人間カードのネタバレと感想!ユウカとマモルの運命は?

今回は「原作 黒井嵐輔 作画 塩塚誠」先生の『人間カード』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『人間カード』はこんな漫画

『人間カード』は別名プリズンカードとも呼ばれる闇市場で取引されている不思議なゲームです。

その特徴は人間をカードの中に閉じ込めるというもので、カードという牢獄に閉じ込められた人間を思いのままにすることができます。

主人公のマモルは幼馴染のユウカの父親を捜索する途中で、この『人間カード』と巡り会ってしまいました。

プリズンカードという悪魔のゲームに巻き込まれたマモルたちの戦いを描く『人間カード』

今回はそんな『人間カード』の魅力をネタバレを含みながらご紹介していきます。

迫力満点のサスペンス・ミステリー大作をお見逃しなく!

 

『人間カード』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

オンラインゲームに夢中になっているマモルは、街中を歩く最中もながらスマホをしています。

そのままスマホの画面に気を取られながら交差点に進入しようとしてしまいました。

危なく信号無視をしそうになった彼の肩を幼馴染のリクがつかまえます。

リク
「死ぬ気かよマモル!、どうせまたオンラインの対戦ゲームに夢中だったんだろ?マモルはやたら頭良いけど勝負事になるととたんに周りが見えなくなる、そこ直さないとな」
マモル
「そういうリクは相変わらず人の心配ばかりだな、そろそろ自分自身にワガママになってもいいんじゃないか?」
リク
「なんだとォ?」
マモル
「つまりユウカに想いを伝えるとか・・・?」

ユウカとは二人にとって幼馴染に当たる女子大生です。

リクは彼女に想いを寄せていて、いつか告白をしようと思っていました。

そのことをマモルはじれったく感じているのですが、現在のユウカの状態はそれどころではありません。

リク
「親父さんがいなくなってもう3週間だぜ、警察に捜索願いも出してるけど未だに情報0」

父親が行方不明になり相当辛い状況のはずなのですが、ユウカは二人に心配をかけないよう普段通り振る舞っていました。

そんな彼女の気丈な態度がリクをさらに辛い気持ちにさせています。

しかしここで思いもよらない言葉がマモルの口から飛び出しました。

マモル
「リク、もし俺がユウカの親父さんを見つけたって言ったら・・・」
リク
「・・・え?」

ここで二人は話題の中心でもあるユウカの姿を見かけたので声をかけます。

そして場所を大学の中庭に移し改めて三人で話しだしました。

マモルはユウカから借りている父親のパソコンを開きながら二人に質問をし始めます。

マモル
「リク・・・ユウカ、『人間カード』って知ってる?」
リク
「・・・いや?新しいゲーム?」
ユウカ
「ゴメン・・・私もちょっと聞いたことないかな・・・」

二人の前に本物の『人間カード』を出しながら、マモルが詳しい説明を始めます。

彼が話し出す謎のゲームは一体どのようなものなのでしょうか!?

 

 
幼馴染の三人が巻き込まれ始めた『人間カード』

ユウカの父親の失踪とこのゲームに一体どんな関係があるのでしょうか!?

こうした謎が次々と登場し物語を盛り上げていくところが『人間カード』の魅力の一つになっているんです。

次々と読者を惹き付ける仕掛けが満載のこの漫画は、読み飽きすることのない傑作ミステリーと言っても過言ではありません。

それでは引き続き物語の謎と魅力をご体感ください。

後編

真剣な表情で二人の前に『人間カード』を出したマモル。

マモル
「『人間カード』「プリズンカード」と呼ばれることもある、表は柄が入ってるけど裏にはこの通り何もない」

厚さ2ミリほどのカードを見せながら、裏サイトで広まっている都市伝説を語っていきます。

マモル
「これはただのカードじゃない、この中に人を・・・人間を閉じ込めることが出来るんだ」

真面目に話すマモルとは対照的に、突拍子もない話に笑い出す二人。

ユウカ
「アハッアハハハハッ、ゴメンッ、だってマモル真剣な顔でそんな話するから!」
リク
「やっぱ今日も平常運転だな、マモルは!ホントそんなネタどっから仕入れてきたんだよ!」
マモル
「ユウカの親父さんからさ」

この言葉は一瞬にしてリクとユウカの笑顔を吹き飛ばしました。

正確に言うとマモルはユウカの父親から直接聞いた訳ではありません。

父親のパソコンの履歴を検索していくうちに、『人間カード』公式サイトにたどり着いたのでした。

ただしこのサイトにたどり着いただけではまだ何も始まりません。

サイトに入るためには鍵が必要なのですが、その入手方法はどこにも記載されていなかったのです。

しかしユウカの父親はこの鍵を入手していました。

そのため必死に入手方法を探したマモルはついにその鍵を手に入れていたのです。

鍵の正体はユーザーアカウントで、これは『人間カード』の招待状の役目をしていました。

このアカウントによりゲームの中でカードを購入することが出来ます。

ここまでマモルの説明を黙って聞いていた二人だったのですが、ようやくここでリクが口を挟みました。

リク
「お・・・おいマモル?さっきから何・・・」
マモル
「リク・・・話を聞いてくれ・・・俺はユーザーになったことでようやくサイトの閲覧が可能になった、ただこれが面白いんだ!!」

マモルはリアルすぎる『人間カード』にのめり込んでいくうちに、このゲームが本物だと思い始めていたのです。

そして彼の本能はこれが真実なのかを確かめずにはいられなくなりました。

マモル
「確かめてみたくなる、その想いはもう止められなかった、本当にこんなカードに人間を閉じ込められるのか・・・」

こうしてマモルは現実社会で『人間カード』を試すことにしたのでした。

彼がターゲットに選んだ人物とユウカの父親の行方は一体どうなるのでしょうか!?

そしてマモルの前に現れる正体不明の人物の正体とは!?

スリリングでミステリアスなこの物語の続きは、是非ご自身で読まれることをお勧めしますよ。

 

『人間カード』を読んだ感想

サスペンスやミステリー漫画としては名作と言えるほどの面白さがありました。

物語が進むテンポもいいですし、絵も上手なのでとても読みやすい作品だと思います。

人間の深層心理を巧みに表現しているところも気に入ってしまいました。

とにかく漫画ファンには一度は読んでほしい『人間カード』

この魅力を多くの人に感じてほしいと思っています。

 

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