カグラバチのネタバレ(漫画)!第2話と第3話の見所は?

今回は「外薗健」先生の『カグラバチ』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『カグラバチ』はこんな漫画(あらすじ)

独特な加工法で特別な刀を作り出す六平国重(ロクヒラクニシゲ)は日本で最も有名な刀匠です。

15年間の斉廷戦争も国重が作った名刀達が戦いを終わらせたと言われていました。

国重は戦時中に六本の妖刀を世に出しましたが、戦争終結後は六本を回収して工房の地下で保管することにします。

結界により工房と住居は守られていたのですが、3人の妖術師が現れ国重を殺害し妖刀を奪い去りました。

息子のチヒロも顔面に大きな傷を負ってしまいます。

父親を越える刀匠を目指していたチヒロは、復讐のため妖術師を斬る決意を固めました。

妖刀を操る剣士と妖術師の激しいバトルを描いていく『カグラバチ』

今回は復讐を題材にしたアクションアドベンチャー漫画の第2話と第3話についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

チヒロと柴が妖術師組織の毘灼に少しずつ迫っていきますよ。

 

『カグラバチ』の魅力紹介(ネタバレ含む)

第2話

爻龍組のヤクザを征伐したチヒロがリーダーから毘灼についての情報を収集することにします。

チヒロ
「化物だろうが関係ない・・・俺は奴らを斬らなきゃならない」
「そういうことや、ええかカス、ちゃんとこの子の言うこと聞いとけよ、お前マジで、一喝入れといたで」

ヤクザのリーダーは毘灼について何も話そうとしません。

チヒロが毘灼について分かっているのは、4年ほど前から少しずつ動きを見せているということぐらいです。

チヒロ
「少数精鋭の妖術師集団と聞くが・・・それも定かじゃない」
「定かならまだよかったのになァ・・・合いの手はいらんか」
チヒロ
「一喝もいらなかったです・・・毘灼についてお前が知る限りを話せ」
「青年ー、外の空気吸いに行こかぁ」

諦めたリーダーが話そうとしているので、柴は拷問されていた若者を連れて外に出て行きました。

しかしここでリーダーの身体に異変が起こります。

チヒロ
「・・・おい?おいどうした・・・さっさと話せ、二人共逃げろ!」

突然リーダーの体内から巨木が出現しました。

破裂した巨木の一部が柴達の方に向かってきます。

死を覚悟した若者の前に立った柴は、妖術を使って外に飛び出しました。

若者は何が起こっているのか理解できません。

「狼狽がすごいな!あんま妖術見たことない?・・・ま妖術師のほとんどは都会の方におるしな、地方じゃそういう奴も出てくるか、っとそれよりチヒロくーん、おっ無事や、よかった」

再び建物の中に入った柴は若者の無事をチヒロに伝えます。

建物の中は悲惨な状態になっていました。

チヒロ
「・・・毘灼について喋ろうとした途端・・・」
「奴の体に術仕込んでたとは・・・用意周到やな、にしてもこの規模は術者は相当の手練れで間違いないぞ、俺は一回東京戻ろかなおもてるけど」
チヒロ
「俺も行きます」

激しい戦闘を終えたチヒロは消耗しています。

柴に身体を支えてもらいながら建物から出て行きました。

「それにしても三年前まで戦闘経験なんか一切なかったこの子が、まだまだ妖刀の本領に達してないとはいえここまでやるようになるなんてな」

移動しながら柴は3年前の事件について振り返ります。

六平国重の工房と住居は結界により守られ外から隠されていました。

その結界に異変が起きたことを感知した柴は急いで駆け付けたのですが、すでに六平国重は亡くなっていたのです。

六平国重の亡骸には寄り添うようにチヒロが座り込んでいました。

チヒロ
「3人妖術師が・・・突然・・・俺は気を失って・・・気づいたら・・・」

工房を見た柴は愕然としてしまいます。

戦時中、六平国重は六本の妖刀を世に出し、戦争終結後はその六本を回収し工房の地下に隠していました。

「奪われたんか・・・いや、とにかく君が無事でよかった、無事とは言わんかその傷・・・大丈夫なんか」
チヒロ
「平気ですよ、こんな・・・」

チヒロは生前の六平国重に妖刀を見せてもらったことがあります。

妖刀を見せてもらったチヒロはこれが目指すべき刀だと感じました。

六平国重
「かもなー、だが・・・いいか、こいつらは別に・・・正解じゃない、ただただ強い妖刀を作るってことに憧れてくれるな、これから自分の目で世の中を見てなんのために・・・どんな刀を作るべきか自分でしっかりと考えるんだ」

