ふしぎの国のバードのネタバレ(漫画)!無料の試し読み情報も!

今回は「佐々大河」先生の『ふしぎの国のバード』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『ふしぎの国のバード』はこんな漫画(あらすじ)

明治11年、イギリスの女性冒険家イザベラ・バードが開港地の横浜に上陸しました。

バードの目的は古き良き時代の日本を旅して旅行記を完成させることです。

そのためにはまず一緒に旅をしてくれる通訳を探さなければなりません。

医療宣教師を頼って通訳を募集したバードの前に伊藤鶴吉という青年が現れました。

ここから始まる東京から蝦夷に続いていく旅路の先にあるものとは・・・!?

日本人すら踏み入れたことのない地図なき道を旅した女性冒険家の生き様を描いていく『ふしぎの国のバード』

今回は壮大なスケールで描写された歴史時代劇の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

日本の魅力を後世に伝えようとした女性のたくましさを感じ取ってみてください。

 

『ふしぎの国のバード』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

イギリスの港から日本へ向かおうとしているイザベラ・バードが妹に見送られています。

バード
「毎日お手紙書くわヘンリエッタ!約束する!」

1878年5月20日月曜日、妹に見送られたバードが開港地の横浜に到着しました。

イギリス人の彼女にとって日本は不思議なことばかりが起こる国で、目に入るもの全てが新鮮な日本は他の惑星のように感じられます。

この不思議な国を旅するうえでバードには通訳が必要でした。

まず通訳を探すためバードは医療宣教師のジェームス・ヘボンを訪ねることにします。

ヘボン
「ふむ・・・通訳・・・ですか」
バード
「はい、私の旅に同行してくれる日本人を探しています、この国に住む西洋人の最長老で人望の篤いヘボン先生にぜひご協力を・・・」

最長老という言葉が失礼だと思ったバードはすぐに謝罪しました。

しかしヘボンは全く気にしていません。

ヘボン
「拝読いたしましたよ、バードさんのご著書、ハワイ諸島探検記、それにロッキー山脈踏破行、いずれも素晴らしい旅行記でした、私でよければ喜んで協力しましょう」

イザベラ・バードは世界的に著名な冒険家です。

そのことからヘボンは通訳の募集に協力してくれることを約束してくれました。

6月4日火曜日、面接会場に多数の通訳志願者が顔を揃えます。

バード
「すごい人数・・・!」
ヘボン
「いずれも横浜に住む西洋人からの確かな紹介状を持った志願者ばかりですよ」

ヘボンの協力によって多数の志願者を面接することになりました。

バードの旅は優秀な通訳が同行してくれなければ成功することなどあり得ません。

日本の文化や奥地の生活に精通した優秀な通訳を必要としているのです。

しかしバードは大きな悩みを抱えていました。

バード
「あの・・・ところでヘボン先生、通訳の月給の相場をご存知ではありませんか?」
ヘボン
「さあ、参考になるかわかりませんが・・・警官の初任給は5ドルほどだと聞いていますな、ただバードさんこの国の英語力に関してはあまり期待しないほうがいいですよ」

ヘボンは日本人の英語力が低いことを経験から実感しているようです。

多少の不安を抱えたまま通訳を決める面接が始まりました。

1人目の志願者は体格が良く健康そうな男性です。

バード
「どうぞそこの椅子にかけて下さい、で・・・では自己紹介をどうぞ」

自己紹介を求めると男性がチョパチョパパラパラといった意味不明の言葉を話し始めました。

もちろん英語ではないためバードは男性の言葉を理解することができません。

ヘボン
「チョパチョパは食べ物・・・パラパラは混ぜるとか作る、自分は料理人として外国人の旅に随行したことがある・・・みたいな自己アピールでしょう」

男性の言葉はヨコハマビジン語と呼ばれる特有の方言でした。

ヘボンは何とか通訳できるのですが決して英語と呼べるものではありません。

バード
「あの・・・ちなみに月給はどのくらい欲しいと考えていますか?」

バードがヘボンに通訳してもらうと男性は12ドルと答えました。

12ドルなど払えないため断ることにします。

その後も面接を続けていくのですがまともな英語を話せる志願者は現れません。

ヘボン
「バードさん大丈夫ですか・・・?次が最後の志願者です、日本人としては最上級の英語を話す・・・と紹介状にはありますよ」

果たして志願者の中にバードを納得させられる英語力の持ち主は存在しているのでしょうか!?

