みどりのとまり木のネタバレ(漫画)!最新刊の発売日は?

今回は「手島ちあ」先生の『みどりのとまり木』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『みどりのとまり木』はこんな漫画(あらすじ)

高校2年生の高石みどりは小学生の時に母親を病気で亡くしました。

父親が仕事で忙しいためみどりは学業と家事をこなしながら弟の面倒も見ています。

責任感が強いため何事にも全力で取り組んでいるのですが、たまに息を抜きたくなる時もありました。

そんな時に憩いの場所としてお気に入りになっている旧校舎の中庭へ向かうと、ベンチで佇んでいるサラリーマンの姿を見かけます。

桜木谷(さきや)というミステリアスな青年に惹かれていくみどりなのですが、彼は恋愛対象になってはいけない重大な秘密を抱えていました。

息苦しい鳥籠の中から自由を求めようとする女子高生の恋模様を描いていく『みどりのとまり木』

今回は胸が切なくなる純愛物語の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

年の差が離れた男女の恋模様をじっくりとお楽しみください。

 

『みどりのとまり木』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

朝6時、アラームの音で目覚めた高石みどりが母親の遺影に挨拶をします。

挨拶を終えると小学1年生の弟のためにお弁当を作り始めました。

みどり
「私の日常はやらなきゃいけないことに縛られている」

幼い頃に母親を亡くしてからみどりは家事と弟の世話を担当しています。

父親は朝早くから夜まで仕事のため他に頼れる人はいません。

この日のみどりは委員会で遅くなるので弟には児童クラブで待っていてもらうことにします。

みどり
「昨日は委員会の資料まとめるのと藍の遠足の準備で宿題できなかったから学校ついたら急いでやろう!」

藍のことを見送ると自転車で学校へ向かい始めました。

学校へ到着すると先生から委員会で配る資料を忘れてきたと言われます。

しっかり者のみどりは委員会の資料をまとめておいたので、先生の代わりにコピーしておくことにしました。

先生を安心させたみどりは教室で宿題の準備を始めます。

ですが友人からボタンの付け方を教えてほしいと言われました。

このようにみどりは先生だけでなく友人からも頼られている存在です。

みどり
「小さい頃からしっかり者でとおってきて頼られることは何かと多い、それは別に嫌ではないしむしろ嬉しいことだけど」

委員会の資料をコピーしながら夕飯の献立を考えます。

トイレットペーパーも切れかかっていたので買って帰らなければいけません。

また5時間目はテストなので勉強のことも頭の中をよぎります。

朝からみどりの頭の中がゴチャゴチャしてきました。

みどり
「少し息を抜きたいな」

息を抜きたくなった時、みどりは学校の裏側にある旧校舎の中庭へ行くことにしています。

誰も居なくて空気の澄んだこの場所がお気に入りになっていました。

この日も気持ちを落ち着かせようと思うのですが、中庭のベンチに青年が座っています。

みどり
「キレイな男の人・・・寝てる・・・?誰だろう、学校の関係者?先生ではないよね・・・こんな若い先生はいなかったハズ・・・もしかして不審者・・・!?」

旧校舎の中庭は立ち入り禁止になっているので不審者かもしれません。

怖くなったみどりが後ずさりしようとするのですが、小枝を踏んでしまいました。

その音で青年がこちらに気付きます。

桜木谷
「こんにちは」

青年が自分に挨拶したのかどうか分かりません。

それでもこの場には自分しかいないので挨拶を返すことにします。

みどり
「こ、こんにちは・・・?あの・・・?」
桜木谷
「ああいや、すごい美少女が出てきたから天使が迎えにきたのかと思っちゃった」
みどり
「不審者だ・・・!通報っ・・・!」

発言が不審なため青年は通報されそうになってしまいました。

しかし爽やかな青年は不審者などではありません。

桜木谷
「俺この学校の卒業生で今はそこの会社で働いてんだけど、今日転勤してきたばっかで懐かしくてつい入っちゃったんだ」

社員証を見ると青年は学校の隣にある大きな会社の社員でした。

そのためみどりは少しだけ安心することができます。

みどり
「入ったってどこから・・・」

青年は不思議そうなみどりを手招きしました。

そして指差した先にはフェンスに開けられた穴があります。

桜木谷
「これ在学中に俺が開けたんだ、で久しぶりに来たら当時のまま変わってないから、ついヒョイッと・・・」

話を聞いているうちにここの卒業生だということは信用できました。

今回は見なかったことにしてあげるみどりなのですが、念のため青年から名刺を貰っておくことにします。

みどり
「・・・あの、その穴はどうして開けたんですか?」
桜木谷
「窮屈だったから、抜け出したくなるでしょ?」

軽くジャンプした青年が穴を通り抜けていきました。

立ち去った青年の後ろ姿を見ていたみどりが名刺に視線を移します。

みどり
「さきや・・・?かおるさん・・・なんかすごく変な人だったな・・・でもなんか、あの人はきっと何かに縛られることなんてないんだろうな・・・」

一瞬だけの出会いでしたが桜木谷薫と自分は違うタイプだということを感じ取れました。

自由な雰囲気を身に纏った桜木谷はここからみどりにどんな影響を与えるのでしょうか!?

