『真・群青戦記』のネタバレ(漫画)!感想とあらすじも!

今回は「原作 笠原真樹 作画 アジチカ」先生の『真・群青戦記』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『真・群青戦記』はこんな漫画(あらすじ)

ミチロウマコトは同じ親から生まれた兄弟なのですが、性格や考え方に大きな隔たりがあります。

容姿端麗で成績優秀な弟のマコトに嫉妬するミチロウは、安定した生活を送るため山岳救助隊を目指すことにしました。

そんな中、友人を殺害しようとした容疑でマコトが逮捕されてしまいます。

子供の頃から何をしでかすか分からなかったマコトは拘置所で面会したミチロウに、戦時下の英雄と殺人鬼の違いについて尋ねてきました。

大義の有無と答えるミチロウにマコトは時代の違いだと答えます。

命に対する考え方が真逆な兄弟が戦国時代にタイムスリップしてしまう『真・群青戦記』

今回は凶悪犯罪者と戦国武将を戦いを描いた歴史時代劇の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

大人気シリーズを見逃さないでください。

 

『真・群青戦記』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

長野県の拘置所でミチロウが殺人未遂容疑で収監されている弟のマコトと面会しています。

マコト
「殺人なんてまともな精神じゃ出来ないよ、つまり立派な才能だと思うんだ、じゃあ戦時下の英雄と殺人鬼の違いって何だと思う?ミッちゃん」
ミチロウ
「英雄と殺人鬼の違い?・・・うーむ・・・次までに考えておく」
マコト
「宿題だね」

面会の時間が終了したため質問に対する回答は宿題となりました。

拘置所を出たミチロウはそのまま山でキャンプしながら弟の質問に対する答えを考えます。

ミチロウは英雄と殺人鬼が全く異なると思うのですが、質問の意図が分からないまま安易に回答することはできません。

下手に応えたらマコトが犯したかもしれない罪を肯定することになってしまうのです。

同じDNAを持つミチロウとマコトなのですが現在は全く異なる環境に身を置いていました。

ミチロウにはこのような状況になった分岐点が分かりません。

元々マコトとは何かが違っていたと思っています。

ミチロウ
「なぜお前は命に疑問を持つ?自然はこんなに命を生かそうとしているのにお前は人を殺そうと・・・それとも冤罪なのか」

弟の容疑はまだ確定した訳ではありません。

兄としては弟の無罪を信じたいと思っています。

信じたい気持ちを抱えながら再び拘置所へ足を運ぶことにしました。

長野県のU拘置所には未決囚や死刑確定囚など様々な被収容者が収監されています。

マコト
「ミッちゃんまた焼けた?」
ミチロウ
「ん・・・ああ」

収監中のマコトは週に二回しか入浴することができません。

それなのに髪がサラサラしているので、マコトはどちらが収監されているのか分からなくなってしまいます。

マコト
「キャンパスライフはどう?」
ミチロウ
「山とバイトで手一杯だけどなんとかな・・・」

マコトは公務員試験で有利になるため柔道の段位を取りました。

昔から憧れている山岳救助隊に入りたいと思っているのですが、人命救助を仕事にしたいという動機はマコトに話していません。

マコト
「昔よく父さんと3人で登ったよねぇ、久々に行きたいな」
ミチロウ
「山は考え事すんのにいいんだ・・・お前から出された宿題とかな」
マコト
「覚えててくれたんだ」
ミチロウ
「殺人鬼と英雄の違いは大義の有無じゃないか?」

大義があるかどうかが殺人鬼と英雄の違いだという答えに辿り着きました。

しかしすぐにマコトがミチロウの考えを否定します。

マコト
「僕はそうは思わないな、現代の殺人犯だって自分なりの大義の為に犯行を犯してる人が大半だと思うし」
ミチロウ
「・・・じゃあ・・・お前はどう思うんだよ?」
マコト
「時代のみだと思ってる」

殺人を肯定するような発言を受けてミチロウは頭を抱えてしまいました。

マコトは2月7日21時頃、電化製品のコードを使って友人の首を絞め殺害しようとした疑いで起訴されています。

事件から2ヶ月が経過した現在も友人の意識は戻っていません。

逮捕された当初からマコトは曖昧な供述を繰り返しています。

ミチロウ
「やっていないと言ってくれ・・・せめて・・・執行猶予!もう十分だ、お前に振り回されるのは・・・おれはお前の引き立て役じゃねぇ・・・」

成績優秀なマコトは医学部に進学し、スポーツでもテニス部で県大会を制しました。

さらに容姿端麗なので女子から高い人気を誇っています。

一方のミチロウは柔道部でむさくるしい男共と組み合う日々を送ってきました。

兄弟なのに対照的な生き様を送る弟にミチロウは嫉妬心を抱いています。

それでも弟の容疑が冤罪であってほしいと信じてきました。

ミチロウ
「だけどマコトは節々に異常性を垣間見せた、家族くらいしかそれに気づいていなかっただろうが・・・」

ここからミチロウとマコトの運命を左右する判決が下されることになるのです。

 

