センセイ依存症のネタバレ(漫画)！高宮智作品の魅力とは？

今回は「高宮智」先生の『センセイ依存症』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

『センセイ依存症』はこんな漫画(あらすじ)

15歳の倖本美紗緒は親が海外で仕事をしているため1人暮らしをしています。

1人で家事をこなしながら志望する高校に合格した美紗緒は一見すると真面目な女の子なのですが、彼女は他人に言えない大きな秘密を抱えていました。

実はまだ15歳でありながら美紗緒はセックスすることをやめられない性依存症になっていたのです。

性欲を満たすため毎日のように援助交際をくり返している美紗緒。

いつものように青年とホテルへ行ったのですが、後日この青年が学校の担任教師であることが判明しました。

秘密がバレてしまうと動揺する美紗緒だったのですが先生は予想外のことを提案してきます。

ここから美紗緒はセックスではなく先生に依存することになるのでした。

影のあるJKとドSなイケメン教師の禁じられた恋を描いていく『センセイ依存症』！

今回は斬新な設定のラブストーリーについてネタバレを含みながら魅力をご紹介していきます。

『この世の底で君を愛す』が大ヒットした高宮智先生の渾身作を見逃さないでください。

『センセイ依存症』の魅力紹介（ネタバレ含む）

前編

倖本美紗緒が出会い系サイトに寄せられた投稿の中からお気に入りの相手を探しています。

「これでいいや、あ、い、た、い、です・・・待ち合わせは・・・」

この日はホテル代込みで3万円を出してくれる42歳の会社員とホテルへ行くことにしました。

性依存症の美紗緒はホテルに着くとすぐに男性とセックスをします。

セックスの最中、美紗緒の上に乗っかった男性が重たくないか心配してきました。

「・・・平気、男の人とベッドの間に挟まれるの好き」

美少女の美紗緒がエロいことを言ったため男性はどんどん興奮していきます。

興奮した男性のおかげで美紗緒も満足することができました。

その後、コンビニでお弁当を買った美紗緒は帰宅することにします。

両親が海外にいるため1人暮らしをしている美紗緒。

「両親が決めた高校にちゃんと受かったし家事だってできるし、親の望みどおりきちんとした振る舞いしてるし、ただひとつセックスをやめられないこと以外は」

美紗緒がセックスに依存することになったのは母親の言葉がきっかけでした。

幼い頃の美紗緒が母親に抱っこしてもらおうとすると電話をしている声が聞こえてきます。

母親は電話の相手に美紗緒は自立心が育っているから甘えて来ないと説明していました。

その言葉で美紗緒は母親が甘えてくるような子どもが嫌いであることを知ったのです。

「甘えちゃうところだった、うるさいバカな子どもになっちゃうとこだった」

美紗緒はこの日から母親に甘えたことがありません。

その後、小学生になった美紗緒に知らないおじさんが抱っこしてあげると声をかけて来たことがありました。

おじさんは抱っこしながら下着の中を触ってきます。

普通であれば悲鳴を上げるような状況なのですが、美紗緒の反応は普通ではありませんでした。

「ドキドキして嬉しかった、大人の男の人は体を触らせれば優しくしてくれる、だから自分からそういうオジサンに近づくようになった」

触られることに快感を覚えた美紗緒は中学生の時に処女をおじさんに捧げます。

そして高校の入学式を明後日に控えた現在、彼女はセックスがやめられなくなっていました。

1人暮らしで好きな時間に外出できることも性依存症をエスカレートさせているのです。

夜になり気晴らしのため出会い系サイトを見ていると、41歳会社員の投稿が寄せられていました。

すぐに会社員と待ち合わせをした美紗緒がカフェで待っていると男性が現れます。

「えー・・・？君、美奈子ちゃん・・・ホントに来るなんて・・・どうしちゃったの？だってさ41歳でホテル代込みで1万で相手はすごく若い子がいいなんてナメてるよね」

美奈子という偽名を呼んできた男性は41歳には見えません。

「そっちこそタカハシさんですよね？41歳に見えない・・・」

「27だから当然だね、友だちと遊んでて罰ゲームすることになっちゃって、40代のケチなオジサンのフリして出会い系で若い女の子捕まえろって言われちゃってさ」

美紗緒はお金目的で出会い系を利用している訳ではありません。

純粋に性欲を満たすため援助交際を希望しているのです。

さらに若い男性にも興味がないため帰ることにしました。

「次の人捜しに行きます、ちゃんと本物の40代の人捜す」

「また出会い系で？やめなよ、変な奴に当たったらどうするの？今日は俺にしときなよ、俺なら君にひどいことしないしさ」

男性の誘いを断ろうとするのですが何故か断れずホテルへ行ってしまった美紗緒。

この何気ない行動が彼女の日常を激変させることになるのでした。

お金のためでなく性欲を満たすために援助交際しているヒロインの姿が衝撃的ですね。

また性依存症になったきっかけもしっかりと描かれているので、インパクト重視ではなく内容も考え抜かれていると思いました。

斬新な視点で人間の欲望にメスを入れていく『センセイ依存症』！

ここから美紗緒が出会った男性の正体と不思議な魅力が明らかになっていきます。

