『龍王の寵愛 花嫁は草原に乱れ咲く』のネタバレ(漫画)!

今回は「松元陽 原作 涼原カンナ」先生の『龍王の寵愛 花嫁は草原に乱れ咲く』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

龍王の寵愛 花嫁は草原に乱れ咲く』はこんな漫画(あらすじ)

東華国皇帝の妹に当たる玉葉(ぎょくよう)は姫君でありながら、戦場で負傷した敵国の捕虜を介抱しています。

心優しい玉葉は敵国である北燕国との争いを望んでいません。

その中で百年前から続く東華と北燕の争いを終わらそうと、北燕の使者が玉葉の兄である皇帝にある条件を突き付けてきました。

敵国の申し出を受け入れようと覚悟を決めた玉葉は、和平を望まない反対派の中心人物と話を付けることにします。

しかしその場に現れた北燕の使者に連れ去られてしまいました。

彼の正体が北燕の第一王子に当たる蒼影(そうえい)だと知った玉葉は鋭い眼光をした彼にどんどん惹かれていきます。

2人の出会いは両国の争いにどのような影響を及ぼすのでしょうか!?

強引な王子と心優しき姫君のラブロマンスを描いていく『龍王の寵愛 花嫁は草原に乱れ咲く』

今回はラブストーリーと時代物が融合した漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

戦争に翻弄される男女の運命を目に焼きつけてください。

 

龍王の寵愛 花嫁は草原に乱れ咲く』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

抵抗する玉葉のことを蒼影が強引に抱こうとしています。

玉葉
「こんな感覚知らない・・・知ってはいけない・・・まだ夫でもない人とこんな風に・・・ああでもなんて雄々しく美しい龍、いけないとわかっているのにもう戻れないのだと・・・わかる」

蒼影の身体に彫られた龍の刺青と鋭い眼光から玉葉は目を離すことができません。

玉葉は初めて会った時から蒼影の美しい輝きに魅了されているのです。

2人が出会ったのは玉葉が東華国の軍営を訪れていた時のことでした。

皇帝の妹でありながら玉葉は捕虜となった敵国の兵士を介抱しています。

さらにこの時、兄の皇帝は北燕との和平交渉を行っていました。

玉葉の従者は北燕を文化レベルが低く野蛮だと語るのですが、玉葉は差別などする気はありません。

玉葉
「文化の違いだけで相手を蔑むべきではないわ、それに今日は北燕から和睦のための使者が来る日、きっと兄さまがこの戦を終わりに導いてくださるわ」

使者が訪れるまで捕虜の介抱を続けることにします。

まずは怪我人の包帯と敷布を交換することにしました。

大量の包帯と敷布を持った玉葉が歩いていると見知らぬ男性とぶつかってしまいます。

蒼影
「前が見えぬほど荷を抱えるな」
玉葉
「な、なんでここに北燕の者が・・・もしかしてこの人が使者・・・!?」

この男性が使者なのかもしれないのですが案内人を連れていません。

案内人がいないことを気にかけていると男性が質問をしてきます。

蒼影
「この辺りに北燕の捕虜の天幕があるだろう?どこだ?」
玉葉
「案内の者はどうしたのです!?」
蒼影
「それならふり切ってきた」
玉葉
「とにかくあなたに答えるわけにはいきません!」

強い口調で玉葉が拒否すると男性が顔をジーっと見つめてきました。

困っていると男性が意外なことを言い始めます。

蒼影
「麗しい女のわりにずいぶん気がつよいな、変な真似はしない、ただ我が国の捕虜の様子が知りたいだけだ、教えてくれ、頼む」

男性は丁寧な態度で再びお願いしてきました。

玉葉は仕方なく捕虜がいる天幕まで案内することにします。

玉葉
「わかりました、様子を伺うだけと約束してくださいますね?」
蒼影
「約束しよう、ところでこれはどこへ運べばよい?」

男性は玉葉が運んでいた敷布を代わりに持ってくれていました。

玉葉
「けっきょく運んでもらってしまって・・・」
蒼影
「いいと言っている、ここに置けばいいのか?」
玉葉
「ええ、そしてここが北燕の・・・捕虜の方の天幕ですわ」

天幕の中では負傷した大勢の捕虜が苦しんでいます。

しかし薬が足りずまともな治療を行えていません。

蒼影
「もしかしておまえが看病してくれているのか・・・?」
玉葉
「看病といえるほどのことはできていませんわ、薬も足りていないし側についていてもあげられない・・・」
蒼影
「おまえはどちらの味方だ?」
玉葉
「東華に決まっているでしょう!」

捕虜の心配をする玉葉のことを男性は変わっていると思います。

また天幕に見張りがいないことにも男性は違和感を覚えました。

玉葉によるとこの天幕には重篤な怪我人が運ばれていて、彼らには逃げる体力すら残されてないそうです。

そのことを説明しながら傷ついた兵士を見ているうちに玉葉は涙を流してしまいました。

蒼影
「なぜ泣く?哀れみか?北燕の男は勇敢で我慢強い、これしき耐えられなくてどうする?」
玉葉
「北燕でも東華でも怪我のときは心が弱ります!一刻も早く国へ帰し治療をしっかりと施さねば・・・」

これが後に運命の糸に導かれるように結ばれる玉葉と蒼影の出会いだったのです。

蒼影は玉葉の優しさに触れ、玉葉は蒼影の正直で率直な姿勢に驚きを感じていました。

果たしてここから2人にはどのような運命が待ち受けているのでしょうか!?

