青薔薇アンティークの小公女のネタバレ(漫画)!第2話の見所は?

今回は「漫画 コリス 原作 道草家守」先生の『青薔薇アンティークの小公女』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『青薔薇アンティークの小公女』はこんな漫画(あらすじ)

妖精と契約をして建国したと言い伝えられているエルギス国の首都ルーフェンで、母親を失った青い瞳のロザリンド・エブリンは花売りで生計を立てようとしていました。

しかし青い瞳を気味悪がられてきたことで人と目を合わせられないローザは、客商売には全く向いていません。

花を売ることができず自分が不要な存在だと落ち込むローザに、骨董店を営むアルヴィン・ホワイトが自分の店で雇いたいと言ってくれました。

青い瞳を華やかで綺麗だと言ってくれたアルヴィンを信じたローザは、青薔薇骨董店で働くことを決断します。

夢のような好待遇で雇われたローザには、青薔薇骨董店でどのような出会いが待っているのでしょうか!?

妖精が息づく骨董店を舞台にした『青薔薇アンティークの小公女』

今回は妖精学者と身寄りのない少女が恋に落ちていくSFファンタジー漫画の第2話についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

青薔薇骨董店で仕事を始めたローザの成長にご注目ください。

 

『青薔薇アンティークの小公女』の魅力紹介(ネタバレ含む)

第2話前編

母親を亡くし自分でお金を稼がなければならなくなったローザでしたが、客商売に向いていないため花売りは上手くいきません。

醜いブラウニーと罵倒されるローザは身を売るしかないところまで追い詰められていました。

ですが雨の中で出会ったアルヴィン・ホワイトという青年が、自信の経営する骨董店で雇ってくれると言ってくれます。

ローザ
「朝起きたら名刺が消えてるかも・・・夢を見たとしか思えない出来事だったけれど、彼と約束をしたことだし・・・微かな望みが捨てきれず街へ飛び出した」

微かな期待を抱きながらアルヴィンの青薔薇骨董店がある中上流階級の街、ノッティング・チャーチ・ストリートへ向かいました。

予想していた通り青薔薇骨董店はとても敷居が高く、なかなか店の中に入ることができません。

店の前に立っているとローザの脚に猫が身体をすり寄せてきます。

クレア
「大丈夫?」
ローザ
「申し訳ございません!」
クレア
「いいのよ、それにしてもエセルが人に懐く所を見るのは初めてだわ」
ローザ
「エセルですか?」

毛並みが立派という理由でエセルと名付けられた猫はご飯の時しか寄ってきません。

ローザに懐いたのでクレアも触ろうとしますが逃げられてしまいました。

クレア
「そういえば青薔薇に何か用かしら?妖精に遭遇した?それとも何か見て欲しい曰く付きの品が?アルヴィンさんは本当の依頼だったらきちんと受けてくれるわ」
ローザ
「いっ、いえっその・・・」

矢継ぎ早に喋られてしまったので訪問した目的を伝えられません。

戸惑っているとアルヴィンがローザの肩に手を添えます。

アルヴィン
「やあローザよく来てくれたね、待っていたよ、クレアこの子は昨日僕が雇った子なんだよ、君はこの店に花を飾れと言っていたね?青薔薇のようなこの子ならぴったりだろう、ローザおいで」

ローザを店の中に案内してくれました。

青いドアを開けると店内は豪華に装飾されています。

ローザ
「すべてが植物と妖精のモチーフ、徹底している」

陳列している商品や装飾品は植物と妖精がモチーフの物ばかりでした。

驚いているとアルヴィンが大まかな説明をしてくれます。

アルヴィン
「まず店に何が置いてあるか覚えて貰おうか、リストがあえうからこれを頼りにして、疑問点があれば何度でも聞いてくれて構わない、僕は店に客がいない時は研究をしているから質問はいつでも応じるよ」
ローザ
「はい・・・研究・・・ですか?」
アルヴィン
「僕は妖精学者なんだ」

