消えた母は見知らぬ遺体になってここにいるのネタバレ(漫画)!

今回は「ショーコ」先生の『消えた母は見知らぬ遺体になってここにいる』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『消えた母は見知らぬ遺体になってここにいる』はこんな漫画(あらすじ)

母子家庭で育った朝原ナオは母親の由香子からたくさんの愛情を受けてきました。

そのおかげもあり信頼できる野田衛士との結婚が決まります。

愛する夫と母親に囲まれながら順風満帆だと思えたナオの新生活でしたが、新婚生活が始まってすぐに警察から母親の遺体が発見されたと告げられました。

突然の訃報を受け入れられないナオが警察で遺体を確認すると、安置されていたのは母親の由香子ではありません。

遺体となってしまった女性と行方不明になった母親はどんな事件に巻き込まれたのでしょうか!?

新婚の夫婦と警察がそれぞれの立場から謎の事件に迫っていく『消えた母は見知らぬ遺体になってここにいる』

今回は続きが気になるミステリー漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

本格派ミステリー漫画の謎解きを夢中になってお楽しみください。

 

『消えた母は見知らぬ遺体になってここにいる』の魅力紹介(ネタバレ含む)

第1話

結婚する前、ナオは熱湯で火傷しそうになったことがあります。

由香子
「よかった・・・間に合って・・・ナオ大丈夫・・・?怪我はない?」
朝原ナオ
「私は大丈夫・・・だけど・・・お母さんが・・・どうしよう・・・ひどい火傷・・・」

ナオを庇った母親の由香子が右腕に火傷を負ってしまいました。

しかし母親は火傷のことを気にしていません。

由香子
「大丈夫よ、少し冷やせば・・・」
朝原ナオ
「ダメだよ!すぐ救急車呼ぼう!ごめんねお母さん・・・私をかばって・・・」
由香子
「謝らないでナオ、お母さんはナオが無事ならこれくらい大丈夫だから、だってお母さんにとって一番大切なのはナオなんだもの」

母親に優しい言葉を掛けられたナオの目から涙がこぼれました。

ナオにとって母親はいつだって自分を守ってくれるたった一人の大事な家族です。

大事な母親と支え合ってきたナオが結婚することになりました。

結婚相手は中学校の時から知り合いの野田衛士です。

母親はまだまだナオを子供だと思っていますが、衛士が一緒になってくれたので安心していました。

衛士も母親の由香子にナオを必ず幸せにすると誓います。

結婚式ではナオから由香子へ感謝のメッセージが伝えられました。

朝原ナオ
「お母さんへ、私は今日あなたの元を離れ結婚します、新しい家族が増えるけどそれでもあなたはずっと大切な人、つらい時も苦しい時もどんな時だってあなたは私を一番に思ってくれました、大好きなお母さん、私は本当に朝原由香子の娘に生まれて幸せです」

数日後、アパートの一室で女性の遺体が発見されます。

警察の捜査が始まると遺体の身元がアパートに住んでいる朝原由香子50歳だと判明しました。

遺体には揉み合った形跡と首には絞められたような痕があり、おそらく死後2日ほどは経過しているとみられます。

他殺であることはほぼ間違いありません。

独居だった被害者には離れて暮らす娘がいるため、警察の捜査は近所の聞き込みと防犯カメラの映像確認、そして娘を探すことから始まりました。

その前に現場を捜査していた山根という刑事が由香子のポケットから朝原ナオと書かれたメモを発見します。

山根
「母と娘・・・殺された母親・・・か、俺らはこの住所当たるぞ、後は検視官に任せる」

部下を連れて朝原ナオの元に向かった山根には、朝原由香子という名前に聞き覚えがありました。

しかしどこで聞いたのかは思い出せません。

一方その頃、事件の発生を知らないナオは母親宛てのメールに既読が付かないことを不思議だと感じていました。

朝原ナオ
「もしかしてお母さんも私が結婚して仕事を終えたって思ってるのかな・・・いやだとしても急に連絡つかなくなるって言うことはないよなぁ」

マンションに帰るとスマホが鳴ります。

しかしメールは衛士からで、内容は仕事のため遅くなるというものでした。

山根
「朝原ナオさんですよね、警視庁の者です、お母様についてお話をうかがいたいのですが今お時間よろしいですか」
朝原ナオ
「警察・・・?母に何か・・・あったんですか?」
山根
「・・・実はですねお母様がご遺体で見つかりました、署までご同行いただけますか?」