 

 

敵対する両国の王子と姫君がお互いの身分を知らないまま出会ったシーンにドキドキしました。

ロミオとジュリエットのような設定はラブストーリーを盛り上げる重要な要素になっていますね。

架空の世界を舞台にした胸キュンできるラブロマンスに仕上がっている『龍王の寵愛 花嫁は草原に乱れ咲く』

ここから争乱の世界が玉葉と蒼影の運命に影響を及ぼし始めます。

目が離せない展開が連続する物語を引き続きご覧ください。

後編

玉葉が蒼影と出会ってから10日が経過しました。

その間、和睦のための交渉は何度か行われたのですが結論は出ていません。

また玉葉が知る限り蒼影は姿を見せていませんでした。

そんな中、玉葉は兄である皇帝に会いに行くことにします。

玉葉
「本日はお忙しいところお時間をお賜りありがとうございます、皇帝陛下」
靖邦
「玉葉・・・二人のときは兄さまでいいといってるだろう、可愛い妹はいつからそうよそよそしくなってしまったんだ?」

兄の靖邦が皇帝になってから8年が経っていました。

玉葉は皇帝を敬っているのですが、靖邦は兄として慕って欲しいと思っています。

玉葉
「けれど妹とはいえわたくしも皇帝の臣下のひとりですもの」
靖邦
「臣下だなんてますますさみしいね、父母が死んでからというもの助け合ってきた2人きりの家族だろう」

皇帝になる前まで2人は皇族として辺境の地で生活していました。

辺境で暮らしていた頃はとても貧しく、2人は手を取り合って生きてきたのです。

その時の苦労を乗り越えたからこそ、靖邦は立派な皇帝として民から慕われるようになっていました。

玉葉
「兄さまは本当に立派だわ、天下の主となられてもこうやって以前と変わらず前線で民と共に戦うお兄さまを尊敬しています」
靖邦
「わたしは兵に手抜きをさせないためにきたのさ、東華の兵は脆弱と有名だからね」

対照的に北燕の兵士は屈強で勇敢だと言われています。

そのため皇帝として気骨のある姿を見せなければなりません。

玉葉
「今回の戦・・・何故ここまで大きくなったのです?東華と北燕の関係は比較的おだやかでしたのに・・・」
靖邦
「そこがどうもひっかかっているんだ、東華と北燕は百年前に北燕が興って以来ずっと戦いの火種が燻っていた、だが十年ほど前、国境に交易場ができてからというもの、関係は落ち着いていたんだよ」

交易場では東華から書物やお茶、北燕からは人参や生薬などの取引が行われてきました。

お互いにとって交易にメリットがあったため両国は均衡を保ってきたのです。

しかし東華兵が北燕兵を殺害した事件が起こり状況は一変しました。

犯人の東華兵は逃走したので動機は判明していませんが、ここから両国の争いは激化していったのです。

玉葉
「和睦の話し合いはいかがでしたか?」
靖邦
「それなんだが・・・北燕側が和睦の条件としてとんでもない要求をしてきた、東華国の長陽長公主、つまりおまえを北燕国の王太子の妻として差し出せとね」

玉葉が北燕国の王太子と結婚することは彼女が人質になることを意味しています。

そのため大臣たちの間では要求を受け入れるかどうか意見が分かれていました。

異民族への降嫁など許されないという意見と、犠牲を払ってでも戦を終わらせるべきだという意見が対立していてお互い歩み寄る気配はありません。

玉葉
「わたしが一言、北燕へゆくと言えばそれでこの苦しい戦争を終わらせられるの・・・?けれどそれは東華へはもう帰れないということ、こうしてたった一人の肉親であるお兄さまともほとんど会えなくなってしまう」

自分を犠牲にするかどうかで思い悩む玉葉は、兄の命で宰相と会うことになりました。

宰相は絶大な権力を持っているのですが皇帝が傀儡とならなかったことで両者には大きな溝ができています。

玉葉は宰相の卑しい笑みを見た瞬間、戦を終える最善の方法を知りながら誤魔化している自分の卑しさに気づきました。

玉葉
「両国の和平のためならばわたくしはよろこんで北燕へ嫁ぎますわ」

高らかに宣言した玉葉が宰相の元を離れようとすると、従者が兵士に拘束されそうになっています。

蒼影
「どういうことだ、これは・・・」

ここで再び現れた北燕の使者が従者を助けてくれました。

しかし使者は玉葉のことを連れ去ってしまいます。

その後、使者の正体が北燕の第一王子に当たる蒼影だと知った玉葉なのですが、なかなか降嫁する覚悟を持てません。

蒼影は迷いのある玉葉に対して、お前が欲しいと言いながら強引に彼女を抱こうとしていきます。

迷いの中で揺れ動く玉葉の恋心はどうなっていくのでしょうか!?

 

龍王の寵愛 花嫁は草原に乱れ咲くを読んだ感想

自分を犠牲にしてまで戦争を終わらせようとする玉葉の姿が健気だと思いました。

彼女とは対照的に自分の思うままに生きようとする蒼影もインパクト抜群のキャラクターですね。

正反対の2人がお互いを求め合う姿が見所の『龍王の寵愛 花嫁は草原に乱れ咲く』

現代では有り得ない設定だからこそ読み応えがある物語です。

じっくりと読んでいきながら大きな満足感を味わってください。

 

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