六平国重も日々何のためにどんな刀を作るか探っているのです。

大切なことを教えてくれた六平国重は、笑いながら息子のチヒロに少しずつ一緒に学ぼうと語ってくれました。

チヒロ
「うん・・・あのさ、真面目な話するなら真面目なTシャツ着てよ、気散る」
六平国重
「エ!かっこいいだろコレ!」

普段はおちゃらけていた父親が、今は自分の膝元で遺体になっています。

悔しさと憎しみでチヒロの目から大粒の涙がこぼれてきました。

チヒロ
「あいつら何者なんですかね・・・父さんが・・・どれほど真剣に刀と向き合って来たか・・・知ってるんですかね・・・くそ・・・なんで全部・・・なんで・・・」
「すまん・・・俺がもっと早く来てたら・・・」

柴にもどうしてこの場所が見つかったのかは分かりません。

大切なものを奪われたチヒロは復讐することを誓いました。

チヒロ
「奴らに・・・父さんの・・・信念を・・・分からせる・・・俺が・・・俺が殺らないと」

憎しみの炎を胸に秘めながら3年後の現在に至っているのです。

今のチヒロが握っている七本目の妖刀は、六平国重が長い年月をかけて完成させ命に代えて護り切りました。

七本目の妖刀で戦っていますが、3年前から未だに毘灼や妖刀に関する確かな情報は得られていません。

父親の刀を悪用されたくないチヒロは、一刻も早く毘灼を探し出そうとしているのです。

「チヒロ君、起きてたか、万全やったら出発しよか・・・ほんま丁度ええ時に東京きたわ、ようやく網にかかったんや・・・妖刀の目撃情報」
チヒロ
「すぐ行きます」

果たして妖刀の目撃情報は毘灼の存在に繋がっていくのでしょうか!?

 

 

第2話でチヒロが復讐を誓った事件の詳細が明らかになりましたね。

父親のことを尊敬していたチヒロが妖刀を悪用させないため毘灼を追いかけている心意気に感動しました。

刀社会の中で激しく対立する剣士と妖術師の緊迫感が魅力的な『カグラバチ』

いよいよチヒロと柴が毘灼の尻尾を捕まえました。

第3話では新たな協力者も登場しますよ。

第3話

日本な刀社会になっていて自衛の手段として許可されている刀の所持は、治安を悪化させる要因にもなっていました。

ヒナオ
「てな中でヤクザや大企業のお偉いさん達が求めるのはーより強力な自衛の手段、そこで彼らの出番!ここ東京には千人以上!日本で最も妖術師が集まっているのだッ!」

両者を繋ぐ仕事を生業としているのがヒナオです。

ヒナオが経営している喫茶店には毘灼の情報を求めるチラシが貼ってありました。

情報提供を求めるチラシが貼られたのは3年前のことです。

「ヒナオちゃんお元気ー?」
ヒナオ
「ぼちぼちー、しばらくぶりだねぇ、何してたの?」
「ちょっと色々あってな」
ヒナオ
「で今回はどうする?おいしいのいくつか入ってるけど」