 

 

やらなければいけないことに縛られていることを自覚しているヒロインの姿が不憫に思えました。

責任感が人並であれば苦しむことはないのかもしれませんね。

自由を求めるヒロインが自由人に少しずつ惹かれていく『みどりのとまり木』

人には必ず頼れる存在がいるというメッセージが詰まった物語です。

素敵な恋模様だけでなく勇気を貰えるセリフにもご注目ください。

後編

桜木谷と出会ったみどりが校舎へ戻ると、友人が帰りにタピオカを飲みに行こうと誘ってきました。

しかしこの日は弟を迎えに行かなければいけません。

すると友人が別の日の予定を聞いてきました。

みどり
「今まではこーゆーの全部諦めてきたけどあの人のせいかな」

木曜日の帰りなら一緒に行けることを伝えます。

みどりと遊んだことが少ない友人は大喜びしてくれました。

喜んでくれたことが嬉しいみどりは、心置きなく遊べるようにやれることを全部済ませることにします。

そして木曜日を迎えると旧校舎の中庭に再び桜木谷が現れました。

桜木谷
「あ、こんにちは天使さん」
みどり
「高石みどりです、てゆーか不法侵入です、桜木谷薫さん!」
桜木谷
「でも天使さんも立入禁止なのに来てるんでしょ?俺ちょくちょくここ来てるけど君以外の人に会ったことないよ?」
みどり
「ぐっ・・・そんなにここに思い入れがあるんですか?」

みどりの質問に桜木谷は笑顔を浮かべるだけで何も答えようとはしません。

その代わりにみどりが抱えている大量の荷物を気にしてきました。

友人と心置きなく遊びたいのでみどりは委員会のアンケート、弟が小学校で使う物の準備を進めています。

さらに明日の宿題にも手を付けていました。

桜木谷
「それは君が1人でやること?どれかほかの人に頼めないの?」
みどり
「でも自分が引き受けたことなので、それに私、今日の放課後は友達とタピオカ飲みに行くんです・・・!」

みどりは本格的なお店でタピオカを飲んだことがありません。

そのためとても楽しみにしているのです。

もちろんタピオカも楽しみなのですが、それ以上に友達と久しぶりに遊べることが嬉しいと思っていました。

浮かれているみどりは思わず桜木谷に喜びを伝えてしまいます。

桜木谷
「あははっ、なんか安心した、君もフツーの女の子なんだね、楽しんできてね、タピ活」

人に話を聞いてもらうことの喜びを感じながらみどりは教室へ戻ることにしました。

タピオカのため準備を再開させていると父親から電話がかかってきます。

用件は急な仕事が入ったので弟の迎えを代わってほしいというものでした。

みどり
「ごめんっ、お父さんが急な仕事入ったらしくて、私が弟のお迎え行かなきゃ行けなくなっちゃって・・・本当にごめん・・・」

友人は事情を理解してくれるのですが泣いてしまいます。

こういうことが起こるのを恐れていたため、みどりは友人からの誘いを断るようにしていました。

期待だけさせて傷つけることはしたくないのです。

翌日、中庭で落ち込んでいると桜木谷が声をかけてきました。

桜木谷
「こんにちは、どーでしたか、初タピ活は」

落ち込んでいるみどりは何も答えようとしません。

それでも心配してくれる桜木谷に事情を説明することにします。

母親が亡くなる前、みどりは父親と弟のことを頼まれました。

みどり
「だからお母さんがいなくなってもしっかり頑張るって、お父さんのこと助けるって自分でそう決めたんです、なのにたまになんで私がこんなことしなきゃいけないんだろうって・・・」

どうしようもないということは自分でも分かっています。

それでも友達と遊ぶことすらできない状況に苦しんでいました。

桜木谷
「ねぇ抜け出そうか」

立ち上がった桜木谷がフェンスの穴からみどりを連れ出します。

みどりは初めて窮屈な世界から何にも縛られることのない世界へ抜け出しました。

桜木谷はそんなみどりをタピオカ店に連れて行ってくれます。

みどり
「おいしい・・・お茶の味が全然ちがうっ、タピオカももちもち!やわやわ!てゆーかお仕事大丈夫なんですか?」
桜木谷
「ああ大丈夫だよ、もしなんかあっても誰かがなんとかしてくれるでしょ」
みどり
「えぇっ?そんなことしてたらいつかクビになりますよ」
桜木谷
「でもけっこーそーゆーもんだよ世の中って、君がもしサボったとしてもその穴埋めができる人は必ずいる、だから君はもう少し自分を甘やかしていいんだよ、みどりちゃん」

桜木谷の自由な考え方がみどりの胸に突き刺さりました。

この日、みどりは桜木谷と抜け出した1時間の出来事を何度も思い返すことになります。

しかしこの出来事が自分の運命を変えてしまうことには気がついていません。

みどり
「私は何も知らなかったんだ、桜木谷さんのことも恋愛感情というものがどれだけ複雑でめんどくさいのかということも何も」

桜木谷はみどりにとって恋愛感情を抱いてはいけない人物だったのです。

その理由は実際に漫画を読んでお確かめください。

 

『みどりのとまり木』最新刊の発売日は?

女子高生とサラリーマンの一筋縄ではいかない恋を題材にした『みどりのとまり木』

この漫画の最新刊となる第3巻は2021年3月26日に発売されました。

気になる次回作の発売日は2021年8月24日頃が予想されています。

純愛物語の新たな展開を心待ちにしましょう。

ちなみに次回作の発売日はあくまでも予想になっていますので発売日にズレが生じた場合はご了承ください。

 

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