるんだ?」
町子リョウ
「はい・・・」

リョウはテレビを見ながら家族とお鍋を囲んでいる姿を想像しました。

しかしきりんは別のことを考えています。

森野きりん
「鍋ってさ実はあれだよね?関係が深い男女が食べるやつだよね?」
町子リョウ
「それは焼肉です」
森野きりん
「リョウはさ・・・男の子と付き合ったことある?」

リョウは男性と付き合ったことがありません。

恥ずかしさから顔が真っ赤になってしまいました。

町子リョウ
「でっ、でもよかったです、きりんがお腹すいてて、私一人暮らしになってからめっきり料理が下手になってしまって自信なかったんです」

空腹が最高のスパイスだと説明します。

しかしきりんは納得してくれません。

森野きりん
「そんなことない!私こんなに美味しい鍋食べたの初めてだよ!空前絶後の奇跡の鍋だったよ!」
町子リョウ
「どっ、どんな鍋ですか!」

まだ食べていないリョウにきりんが鍋を食べさせようとします。

ですがリョウは食べさせてもらうことが恥ずかしくなってしまいました。

森野きりん
「絶対美味しいって!早くしないと冷めちゃう」

自分で食べようとするのですがきりんが悲しそうな表情を浮かべます。

そのためリョウはきりんにお鍋を食べさせてもらうことにしました。

町子リョウ
「おいひい・・・」

食べ方が色っぽいのでドキッとします。

色っぽいリョウにきりんは大切な人と食事することが素晴らしいと伝えました。

森野きりん
「夕飯って大切な人と一緒にすごす大切な時間なんだよ!リョウにそういう人がいないんだったら・・・私が今日からリョウの家族になってあげる」
町子リョウ
「ほ・・・ほんとに?」
森野きりん
「私がリョウの求める人になるよ、お父さん、お母さん、兄弟、姉妹なんでも」

嬉しいことを言われたリョウは自分の希望を話してみます。

夫や妻にもなれるのか尋ねるときりんは自信満々にOKしてくれました。

町子リョウ
「じゃ、じゃあ子供にもですか?」
森野きりん
「それはやだ!」
町子リョウ
「コラきりん、宿題は終わったの?・・・なんちゃって」
森野きりん
「だからやだってば!」

子供っぽいことを自覚しているのでリアルになるのが嫌なのです。

それでも明るいきりんの存在によってリョウは美味しい食事を楽しむことができました。

町子リョウ
「おばあちゃん、私料理が下手になった訳ではありませんでした、誰かと一緒に食べるご飯は美味しいです、しかも美味しいだけじゃないんです、とてもとてもあたたかいんです」

1人で頂く食事は味気なく美味しさを感じられなかっただけなのです。

大切なことを学んだリョウはこれからも美味しい食事で幸せな時間を満喫することになるのでした。

 

『幸腹グラフィティ』はこんな人にオススメ

心を温めてくれるような優しさが詰まったグルメ漫画を探している人にオススメです。

女子中学生が日常の中から幸せを探す姿は感動も味わわせてくれますよ。

大切な人と食事することが最もハッピーだと教えてくれる『幸腹グラフィティ』

可愛いキャラクターが次々と登場してくるので目が離せなくなっていきます。

くぎ付けになりながら作品の可愛らしさに胸キュンしてみてください。

 

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