アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどりのネタバレ(第2話)!

今回は「荒井ママレ」先生の『アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』はこんな漫画(あらすじ)

葵みどりは総合病院の薬剤師として忙しい日々を過ごしています。

病院内を駆け回っている葵みどりなのですが、医師のように患者から頼られることはありません。

それは薬剤師がアンサング(讃えられることのない)職業だからです。

しかしポジティブな葵は患者の日常を守るため、足を止めるようなことはしません。

褒められなくても患者と向き合う素敵な職業を題材にした『アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』

今回はテレビドラマ化された医療ドラマの第2話についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

実写ドラマのキャストもチェックしておいてください。

 

『アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

目隠しをした葵みどりが薬の味見をしています。

葵みどり
「最初のがバナンで後のがフロモックス!あたり?あたり?」

味の違いを言い当てたのですが、先輩たちからは2択なので適当だと思われてしまいました。

しかし葵はバナンの苦味をしっかりと感じ取っていたのです。

そのことを説明すると余計に引かれてしまいました。

葵みどり
「何でですか!新薬出たら舐めて転がして味わうでしょうが!」

熱くなってしまったのでますますドン引きされてしまいます。

葵は新人の頃に薬の味を知るため、散々飲まされてきました。

ただし普通の看護師は不味いかどうかを覚えるだけで、葵のように味の特徴までは覚えません。

刈谷奈緒子
「はい、そこまで、もう外来受付が始まります!遊んでないで準備して」

刈谷が手を叩いたところで薬剤師たちが業務に戻っていきます。

その刈谷が葵を呼び止めました。

葵みどり
「な、なんでしょうか、刈谷さん・・・」
刈谷奈緒子
「うちの病院の一日平均外来患者数ご存知?1200人、それを10人の薬剤師で回さなきゃならないの」
葵みどり
「ハ、ハイ・・・」

薬の味について勉強熱心なことを注意するつもりはありません。

ただそれよりも窓口の対応で重要なのは、患者さんに対して正確でスピーディーに薬を出すことなのです。

そのため葵のようにマニアックな知識を披露している時間はありません。

刈谷奈緒子
「それから患者さんとの雑談をうまく切り上げる術を身につけて」
葵みどり
「で、でも話の中から問題点とか気づくことも・・・」
刈谷奈緒子
「関係ない話で盛り上がっているのを結構見かけるけど」
葵みどり
「う・・・」

関係ない話で盛り上がってしまうことを葵は否定できません。

最近も薬の話をしているうちにお酒のお供について話題を広げてしまいました。

刈谷奈緒子
「とにかく服薬指導が必要な場合はドクターから依頼書が出るんだから余計な時間はかけないこと!」

刈谷の言う通り、薬剤師には余計な時間を費やしている暇はありません。

調剤という作業はとにかく時間との闘いなのです。

注意された葵はスイッチを入れ直して調剤を捌き始めました。

葵みどり
「山口様ですね、お待たせしました、本日はこちらのお薬4種類出てます」

山口さんは息子がマイコプラズマ感染症を患っています。

息子の抱っこが重たそうなので、葵はスピーディーに薬の説明をすることにしました。

山口さん
「あの、その薬今検索したら副作用に幻覚とか意識障害とか書かれてるんですけど」
葵みどり
「・・・副作用はまったくないとは言えませんが、安全性の高いお薬ですし一般的に処方されるものですのでご安心ください」
山口さん
「そうですか・・・」

山口さんが熱心に副作用の危険性を質問してきます。

このように母親が子供に飲ませる薬に不安を抱くことは珍しくありません。

葵みどり
「山口様、何かお薬のことで気になったりしたら薬局の方にお電話いただいても大丈夫なので、ネットは情報量が多いので調べすぎると色々・・・」

詳しく説明しているうちに隣の刈谷が圧力をかけてきます。

ここでも葵は時間をかけ過ぎてしまいました。

しかし葵の丁寧な仕事が患者を救うことに繋がっていくのです。

 

 

