『幸色のワンルーム外伝 正壊の名探偵』のネタバレ(漫画)!

今回は「はくり」先生の幸色のワンルーム外伝 正壊の名探偵という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

幸色のワンルーム外伝 正壊の名探偵』はこんな漫画(あらすじ)

誘拐犯と少女が幸せを手に入れるため偽りの生活を送る様子を描いた『幸色のワンルーム』

この物語は『幸色のワンルーム』の中で誘拐犯と少女に迫っていく探偵の松葉瀬聖にスポットを当てていきます。

松葉瀬が誘拐犯と少女に出会う3年前、彼は警察を辞めて念願の探偵事務所を開設しました。

しかし開業してから3ヶ月後、依頼人がなかなか現れず事務所には閑古鳥が鳴いています。

そんな中、松葉瀬は単純な詐欺に引っかかりそうだった青年を助けました。

するとこの青年は大富豪の御曹司で松葉瀬に高額な謝礼と仕事の依頼をお願いしてきます。

松葉瀬は御曹司の依頼を解決することができるのでしょうか!?

大人気コミックで活躍した探偵の前日譚を描いていく『幸色のワンルーム外伝 正壊の名探偵』

今回は本格派サスペンス漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

目に見えるものだけが真実ではないことを学びながら名探偵の活躍をお楽しみください。

 

幸色のワンルーム外伝 正壊の名探偵』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

『幸色のワンルーム外伝 正壊の名探偵』は松葉瀬聖の意味深なセリフで幕を開けていきます。

松葉瀬聖
「正しさが必ずしも人を幸せにするわけじゃない、オレはそう気づくのが遅かった」

松葉瀬が誘拐犯と少女に出会う3年前、彼は警察を辞めて探偵事務所を開業しました。

そんな松葉瀬が通りを歩いていると占い師が声をかけてきます。

占い師は松葉瀬に最近不幸なことがあったのでは、と尋ねるのですが松葉瀬は相手にしません。

松葉瀬聖
「あっそ、占いとか信じないんで」

探偵事務所を開業してから3ヶ月が経った現在、今月の依頼が無いため松葉瀬は占い師の指摘通り不幸を実感しています。

しかし曖昧な表現で松葉瀬の現状を指摘する占い師の言葉を信用することはできません。

松葉瀬が立ち去ろうとすると占い師は別の男性に死相が出ていると声をかけます。

すぐに占い師の言葉を信じた男性は1万円の開運グッズを購入する決断をしました。

松葉瀬聖
「おまわりさーん、この占い師道路使用許可取ってませーん!」

本当に許可を取っていなかった占い師は逃げ出してしまいます。

すると開運グッズを買いそびれた男性が落ち込みだしました。

雅楽代朱豊
「そんな・・・まだブレスレット買ってない、俺このままじゃ死ぬんじゃ・・・」

男性は占い師の言葉を完全に信じているようです。

松葉瀬聖
「死なないから、バーナム効果ってやつです、誰にでも当てはまるようなことを自分だけに当てはまるって思っちゃうこと、占い師はそれで騙された奴にブレスレット買わせようとしてただけです」

占い師の行為が詐欺であることを分かりやすく説明すると、男性はさらに落ち込んでしまいました。

松葉瀬が探偵であることを伝えると、男性はお礼がしたいと言い出します。

仕方なく事務所まで男性を連れて行くと、とんでもない金額の謝礼を渡してきました。

雅楽代朱豊
「先程はありがとうございました、これはほんの謝礼の200万円です、申し遅れました、俺は雅楽代グループ代表の長男、雅楽代朱豊と申します、ちなみに高校生です」

雅楽代グループは大富豪のため、松葉瀬は謝礼を受け取ろうか悩んでしまいます。

しかし彼にもプライドがあるため必死に欲望を抑えながら断ることにしました。

松葉瀬聖
「確かにそれがもらえるのであれば今月の依頼が0件でも出費に怯えることなく毎日生活できると思うがオレは大人だしそんな大金は受け取れないし、それに怪しいしとにかく依頼を受けたわけじゃないので200万円なんて受け取らないからな」

自分に言い聞かせるように謝礼をお断りします。

するとそのことに気付いた朱豊が依頼を頼んできました。

雅楽代朱豊
「実は呼び止めたのはあなたが探偵さんだったからです、友人のことで依頼したいことがあるんですが・・・今からその子呼んでもいいですか?もちろんこの依頼受けてくれますよね?」

