どうせもう逃げられないのネタバレ!感想と無料の試し読み情報も!

今回は「一井かずみ」先生の『どうせもう逃げられない』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

『どうせもう逃げられない』はこんな漫画

24歳の野田蔵なほは、普通のOLとして働くことを夢見ています。

しかし現在は無職のため、就職活動に奔走していました。

そんな中、内定をもらうまでのつなぎとしてデザイン事務所でアルバイトをすることにします。

この事務所で運命的な出会いを果たしたなほ。

仕事と恋に奮闘する健気なヒロインの姿を描いた『どうせもう逃げられない』

今回はこの恋愛漫画の魅力を、ネタバレを含みながらご紹介していきます。

ドキドキが止まらないオフィスラブを読んで、胸をときめかせてみてください。

『どうせもう逃げられない』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

就職活動の真っ最中にアルバイトの面接にやってきたなほ。

なほ
「私の夢はOLになることです、朝はすし詰めの通勤電車に揺られて、お昼は仲の良い同僚とおしゃべりランチ」

そして職場の先輩と恋に落ちるといった未来を夢見ていました。

しかし大学の時の就職活動で全敗してしまいます。

そのため2年間は派遣社員とアルバイトをしながら生計を立ててきました。

ですがOLになるという夢を捨てきれないため、現在も就職活動を続けています。

そんな中でようやくある会社の最終選考まで残ることができました。

なほ
「あと1回確認の面接で月内にも採用が決まるはず、だからこのバイトは当面の生活費、来月にはずっとずっと夢見てきたOLにとうとうなれるんだ」

期待に胸を膨らませています。

アルバイトの面接なのにリクルートスーツまで着てくるほど生真面目ななほ。

しかし早く着きすぎてしまったため何もすることがありません。

すると一人のイケメンが近づいてきました。

イケメンはなほの目の前で彼女と痴話げんかを始めてしまいます。

ケンカの原因はどうやら彼が浮気をしたことのようでした。

ですが激昂する彼女に対して彼氏は全く動揺していません。

なほ
「なんで面接前に修羅場!?え・・・縁起でもない、逃げよ・・・っ」

この場を離れようとするなほだったのですが、突然イケメンに腕を掴まれてしまいます。

向坂
「わかった、今日から俺この子とつき合うから、これでいい?」

最低な態度を取るイケメンに対して、彼女はカバンで顔を叩いてきました。

蹴りまで入れられたイケメンだったのですが、自分のことよりもなほのことを気にかけてくれます。

向坂
「リクスーちゃん大丈夫?巻きこんじゃってごめんねー、怪我ない?」
なほ
「信じられない!彼女にどうしてあんな態度取れるの!?人の気持ち傷つけて平気なの!?最っ低!!」
向坂
「あの、本当に君とつき合ったりはしないからね?」
なほ
「わかってます!さよならっ」

立ち去ろうとするのですが、彼女に殴られた頬が赤くなっていることが気になってしまいます。

そのためハンカチを渡すことにしました。

なほ
「殴られたとこきっと腫れるからすぐ冷やしたほうがいいです、一応・・・私を庇ってのことだったから」
向坂
「じゃあ新しいの買って返すから、ケーバン教えて」
なほ
「教えません!!」
向坂
「リクスーちゃんはいい子だねぇ、世の中は俺みたいな小狡い奴ばっかだよ?仔猫なんか気をつけないと頭からバリバリ喰われちゃうから」

ハンカチのお礼を言うとイケメンは目の前のビルに入っていきました。

最低な男性と出会ってしまったと思うなほ。

気がつくと面接の時間が迫っていたため、慌てて向かうことにします。

すると彼女が面接を受けに来たデザイン事務所には、先ほどのイケメンの姿がありました。

向坂
「あ、さっきのリクスー、バイトの応募ってあんたか、下にすげー前からいたよな?何してたの」

あまりの驚きで固まってしまうなほ。

しかしすぐに冷静さを取り戻し自己紹介を始めます。

なほ
「野田蔵なほと申します、よろしくお願いします」
向坂
「だははははっ」
なほ
「・・・何がおかしいんですか」
向坂
「いやだって、さっきは噛みつかんばかりだったのに、しかも自分の名前”のらくら”・・・」
なほ
「野田蔵です!」