 

 

女性でありながら世界を冒険するヒロインの姿に感動を覚えました。

明治初期の日本は男尊女卑が顕著だったためバードの旅には苦労が絶えなかったことが想像できますね。

日本の魅力を著書に記した女性冒険家の活躍をテーマにした『ふしぎの国のバード』

未踏の地を突き進むバードの冒険はまだスタートラインにすら立てていません。

それでは不思議な国を旅するバードと伊藤鶴吉の出会いにご注目ください。

後編

最後の志願者に対する面接が始まりました。

話を聞いてみるとこれまでの志願者よりも流暢な英語を使っています。

ヘボン
「ふむ、まあ今までの中では一番マシですかな」
バード
「ええ・・・では質問をひとつ、私の旅の目的地をご存知ですか?私の目的地は最北の地、蝦夷ヶ島です」

バードは前人未到の西海岸ルートを進んでアイヌの集落を目指そうとしていました。

山越えの旅は命を落とす危険と隣り合わせです。

そのため志願者は通訳を辞退してしまいました。

こうして通訳が見つからないまま面接が終了してしまいます。

ヘボン
「お役に立てず残念でしたな」
バード
「いえ・・・お世話になりました」

ここでヘボンはバードに旅の危険性を改めて伝えることにしました。

西海岸を進む旅のルートは新政府も情報もたない未開の地です。

そのような危険な地を進む冒険に同行してくれる通訳は日本に存在していないかもしれません。

現実の厳しさを痛感していると1人の青年が声をかけてきました。

鶴吉
「失礼ですがミス・バードでいらっしゃいますか?こちらに通訳ガイドを探しているイザベラ・バードというご婦人がいらっしゃると伺って参りました伊藤鶴吉と申します」

現れた伊藤鶴吉という青年がとても流暢な英語を話すため、バードとヘボンは目を見開いてしまいます。

興奮が冷めないままバードが鶴吉の胸ぐらを掴みました。

バード
「私ですイザベラ・バード!私です!英語すごい、あなたなんで上手いそんなに」
鶴吉
「英語は幼い頃から西洋人の従者をしてきたので自然と覚えました」

鶴吉は英語を独学で学んだそうです。

しかし流暢な英語力だけでは通訳として採用するわけにはいきません。

バード
「そ、それじゃ早速、前の雇い主からの紹介状を拝読します」
鶴吉
「・・・いえ、紹介状はありません」

紹介状を持っていないだけでなく鶴吉は身分を証明するものも持っていませんでした。

実は先日、鶴吉の実家が火事で焼けてしまったため身分証明書を焼失していたのです。

ヘボンからは身元不明者を雇うことは危険だと忠告されていました。

当時の日本には西洋人相手に詐欺を行うものも存在していたのです。

しかし鶴吉の英語力はバードにとって魅力的でした。

そのため鶴吉のことをテストしてみることにします。

バード
「これから私に横浜をガイドしてみせて下さい、あなたが優秀な通訳か否かこの目で判断したいと思います」
鶴吉
「・・・わかりました」

鶴吉はまずバードを横浜日本人街の骨董品通りへ案内することにしました。

骨董品通りには肥前の伊万里焼などが置かれています。

ですが伊万里焼を手に取ったバードの表情が曇りだしました。

バード
「これよく見るとどれも粗悪品ね?」
鶴吉
「確かに横浜の店にあるのは外国人向けに大量生産されたものばかりです」

鋭い洞察力から粗悪品であることを見抜いたのです。

続いてバードは鶴吉に人々の生活が見える場所の案内を求めました。

鶴吉は要望に従い庶民の生活を見ることができる衣紋坂市場へバードを案内します。

活気が溢れる市場で人々の生活に触れたバードは大満足することができました。

満足したバードは鶴吉に最後の質問をぶつけることにします。

バード
「伊藤あなたが信頼に足るか否か今日一日で判断することは私には出来ません、ただ・・・通訳として有能だということだけはよくわかりました・・・最後にひとつ、私の旅の目的地は蝦夷ヶ島です、命がけの旅になるかもしれませんがついてこれますか?」
鶴吉
「問題ありません、いかなる地であろうとぼくはぼくの仕事をするだけです」
バード
「採用よ伊藤!よろしくお願いね!」

覚悟を知ったバードは鶴吉を採用することにしました。

すると鶴吉の口から信じられない言葉が飛び出します。

鶴吉
「それに蝦夷ならぼく・・・去年行きましたから、西南戦争中で船が使えなかったので東海岸ルートで陸路を抜けていきました、チャールズ・マリーズという方の通訳で」

マリーズは清国に滞在しているため紹介状を書いてもらうことはできませんでした。

そんなことよりもバードにとって蝦夷に行ったことのある鶴吉は心強い通訳であることが判明したのです。

バード
「はは・・・早く言いなさいよ、行ったことあるとか完璧すぎるじゃない、あなた私がどれだけ」
ヘボン
「バードさん!バードさん!落ち着いてバードさん」

こうして完璧な通訳を引き連れたバードの冒険が幕を開けました。

冒険の先に何が待ち受けているのかは誰にも分かりません。

それでも不思議の国を旅するバードの胸は期待で一杯になっていました。

日本の魅力を記そうとする女性冒険家と風変わりの通訳が突き進む先にあるものとは・・・!?

未開の地を切り開く冒険記の顛末は実際に漫画を読んでお確かめください。

 

『ふしぎの国のバード』を読んだ感想

現代の日本では考えられない時代背景がストーリーに奥深さを与えていますね。

英語を話せる日本人があまりにも少ないことなど、興味をそそられる史実が盛り沢山なので読み応えがありました。

前人未到の地を目指す女性冒険家のたくましさを表現した『ふしぎの国のバード』!

北海道がまだ未開拓だった頃の物語になっています。

困難に立ち向かう2人の姿から勇気を貰ってみてください。

 

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