薬剤師の仕事がとても忙しいことを教えてくれる内容になっていますね。

病院には多くの患者が来るのでそれぞれに調剤しなければいけない薬剤師には、たしかに時間が足りないのかもしれません。

少ない時間の中で患者と向き合うヒロインが魅力的な『アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』

ここから葵の丁寧な仕事が母親と子供を苦しみから救っていきます。

葵のような薬剤師に出会いたいと思いながら作品の世界観に魅了されてください。

後編

病院から帰ってきた山口さんが息子に薬を飲ませます。

しかし不味いので薬を飲んでくれません。

山口さんは風邪を引いた時にオレンジジュースで薬を飲ませればいいという情報を思い出します。

仕事の電話をしながらオレンジジュースを出してあげたのですが、苦味を感じた息子が吐き出してしまいます。

山口さん
「ごめん、礼央に早く良くなってほしくて」

なんとか落ち着いてくれた息子を寝かせることができました。

山口さんはデザイン会社で働くシングルマザーです。

優秀に仕事をこなしているのですが、息子のために仕事を休むことも少なくありません。

そのため同僚の女性社員から文句が出ていることも知っています。

山口さん
「大丈夫、こんなのは覚悟してた、昔は私も言う側だったもんな・・・」

次の日も山口さんは病児保育施設の予約が取れず休むことになってしまいました。

ただし在宅でできる作業は振ってもらいます。

在宅で仕事しながら息子の面倒を見ているのですがなかなか熱が下がりません。

仕事と子育てに集中していると、部屋の中は荒れ放題になっていました。

山口さん
「大丈夫・・・ここんとこキツかったし、礼央が起きるまでにきれいに片付ければいい」

自分を励ますことしかできません。

再び病院に行ってもこの地域は子供の医療費が無料のため、流れ作業のように診察が終わってしまいます。

もちろん息子は重病ではないため診察が早く終わるのは仕方ないことかもしれません。

しかし息子を抱っこしているうちに、山口さんは暗い気分になってきました。

山口さん
「私が選んだこと、なんだって頑張るつもりでいる、でも私の頑張りだけじゃダメなことはどうすればいいんだろう、情報は溢れてるのに誰も教えてくれない」

必死に働いて息子と楽しく暮らしたいという気持ちが、自分のエゴかもしれないと思えてきます。

口では大丈夫と言っているのですがどう見ても大丈夫ではありません。

そんな山口さんに声をかけてきたのが葵でした。

葵みどり
「山口さん!大丈夫ですか・・・?お薬のご用意できてますが・・・礼央くんいかがですか?」
山口さん
「あまり・・・熱も下がったと思ったらまた上がったり・・・この子が薬を嫌がって飲んでくれなくて・・・ジュースとかに混ぜたり・・・色々試したんですけど・・・」

話を聞いた葵は調剤を先輩に任せて山口さんに服薬指導することにします。

ただ医師の依頼書は出ていません。

本当は依頼書がなければ服薬指導は行えないのですが、患者を放っておけない葵は服薬指導室に入っていきました。

そして山口さんの息子に処方している薬の味見を勧めます。

粉薬には甘味がついていました。

葵みどり
「元々かなり苦味の強い薬なので甘味料でコーティングしてあるんです、でもお子さんの味覚は大人より敏感なので一度苦手意識を持つとなかなか飲んでくれないんですよね」

薬自体に嫌なイメージを持つことも飲んでくれない理由になるかもしれません。

そこで葵は薬をチョコアイスに混ぜて飲ませることをお勧めします。

こうすれば薬の味はほとんど気になりません。

山口さん
「チョコアイス・・・!?一緒にしていいんですか?・・・でも私子供にあまりそういうものを食べさせないようにしてて・・・100%果汁のジュースとかで・・・」
葵みどり
「じゃあこれも試しに飲んでみてください」

オレンジジュースで粉薬を飲んでもらうことにします。

しかし山口さんはオレンジジュースすでに試していました。

山口さん
「にっが・・・!すごい口に残る・・・」
葵みどり
「クラリスロマイシンは酸性のものと一緒に摂るとコーティングがはがれて本来の強い苦味が出てきてしまうんです、なので柑橘系やヨーグルトなんかも避けた方がいいですね」

こうして山口さんは葵のおかげで苦い飲み方を息子に押しつけていたことを知ったのです。

さらに苦い顔をしたので息子に笑われてしまいました。

山口さん
「礼央、苦いの飲もうとしてえらかったね、ママも一緒に色々試してみるから一緒に頑張ってくれる?」

息子も頑張ってくれることを約束してくれます。

葵は2人に伝えたいことがもう1つありました。

葵みどり
「礼央くん、おくすりは礼央くんの味方だからね、私たちはお医者さんじゃないけどおくすりの専門家だからどんどん頼ってくれたらうれしいな!」

またしても1人の患者に時間をかけてしまいましたが、山口さんの悩みを解消することができた葵だったのです。

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『アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』のネタバレ!

2019.11.06

 

『アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』ドラマのキャストは?

フジテレビ系で実写ドラマ化された『アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』!

気になるキャストは葵みどり役を石原さとみさんが演じています。

時間をかけることに厳しい刈谷奈緒子役には桜井ユキさんがキャスティングされました。

他にも西野七瀬さん、成田凌さん、真矢ミキなどの豪華俳優陣が出演しています。

漫画を読んだ後は実写ドラマも視聴してみてください。

 

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