由香子の遺体が自宅で見つかったという報告と、遺体の確認をお願いされます。

ですが急に言われても信じることができません。

朝原ナオ
「あの!遺体って・・・人違いじゃないですか・・・?だって母はこの前結婚式に来てくれてその時はすごく元気でしたよ・・・?それが急に・・・死んだなんて・・・」
山根
「朝原さん、私警察を30年やってましてそのうち半分は刑事をしております、ご遺族への報告も何度も経験していますがご遺族はみなこうおっしゃいます、それは本当に母ですか?本当に娘ですか?」

急に身内を失くしすぐに受け入れられる人はあまりいませんが、受け入れられなくても遺体が発見された事実は変わらないのです。

山根は起きてしまった事実を受け入れるしかないとナオを諭しました。

仕方なく警察へ行く前にナオは衛士に電話をかけます。

朝原ナオ
「お母さんが・・・遺体で見つかったって・・・遺体が今警察にあるからって・・・」
野田衛士
「遺体って・・・由香子さんが?何かの間違いだろ?まだ顔見てないんだろ?別人とか・・・人違いとかじゃ・・・」
朝原ナオ
「私だってそう思いたい!でもね・・・衛士・・・お母さん・・・全然連絡がつかないんだよ・・・結婚式のあとからかな・・・?」

メッセージは既読にならないし電話にも出てくれません。

今までこんなことはありませんでした。

野田衛士
「まだそれだけじゃわかんないだろ・・・!?とにかく俺も急いで・・・」
朝原ナオ
「あのね衛士、お母さんね・・・?殺されたのかもしれないって・・・なんなの・・・?こんなの急に信じられないよ・・・」

ナオを庇って付いた火傷の痕が娘を守った印だと言ってくれた母親が殺されたのかもしれないなんて信じられるわけがありません。

動揺と混乱しながら警察署へついていきます。

山根
「中へどうぞ、ご親族はお母様とナオさんのお二人だけだったとか」
朝原ナオ
「・・・はい」
山根
「それはさぞかしお辛いでしょう、無理のない範囲でご協力お願いします、こちらへ、ご対面の準備はよろしいですか?」

無言で頷くナオを遺体安置室の中へ案内しました。

そうっと遺体の顔にかけられた布を取ります。

朝原ナオ
「・・・違う!この人はお母さんじゃ・・・」
山根
「朝原さん!?何をするんですか!!」

一目見ただけで由香子でないことが分かりました。

そのまま勢いよく布を全てめくります。

朝原ナオ
「・・・刑事さん、この人は・・・この遺体は・・・!私の母じゃありません!」

遺体は由香子ではありませんでした。

消えた母は一体どこに行ってしまったのでしょうか!?

 

 

支え合ってきたナオと由香子の絆を感じられるシーンから物語が幕を開けましたね。

娘の結婚を心から祝福する由香子の姿に感動しました。

ハッピーな展開から本格的なサスペンスに転換していく『消えた母は見知らぬ遺体になってここにいる』

警察署で確認した遺体は由香子ではありませんでした。

ここからさらに謎が深まっていきますよ。

第2話

山根は遺体が母親ではないと主張するナオと別室で話をすることにします。

山根
「3日前アパートの一室で女性の遺体が発見されました、警察では遺留品とそれに基づく戸籍の照合、近隣住民の証言を踏まえ被害者は朝原由香子で間違いないと見ています」

しかし被害者の娘であるナオが遺体を確認し、母親ではないと証言しました。

ただ刑事の山根はご遺体が生前と顔の印象が変わることを指摘します。

朝原ナオ
「違います!だってあの人には傷がなかったんです!見てください!これ・・・母は右腕に火傷の痕があるんです!」
山根
「それでは今お母さんと連絡はとれますか、ご健在なら連絡がつくんじゃないですか?」
朝原ナオ
「それは・・・数日前から連絡がついていなくて・・・」