この国の研究者は教養ある中流階級です。

しかし妖精学なんて聞いたことがありません。

ローザ
「余裕がある貴族なら変わった学問を専攻することもあるだろうけど骨董屋の店主が?」

アルヴィンについてますます謎が深まります。

それでも本人は当たり前のように説明を続けました。

アルヴィン
「今日からここが君の場所だ、椅子や机が気に入らなければバックヤードにある物をなんでも使って構わない、接客していない間は好きなことをして良いよ」
ローザ
「ん?あ、あのっ、わたしが接客をするのでしょうか!」
アルヴィン
「おや、従業員にすると言っていなかったかな」
ローザ
「おっしゃっ・・・言って・・・ましたけど、てっきり掃除や事務などの雑用かと・・・わたしはこのような姿ですよ?」

詳しい仕事内容を聞いていなかったので接客するような格好をしていません。

アルヴィンからは雑用をお願いすることもあるが、接客する方が多いだろうと説明を受けます。

他人と視線を合わせられないローザは上手に接客できるのでしょうか!?

 

 

役立たずの醜いブラウニーと罵倒されていたローザが、微かな希望を抱きながら青薔薇骨董店に向かった勇気を褒めたくなりました。

不要な存在だと言われ続けると自信を失ってしまうものですが、アルヴィンの言葉を信じた真っ直ぐなローザには幸せを手に入れて貰いたいですね。

階級で区別される社会を必死に生き抜く少女の運命をテーマにした『青薔薇アンティークの小公女』

いよいよ青薔薇骨董店でローザが本格的に働き始めます。

ネガティブなローザがアルヴィンとクレアの優しさによって成長していきますよ。

第2話後編

アルヴィンはローザの格好が接客に向いていないことを分かっていません。

クレア
「アルヴィンさん従業員を雇うのはとても喜ばしいです、でもあなたが気にせずともお客様を迎えるんでしたら彼女の格好じゃダメですよ、整えてあげないと本人も肩身が狭いでしょう」

クレア・モーリスがアルヴィンを説得してくれました。

青薔薇骨董店でクレアは掃除と食事の用意を店に通いながら担当しているそうです。

ローザ
「ロザリンド・エブリン・・・です」
クレア
「まあ!完璧なお辞儀だこと、この店に来るお嬢様みたいだわ、どこか良い所にお勤めだった?それにしては若すぎる・・・?親御さんは心配してないかしら」
ローザ
「母は亡くなりましたので・・・わたしはもう18歳ですし・・・」

童顔のローザはクレアに14歳くらいだと思われていました。

クレアは人を花と称して連れてきたアルヴィンのことを詫びてくれます。

確かに花を飾ろうと提案しましたが、まさか人を連れてくるとは思っていませんでした。

しかし勤め先を解雇されたローザは働き口を頂けるだけでもありがたいと考えています。

クレアはアルヴィンが従業員を雇ったことでバックヤードが綺麗になることを期待していました。

アルヴィン
「バックヤードと僕の部屋は手を入れないでね、では君にも奥を案内しようか」

不安を抱えながら仕事を始めたローザでしたが、予想通り全く大丈夫ではありません。

まず来店するお客が上流階級のため、取引額が信じられない値段になっています。

その中でまだ若いアルヴィンは妖精店主としてお客から信用されていました。

ただし現在のエルギス国では妖精との契約で生まれた国というのはお伽噺として扱われています。

ローザ
「でもこの店には多くの妖精が息づいている、その中で妖精店主と呼ばれる彼はとても馴染んでいる、わたしは」

中上流階級の街に馴染めないローザはバックヤードを掃除することにしました。

青薔薇骨董店のキラキラした空間よりも、自分にはくすんだバックヤードが合っていると感じています。

小さい頃からアパートの掃除を請け負っていたローザは、一人で黙々と進められる掃除が性に合っていました。

そのため埃がたまった部屋を見ると掃除したくなってしまいます。

アルヴィン
「ローザ」
ローザ
「あっあのっ無断で・・・じゃなくて勝手を・・・」
アルヴィン
「待ってローザ、君が言葉に詰まるのは発音と言葉を選んでいるからだろう?」
ローザ
「どうして」