正式な依頼であれば松葉瀬に断る理由はありません。

松葉瀬が依頼を引き受けてくれたので朱豊は友人を事務所に呼びました。

朱豊の友人である依頼人は東雲叶子という女子高生で大人気占い師の娘です。

東雲の母親はとても良く当たる占い師と評判で、昔から娘のトラブルを全て言い当ててきました。

その母親が今回占ったのは叶子が4月24日に校舎裏で殺されるというものだったのです。

松葉瀬聖
「本気で言ってんのか?たかが占いがそんなに的確に当たるなんて・・・」

現実主義者の松葉瀬は占いを信じることができません。

東雲叶子
「ですよね、やっぱりそう思いますよね、占いなんてバカげてる、探偵さんの反応は間違ってないわ、本気で占いなんて信じる人間バカにされるのが当然なのよ、きっと警察でも解決してくれないし、なんでこんなことに・・・お母さんの占いもお母さんも皆消えちゃえばいいのに」

諦めて帰ろうとする叶子を松葉瀬が引き止めます。

松葉瀬聖
「待て、確かにバカらしい、相談されても信じがたいな、ただ東雲さんの言ってることが本当だった場合、これは殺人予告だ、警察が対応しないことも探偵なら協力できる、そのためにオレは探偵になったんだ、この依頼受けるよ」

こうして松葉瀬は不可思議な依頼を引き受けることにしました。

松葉瀬は事件を無事に解決することができるのでしょうか!?

 

 

『幸色のワンルーム』という漫画がとても面白かったのでスピンオフ作品も読むことにしました。

前作とは違ってミステリーの要素が強い物語に仕上がっていて大満足することができましたよ。

サスペンス漫画が好きな人なら見逃してはいけない『幸色のワンルーム外伝 正壊の名探偵』

松葉瀬が事件を解決するスッキリ感と、彼が陰謀に巻き込まれる様子が見所になっています。

それでは引き続き名探偵の大活躍に熱狂してみてください。

後編

東雲叶子の依頼を引き受けた翌日、高校生の制服に着替えた松葉瀬が朱豊たちの高校に潜入しました。

この高校は名家の御子息が通う学校で、朱豊は名門校の生徒会長を務めています。

高校の情報を収集した松葉瀬は放課後の校舎裏を警戒することにしました。

しかし特に不審な出来事は何も起こりません。

松葉瀬聖
「特に今日一日何もなかったな、しかし朱豊、本当に信頼されてんだな、悔しいけど完璧な生徒会長だわ」

学校の内情を一日かけて調べた松葉瀬は朱豊の優等生ぶりに感心してしまいます。

雅楽代朱豊
「きっと俺が雅楽代家だからそう思うだけですよ、それだけで皆には俺ができる人間に見えるんです、目に見えるものだけがすべてじゃないのに」

謙遜する朱豊は生徒会室へ戻ることにしました。

松葉瀬はそんな朱豊にボールペンを渡します。

松葉瀬聖
「あと勘違いしてるようだから言っとくがオレはお前の肩書に興味ない、お前が何者だろうとオレにとってはただの依頼主だ」

ボールペンを渡すと松葉瀬は校内のパトロールを再開しました。

ここで一人になった朱豊の元へ叶子がやって来ます。

雅楽代朱豊
「聖さんと叶子さんのこと見張ってたけど不審者は見当たらなかったよ、聖さんは今念のため他の校舎も見てくれてる、この渡り廊下を通らないと生徒会室には行けないけどこの時間じゃ生徒会役員以外校舎に人影もないしもしかしたら占いが珍しく外れたのかも」
東雲叶子
「そっか・・・ありがとう雅楽代くん、本当にバカでいてくれて!」

急に叶子がハサミを出してきました。

雅楽代朱豊
「叶子さ・・・」

驚く朱豊の襟元を掴んで自分の方へ身体を引き倒します。

東雲叶子
「言ったでしょ?占いなんて信じる人間はバカにされて当然なのよ、あの占いは全部ウソ、この状況を作るためにでっち上げたの、アンタはここで私に鋏で傷を負わせる、殺人未遂になるのよ」
雅楽代朱豊
「・・・は?」

叶子は朱豊の人生を終わらせるためこの犯罪計画を企てました。

実は生徒会副会長をしている叶子は生徒会長になりたかったのです。

しかし大富豪の御曹司である朱豊に生徒会長の座を奪われていました。

そのことをずっと恨みに思っていたのです。

東雲叶子
「ねぇあんな当たりもしない占い本どうやって売ってると思う?お母さんには占いの才能なんてなかった、でもそれならズルをすればいいって考える人だった、だから私や弟子を使って裏工作をさせてたの」
雅楽代朱豊
「裏工作・・・?」

