今回は「渡辺潤」先生の『デガウザー』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『デガウザー』はこんな漫画(あらすじ)
元プロボクサーの矢口求は借金を返済するため、大型貨物船の臨時作業員として働くことになりました。
貨物船に乗り込むとそこには自分と同じ境遇の人間が大勢乗っていることに気がついた矢口。
日本の各港を回っていき積荷の運搬業務を任されるはずだったのですが、矢口たちを集めた大企業には得体の知れない別の目的があったのです。
そうとは知らない矢口たちに襲い掛かる凄惨な事態を描いていく『デガウザー』!
今回は強烈なインパクトが読者を惹きつけるサスペンス漫画について、ネタバレを含みながらご紹介していきます。
世界で最大の都市伝説と噂されるフィラデルフィア計画をモチーフにしたであろう衝撃的な物語をお楽しみください。
『デガウザー』の魅力紹介(ネタバレ含む)
前編
2018年10月、広島県の呉港に巨大な貨物船が停泊していました。
この貨物船を見上げるようにして港に立つ青年の姿があります。
矢口求というこの青年はリーゼント頭にスカジャンというラフな格好をしていました。
彼がこの貨物船に乗ることを戸惑っていると別の男性が声をかけてきます。
矢口はお互い自己紹介したことで男性の名前が輪島功だということを知りました。
そのまま2人は貨物船の中に乗り込んでいきます。
待機室に向かう中、お互いの借金について2人は話し始めました。
理由は違うのですがお互い借金を背負ったためこの貨物船で働くことになったようです。
2人が待機室に到着すると、そこには矢口たちと似たような境遇と思われる大勢の男性たちがいました。
待機室の片隅に矢口と輪島が腰を下ろすと、すぐに貨物船での仕事を依頼した企業の社員が現れます。
社員は作業内容が積荷の運搬であることと、雇用期間と出港時間を伝えるとすぐに待機室を出て行ってしまいました。
説明があまりにも少ないことと、それぞれ抱えている借金の額が違ったため、待機室の男性たちが揉め始めていきます。
矢口は揉め事を馬鹿馬鹿しいと思いながら見ていたのですが、男性の1人が彼にいちゃもんをつけてきました。
男性のことを全く相手にしない矢口。
しかし男性は上下関係をはっきりするためと言いながら、矢口に殴りかかってきました。
その行動に全く動じない矢口は、カウンタパンチを男性の顔面の手前で寸止めします。
輪島が矢口のことを紹介したことで、待機室は一瞬にして静まり返りました。
こうして待機室の揉め事が収まったため、矢口と輪島は落ち着いて話をすることにします。
伝説の名ボクサーである輪島功一と名前が一文字違いの輪島が、矢口に酒を注ぎながら話し始めました。
初対面なのですがすぐに意気投合していく2人。
しかしここから凄惨な出来事が待ち受けていることを、この時の彼らは知る由もありませんでした。
いったい彼等の身に何が起こっていくのでしょうか!?
借金を背負ったことによって貨物船に集められた男性たち。
それぞれが不安を抱える中、仕事に関する詳しい説明がされることはありません。
序盤から謎めいた不気味さが漂う『デガウザー』!
ここから貨物船の中にいる矢口たちに待っていたのは、目を背けたくなるほどの惨劇だったのです。
それでは引き続き衝撃的な物語を手に汗握りながらご覧ください。
後編
輪島に酒を勧められていた矢口は、急に腹痛に襲われてしまいました。
あまりの激痛に矢口は急いでトイレへ向かいます。
その頃、船内にいる臨時の作業員以外の人間は、この貨物船から非難を開始していました。
もちろん臨時の作業員たちはそんなことが起きているとは知りません。
ここで事情を知らない矢口がトイレから出てきました。
次の瞬間、貨物船が音を立てて揺れ始めます。
揺れはどんどん激しくなっていき、船内を電磁波による衝撃が襲い始めました。
船内にいる矢口たちには分からないのですが、この時の貨物船は眩いほどの閃光に包まれていたのです。
その様子を近くで観察していたクルーザーが去って行くと、貨物船の周囲が静まり返りました。
しかし船内では矢口が激しい痛みに襲われています。
彼はこの痛みに耐えながら待機室の様子を見に行くことにしました。
すると待機室の中は黒焦げになった無残な死体で溢れかえっています。
あまりにも凄惨な光景に矢口が言葉を失っていると、何者かが彼の足首を掴んできました。
よく見てみると掴んできた人間は輪島だったのです。
瀕死の輪島に事情を聞こうとしていると、廊下の奥から足音が聞こえてきました。
煙が立ち込める中、矢口が足音の方向を見てみると仕事の説明をしに来た社員の姿が浮かび上がります。
しかし同時にこの社員が拳銃を持っていることにも気がつきました。
一瞬でこの状況が自分にとって良くないと判断した矢口は、ドアの裏に身を隠すことにします。
するとこの社員は実験は失敗と言い残し、輪島たちを撃ち殺していきました。
命の危険を察知した矢口がすぐに逃げ出そうとします。
しかし焦るあまり物音を立ててしまい、社員に気づかれてしまいました。
逃げ出す矢口に対して、社員はたて続けに発砲を繰り返していきます。
追われながら逃げ場がないと感じた矢口は、勢いよく海へ飛び込みました。
社員はその姿を見ながら海に向かって何度も発砲し続けます。
果たして矢口は命を失うことなく、この窮地を脱することができたのでしょうか!?
そして彼らを貨物船に集めた大企業の真の目的とは何なのでしょうか!?
その真相はご自分の目で漫画をご覧になってお確かめください。
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『デガウザー』を読んだ感想
都市伝説に詳しい人なら、この漫画を読めばフィラデルフィア計画を連想してしまうかもしれません。
フィラデルフィア計画はアメリカ海軍が行ったと噂されているステルス実験です。
第二次世界大戦が勃発していた頃、レーダーは船体が発する磁気に反応するシステムと考えられていました。
ステルス実験は船体の磁気を消してしまえばレーダーに映らないという発想から浮かび上がった画期的な方法だったのです。
そして1943年、フィラデルフィアの海上に浮かぶ駆逐艦でこのステルス実験が秘密裏に行われました。
実験は無事に成功したと思われたのですが、閃光に覆われた駆逐艦は徐々にその姿を消してしまったのです。
その後レーダーに映らなくなっただけでなく、物理的に姿を消した駆逐艦は2500Km離れた場所で発見されました。
これが都市伝説最大のミステリーと噂されるフィラデルフィア計画の概要です。
もちろんここまでご紹介した内容は、都市伝説ですので信憑性はありません。
しかしこの都市伝説が『デガウザー』という物語に大きく関係していると思われるため、詳細を説明させてもらいました。
ここからこの漫画はさらに衝撃的な展開を迎えることになります。
いったいどこまでフィラデルフィア計画と関連させていくのでしょうか!?
こうした点も含めて注目すべき内容になっています。
『三億円事件奇譚モンタージュ』や『クダンノゴトシ』という衝撃作品を世に送り出した人気漫画家の世界観をじっくりとご堪能ください。
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