クダンノゴトシ(漫画)のネタバレ!オススメのホラー漫画ですよ!

今回は「渡辺潤」先生の『クダンノゴトシ』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『クダンノゴトシ』はこんな漫画

辻本光は彼女の桜井千鶴と共に、サークルの仲間と卒業旅行に向かいます。

その帰り道、7人を乗せた車が真っ暗闇の中、得体の知れない不気味な生き物を轢いてしまいました。

彼らはこの事故をきっかけに悪夢とも思える出来事に巻き込まれていきます。

若者たちに死の宣告を下していく異形の姿をした生き物。

この運命から逃れる術はあるのでしょうか!?

凄まじい恐怖で読者を震え上がらせていく『クダンノゴトシ』

今回はこちらのホラー漫画の魅力を、ネタバレを含みながらご紹介していきます。

死へのカウントダウンを突きつけられた若者たちの姿に注目しながらお楽しみください。

 

『クダンノゴトシ』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

温泉も料理も抜群だった卒業旅行。

光たちは帰りの車内でも談笑をしています。

しかし出版社に内定している藤澤は、旅行先が伊豆だったことに不満を抱いていました。

藤澤伸司
「俺ら仮にも旅行サークルだよな?せめて沖縄とかさ・・・」

愚痴を言う藤澤をなだめるように、スポーツメーカーに就職予定の馬場あゆみが声をかけます。

馬場あゆみ
「しょーがないじゃん!ビンボーなんだから・・・だからうちらの代で潰れるんでしょ?」

慢性的に貧困状態のこのサークルは、彼らの代で廃部が決定していました。

そんな二人の会話に割って入ったのが、スポーツジムから内定をもらった小野寺洋太です。

小野寺洋太
「テニサーどこだか知ってっか?イタリアだよ、イ・タ・リ・ア」

彼と同様にテニスサークルを羨ましがる河合舞。

彼女はこの春から食品メーカーに勤める予定です。

河合舞
「いーないーな・・・舞も本場のパスタ食べたいー」
馬場あゆみ
「そりゃ外国とか行ってみたいけどさ・・・」
河合舞
「あゆちゃん、パスポートも持ってないしね」
馬場あゆみ
「だからビンボーなの!」

そんな二人に実家のコンビニを引き継ぐことになっている白石辰巳が声をかけます。

白石辰巳
「じゃ・・・じゃあさ、お盆あたり海外デビューしちゃう?社会人になりゃみんな金だって・・・」

しかし彼はここで辻本光だけ、就職先が決まっていないことに気が付きます。

白石辰巳
「あ・・・光、わりーわりー」
辻本光
「まっ幸せな内定組のキミらがオレの旅費出してくれるってーなら・・・海外行ってやってもいいけどー?」

就活中なのに茶髪姿の光。

仲間たちは彼にヒモの才能があるかもしれないと思っていました。

そのため光の彼女の桜井千鶴のことを心配している様子です。

桜井千鶴
「き、気をつける・・・そういえば光さ・・・今朝早く1人で旅館出てたでしょ?」
辻本光
「ああ・・・散歩だよ、散歩」

どこか素っ気ない態度の光に、千鶴はどこかぎこちなさを感じていました。

こうしてそれぞれの状況を抱えたまま、彼らの卒業旅行が終わりを迎えようとしています。

しかしそんな中、彼らを乗せた車はカーナビに載っていない場所を走り始めていました。

この異変に気が付いた女性陣はUターンすることを提案します。

辻本光
「おいおいお前ら、学生の卒業旅行なんてよぉ、ノリがすべてだろー!?」

光の言葉で遊び心に火が点いた男性陣。

女性陣の反対を押し切り、そのまま真夜中の林道を直進していきます。

すると次の瞬間、目の前に大きな野生動物のようなものが現れました。

車は勢いを止められず、この動物と衝突してしまいます。

動物を轢いたことを認識した彼ら。

桜井千鶴
「それって・・・人ってことないよね・・・?」

千鶴のこの言葉により、全員が車を降りて外へ確認に行きます。

真っ暗闇の中をスマホの灯りを頼りに進んでいく彼ら。

そこには大きな牛のような動物が倒れていました。

しかし灯りを当ててみると、この動物の顔は人間のものをしています。

果たして不気味なこの生物の正体とは!?