面接が始まるとすぐに採用が決定しました。

向坂
「自己紹介が遅れたね、ソロ・デザイン代表の向坂です、よろしくね、のらくらちゃん」

こうしてなほの人生を変えていくアルバイト生活が始まったのでした。

最低な印象だった男性が面接先の代表というドラマチックな出会いが、とても素敵だと思いました。

真面目で世間知らずなところがあるなほと、チャラ男の向坂との間にあるギャップも魅力的ですね。

しかしここから向坂が大人の男性としてカッコイイ姿を見せ始めていきます。

なほと向坂のやり取りを見ていると優しい気持ちになれる『どうせもう逃げられない』

印象的なセリフの数々に心を打たれていってください。

後編

なほがアルバイトすることになったソロ・デザイン事務所は、今までに見たことがない不思議な会社でした。

都心に建つマンションの広々とした部屋がオフィスで、置いてあるのは机とパソコンと大量の専門誌だけです。

勤めているのは向坂を含めた4人の社員でした。

しかし平日の昼間であっても、向坂以外の社員は事務所に顔を出すことがありません。

電話もほとんど鳴らないため、オフィスは静まり返っています。

こうした雰囲気の中で向坂は何かを読んだり書いたりしていて、なほの目には仕事をしているようには見えませんでした。

なほ
「そんな中で私は一日中、帳簿を入力しながら”のらくら”とバカにされていた」

ブラック企業かも知れないと不安になっていくなほ。

するとバイト中にも関わらず、向坂が散歩に誘ってきました。

なほ
「私、今バイト中で・・・」
向坂
「俺がいいって言ってんだからいいに決まってんだろ、ほんとのらくらだなー」

なほが散歩につき合うことにすると、向坂が急にエルメスのハンカチを渡してきます。

以前にもらったハンカチのお礼だと言うのですが、高価すぎるため遠慮するなほ。

しかし強引な向坂には逆らえず仕方なく受け取ることにしました。

向坂
「のらくらは大学出て2年間何してたの、あえて派遣社員選んだってことは定職に就きたくなかったんだろ?何か事情があったの?」
なほ
「・・・就職できなかっただけです」
向坂
「ふーん、よかったね、今受けてる会社で就職決まりそうなんでしょ?おめでとう」
なほ
「はい、私ずーっとOLが夢なんです、派遣してた時は職場がコロコロ変わって友達できなかったし」

職場の仲間に囲まれて幸せに働きたいことを語っていきます。

しかしなほのこの考えを向坂は甘いと指摘してきました。

向坂
「リストラされない保障は?人間関係がうまくいく確率は?あんたみたいに頭がお花畑だとどこにいたって狡猾な奴にいいようにされるのがオチだと思うよ」
なほ
「でもやってみてダメだったらともかく、やらずにダメだったなんて嫌です、その先が辛いなら辛いことにも遭ってみます、それでその時悩みます」
向坂
「はは、バカだのらくらちゃん、でもそっか、そうだね」

いつもと様子の違う向坂になほは驚いてしまいます。

するとそこになほと同じく最終面接に残っている島津という男性が声をかけてきました。

彼はなほのことを気にかけてくれる優しい男性です。

島津
「なほちゃん!今少し話せる?高田産業の最終面接日変わったよ、人事の今井さんが”話なほちゃんにも回して”って」
なほ
「ありがと、メモる!いつ?」

なほがメモを取ろうとしていると、向坂が二人の会話に割って入ってきました。

向坂
「嘘だろそれ、そんな大切な事項、企業が受験者に伝言頼むかよ?こんな女の子まで騙すなんて、そーとー追いつめられてんな、残念な奴」

しかしなほは向坂よりもいつも親身になってくれた島津を信じることにします。

なほ
「向坂さん、謝ってください、私の友人を侮辱しました」

なほはこの出来事をきっかけに、向坂が平気で人を傷つける人間だということを思い出していました。

こうして島津に謝罪をしてもらったのですが、数日後になると向坂の言う通りだったことが判明してしまいます。

島津はライバルを一人でも少なくしたいため、なほに嘘をついていました。

その嘘を信じてしまったなほは、最終面接を受けることすらできなかったのです。

会社とのやり取りを聞いていた向坂。

向坂
「掛け直せ、面接官に事情を洗いざらい話せ、それでも面接に行かなかったのはのらくらの責任だけど」
なほ
「ダメです!だって全部私が悪いもん!向坂さんが忠告してくれた時、私彼を信じて彼を庇った、”ふくすい盆に返らず”です、なら諦めて次に行きます」

前向きな考えを語るなほだったのですが、心には大きな傷が残っていました。

その痛みを悟った向坂は彼女を優しく抱きしめてあげます。

次の日、どんな顔で向坂に会えばよいのか分からないなほ。

緊張しながら出社すると、初めて会う他の社員の姿がありました。

なほが挨拶をしていると向坂から大事な話があると言われます。

向坂
「ここは超個人主義の会社で、それぞれ独立できるレベルのプロが自分のペースで働いてる」

そのためこの会社にはなほが期待する同僚とのランチの時間はありません。

仲良く働ける雰囲気もないと語る向坂。

向坂
「それでもよければだけど、のらくらを正社員に採用したい、経理ができて小回りの利く雑務係が欲しかったんだ、どうだ?」

向坂はなほの返事を聞く前に彼女の名刺を作っていました。

なほ
「私、会社で自分の名刺持つのも夢でした」
向坂
「よかったね、開けてみな」

箱を開けてみると名刺には“のらくら あほ”と書かれています。

なほ
「最っ低!!」
向坂
「あ、本物はこっちね」

こうして夢を叶えることができたなほは、OLとしての第一歩を進みだしたのでした。

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『どうせもう逃げられない』を読んだ感想

とても素敵なラブストーリーだと思いました。

生真面目でピュアななほも魅力的ですし、彼女を優しく包み込む向坂もかっこよかったです。

二人のセリフも心に残る印象的なものが多いので胸にグサッと突き刺さりました。

恋愛漫画を読んで感動とトキメキを味わいたい人にオススメの『どうせもう逃げられない』

ゆっくりと時間をかけながら極上の癒しを体感していってください。

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