『民法改正~日本は一夫多妻制になった~』漫画のネタバレと感想!

今回は「原作 あかほりさとる 漫画 竹内桜」先生の『民法改正~日本は一夫多妻制になった~』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『民法改正~日本は一夫多妻制になった~』はこんな漫画

近未来の日本では東京オリンピックの成功による好景気で経済がとても潤っていました。

しかしその反動がすぐに起きてしまい、あっという間に不景気になってしまった日本。

政府はこの緊急事態を打開するため、一夫多妻制を導入しました。

国が定めた条件を満たした男性は最大3人の女性と結婚できることになり、再び経済は上昇傾向へと回復していきます。

こんな民法改正など自分たちには関係ないと思っていた浅尾正平と恋人の牧村みちる。

ですがある出来事をきっかけに二人は一夫多妻制の真っ只中に巻き込まれていきます。

今回はそんな二人を描く『民法改正~日本は一夫多妻制になった~』の魅力をネタバレを含みながらご紹介していきます。

斬新な設定のラブストーリーを心ゆくまでお楽しみください。

 

『民法改正~日本は一夫多妻制になった~』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

西暦202X年の日本では東京オリンピック後の好景気の反動で、経済が低迷してしまっていました。

そのため日本人は生活へのモチベーションを失い、未来への希望すら無くし始めていたのです。

この状況を打開したい政府は起死回生のための大胆な民法改正を行うことにしました。

その政策は男性は最大3人の女性と結婚ができる一夫多妻制だったのです。

ただし一夫多妻制をするためには3つある条件のいずれかに該当しなければなりません。

1、夫の収入が経済状況に応じて相当以上ある

2、スポーツ・芸術・学問の文yで著しい功績を上げる

3、国家から認められ褒章を受ける

以上の条件が一夫多妻制になるための国家の定める規定です。

この制度を自分には関係ないと思っている浅尾正平は、恋人の牧村みちると友人の結婚式に出席していました。

この結婚式では新郎が一夫多妻制を申し出たため、3人の新婦と一緒に入場してきます。

正平
「すげーなあ光流・・・さすが大病院の跡取りだ」
みちる
「いっぺんに三人と結婚式あげる!?ふつう!?」
正平
「いいだろ別に光流は一夫多妻権持ってるんだから」
みちる
「あたしは何かやだなこの制度」

みちるは嫌がっていますが実際はこの制度により日本の経済は活性化されました。

障害未婚率を下げることにつながり、少子高齢化社会にも上手く順応したこの政策。

投資家からも評価され日本に帰化するお金持ちが増えたおかげで、今年の経済成長率は10%という高い数字を記録しました。

二人が一夫多妻制について話をしていると、周囲の人がエッセイストをしているみちるに気が付き始めます。

知的な美人としてテレビなどで活躍するみちる。

正平はそんな美人が彼女のため、周囲から羨ましがられているようです。

この羨望の眼差しは正平にとってまんざらでもありません。

みちるは正平から見てもかなりの美人ですし、自分の彼女であることが未だに信じられずにいました。

そんな正平にみちるが率直な疑問を投げかけます。

みちる
「正平は一夫多妻制なんて憧れてないよね!?」
正平
「どうかなー!?なんかみちるちゃん最近売れっ子で家帰ってくんのが遅いし、家で待っていてくれるような娘が一人くらいいても」

これはあくまでも正平の冗談で、商社勤務の彼には一夫多妻制に対する憧れも資格もありませんでした。

あくまでも自分には縁のない話だと思う正平。

しかしある出来事をきっかけに二人は一夫多妻制と向き合わざるを得なくなるのでした。

 

 

現在の日本ではあり得ない一夫多妻制というシステム。

その制度をテーマにしているところがこの漫画の魅力だと思います。

大前提にこの設定があるため、物語の幅がものすごく広がっている気がしますね。

ここからいよいよ二人がこの設定に巻き込まれていく『民法改正~日本は一夫多妻制になった~民法改正~日本は一夫多妻制になった~』

見所が満載の続きをじっくりとご堪能ください。

後編

友人の結婚式が終わると、正平は北海道への出張を命じられます。

空港に向かった正平は見送りに来てくれたみちると話をしていました。

正平
「悪いね、忙しい中見送りしてもらって」
みちる
「二週間だったわよね北海道、まさか転勤の下準備とかじゃないわよね!?私もようやく仕事まわされるようになったんだから今東京を離れる事はできないわよ」
正平
「俺は所詮宮仕えだもの・・・上の考えてる事はわかんないよ」

こうして北海道に向かい出発した正平だったのですが、すぐに予想もしなかった事態が彼を襲いました。

なんと彼の乗った飛行機がオホーツク海に墜落してしまったのです。

海上になんとか不時着した飛行機に数名の乗客と取り残されてしまった正平。

正平
「マジで氷の海の上だぞ、飛行機ってな空飛ぶモンじゃねーのかよ、残されたのは死にかけのジジイと嬢ちゃん、冗談じゃないッ」

その後、救助隊にまず助けられたのはお嬢さんでした。

残されたのはついに正平と老人の二人きりです。

ここで老人は自分の年齢のことを考え、正平を先に救助するよう進言しました。

しかしこの老人行動が正平の正義感に火を点けます。

正平
「あなたは父親でしょう!?父親が娘の側にいなくてどうするんです!?こんな非常時こそ娘を守ってやらないと」

正平はこの言葉通り、老人を先に救助させました。

ですがその直後、飛行機が急に沈んでいってしまいます。

取り残された正平はそのまま海へと沈んでいってしまいました。

絶体絶命のピンチだったのですが、正平は数日すると病院で目を覚ますことになります。

奇跡的に一命をとりとめた正平。

彼の勇気ある行動はメディアなどで英雄として称賛されることになります。

そしてこの功績により彼は国家から一夫多妻制の権利を与えられました。

普通に生活をして普通にみちると結婚するはずだった正平の人生は、ここから大きく変わっていくことになってしまいます。

正平とみちるは一夫多妻制によって幸せな未来を掴み取ることができるのでしょうか!?

その結果は是非ご自分の目で確かめてくださいね。

 

『民法改正~日本は一夫多妻制になった~』を読んだ感想

とても斬新な設定なので、読んでいて新鮮な満足感を味わえました。

よっぽどのことが無い限り現実ではありえない一夫多妻制をテーマにするところに、この作者のセンスが感じられますね。

お金持ちなどのVIPではなく、一般人を主人公にした点も物語の幅を広げていると思います。

普通の人間が特別な権利を与えられた場合、一体どうなってしまうのかなど読者の想像もかき立てられるこの作品。

勝手な想像をしながら読むと、面白さが倍増すると思いますよ。

 

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