カグラバチのネタバレ(漫画)!妖刀を巡る熾烈な争いとは?

今回は「外薗健」先生の『カグラバチ』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『カグラバチ』はこんな漫画(あらすじ)

日本で最も有名な刀匠の六平国重(ロクヒラクニシゲ)は独自の加工法で特別な刀を作り出します。

父親の跡を継ぎたいと考える息子のチヒロは厳しい修行に励んでいました。

仕事中は真面目モードの国重ですが、普段はおちゃらけているので寡黙なチヒロが面倒を見ています。

国重の古い友人でたまに遊びに来る柴(シバ)とも良好な関係を築いていたのですが、チヒロにとって最悪な悲劇が起きてしまいました。

戻らない日常にチヒロは憎しみを抱えながら、復讐の決意を心に宿していくのです。

大切なものを奪われた少年の復讐劇を綴っていく『カグラバチ』

今回は迫力満点のアクションアドベンチャー漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

チヒロの壮絶な運命と妖術が関連していく激しいバトルシーンを見逃さないでください。

 

『カグラバチ』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

鍛錬は日本刀作りにおいて重要な工程として欠かすことができません。

玉鋼の炭素量を整えてから強度を高めるため叩き延ばし折り曲げまた叩く、この鍛錬を含む高度な技術を以て行われるいくつかの工程を経て鋼の塊は美しく強靭な日本刀に変貌するのです。

六平国重
「っし、やるかー、チヒロ見てみろ、太陽剥き出し、お外で元気よく遊べってかァ!?お天道さんよォ!ったくもう・・・」

父親の六平国重が何に呆れているのか息子のチヒロには分かりません。

そんな晴れた日に日本刀作りが開始されました。

チヒロ
「父の名は六平国重、この国で最も有名な刀匠だ、独自の加工法で特別な刀を作り出す、そんな父の下日々修行に励んでいる」

国重は仕事になると真面目モードになるので修行は厳しいものになっています。

しかし一旦仕事場から離れると国重はおちゃらけているので、世話をしているチヒロは手を焼いていました。

六平国重
「うん、うん・・・そうだなぁ」
チヒロ
「父さん朝ごはんできたよ・・・ペットに対して聞き手になってたよね今、普通話しかけるでしょ」
六平国重
「あそっか、ミスったわ、いただきやす!」

国重の耳には金魚が勉学に励みたいと言っているように聞こえたそうです。

そんなふざけた発言をチヒロは信じません。

朝ごはんを食べ終えると再び日本刀作りが始まります。

修行しながらチヒロは金魚を家に連れてきたのが国重だったことを思い出していました。

金魚を買ってきた国重は嬉しそうでしたが、チヒロはあまり嬉しそうにしていません。

チヒロ
「いやだって世話するの誰だよ、父さんできないだろ」
六平国重
「でも金魚は縁起良いってお店の人が言ってたぞ!赤は幸運を呼ぶし黒のは邪気を払うんだ」
チヒロ
「じゃ、この三色は?」
六平国重
「・・・なんかもうものすごいらしい」

国重の適当な発言にチヒロは呆れてしまいます。

それでも金魚を守ると決めたチヒロには、結局世話をするものが増えただけでした。

修行を続けていた国重とチヒロが昼食を食べようとしていると、国重の古い友人でたまに訪ねてくる柴がお土産を持って来てくれます。

「相変わらずゴシゴシ鍛えてもらってる?君の父さんはな15年前の斉廷戦争で実際に戦地に行った俺達よりも名を揚げた、こいつの作った名刀達が戦いを終わらせたと言っても過言じゃないからな」

チヒロの父親は多くの人を救った英雄だと称賛しました。

ただしこの話をチヒロは柴から百回以上聞いています。

続けて柴は毎日頑張っているチヒロが父親のようになれると言ってくれました。

チヒロ
「うん、それも百回以上聞いた」

喋り過ぎたと後悔した柴が帰っていきます。

すると国重が仕事場ではないのに真面目モードになりました。

六平国重
「お前ももう15歳になる・・・これから本格的に刀匠として成っていくならそろそろ・・・明るい部分以外も教えないとなー・・・と思って」
チヒロ
「教えてよ、言っておくけど俺・・・半端な気持ちで目指してないから・・・刀匠として・・・本気で父さんに並びたいと思ってる」

国重は1本の日本刀を保管している部屋にチヒロを連れて行きます。

地下室にもいくつか日本刀を保管していますが、そのほとんどはチヒロが生まれる前に作ったものでした。

国重の作った日本刀はほとんどが戦争で活躍したものです。

六平国重
「刀はいつも・・・人を救い時代を切り拓いてきた、だがわかってるとは思うが人を殺すための道具であることに変わりはない、そしてその刀を作った先にある死に俺たちは無関係じゃない」

邪な者の手に渡れば善人の命さえ奪ってしまうことを理解しなければなりません。

日本刀を握るべきなのは悪を滅して弱者を救うという信念のある者だけです。

刀匠も彼らと同じ信念と責任を持たなければいけません。

国重はチヒロの自分が作った日本刀に信念と責任を背負えるのか問いただします。

チヒロ
「わからないけど背負う覚悟はあるよ」
六平国重
「そうか、なら作業を再開させよう」

尊敬する父親を越えたいと改めて決意を固めました。

しかしここから悲劇に巻き込まれたチヒロは、刀匠ではなく復讐の鬼と化していくのです。

 

