この子知りませんか?のネタバレ(漫画)!感想とあらすじも!

今回は「てぃーろんたろん」先生のこの子知りませんか?という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『この子知りませんか?』はこんな漫画(あらすじ)

中山良平は小さい頃から自分で何かを決めたことがありません。

高校卒業後、地元の工場で働き始めた中山は劣悪な職場環境に苦しめられてきました。

数カ月前からあたためてきた計画を実行するため、パワハラをする工場長を殴り飛ばします。

工場を辞めた中山はこれまでの空白の人生を取り戻し、人生最高の度へ出発することにしました。

ですが出発した車に近所の生意気な小学生のちあきが乗り込んでいることに気が付きます。

中山と同じように町を出たいというちあきを連れた旅の行方とは・・・!?

しがない中年男性と家出少女の逃避行を描いていく『この子知りませんか?』

今回は人気ヒューマンドラマの魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

人生の最期を巡って巻き起こる人間ドラマにご注目ください。

 

『この子知りませんか?』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

地元の寂れた工場で働いている中山良平は、小さい頃から自分で何かを決めたことがありません。

しかしこの日、中山は生まれて初めて自分で大きな決断を下しました。

中山良平
「工場長おおおぉぉぉ!」

悪質なパワハラに苦しめられていた工場長を殴り飛ばします。

他の従業員に殴ったことを責められた中山は、今日で工場を辞めると宣言しました。

しかし辞めるからといって殴ったことは犯罪です。

それでも殴るしかなかった理由を説明し始めました。

中山良平
「3か月前!ふいに思い出したんだ、俺は中学の頃ボクサーになりたかったんだって」

高校の頃は漫画家になりたいという夢を抱いたこともあります。

大学にも行きたかったし世界を旅してみたいとも思っていました。

若い頃の中山にはやりたいことがたくさんあったのです。

中山良平
「今と大違いだ、そうさ!大違いなんだ!あの頃の俺とは!地元のこんな寂れた工場に就職するとは思わなかった!日に10時間以上立ちっぱなしで30代で腰を悪くするとも、そこに寝っ転がってるパワハラ工場長に胃に穴があくまでイビラれるともあの頃の俺は考えちゃいなかった」

いつの日からかこの町にしか居場所がないと考えるようになっていました。

その理由は自分でも分かりませんが、もしかしたらボクシンググローブを失くした時なのかもしれません。

ボクシンググローブを探していた中山は、母親にそんな下らない物は必要ないと言われます。

中山は本気でボクサーを目指していた訳ではありません。

それでも夢を下らないと言われたことで様々なことを諦めてしまいました。

中山良平
「だから今から取り戻す、俺の人生を」

従業員たちが警察に通報しようとします。

しかし初めて決断を下して吹っ切れた中山は気にも留めません。

後ろを振り返ることなく工場を後にしました。

中山良平
「やった!やった!やってやったぞ!数カ月前からあたためてきた計画が今日やっと叶う!まだ心臓バクバク言ってるけど・・・俺は自由だ!!」

ここで油断は禁物なので一刻も早く工場を去ることにします。

今の中山なら全てが上手くいく気がしてきました。

ちあき
「お!ようおじさん♪」

駐車場に向かっていると会社の裏口にいた小学生のちあきが声を掛けてきます。

少し生意気なちあきは毎日のように会社の裏口に遊びに来るようになっていました。

中山良平
「何してんだ、こんなところで」
ちあき
「おじさんこそ何してんの?あー分かった、またいつものサボりでしょ」
中山良平
「いいや残念、今日は違うんだよ・・・っていやいつももさぼってないんだよ!」
ちあき
「うっそー、いっつもあそこでタバコ吸ってんじゃん」

休憩時間にタバコを吸っているだけだと何回も説明しているのにサボりだと勘違いされています。

工場の中に入っていないのでちあきは中山が働いている姿を見たことがありません。

中山良平
「お前こそいっつもあそこにいて何してんだ?友達いねーのか?」
ちあき
「はっ!友達ねー、なんつーか同級生の話題子供っぽすぎてさー、私からしたらつまんないんだよねー」

いつもちあきはこんな感じでませた口をきいています。

ちあきの小生意気なセリフを聞くのも今日で最後になるかもしれません。

そんなことを考えていると工場長と従業員が追いかけてきました。

中山良平
「おっと・・・ついつい話し込んじまったな、最後に話せてよかったぜ、明日からは別の誰かに構ってもらいな、じゃあな!」
ちあき
「えっ!?あ・・・おじさん?」

急いでこの日のために買った中古車に乗り込みます。

工場長は近くにいましたが切り抜けられました。

こうして中山は工場から抜け出すことに成功したのです。

中山良平
「高校卒業から働き始めて辞めたいといえば蹴とばされ、パワハラを相談したら黙殺された、あんな地獄の職場に入ったのも流れに身を任せて生きてきたせいだ・・・でもこれからは違う!」

安月給なりに現金200万円を貯めましたし、外で寝泊りできるキャンプ用品と釣り道具一式も用意しました。

用意したもので中山はこれまでに空白となってしまった人生を取り戻そうとしているのです。

中山良平
「青春とあの頃の輝き・・・人生最高の旅へ出発だあああ!」
ちあき
「いええええぇぇい!!」

知らないうちにちあきが後部座席に乗り込んでいました。

どうしてこのような事態になってしまったのでしょうか!?