ローザが言葉に詰まることは否定できません。

その理由は前の職場で気取った発音をやめてほしいと言われたためでした。

アルヴィン
「訛りが出やすい単語や言い回しの時ばかりだからね、ここでは君が話しやすい言葉遣いで良い、僕は気にしないしクレアもそうだ、君の発音は綺麗だから」

バックヤードを掃除したことも構わないと言ってくれます。

ローザはアルヴィンが気にならないよう荷物の位置を変えませんでした。

ローザ
「高価な物ばかりですから、品物には手をつけず埃だけを掃いて床も磨ける範囲で磨きました、怒られて・・・おりませんか?」
アルヴィン
「うん、その言葉遣いのほうがずっと良い、怒っているかはわからないけれどこの空間は心地良いと感じているよ、クレアは僕が頼んだ分類にはしてくれないんだ、けれど君は埃もちりも綺麗にして床まで磨いているのに物はそのままだ、まるでブラウニーみたいに掃除上手な働き者だね」

ブラウニーのようだと言ったアルヴィンは、品物の扱い方を覚えて手入れをしてもらいたいとお願いしてきます。

ローザが品物の手入れをしてくれれば研究に多く時間を費やせるかもしれません。

しかしローザは青薔薇骨董店が自分には相応しくないと感じていました。

ローザ
「わたしはやはりこちらに相応しくないと思うのです、ブラウニーみたいに薄汚くて醜い上に労働者階級です、お店にいらっしゃるお客様が見たら幻滅してしまいます」

接客に向かない自分が甘えてしまったことを謝罪します。

これ以上迷惑をかけたくないので青薔薇骨董店の仕事は諦めることにしました。

アルヴィン
「あははっ、誤解をさせてしまったんだね、仕事ぶりがブラウニーらしいという比喩のつもりだったんだ、けれど良かった、店に入った時の君の表情は気に入ってくれたのだと認識していたけど間違っていないね」
ローザ
「その・・・はい」

美しい青薔薇骨董店で働けることを喜んだのは事実です。

それだけでなくローザはブラウニーについて誤解をしていました。

アルヴィン
「ブラウニーは醜い妖精としか思われていないけどとんでもない、正当な報酬を用意すれば手伝ってくれる勤勉で家事好きな妖精」

ブラウニーの名前は茶色くて毛むくじゃらで小さな人の姿をしていて、茶色のぼろを着ているからだと言われています。

そのためローザにも当てはまるかもしれません。

ローザ
「そうですね・・・」
アルヴィン
「どうして落ち込むのかな?顔をよく見せて・・・君は至って標準的な女の子だ、では性質は・・・?この店舗は綺麗に整頓されているけど散らかしたくならないだろうか」
ローザ
「なりませんッ」
アルヴィン
「ブラウニーはひねくれ者で散らかった部屋は綺麗にし綺麗な部屋は散らかすんだ、そういう気持ちにならないのであれば、残念だけれど君がブラウニーである可能性は低いよ」

これまでブラウニーのようだと言われてきたことは、ローザにとって侮辱でしかありませんでした。

しかしアルヴィンにブラウニーの存在価値を教えて貰えて救われたような気がします。

ローザ
「・・・残念?残念・・・なのですか?」
アルヴィン
「ああ残念だ、なぜなら僕は妖精に会うためにこの店を経営しているからね」

どうやら貴族的だと思っていたアルヴィンはかなりの変人でした。

変人のアルヴィンが営む青薔薇骨董店にはどんな依頼が舞い込むのでしょうか!?

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青薔薇アンティークの小公女のネタバレ(漫画)!ローザの運命は?

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『青薔薇アンティークの小公女』はこんな人にオススメ

ドラマチックなSFファンタジー漫画を読みたい人にオススメの作品です。

醜いブラウニーと揶揄された青い瞳の少女がシンデレラストーリーを歩んでいきますよ。

異世界の骨董店を舞台にした『青薔薇アンティークの小公女』

真面目で礼儀正しいローザの頑張る姿を見守りたくなりました。

ローザを支えるアルヴィンやクレアの優しい姿にも感動しますよ。

 

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