株式会社マジルミエのネタバレ(漫画)!第2話の見所は?

今回は「原作 岩田雪花 作画 青木裕」先生の『株式会社マジルミエ』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『株式会社マジルミエ』はこんな漫画(あらすじ)

就職活動で連敗続きだった桜木カナは、面接会場で怪異に襲われてしまいました。

怪異を退治するため現れた魔法少女の越谷仁美に協力したカナは、魔法少女のベンチャー企業“株式会社マジルミエ”に新卒で採用されることになります。

誰もが憧れる魔法少女になれたのですが、カナには優れた記憶力しか取り柄がありません。

それでも株式会社マジルミエの社員たちはカナを温かくサポートしてくれます。

社会人の第一歩を歩み始めたカナはどんな魔法少女になっていくのでしょうか!?

魔法少女というファンタジーと社会人の厳しい現実を表現した『株式会社マジルミエ』

今回はベンチャー企業に入社したヒロインの成長期を描いていく漫画の第2話についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

株式会社マジルミエの個性的な社員たちの活躍から目が離せなくなりますよ。

 

『株式会社マジルミエ』の魅力紹介(ネタバレ含む)

第2話前編

魔法少女は誰もが子供の頃に一度は憧れる人気の職業です。

桜木カナ
「それは就活中の私にとってもたまたま出会った魔法少女に惚れ込み、会社に押しかけるくらいには魅力的だったがどんな会社も入るまでその内実はわからない」
重本
「社長の重本だ、君が新卒の子か」
桜木カナ
「コスプレ、おっさん、社長、何」

コスプレしているおっさんが社長だと知ったカナは衝撃を受けています。

しかし株式会社マジルミエにとって社長のコスプレは非常識なことではありません。

その証拠に越谷と翠川はノーリアクションで社長の重本と会話しています。

重本
「二小山お前も挨拶・・・を・・・すまん、集中モードだ、後にしよう、管制室にいる」

無言でパソコンのキーボードを叩いている二小山を連れて、重本は管制室へ移動しました。

2人の様子を見ていたカナは気持ちが落ち着きません。

桜木カナ
「待って待って待って待って、何だ今の濃いメンツ2人・・・?コスプレ社長に加え人と目も合わせないPC?ハッカー?しかもこれで普通っぽいしやばくないか?ここ・・・」

魔法少女の活躍を目の当たりにしたことで株式会社マジルミエにやって来ました。

しかしそれは一時の憧れに身を任せすぎたのかもしれません。

今からでも辞退した方が良いのかもしれないと思えてきました。

翠川
「桜木さん、バタバタしてごめんね、改めましてようこそ株式会社マジルミエへ!」
桜木カナ
「あ・・・いや・・・その・・・」

翠川と越谷の笑顔と好意が辛く感じてきます。

また就活生は時間を無駄にできません。

そのため辞退しようとするのですが話がどんどん前に進んでいきます。

翠川
「入社希望って事だけどまずは実地体験ということでこれを覚えてもらいます!」
桜木カナ
「これ・・・ホーキ!」
翠川
「そー!移動用魔道具、通称ホーキ、全ての基本の魔道具だよ、魔法少女の主たる移動手段なのはもちろん専用ソフトをダウンロードしてカスタムもできる、強いて言えば一般人のPCとかスマホみたいなもんかな」

辞退しようと思っていたのですがホーキに乗ってからでも遅くはないと思えてきました。

カナの気持ちを揺れ動かすほどホーキは魅力的な魔道具なのです。

桜木カナ
「い・・・良いんですか、こんな本格的なものを最初から、私ほとんど学生なのに・・・」

まだ女子大生のカナには魔法少女の経験が全くありません。

学生の自分の魔道具を渡されることに不安を感じます。

しかし株式会社マジルミエはカナが不安に感じるような企業ではありませんでした。

翠川
「桜木さんここはベンチャーだ、大企業みたいに1年かけて新人を教育できる訳じゃない、その代わりどんな新人でもすぐプロになる、君も望めば今日から魔法少女なんだよ」
桜木カナ
「プロ・・・」

即戦力として期待されたことなどありません。

つい先ほどまでどの企業にも必要とされず、社会人になれるかすらわかりませんでした。

しかし株式会社マジルミエではカナを必要としてくれているのです。

翠川
「でこれが・・・ホーキの参考書ね、ホーキはツールだから使い方を知らないと乗れません」

目の前に参考書が山積みに置かれました。

この参考書を熟読しなければホーキに乗ることなどできません。

カナは持ち前の記憶力で参考書を暗記できるのでしょうか!?