叶子の母親は周囲の人たちに裏工作をすることで、あたかも占いが当たったように見せていました。

裏工作に関わったのは芸能人や政治家など影響力が大きい人物たちです。

東雲叶子
「そうやって生きてきたお母さんは生徒会長になれなかった私にこう言った、多少ズルをしてでも一番になりなさいって」

この計画を提案してきたのも叶子ではなく母親でした。

母親の占いは当たらないといけないため計画を遂行できないと叶子は母親から何をされるか分かりません。

選択肢がこれしかない叶子が朱豊を罠にはめようとしていると、松葉瀬が分厚い本を投げてきます。

その本が朱豊の顔面に当たったため叶子との距離が離れました。

雅楽代朱豊
「顔面は酷いですよ!」

痛がる朱豊の胸ポケットから松葉瀬がボールペンを取り出します。

松葉瀬聖
「ボールペン型盗聴器だ、これでこの占いはでっち上げと証明されたわけだ」

実は最初から叶子を疑っていた松葉瀬は朱豊の制服に盗聴器を仕掛けていました。

こうして犯罪計画を未然に防ぐことができた松葉瀬。

しかし叶子のことを疑っていたのは松葉瀬だけではありません。

事件が解決すると朱豊が打ち上げと称して松葉瀬を食事に誘いました。

雅楽代朱豊
「東雲先生の占いの不正、ニュースになってます、叶子さんはこうすべきだと思ったんですね」

叶子が母親の不正を告発したニュースで世間が大騒ぎしています。

松葉瀬聖
「なぁ朱豊、お前東雲叶子の本性気づいてたろ?」
雅楽代朱豊
「もちろん」
松葉瀬聖
「じゃあなんでわざと二人きりになるようなことしたんだ?」
雅楽代朱豊
「聖さん、俺はね占いじゃなくて占い師が好きなんです、それも全然当たらない人、つまり嘘吐きが大好きなんです、騙されてあげるのって楽しいでしょ?」

朱豊は叶子が最後まで嘘をつき通せるか見守るため自ら事件に巻き込まれました。

人の嘘を見守ることが朱豊にとって人生最大の娯楽なのです。

松葉瀬聖
「へぇー、変わった趣味をお持ちで・・・」

誰も気付かなければ嘘も真実になると語る朱豊は2億5000万円で松葉瀬の人生を買いたいと提案してきました。

雅楽代朱豊
「俺の良質な嘘のために事件を解いてください」

松葉瀬は朱豊の提案を断ろうとするのですが彼の罠に嵌まってしまいます。

こうして朱豊が求める良質な嘘のため事件を解くことになってしまった松葉瀬。

松葉瀬聖
「人が幸せになるための正壊とは何か?この時のオレはまだ知る由もなかった」

松葉瀬はその正壊を見出すため数々の事件を解決していくことになるのでした。

『幸色のワンルーム』シリーズに関する他の記事はこちらです↓↓↓

幸色のワンルームのネタバレ(漫画)!ドラマのキャストは?

2020.03.07

 

幸色のワンルーム外伝 正壊の名探偵を読んだ感想

途中までは松葉瀬のカッコ良さが目立っていたのですが、気が付くと朱豊の陰謀に巻き込まれていましたね。

ただ二枚目の探偵を描くわけではない所がこの作品の奥深さだと思います。

また『幸色のワンルーム』の世界観を連想させるセリフの数々も印象的でした。

メディア化された大人気コミックのスピンオフ作品に当たる『幸色のワンルーム外伝 正壊の名探偵』

一度読んでみるとこのシリーズのファンになることは間違いありません。

前作をまだ読んでいない人も楽しめる内容になっていますので是非この機会に『幸色のワンルーム』シリーズを読んでみてください。

 

電子書籍を無料で読んでみませんか?

電子書籍は試し読み以外では無料での購読は不可能です。

ですがどうしても試し読みでは満足できないあなたにとっておきの方法があるんです!

それが動画観るならU-NEXTでおなじみのこの動画配信サービスなんですよ↓↓↓

 

 

映画、ドラマ、アニメなどの動画が最新作から名作まで充実のラインナップで見られるU-NEXT

実は電子書籍も見られることをご存知でしたか?

U-NEXTでは電子書籍を34万冊以上配信しているんです。

しかも新規登録から31日間は無料なんです!

もしも31日以内に登録を解除しても料金がかかることのない無料トライアルをこの機会に是非利用してみませんか?

ただし最新刊を読む場合は料金がかかるのですが、今なら特典で600円分のポイントがもらえるんですよ!

このポイントもよく電子書籍サービスであるような、「一部の作品だけ」「1巻だけポイント利用可」ではなくU-NEXTなら全巻で使用可能となっています!

動画はもちろん電子書籍など、全ジャンル充実の配信数は120,000本以上!

さらにどのキャリアでも関係なく利用可能なU-NEXTを是非お試しください!

無料トライアルはこちらから↓↓↓