 

 

楽しげだった卒業旅行が交通事故により一変してしまいます。

さらに彼らを驚かせたのが、衝突した生き物がこの世のものとは思えないものということでした。

ここからホラー漫画の神髄を見せていく『クダンノゴトシ』

インパクト抜群となっている得体の知れない生き物の姿は、実際に漫画を読んで確かめてください。

必ず恐怖で言葉を失ってしまいますよ。

それではこの不気味な生き物の姿に注目しながら続きをご覧ください。

後編

不気味な生物がまだ生きていて、さらに人間の言葉を話し始めたことでパニックになった彼ら。

冷静さを失ったため、この生き物を持っていた木材で殺害することにしました。

辻本光
「うおおおおお」

男性陣が我を忘れたように奇妙な生き物を殴りつけていきます。

しばらくして生き物が動かなくなると、すぐに車へ乗り込み山を下りていきました。

その道中はパニックになっていることもあり、無言になる彼ら。

どうにかレンタカー店に戻ることができたのですが、ここで不思議な現象が起こりました。

確かに不気味な生き物と衝突したはずなのですが、車には傷一つ残っていなかったのです。

状況が理解できない彼らなのですが、とりあえず一時解散することになりました。

千鶴と一緒に帰り道を歩く光。

辻本光
「みんな疲れてたからなー、昨日の夜はすげー酒飲んでたし、んで偶然の集中豪雨、蓋を開けてみりゃこんなもんでしょ!」
桜井千鶴
「ねぇ光・・・今日泊ってかない?1人だと怖くて・・・」
辻本光
「なんもねぇって千鶴・・・もう0時近いんだしさ・・・へとへとなんだよ・・・わりっ!」

こうして不気味な生き物を幻覚だと思うことにした彼ら。

しかし翌日になるとこの出来事が幻覚ではないことを痛感させられることになります。

そのことを始めに体験したのは光でした。

この日、千鶴に電話で別れを告げた光。

嫌がる千鶴との電話を強引に切ってしまった彼は、自宅マンションで自殺をしようとしていました。

辻本光
「大騒ぎになっちまうんだろうなぁ・・・でも楽になりたいんだ・・・」

ドアノブに結んだロープで首を吊ろうとしています。

遺書を残して眠るように意識を失っていく光。

しかしそんな中、部屋の中に人の気配を感じます。

辻本光
「ん・・・ち・・・千鶴・・・?」

ゆっくりと目を開けてみると、そこには殺したはずの不気味な生物の姿がありました。

自ら死ぬことは認めないと語るこの生き物。

この出来事によって自殺することができなかった光。

辻本光
「あの悪夢から6日・・・死ぬに死にきれず・・・かと言って人生前向きになれるわけもなく・・・」

まだ光は不気味な生物のことを幻覚だと思い込んでいるようです。

しかし彼に起きた出来事は幻覚ではありませんでした。

少しずつ近づいてくる死へのカウントダウン。

まるで死神のような異形の生物の正体とは何なのでしょうか!?

光たちに襲い掛かるあまりにも残酷な運命は、是非ご自身の目で確かめてみてくださいね。

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『クダンノゴトシ』はこんな人にオススメ

ホラー漫画が好きな人にオススメの作品です。

ただし、生半可な気持ちで読むことは避けてください。

それほどまでに恐怖感がとてつもない『クダンノゴトシ』

この作品のスリルは数多くあるホラー漫画の中でも最高クラスだと思います。

背筋が凍るほどの恐ろしさを体験してみてください。

 

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