王様達のヴァイキングのネタバレ(第2話)!感想もお伝えします!

今回は「さだやす 深見真」先生の『王様達のヴァイキング』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『王様達のヴァイキング』第1話のおさらい

ニート状態の是枝は現状に対する不満をぶつけるため、天才的なハッキング技術を使い多くの金融機関をシステムエラー状態にしてしまいます。

その技術に目を付けた投資家の坂井は、彼を直接スカウトすることに決めました。

しかしPCの技術以外何も取り柄のない是枝は、坂井の申し出を断ってしまいます。

そんな弱腰な是枝の心に火を点ける坂井の熱い言葉の数々。

坂井についてい行くことに決めた是枝と、彼の力を使い世界征服を目指す坂井。

二人がパートナーとして動き出した第1話に引き続き、今回は第2話の魅力をネタバレを含みながらご紹介していきます。

孤独なハッカーと変人投資家のサクセスストーリーをお楽しみください。

 

『王様達のヴァイキング』第2話の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

古びたレンタルショップでお互いの持論をぶつけ合う坂井と是枝。

坂井
「多くの優秀なハッカー達の絶え間ない探求心と限りない労力で、新しい世界が創られてきたんだ、俺は世界征服がしたい、お前の手を使って、さぁお前の手は本当は何がしたいんだ?」

この言葉で始まったのが、無名の若者と金の亡者による世界征服への長き道のりだったのです。

是枝
「高校は中退しました、今日で3回目です、バイトをクビになったのは、家族はいません、ここも近いうち追い出されます、だから仕事を探さないと・・・」
坂井
「なるほどよくわかった、つまり金がいるんだろ?」
是枝
「知らない人からお金なんてもらえません」
坂井
「バカ、これはお前の腕への投資だよ、明日から俺の所へ来るんだ、言っただろうが!俺の仕事はエンジェルだって」

翌日になると是枝は早速坂井の家を訪ねることにしました。

そこにはSNS関連事業をする「ヘッジホッグ」のメンバーが居候をしています。

会社のメンバーは大学生のような恰好をしているのですが、この会社は起業してから2年が経ち右肩上がりに業績を伸ばしていました。

坂井の指示によりここで一から仕事を学ぶことになった是枝。

彼のお世話はここの社長である唐沢が見ることになりました。

到着して早々、唐沢は是枝にある仕事を頼むことにします。

彼らはあらゆるSNSを一括管理できるWEBサービスを運営していて、是枝にはまず画像検索プログラムの作成を任せることにしました。

是枝はすぐに自作の改造パソコンで斬新なプログラムを作り始めます。

その完成度の高さに驚く唐沢たち。

しかし一人の社員が是枝のプログラムの問題点を指摘します。

実は是枝は他のパソコンのデータベースに侵入しながらプログラムを作成していました。

これは他のパソコンを不正アクセスの中継地点にするもので、当然ながら違法行為に該当します。

ですが今まで一人きりだった是枝には不正だという認識はありませんでした。

是枝
「あの・・・何がいけないんですか?」

是枝のモラルの無さに一同は大騒ぎになってしまいます。

唐沢
「大声出すな、俺が対応するから」

唐沢が何とか修正をしたため大問題には至りませんでした。

しかし是枝は居ても立っても居られなくなり、この場を立ち去ってしまいます。

法的な知識がない是枝はこれからどうなってしまうのでしょうか!?

 

 

天才的なハッキングの技術を持ちながら今まで孤独だった是枝。

そのため彼には善悪の区別がつきませんでした。

坂井はそんな是枝をどのように導いていくのでしょうか?

ゆっくりと動き出し始めた二人を描く『王様達のヴァイキング』の第2話。

坂井と是枝の心理面にも注目しながら続きをご覧ください。

後編

唐沢たちに合わせる顔がなく部屋を飛び出した是枝。

そんな彼を坂井が待ち受けていました。

坂井
「なんだ?もう逃げる気か?」
是枝
「ご、5年前、あの時と同じことを・・・小沢君に僕がしちゃったこと、同じで・・・」
坂井
「・・・は?なんの話だよ、それ」
是枝
「こ・・・壊そうと思ったわけじゃ・・・ここで働きたい・・・んです」

興奮して何を言っているのか分からない是枝。

しかし坂井はそんな彼を見捨てようなどとは少しも思っていませんでした。

坂井
「落ち着けよ・・・」
是枝
「うまく・・・伝わらないんです・・・いつも僕が悪いん・・・です、でも働きたい」
坂井
「わかるよ、俺はお前が何を言いたいかわかるから」

是枝を落ち着かせると坂井は彼を連れ部屋に戻ります。

そして「ヘッジホッグ」のメンバーに3億円の投資が決まったことを伝えました。

大喜びするメンバーの中、目頭を熱くする唐沢。

唐沢
「よしッ!!今日はカップ麺以外のつまみ買ってこいッ!!」

盛り上がる彼らをどこか寂しげな表情で見つめている是枝。

坂井
「ヘッジホッグはな俺が投資して作った会社だ、こいつらのサービスは金になる、エンジェル投資家だけでなくベンチャーキャピタルも目をつけたってことだよ」

その後、「ヘッジホッグ」のメンバーは打ち上げを始めることになったのですが、是枝はそれに参加することはありませんでした。

思いつめた表情で帰っていったのですが、再び坂井のもとを訪れた是枝。

ここで初めて自分の気持ちを打ち明け始めます。

是枝
「あの人達のコードはキレイですごく考え尽くされていました、何度も手を加えて仕上がってるんだってわかる、なのに僕はそれをダメにしてしまうところでした」

このことをしっかり謝罪したかった是枝なのですが、それ以外にも言いたいことがまだ残っていました。

是枝
「あの人達みたいにはなれない・・・かもだけど、僕も見つけたい・・・僕は作りたいんです・・・生きててもいい理由を・・・作りたいんです自分で」
坂井
「そうか、俺はなお前らみたいなのを何年か飼ってから世の中に放流するわけだが、その間無駄なエサはやらない主義だ、覚えてもらうぞ、お前なりの獲物の狩り方を」

こうして本格的に始動することになった世界征服への道のり。

果たしてこの先二人にはどのような困難が待ち受けているのでしょうか!?

奮闘する彼らの姿は実際の漫画を読んで楽しむことをお勧めしますよ。

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2017.12.10

 

『王様達のヴァイキング』を読んだ感想

早くも高い壁にぶつかってしまい挫折感を味わうことになった是枝。

しかしこれも坂井の策略の一つだという気がしますね。

ここで逃げ出さずに再び戻って来た是枝には勇気をもらいました。

どんどん前へと進んでいく二人からは目が離せませんね。

第1話に続き第2話も見所満載の内容でしたよ。

 

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