木暮姉弟のとむらい喫茶のネタバレ(漫画)!感想とあらすじも!

今回は「うおやま」先生の『木暮姉弟のとむらい喫茶』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『木暮姉弟のとむらい喫茶』はこんな漫画(あらすじ)

喫茶店“こかげ”は大切な人を失ったお客様が行き着く不思議な空間になっていました。

“こかげ”は人見知りなのに接客を担当している小暮照巳(こぐれてるみ)と、社交的なキッチン担当の小暮千景(こぐれちかげ)の姉弟が営んでいます。

今日も“こかげ”に喪失感を抱えたお客様が来店しました。

レモンシャーベットを注文したみゆきは1カ月前に愛する夫を亡くしたそうです。

悲しみを忘れられないみゆきに照巳と千景が提供する弔いごはんとは・・・!?

残された人々の想いに応えていく『木暮姉弟のとむらい喫茶』

今回は感動的なグルメ漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

様々な人たちの悲哀を晴らしていく物語を読んで心を癒されてみてください。

 

『木暮姉弟のとむらい喫茶』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

みゆきが喫茶こかげを少し遠くから眺めています。

みゆき
「どうしても近づけない喫茶店がある、1カ月前に死んだ夫と最後に行った喫茶店だ、まずあの店長?が苦手、色白で冷たくてヘビっぽい、なんでグラサン?」

サングラスをかけた小暮照巳と目が合ってしまったみゆきは逃げ出してしまいました。

照巳はみゆきの後ろ姿を見つめることしかできません。

みゆきの夫だった達朗は照巳とは正反対のタイプで、よく食べてよく笑う夫はみゆきにとって太陽のような存在でした。

それなのに夫はどうしても治らない病気になってしまい、好きなものも食べられなくなってしまったのです。

病気になり痩せてしまった夫の姿を思い出すとみゆきは涙が出てきました。

帰宅したみゆきはラーメンを作ることにします。

みゆき
「ラーメンなら食欲わくかと思ったけどいらないなー、たっちゃんのいない世界なんか滅んだっていいや」

亡くなる前に自宅療養していた達朗も食欲が無くなっていました。

それなのに突然ハンバーグを食べに行こうと誘ってくれたのが喫茶こかげだったのです。

ゼリーも食べられなくなった達朗に食欲がわいたと喜んだみゆきは、大喜びしながら達朗をこかげへ連れて行きました。

小暮照巳
「ご注文は」
みゆき
「ハンバーグランチ2つ!」
小暮照巳
「えっ?あ、はい、ハンバーグランチお2つですね」

接客してくれた照巳が注文を聞き返したので、みゆきはハンバーグを頼んではいけなかったのかと思ってしまいます。

これもみゆきが照巳を苦手だと感じるようになった理由でした。

しかしすぐにハンバーグランチが運ばれてきます。

みゆき
「わ、でかい!いい焦げ目ついてるー、ね!たっちゃん」

美味しそうなハンバーグに喜びますが、達朗は痛み止めの副作用で意識が朦朧としていました。

そのため達朗はハンバーグを食べられません。

苦しそうな表情を浮かべながらみゆきにハンバーグを食べて欲しいとお願いします。

みゆき
「味なんてしないよ、私だけ食べたって・・・」

自分だけ食べてもハンバーグの味を感じられません。

ここで急に照巳がデザートを運んできました。

小暮照巳
「レモンのシャーベットです」
みゆき
「いや、たっちゃんまだハンバーグ食べれてないんだけど!?今シャーベット出されても溶けちゃうじゃん!この人やっぱ変・・・」

照巳への不信感が強まってしまいます。

しかし達朗がゆっくりとした手つきでシャーベットを食べ始めました。

達朗はレモンのシャーベットを食べやすくて美味いと言ってくれます。

みゆきは久々に夫の喜ぶ顔を見ることができました。

みゆき
「それが夫との最後の外食になった」

最後の外食を思い出していると涙がこぼれてきます。

それでもみゆきは達朗が美味しいと言ったレモンのシャーベットが食べたくなってきました。

木暮姉弟のとむらい喫茶は喪失感でいっぱいのみゆきを救ってくれるのでしょうか!?

 

 

病気のせいで好きなものを食べられなくなった夫を看病するみゆきの姿がとても痛々しく感じました。

その中で喫茶店こかげに行ったことは大切な思い出になったのかもしれませんね。

人々を癒す優しい空間が広がる『木暮姉弟のとむらい喫茶』

大切な人を失った悲しみを晴らしてくれる不思議な喫茶店が舞台になっています。

登場人物たちに感情移入しながら読んでみてください。

後編

喫茶こかげにやって来たみゆきですが、なかなか店の中に入ることができません。

みゆき
「ここに来たくなかったのはかわいそうな夫の姿を思い出してしまうから」
小暮照巳
「いらっしゃいませ」
みゆき
「えっ、えっ!?」
小暮照巳
「あ・・・この前もうちの店の前にいらっしゃってたので、なんとなくまた来られる気がしていて・・・」