ドSな男性に翻弄される美紗緒に注目しながら続きをご覧ください。

後編

男性はホテルに入ると援助交際している理由を質問してきました。

「大人の男の人とセックスするのが好きなの」

「同い年くらいの男の子に興味ないの？彼氏作ったりさ」

「彼氏なんかいらない、あったかくて気持ちいいのが好きなだけだから」

「へえ？女の子にしては珍しいこと言うね」

恋愛は執着心があるだけの性欲だと認識している男性は美紗緒の気持ちを理解してくれます。

そして美紗緒の求めるものをプレゼントすると言ってきました。

男性はそのまま美紗緒をベッドに連れて行くと添い寝を始めます。

「・・・なにこれ、頼んでない！」

「え？あったかくて気持ちいいでしょ？」

「あったかいけど別に気持ちよくない」

「えー？不感症？気持ちいいこと好きなくせに感覚鈍いなんてかわいそうだね」

最初は気持ち良さを感じなかったのですが、男性に背中を触られるとどんどん気持ち良くなっていきました。

美紗緒はすぐにセックスしたくなるのですが、男性には未成年を抱く気がありません。

そのまま男性は背中を触るだけで美紗緒を気持ちよくさせました。

気持ちよくなった美紗緒はいつの間にか寝てしまっています。

目を覚ますと男性の姿はなく、代わりに3万円が置いてありました。

「すごく気持ちよかった、若いし変な人だったなぁ・・・もう会えないんだろうけど」

40代以上にしか興味がなかったのですが若い男性に後ろ髪を引かれてしまいます。

2日後、少し不思議な経験をした美紗緒は高校の入学式を迎えました。

教室で担任の先生を待っていると衝撃的な出来事が起こります。

「このクラスの担任を持つことになった白雪尚弥です」

担任の先生は一緒にホテルへ行った青年でした。

白雪も美紗緒と同じように偽名を使っていたようです。

美紗緒は担任が白雪だったため激しく動揺するのですが、1週間経過しても先生は何も言ってきません。

「あれは別人なわけないだろうけど、もうなかったことで！てことなのかな」

無かったことにしてもらえるのは美紗緒にとって好都合です。

ですが白雪は無かったことにはしてくれませんでした。

「そうだ、倖本さんあとでちょっと国語準備室に来てくれる？」

ついに先生が美紗緒を呼び出してきたのです。

説教されるかもしれないと思うのですが仕方なく国語準備室へ行くことにしました。

「失礼します・・・」

「来たね、美奈子ちゃん改め倖本美紗緒さん」

「自分だってタカハシだったくせに・・・なかったことにしてくれるんじゃないんだ」

「あはは、するわけないでしょ、ねぇこれからもあんなことするの？お金欲しいの？」

美紗緒はお金を目的にしている訳ではありません。

しかし本当の目的を説明することを面倒くさいと思います。

「・・・そうです」

「じゃあまた俺が買ってあげようか？こないだも言ったけどほかの人に買われちゃうより安全だしね、今日うちにおいで」

最初は断ろうとするのですが、美紗緒は先生に触れられた感触を忘れることができません。

仕方なく先生の家へ行ってみると不摂生を心配した白雪が料理を振る舞ってくれました。

「私こんなの食べに来たんじゃなくてセックスしに来たんですけど！」

「しないよ、生徒とセックスなんかモラルなさ過ぎでしょ」

相変わらず先生には生徒を抱く気などありません。

このままでは自分の性欲が満たされないと感じた美紗緒は帰ることにします。

「私きっと多分性依存症なんです、セックスしないでいられないからああいうことしてるんです、セックスしてくれない人と一緒にいる意味なんかないです」

「性依存症なんだ？いいね、退屈してたんだよね、うちの学校てお嬢さま学校でいい子ばっかりじゃない？君くらいめちゃくちゃだとすごく先生のやり甲斐ありそう」

しかし美紗緒は先生のオモチャになりたい訳ではありません。

そのため帰ろうとするのですが先生に背中を触られました。

するとあの時の気持ち良さが蘇ってきます。

「そ、そんなのでごまかされない、セックスしないなら帰る！」

「だよねえ、だからさもしも俺が倖本のこと本気で好きになったらセックスしてあげる」

「・・・ほんと？絶対私のこと好きにさせてやる！」

こうして美紗緒はセックスではなく先生に依存するようになってしまいました。

お互いの目的を成就するため歪な形の恋愛関係となった2人の恋が実ることはあるのでしょうか！？

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この世の底で君を愛すのネタバレ！珠玉の純愛ストーリーです！

2018.11.01

『センセイ依存症』を読んだ感想

恋愛を執着心があるだけの性欲だと語った先生のセリフが印象的でした。

さらに美紗緒のことを好きになる気などないような余裕の表情がカッコイイですね。

自分の欲求を満たすためヒロインがイケメン教師を振り向かせようとする『センセイ依存症』！

少し影のある男女が少しずつ距離を縮めていく様子が見所になっています。

ドキドキしながら一風変わった恋愛模様をお楽しみください。

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