 

 

自分では何も決断できず流されるように生きてきた中山が、ようやく自分の決断でブラックな職場を辞めることができました。

人が生きていく上で遅すぎる決断はないと思うので、中山の旅を見守りたくなりましたよ。

絶望を抱えた中山とちあきが人生の輝きを取り戻していく『この子知りませんか?』

旅の途中には様々なトラブルが待ち受けています。

トラブルを解決しながら中山とちあきが少しずつ変わっていきますよ。

後編

ちあきの存在に気付いた中山が慌てて急ブレーキを踏みます。

ちあき
「のわっ!?おじさんー運転荒いよー」
中山良平
「知るか!何でお前乗ってんだよ!」
ちあき
「おもしろそーだからついて来ちゃった♪」
中山良平
「来ちゃったじゃねーんだよ、バカが降りろ!何やってんだよ」

降りろと言ってもちあきには降りる気はありません。

面白そうだから中山についていきたいのです。

中山は面倒なのでちあきを引きずり下ろそうとしますが、誰が見ているのか分かりません。

工場まで戻る選択肢もないので考えをまとめることにします。

中山良平
「・・・よし、連れてってやる、ただその前にお前の家を教えてくれ」
ちあき
「は?なんで」
中山良平
「なんでってほら、旅に出るんだ、お前も準備がいるだろ?」

口実を作って家まで行き、ちあきのことを置いていくことにしました。

ですがちあきに拒否されました。

ちあき
「やめて、家だけは・・・だめ・・・本当のこと言う・・・私も町を出たいの!」
中山良平
「急に何言ってんだ!?そんなこと言ったって連れて行かねーぞ!?たちの悪い冗談はやめろ!」
ちあき
「冗談じゃない、本気だよ・・・おじさんも変だと思ってたでしょ?私が毎日なんであそこにいるか、工場に親戚もいないのになんでいると思う?」

家の話をした途端にちあきのキャラが変わったので中山は戸惑ってしまいます。

しかし前にもちあきの真剣な顔を中山は見たことがありました。

それは夜遅くまで働いていた中山が、ようやく休憩に入った時のことです。

中山良平
「うぉっ!?び・・・びっくりした・・・なんでお前こんな遅くまでいんだよ?子供はもう寝てる時間だぞ!?なんだ、珍しく元気ねーな、親と喧嘩でもしたか?」
ちあき
「そんなとこ、おじさん水持ってる?」

水を渡した中山はちあきが鼻血を出していることに気付きました。

しかし理由を聞いても答えてくれません。

そのまま黙って水で血を洗い流しました。

中山良平
「自分のことで精一杯で気に留めなかったけど・・・そうだ・・・知ってる、こいつはいつもヘラヘラしてるけど胸の奥に暗いものを抱えてる」

唯一ちあきに優しくしてくれたのは中山だけです。

そこでちあきは中山を頼ってきました。

中山は相談所に行くことを勧めましたが、以前に相談所を訪れた後、ちあきは酷い目に遭ったそうです。

他に頼る親戚もいません。

ちあき
「おじさんと一緒に遠くに行きたい・・・!」
中山良平
「そんなこと・・・急に俺には決められない・・・」
ちあき
「だめ!決めて!」

子供の言うことを真に受けるつもりはありませんが、ちあきの言葉に嘘はないと感じています。

ただこのまま連れて行ったら誘拐犯になるため決断できません。

ここで中山は自分ならどうするか考え始めます。

学生時代、失くしたボクシンググローブを探している中山は、父親から下らない夢は捨てろと言われました。

しかし中山は本気でボクサーを目指していた訳ではありません。

ボクサーになるという事は思春期の男子が持つ、強くなりたいという程度のささやかな夢だったのです。

それよりも中山はこの町で生きることのどん詰まり感から逃げ出したいと思っていました。

中山良平
「どうする・・・!?どうすればいい、ある種こいつも俺と同じだ・・・でも・・・でも・・・」

停車していたため近所の人に車が動かないのか尋ねられます。

中山は大丈夫だと答えて車を発進させました。

ちあき
「・・・これって良いって事?」
中山良平
「いくつかルールがある・・・ひとつ!コレは俺の旅だ!だから俺の行きたい所に行く!文句は無しだ!ふたつ!なるべく目立った行動はなし!そして3つ、途中で帰りたいとか泣きついてもそれは無理だ!」
ちあき
「りょーかい、なーんだそれだけ?そんなのちょーよゆーだよ♪」

いつもの調子に戻ったちあきは、旅に出ることの重大性を理解していないかもしれません。

それでも中山はちあきを連れて旅立つことを決断しました。

中山良平
「おれは今までの人生他人に判断を任せて来た、今俺がした決断は間違ってるかもしれない、でも正直それはこの旅においては小さなことだ、なんたって俺はこの旅で自分の人生の空白を埋めなおしたらその後の終着点はすでに決まってる、さあ・・・人生で最高の最後の旅に出発だ」

中山の車には目的を果たすためのロープが積んであります。

旅に出発した中山はこのまま人生の最期を迎えてしまうのでしょうか!?

 

『この子知りませんか?』を読んだ感想

大きな決断の裏側には大きな覚悟が必要だという事を実感させられました。

中山の決断には勇気を貰えましたが、最高の旅を最後にはしてもらいたくないと願っています。

現状を打破しようとするための旅路を描いていく『この子知りませんか?』

誰もが抱えているかもしれない悩みをテーマにした物語になっています。

心が疲弊している人を応援してくれる漫画から大きな感動を味わってみてください。

 

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