照巳のことを不思議な人だと感じながら店内へ招かれます。

ただ夫が亡くなったことを伝えるかどうかは迷っていました。

もしかしたら喫茶こかげにとってはただのお客だったかもしれません。

まずはレモンのシャーベットを注文することにします。

ですがメニューを見るとレモンのシャーベットがありません。

みゆき
「あれ・・・レモンのシャーベットって単品でありますか?」
小暮千景
「あっ、できますよー!」

いつもはレモンのシャーベット単品では出していないようです。

しかしキッチン担当の千景が特別に作ってくれました。

みゆきは夫の姿を思い出しながらレモンのシャーベットを食べてみます。

みゆき
「そうそうこの味!思ったより酸っぱくなくて優しい味なんだよね、び・・・秒で消えた!あと100杯食べられる」

あっという間に食べ終わるとお腹が鳴りました。

食欲がわいてきたみゆきはハンバーグランチを注文します。

小暮照巳
「ハンバーグランチおひとつですね」
みゆき
「夫、こちらのハンバーグ好きだったんです、夫が・・・最後に食べたかったのがここのハンバーグだったからよほど好きだったんだと思います」
小暮照巳
「・・・最後?」
みゆき
「あっ、夫はその・・・1カ月前に・・・」

ようやく夫が亡くなったことを伝えました。

すると照巳が意外なことを教えてくれます。

小暮照巳
「カツハヤシランチ大盛です、生塩達朗さんがいつも頼まれていたのはカツハヤシでした、うちの店でハンバーグを頼まれたのはあなたといらした日が初めてです」
みゆき
「え、そ、そうだったんですか?じゃあなんであの日は・・・」
小暮照巳
「ただ話されていたことがあります」

みゆきがハンバーグを好きだと達朗から聞いていました。

落ち込んでいても達朗が作った大きなハンバーグを食べるとお花みたいに笑うと言っていたのです。

照巳の言葉を聞いて達朗がハンバーグを食べに行こうと言ってくれた理由が分かりました。

みゆき
「・・・たっちゃん、私のためにここに・・・?」
小暮照巳
「ハンバーグランチです」

ハンバーグを食べると夫が笑っているような気がします。

夫の笑顔に向かってハンバーグが美味しいと伝えているうちに涙がこぼれてきました。

みゆき
「うっ、ヤバい!外で泣くのは恥ずかしい、こらえろ私・・・」

人前で泣いている姿は見せたくありません。

こらえていると照巳が大きな音を立てて座り込みました。

小暮照巳
「・・・達朗さんには6年ここに通っていただきました、私が新人のときからかわいがってもらっ・・・あ、ありがとうございました・・・」

みゆきよりも照巳が先に泣いてしまいます。

驚いたみゆきは言葉が出てきません。

小暮千景
「こらっテル!お客さん困ってるでしょ!ごめんなさいね!弟ああ見えて繊細で、夫さんには優しくして頂いてたから」
みゆき
「弟っ・・・さんなんですか、シェフの・・・」
小暮千景
「シェフ!?シェフなんてー、ただの小さい喫茶店の店主ですよ!チカゲって呼んでください♡」

照巳ではなく千景が店主だということにようやく気が付きました。

みゆきは会計時に改めてお礼を言うことにします。

みゆき
「あの・・・シャーベット夫が美味しいって言ってました、ありがとうございました」
小暮千景
「うちの家族もシャーベットなら食べられたんですよ、固形物受け付けなくなって水分もたくさん摂れなくなったとき、かき氷がおいしかったみたいで」

千景にとってかき氷が人のために初めて作った料理だったかもしれません。

家族が喜んでくれたスイカ味を達朗にもお出ししたかったと言ってくれます。

みゆき
「じゃああのときのシャーベットは夫のために作ってくださったものだったんですね・・・」
小暮千景
「大切ななにかを喪っても私たちは生きていかないといけないでしょ、ひとさじの食べ物が立ち上がる気力をくれることもあるから」

ひとさじの食べ物を提供できるような場所を作りたくと喫茶こかげを始めました。

千景と照巳の想いはみゆきに届いたようです。

みゆき
「ずっと認めたくなかったんです、夫の病気も死も・・・でも今日・・・気づくことができました、病気になろうと亡くなろうと変わることはない、夫はずっと私の太陽なんだって・・・」

ようやく心から夫を弔うことができました。

亡くなってしまいましたが達朗はいつまでもみゆきにとっての太陽です。

小暮千景
「また来てね、みゆきさん、弟ももっと達朗さんの話したいだろうし!」
みゆき
「雑談かあ・・・できるのかな、あの変わった弟さんと・・・今度チャレンジしてみるか」

レモンシャーベットみたいな冷たい夜風を浴びながらみゆきが帰っていきました。

『木暮姉弟のとむらい喫茶』に関する他の記事はこちらです↓↓↓

木暮姉弟のとむらい喫茶のネタバレ(漫画)!第2話の見所は?

2024.10.11

 

『木暮姉弟のとむらい喫茶』を読んだ感想

愛する人を失った悲しみはなかなか晴れませんが、みゆきにとってはハンバーグとレモンシャーベットが夫を弔う気持ちにさせてくれましたね。

人それぞれに立ち上がる気力を与える料理はとても素晴らしいものだと感じました。

温もりで悲しみを晴らしていく『木暮姉弟のとむらい喫茶』

人懐っこい姉と人見知りの弟が優しさでお客を包み込んでいきます。

感動的な物語をじっくりと楽しんでみてください。

 

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