 

 

個性的すぎる重本と二小山に驚いたカナが辞退しようか迷ったシーンに笑わせてもらいました。

迷っているのに話がどんどん進んでいくストーリーも愉快ですね。

魔法少女になると決めたヒロインの奮闘記を綴っていく『株式会社マジルミエ』

カナが魔道具を使いこなせるかはまだ分かりません。

それでも株式会社マジルミエの社員たちがカナを力強くサポートしていきますよ。

第2話後編

初見でホーキに乗れると勘違いしていたカナが呆然としていると、越谷がホーキの乗り方を教えてくれると言ってくれます。

天才的な越谷は参考書など読んだことがありません。

そのためカナもすぐホーキに乗れると思い込んでいます。

越谷仁美
「すっげぇなカナちゃん、まっすぐ木に向かってく人とか初見だわ」
桜木カナ
「いや・・・行きたくて行ったわけじゃ」
越谷仁美
「んじゃもっかい言うけど基本は乗ったらギャンってやってそれからダーンってすれば安定すっから、OK?」

ギャンやダーンなどのオノマトペで説明されても乗り方が全く分かりません。

越谷が参考書を読まなくてもホーキを乗りこなしているのは感覚が優れているからのようです。

その後もチャレンジするのですがカナはホーキを乗りこなすことができません。

桜木カナ
「すみません越谷さん・・・まず参考書読みます・・・」
越谷仁美
「上等上等!何から入ってもどーせ覚えりゃ楽勝だから」

越谷の楽勝レベルが参考にならないことだけは理解できました。

カナの希望で参考書を買い足すと猛勉強がスタートします。

桜木カナ
「私はきっと凡人なんだ、感覚でツールを使いこなせる勘の良さも、面接官に受ける魅力的な才能も、自分を語れる流麗な話術も何も無いから地道に覚えるしかない、そうじゃないと役には立てない!」

役に立てなければこの会社にいる意味がありません。

必死に勉強していると翠川が慌てた様子でやって来ます。

翠川
「仕事が入ってるんだ、今日の夕方・・・見てこれ、退治案件16時半から越谷・桜木」
桜木カナ
「退治案件って・・・何ですか?」
越谷仁美
「通常業務だよ、楽勝なやつ」

越谷の楽勝は当てになりません。

退治案件とは小規模の怪異が発生している場所に行き退治する仕事です。

確かに越谷の言う通り先ほどの冷却系怪異のような突発的なものよりは危険度は高くありません。

それでも新人に任せるのは早すぎるのですが、社長の重本は問題ないと判断しました。

桜木カナ
「む、無理です!ご迷惑になります!私まだ・・・ホーキも満足に乗れませんし・・・」
越谷仁美
「カナちゃん心配ねぇべ、ホーキなんて楽勝だから」
桜木カナ
「は・・・励みにならねぇー・・・」

楽勝という言葉に勇気づけられることはありません。

不安が大きくなりますが重本はカナの能力を認めていました。

重本
「桜木、今日越谷を助けてくれた時の記録を見た、あの魔道具は業界でも新しくうちでも初めて使うものだった、それでも君はすぐに使いこなしたな」
桜木カナ
「あ・・・それは・・・単に魔道具の開発会社の説明会で見ただけで・・・あれくらいは大して・・・」
重本
「そうだな、あの魔道具を知っている人間は多いかもしれない、しかし知った上で動く人間は百人に1人だ、あんな状況なら千人に1人かもしれない、緊急時の冷静な観察力、報告と提言、そして積極的な対応、あの時に君がやった事は普通にできる事ではない、気づいていないかもしれないが君はとても優秀だ、それでも不安があるなら無理に依頼はしない、君が決めて良い」

重本は勘や想像で仕事を依頼したわけではありません。

緊急時の対応を見た上でカナの才能を理解してくれたのです。

桜木カナ
「やります・・・よろしくお願いします」
重本
「ありがとう、そうとなれば変身用意だ、二小山!」
二小山
「今変身ってきこえましたけど!?社長新人入るんですか!?」
重本
「そうだ、もー好きにしろ、めっっっちゃ可愛くしろ!」

さっきまでパソコンに集中していた二小山は喜びで涙を流していました。

そんな二小山に肩を掴まれているのでカナが怯えています。

二小山は株式会社マジルミエの魔法エンジニアで、ホーキの調整や変身道具の制作、遠隔指示などの裏方を担当していました。

二小山
「待った・・・待ってました・・・新しい魔法少女が入るのを・・・新しい変身エフェクトを試すのを・・・新人さん肌の色はサマー系ですね、身長は大体153くらい?靴はまあ23.5ってとこかな、見えた、今期イチかわいい」

カナの体型を観察するとイメージが湧きました。

二小山がすぐに変身プログラムを組んでいきます。

越谷仁美
「ニコいつもこうなんよ、慣れてあげてね」
桜木カナ
「いえ・・・何か・・・ちょっと嬉しいです、私つい昨日まで学生だったのにこんなに期待というか・・・全力かけてもらえて勿体無いくらい・・・」
越谷仁美
「それはねウチらの台詞、ウチらの仕事見て手伝ってくれて、入りたいって言ってくれて、ベンチャーはそういうのがスッゲぇ嬉しいんだよ」

あっという間にプログラムが完成しました。

変身アイテム兼社員証を自分の前にかざしてコードC起動と命令すれば変身できます。

桜木カナ
「・・・コードC起動!!」

エフェクトにこだわった可愛らしい魔法少女に変身しました。

初回の変身に感動した重本と二小山、翠川の3人は泣いてしまいます。

その様子にカナは恐怖を感じました。

越谷仁美
「カナちゃん激マブ、そんじゃあいっちょお仕事行きますか!」
桜木カナ
「・・・はい!」

初めての仕事は無事に成功するのでしょうか!?

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『株式会社マジルミエ』はこんな人にオススメ

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就職活動で連敗続きだったカナの才能を株式会社マジルミエの社員たちが認めてくれたシーンからは感動を味わえますよ。

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