 

父親を越えたいと修行に励むチヒロの情熱が感じられました。

普段はおちゃらけていても刀作りには真剣に取り組む国重もかっこよかったです。

刀匠を目指していたチヒロが妖術者たちと激しいバトルを繰り広げていく『カグラバチ』

チヒロは最初から人を殺すために日本刀を作っていたわけではありません。

復讐することだけに命を懸けるチヒロの悲しい事情が少しずつ明らかになっていきますよ。

後編

チヒロが日本刀を作り出す時に背負う信念と責任について覚悟を語った38か月後、爻龍組というヤクザが追放運動を起こした若者を暴行しています。

最後の一人は追放運動に参加した者の名前を言うまで簡単には殺そうとはしません。

しかし爻龍組が街を蝕む害虫だと考えている若者は、暴力には屈しませんでした。

爻龍組のバックに妖術師がついていることも知っている若者は、自分が妖術師をぶっ飛ばすと豪語しました。

すると妖術師が現れて若者の身体を樹木で拘束します。

妖術師は上納金せ支払ってもらえればヤクザの仕事に口出しはしません。

しかしこの若者のように反逆者が現れることを不安視しているのです。

爻龍組と妖術師が若者を拘束していた頃、チヒロは電車の中で落ち合っていました。

チヒロ
「柴さん・・・駅で落ち合うはずでしょ」
「ええやん別にー、天気ええなしかし!」
チヒロ
「焼き魚食べ歩いてる人初めて見たな」

柴はししゃもを食べながら向かいの席に座ります。

チヒロはししゃもを勧められましたが断りました。

「チヒロ君、一個聞いてええ?・・・その傷きれいに治そ思たら治せるやろ、めっちゃ目立ってるけど・・・ええんか、そのままで」
チヒロ
「・・・朝、顔を洗って鏡を見るとこの傷が目に入る、すると・・・あの日を思い出すんですよ、おかげで毎朝・・・新鮮な憎しみをもって一日を始められる」
「あれから・・・ずっとその生活か、壊れてまうで」
チヒロ
「なら止めますか」

強い憎しみを抱いたチヒロのことは柴でも止めることはできません。

無言のまま2人を乗せた電車が目的地に到着します。

「この街を牛耳ってるのが爻龍組や」
チヒロ
「そのヤクザが・・・奴らと繋がってると、確かなんですか?」

まだ確証はありませんがようやく掴んだ手掛かりです。

2人は様子を見て話ができそうなら取引を持ち掛けることにしました。

しかし街の中を歩くと爻龍組の残虐さを目の当たりにします。

「追放運動・・・見せしめか、俺らに逆らったらこうなるぞってことや、チヒロ君・・・爻龍組が天井貫く程のカスの場合はどないしよか」

街には爻龍組を追放しようとした人の死体が吊るされていました。

残虐非道な行為を目撃したチヒロは柴に爻龍組のアジトへ案内してもらうことにします。

爻龍組のアジトでは追放運動に参加した若者が拷問されていました。

まずはアジトの前で門番をしているチンピラを一瞬で斬り殺します。

柴に外を任せるとチヒロがアジトへ入っていきました。

チヒロ
「聞きたいことがある、それと・・・お前らのようなクズが・・・刀を握るのを見過ごすわけにはいかない」

返り血を浴びたチヒロに爻龍組の組員たちが襲い掛かってきます。

チヒロは表情を変えないまま日本刀の鞘を握りました。

「六平国重は刀に妖術を刻み込む、奴が作り出すのは特別な力を宿した妖刀」

六平国重は特別な加工法を唯一扱うことができる孤高の刀匠だったのです。

そしてチヒロが持っている刀は六平国重が最後に作り、命を懸けて遺した刀でした。

チヒロ
「淵天、涅、錦」

大勢いるヤクザたちを次々と斬り殺していきます。

一瞬のうちに残されたヤクザは1人になってしまいました。

チヒロ
「毘灼について知ってることを話せ、お前らの後ろ盾となっている妖術師組織のことだ、しらを切るならそれで構わない、部下達も地獄であんたを待ってるだろうしな」
「大丈夫か?」

チヒロが毘灼について話を聞いているうちに、柴が追放運動をして拘束された若者を助けます。

ヤクザはチヒロに毘灼が化物の集まりだと説明しました。

あんな化物に喧嘩を売ることは正気じゃないとチヒロを脅します。

チヒロ
「正気に見えてたのか?化物だろうが関係ない、俺は奴らを斬らなきゃならない」

毘灼とチヒロの間にはどのような因縁があるのでしょうか!?

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2024.12.07

 

『カグラバチ』を読んだ感想

成長したチヒロが無表情のままヤクザを斬り殺した姿に哀愁を感じました。

登場人物それぞれの個性も豊かなので、夢中になって読んでいける面白い作品ですね。

妖刀を巡る復讐劇を描いていく『カグラバチ』

毘灼という妖術師組織との激しい争いにも期待が持てました。

悲しみを背負って復讐を遂げようとするチヒロから目が離せなくなりますね。

 

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