 

命に対する考え方が正反対のミチロウとマコトの姿が印象的でした。

殺人鬼と英雄の違いを時代だと言い切るマコトには狂気を感じられますね。

命を奪う行為が時代によって犯罪と正義に区分されることをテーマに掲げた『真・群青戦記』

ここからミチロウとマコトが戦国時代にタイムスリップしていきます。

ドラマチックな展開から目を離さないでください。

後編

マコトに対する判決が裁判官から言い渡されました。

下された判決は7年の実刑です。

弁護士の言うことを聞いてくれないため、上告しても判決が覆ることは考えられません。

実刑判決にショックを受けたミチロウは再び山の中で考え事をすることにします。

ミチロウ
「性別が選べないように血縁や家族も選べない・・・親に責任の一端がある事は否定しない、でも兄弟は・・・血を分けたからと言って犯した罪まで別けなければならないのか・・・」

考えれば考えるほど兄弟の意味が分からなくなってきました。

答えが出ないままミチロウは弁護士とマコトの面会に向かいます。

マコト
「北村さん頻繁に来てくれて嬉しいですよ、ミッちゃんその格好山帰り?」
ミチロウ
「ハハ・・・ついでみたいで悪いな、東太郎山近いだろここ・・・好きなんだあの山、マコト・・・この前の裁判もそうだがなんで打合せ通り話さないんだ?」

マコトは弁護士の方針に従おうとしません。

その理由を尋ねたのですが全く違う答えが返ってきます。

マコト
「そういえば向かいの房の人に聞いたんだけどさ3年前滋賀県の高校の校舎が丸々消えた事件があったでしょ、ほらあの敷地にぽっかり穴が開いた、向かいの人がさ自分はあの事件の生存者だって言い張ってるんだ」

マコトはすぐにこの話を信じた訳ではありません。

しかし戦国時代にタイムスリップしたという話にはリアリティーが感じられました。

ミチロウ
「マコトォ答えろォ!お前本当の所どうなんだ!友達をっ・・・殺そうとしたのか!?それともやってないのか・・・?マコト・・・おれはお前を救いたいんだ」

関係のない話を聞いている場合ではありません。

頭に血が上ったミチロウはつい大声を上げてしまいました。

マコト
「ミッちゃんが救いたいのは殺人犯の兄になる自分だろ・・・僕は・・・生まれて来る時代を間違えたのかもしれない」

結論が出ないまま面会時間が終了します。

仕方なく帰ろうとすると赤い雨が降ってきました。

そしてまだ4月なのにセミが大量に発生していきます。

さらにセミの声が止むと拘置所内に視界が悪くなるほどの蒸気が湧いてきました。

蒸気が晴れると拘置所の周りに異様な光景が広がります。

ミチロウ
「・・・木が・・・も・・・森・・・?なんだ・・・これ・・・」

先ほどまでは存在しなかった森に包まれていました。

驚いているとマコトが近づいていきます。

マコト
「ミッちゃん、ごめんねミッちゃん」

マコトはミチロウに抱きつくとそのまま拘置所から脱走してしまいました。

すぐにミチロウが追いかけるのですが見失ってしまいます。

ミチロウ
「あれって・・・昔の山城だよなぁ・・・なんであんなとこに・・・マコトの言ってた話じゃあるまいし・・・まさかなぁ・・・」

山中で迷ってしまったミチロウはリュックの中から食料を出すことにしました。

するとリュックに入れていたナイフがマコトに奪われています。

これ以上マコトに罪を重ねさせる訳にはいきません。

ミチロウが慌て始めた頃、マコトは3人の武士に囲まれていました。

武士たちはマコトを不審人物だと判断し斬りかかってきます。

しかし刀を避けたマコトが盗んだナイフで武士の首を斬ってしまいました。

マコト
「すぅー・・・はぁー・・・初めてだ・・・こんな風に息するの・・・」

福岡藩主黒田家が所蔵する大阪夏の陣図屏風には、現代の凶悪犯と戦国武将の覇権争いが描かれています。

ここからタイムスリップした死刑確定囚を含む凶悪犯と戦国武将の戦いが幕を開けることとなったのでした。

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2018.04.23

 

『真・群青戦記』はこんな人にオススメ

歴史時代劇とファンタジー漫画が融合した読み応えのある作品になっています。

両方ののジャンルが好きな人を満足させてくれますし、ヒューマンドラマが好きな人にとってもオススメの漫画ですね。

時代を超えた男たちの争いを描写していく『真・群青戦記』

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