久しぶりにやって来た柴にヒナオはいくつか仕事を紹介しました。

ですが柴が訪れた理由は仕事を貰いたいわけではありません。

「ヒナオちゃん六平国重て知ってる?」
ヒナオ
「知ってるわい、ナメんな!」

職業柄、ヒナオは六平国重が殺されたことも知っていました。

柴は六平国重と関りがあったことを初めてヒナオに説明します。

そしてチヒロのこともヒナオに紹介しました。

諸々の事情を聴いたヒナオはチヒロと柴に協力することを約束してくれます。

しかしいつもと変わらずヤクザや屈強な妖術師がやってくるだけで収穫はありません。

そんな時にヒナオの喫茶店を少女が訪ねてきました。

「ごめんくださァい!」
チヒロ
「ヒナオさん・・・連絡ありがとうございます、それで例の妖刀の目撃者って言うのは」

目撃者は店の奥で休んでいるそうです。

すぐに話を聞きたいため奥に入ると、少女がソファーで眠っていました。

「え・・・めちゃめちゃおチビやけど」

シャルという少女はヒナオに妖術師を雇いたいとお願いしてきたそうです。

依頼内容は悪者に追われているので守ってほしいという者でしたが、シャルは依頼するお金を持っていません。

興味本位でヒナオがどんな悪者に追われているのか尋ねると、最強の刀を持っていると答えました。

ヒナオ
「ピーンと来たの!それぜぇったい妖刀だ!って」
「・・・まあ詳しく聞いてみなわからんけどかなり怪しいなぁ、聞いた感じやと・・・ただの子供のおふざけって可能性が大いにあるってこと、まずこんなちびっ子の言うこと鵜呑みにするべきちゃうわな」
ヒナオ
「えー、でも些細な情報でもくれって言ってたじゃん」

変な寝言を呟いたシャルがようやく目を覚まします。

柴が妖術師だと気付いたシャルは守ってほしいと訴えてきました。

「待て待ておチビ、色々整理したいんやけど、まず・・・君が悪党に追われてる理由を教えてみなさい」

シャルは何も答えようとしません。

そのため柴は子供のおふざけだと判断しました。

帰った方がいいと伝えても孤児のシャルには帰る場所がありません。

チヒロ
「ご飯は?・・・食べてるか?」
シャル
「食べ・・・この通りですわ」

お腹が鳴ったためシャルが何も食べていないことは伝わってきました。

シャルのスタンスは分かりませんが面倒見の良いチヒロは少女のことを放っておけません。

チヒロ
「何も食べてないんだな・・・何か食べるか?」

天ぷらそばを食べたいと言うシャルを飲食店に連れて行きます。

柴は店の外で2人を待つことにしました。

シャル
「私シャル」
チヒロ
「自己紹介のタイミング・・・俺はチヒロだ」
シャル
「うまいか?と聞かれればこう答えるよ、うんって」

天ぷらそばが運ばれてきたタイミングで自己紹介されてしまいます。

空気を読めませんがシャルは美味しそうに天ぷらそばを食べ始めました。

チヒロ
「なあシャル、これ食べ終わったら施設まで届けてやるからな」
シャル
「へ?守ってくれるんじゃないの?このおソバは契約成立ってことじゃないの?」
チヒロ
「なんでそうなる、大体な・・・柴さんも言ってたようにあそこは遊びで行くような所じゃない」
シャル
「・・・遊びじゃない・・・」

ここでチヒロも悪党に狙われている理由を尋ねます。

しかしシャルは答えたくないと拒否しました。

ますますシャルは信用してもらえない状況になってしまいます。

チヒロ
「・・・ならその最強の刀ってのはどんなだった?」
シャル
「くおあえうの」
チヒロ
「なに?・・・なに?」
シャル
「刀から雲が出るの」

チヒロは六平国重が作った妖刀の中に雲があることを知っていました。

たまたまシャルが雲を言い当てたとは考えられません。

チヒロ
「その悪党の手の甲に炎の紋章のようなのはあったか?」
シャル
「なかったと思うけど」

話をしていると背後の客が店主と揉め始めます。

油断していましたが背後の客はシャルを捕まえようとする追手でした。

追手の攻撃によって店内が爆破されます。

チヒロ
「追手・・・シャルは嘘をついてない・・・そしてシャルが見たのはおそらくだが妖刀・・・もしそうならあの妖術師たちは妖刀の持ち主の仲間・・・シャルは一体・・・いや今はシャル・・・疑って悪かったな」
シャル
「助けてくださァい」
チヒロ
「引き受けた」

妖術師に捕らわれたシャルを救うことはできるのでしょうか!?

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2024.12.06

 

『カグラバチ』はこんな人にオススメ

ハラハラドキドキできるアクションアドベンチャー漫画を読みたい人にオススメの作品になっています。

謎めいた毘灼の実態が少しずつ明らかになっていく展開に胸がワクワクしました。

大切なものを奪われたチヒロが復讐に命を懸ける『カグラバチ』

妖刀を巡り様々な人々の感情が複雑に交錯していきます。

命を奪い合う激しいバトルの中にコミカルなシーンも織り交ぜていますよ。

 

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