連絡が取れていないことで山根に呆れられてしまいました。

ですがナオは嘘をついているわけではありません。

山根
「わかりました、ではDNA鑑定に協力してください、被害者があなたの母親じゃないと確実に証明できる手段です、検査は口の中の細胞を採り結果が出るまで数日待つだけ、あなたにご負担はかかりません、証言に虚偽がないのであればご協力いただけますね?」
朝原ナオ
「はい・・・」

協力することにしたナオは細胞の採取が終わると警察署を後にします。

すぐ由香子に電話しますがやっぱり出てくれません。

どんどん不安が大きくなっていきます。

野田衛士
「ナオ・・・由香子さんは・・・?」
朝原ナオ
「・・・違う人だった、会ったこともない人・・・全然お母さんじゃない!なのに信じてもらえない・・・!」

はっきり違うと言ったのに警察はナオの言葉を信じてくれませんでした。

遺体となった女性は絶対に自分が支え合ってきた母親ではありません。

それなのに警察は証拠や証言を優先したのです。

野田衛士
「ナオ・・・本当に由香子さんじゃなかったのか?落ち着いて確認は・・・」
朝原ナオ
「したよ!何度も!あの人には腕の傷もなかった・・・なのに・・・信じてもらえない・・・」

衛士は落ち着いて状況を整理することにしました。

まず警察は遺体が由香子に間違いないと言っていて、実際に由香子と連絡は取れていません。

日本の優秀な警察が簡単に間違えるとは思えないため、ナオが混乱している可能性もあります。

しかし衛士はナオのことを信じることにしました。

野田衛士
「俺はナオが由香子さんじゃないと思うのならそれを信じる、だから落ち着いて、ナオが見たのが別人だったんなら由香子さんは生きてるんだろ?今大事なのは由香子さんが無事かどうかだまだ由香子さんちも行ってないんだろ?案外家にいたりして・・・」
朝原ナオ
「衛士!ありがと、信じてくれて、やっと信じてもらえたって思ったらホッとした、行ってみよ、お母さんち、早く会って心配かけんな!って言ってやんなきゃ」

ナオと衛士が由香子の家に向かった頃、警視庁西田警察署で山根が上司に捜査状況を報告しています。

上司はDNA鑑定の結果を優先する方針で、動かなくなった死体よりも逃げる犯人を逮捕することを指示しました。

更なる被害者を出さないために犯人の足取りを掴むことが先決だと判断したのです。

初動の捜査方針が決定した時にはナオと衛士が由香子の家に到着していました。

由香子の住んでいる部屋に灯りが点いていたいたため、ナオは慌てて部屋のチャイムを鳴らしに行きます。

しかし部屋の中にいたのは大家さんでした。

大家さんによると由香子は切羽詰まった様子で急に引っ越したそうです。

衛士が大家さんに由香子が引っ越した日を尋ねると、2日前にアパートを引き払っていました。

野田衛士
「ナオ!由香子さんが死んだのは!?警察はなんて言ってた!?」
朝原ナオ
「3日前・・・」
野田衛士
「なら由香子さんは・・・死んでなんかない・・・今はきっと事情があって連絡が取れないだけだよ、今日はもう遅いし明日からまた一緒に捜そう」

ナオは衛士の言葉に安心しましたが頭の中はとても混乱しています。

遺体となった女性が母親だと警察に言われましたが、確認すると全く知らない人でした。

知らない人の遺体だけがあって無事なはずの由香子は見つかっていません。

訳が分からない中、警察署では事件の真相について大きな進展が見られていました。

DNA鑑定の結果、被害者と朝原ナオの母子関係は99,9%肯定され、遺体の身元はナオの母親であることが間違いないと断定されたのです。

どうして見知らぬ遺体がナオの母親なのでしょうか!?

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消えた母は見知らぬ遺体になってここにいるのネタバレ(第3話)!

2025.02.17

 

『消えた母は見知らぬ遺体になってここにいる』を読んだ感想

見知らぬ遺体が母親というDNA鑑定の結果に衝撃を受けました。

由香子の失踪と共に被害者がナオの母親という謎が物語の大きな核心になりそうですね。

殺人事件の真相を巡ってヒロインの生い立ちが明らかになっていく『消えた母は見知らぬ遺体になってここにいる』

続きが気になるドラマチックなミステリー漫画です。

謎解きが楽しめるミステリアスなストーリーに魅了されてみてください。

 

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