空へ届けたい手紙のネタバレ!漫画の魅力をお伝えします!

今回は「丸山真理」先生の『空へ届けたい手紙』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『空へ届けたい手紙』はこんな漫画

大好きだった幼馴染が難病に侵されてしまう悲しみを描く『空へ届けたい手紙』

読者の実体験を基にした表題作の他、「欠けてゆくもの」「甘くて悲しいね」「パパとジロ」の3作を収録した短編集となっているこちらの作品。

今回はこの漫画の魅力をネタバレを含みながらご紹介していきます。

「ちょっと聞いて!グランプリ」優秀賞を受賞した涙が止まらない物語をじっくりとご堪能ください。

 

『空へ届けたい手紙』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

大人になり子宝に恵まれた幸子。

保育園で子どもと遊んでいると「さっちゃん」という呼び声に反応してしまいました。

小さな頃のあだ名が「さっちゃん」だった幸子は、その声で大好きだった幼馴染のことを思い返します。

幸子
「おかっぱがよく似合う小柄な愛ちゃん、永遠にその姿のままの」

当時小学6年生だった幸子は、おばあちゃんの姪っ子で3年生の愛という女の子と仲良しでした。

愛はおばあちゃんの隣の家に住んでいて、お互い一人っ子だったので彼女を妹のように思っていた幸子。

広くて可愛らしい部屋を持つ愛を羨ましくも思っていました。

幸子
「愛ちゃんはほんっとにお父さんとお母さんに愛されてるのねぇ・・・あたしも自分の部屋が欲しーなー」
「さっちゃん、おもしろいからスキ」

広い部屋で仲良く遊ぶ二人を愛の母親も歓迎してくれていました。

幸子のためにケーキを焼いてくれたりするのですが、不思議なことに愛が口をつけることはありません。

そのため愛の分も幸子が食べることになります。

帰る時には「また来てね」と言ってくれるので、幸子は心からまた来ようと思えることができたのでした。

そんな幸子を帰り際、いつも寂しそうな表情で見送る愛。

「さっちゃんが毎日来たらいいのに・・・」
幸子
「愛ちゃん!文通しよう」

当時はパソコンも携帯電話もなかったため、手紙のやり取りをすることにした二人。

幸子は早速香りのついたシールを貼った手紙を愛に出しました。

すると翌日愛から電話がかかってきます。

「さっちゃん!あのねっ手紙!とどいたよッ、いちごのにおいのするシールだね!」
幸子
「愛ちゃん!電話するなら手紙書かなくてもいいでしょ?返事書いて送ってよ!それが文通だよ」
「あっそうか・・・ねえさっちゃん、手紙っていいねぇ、だっていつでも何度でも読めるもん!さっちゃんもっと書いて、愛も書くよ」
幸子
「うん!いっぱい書くね!」

こうして始まった二人の文通は、小学生らしくたわいもない内容ですがずっと続いていきました。

そしてこの手紙で机の引き出しが一杯になった頃、幸子は中学校に入学します。

新しい環境に身を置くことになった幸子は、ここから少しずつ愛との交流が減っていくことになるのでした。

 

 

母親となり幼い頃の記憶を思い返す幸子。

彼女の記憶の中にはいつも笑顔だった愛の姿がありました。

しかし中学生になり環境が変わった幸子は少しずつ文通のやり取りを減らしてしまいます。

自分と同じように愛も輝かしい青春の日々を謳歌していると思っている幸子。

そんな彼女に悲しい知らせが届くことになります。

ここからは大人へと成長していく幸子の心理面にも注目しながらご覧ください。

後編

新しい友達が増え刺激的な生活を送るようになった幸子は、愛から送られてくる手紙に返事を書くことを忘れがちになってしまいます。

遊びに行くことも減ってしまい、前にいつ訪れたかも分からなくなっていきました。

幸子
「愛ちゃんだってきっと・・・友達も増えて楽しくやってるよ」

この頃の幸子は自分と同じように愛にもまぶしい未来が広がっていると信じ切っていたのです。

そんな中、夏休みになると愛から手紙が届きました。

手紙にはひまわりの種が入っていて、ひまわりよりも朝顔が好きという愛からのメッセージも同封されています。

幸子は翌日、朝顔の鉢を持って愛の家を訪れることにしました。

サプライズのため突然の訪問にすることにした幸子。

しかし久しぶりに会った愛は驚くほど顔色が悪く、母親に支えてもらわないと立っていられないほどでした。

幸子
「愛ちゃん!?ど、どうしちゃったの!?」
「さ・・・っちゃん、さっちゃん!!」

幸子の顔を見るとすぐにいつも通りの笑顔に戻った愛。

二人は軒先で朝顔を仲良く眺め始めます。

幸子
「きれいだね、つぼみもたくさんあるよ」
「つぼみの数かぞえよう」
幸子
「愛ちゃん、手紙さぼっちゃったし・・・なかなか遊びに来なかったし・・・あの・・・ごめんね」

謝る幸子に対して笑顔で許してくれた愛。

ここからはいつも通りの二人に戻れたのですが、この日の愛には以前と違う点が一つだけありました。

幸子が部屋で遊ぼうとしても体調が悪いから断る愛。

どこか母親の様子もいつもとは違っていました。

幸子
「そーか・・・そうだよね、じゃあ今日はもう帰るよ、また来るよ」
「さっちゃん・・・また来てね・・・きっとだよ」

どこかに違和感を感じながらも愛の家から帰っていく幸子。

大人になったつもりでいてもまだまだ子どもだった彼女には、これ以上の異変を感じ取ることはできなかったのです。

そんな幸子の元に悲しい知らせが届いたのは夏休みが明けた日の事でした。

母親から愛が病気だと知らされる幸子。

先日まで笑顔を見せてくれていた愛だったのですが、実は白血病に侵されていたのです。

この事実を知った幸子は、愛に対して一体何ができるのでしょうか!?

涙が止まらないこの物語の続きは、是非ご自分の目で読むことをお勧めしますよ。

 

『空へ届けたい手紙』はこんな人にオススメ

漫画を読んで感動したい人にオススメの作品となっています。

実体験に基づいたストーリーはとてもリアリティーがあって涙が止まらなくなりますよ。

性別に関係なく感動できる物語なので、多くの人に読んでもらいたい漫画になっています。

誰もが涙を流してしまう『空へ届けたい手紙』

是非この機会に至極のヒューマンドラマを味わってみてください。

 

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