『御曹司の並ぶ店』のネタバレ(漫画)!第2話の見所は?

今回は「宇佐美真紀」先生の『御曹司の並ぶ店』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『御曹司の並ぶ店』はこんな漫画(あらすじ)

仲居をクビにされた園(その)は父親が営む小料理屋を手伝いしながら居候させてもらっています。

園と父親が働く小料理屋にホテルグループの御曹司である一条護(いちじょうまもる)が無一文の状態でやって来ました。

家事や料理が全くできない一条だったのですが、広い人脈を活かして小料理屋を繁盛させてくれます。

その後、父親と和解し元の居場所に戻ったはずの一条が小料理屋の2階に住みたいと言い出しました。

腕っぷしに自信はあるが照れ屋な園と、世間知らずでも優しくてスマートな一条の関係は同居することで進展していくのでしょうか!?

築50年以上の古い住宅で巻き起こる人間ドラマを描写した『御曹司の並ぶ店』

今回は心温まるラブコメ漫画の第2話についてネタバレを含みながら面白さをご紹介していきます。

第2話から少しずつ恋模様が動き始めていきますよ。

 

『御曹司の並ぶ店』の魅力紹介(ネタバレ含む)

第2話前編

父親と経営方針で揉めていた一条は園と父親が営む小料理屋の2階でお世話になっていました。

一条は御曹司なので家事は苦手ですが、広い人脈を活かして小料理屋を繁盛させてくれます。

その後、父親のお許しが出たので元の居場所へ戻っていきました。

しかし出ていったばかりの一条が再び園の前に姿を現します。

一条護
「僕ここに住むことにしました!」
「ここに住むって一条さん・・・あの部屋にですか?」

騒動が落ち着いたはずなのに一日と空けずに戻ってきました。

そして築50年以上のレトロな部屋に住むと言い始めます。

一条護
「僕・・・ここで過ごして自分の未熟さを痛感したので家を出て独立するなら今だなと思いまして!」
「こんなこと言ったらアレですけど・・・一条さんならもっと快適な所に住めるのでは・・・?」

とても御曹司が住むような所だとは思えません。

しかし一条はこの居場所が自分に最適だと考えていました。

和夫
「まぁ・・・大家がOKしてんなら俺らに文句はねぇけどよ」
「はい・・・」
一条護
「え?あれ?歓迎されてない?僕もっと喜んでくれるかなと思ったんですけど・・・」
「いえ、おかえりなさい!一条さん」

園も父親の和夫も一条を歓迎してくれます。

安心した一条は新生活の準備を始めることにしました。

生活に必要な物を揃えるため、一条は百貨店の外商担当を小料理屋の2階に呼び出します。

まず外商が持って来たカタログの中から100万円を超えるベッドを選びました。

一条護
「あ、でもこれセミダブルですね、僕ダブルのほうがゴロゴロできるのでいいかなぁ」
「あ、あのー部屋に・・・入りません・・・」

一条が住む部屋は和室で間口も狭いので大きなベッドは入りません。

そこで一条が部屋をリノベーションすることにしました。

すでに大家の許可も取っているそうです。

一条護
「急ぎで申し訳ないんですがお風呂セットをですね、洗面器とかシャンプーボトルとか可能でしたら今夜までにご用意いただけないでしょうか」
「あの・・・お急ぎでしたら・・・近所の百均でも買えますよ」

一条は外商から生活用品を全て揃えようとしていました。

しかし行ったことのない百均に好奇心をそそられます。

一条護
「見てください園さん!植物まで売ってますよ!?これ部屋に置こうかな?ホラホラこれとか!このマグ型植木鉢と合わせて!カワイイですよねっ・・・え?何?何か・・・笑ってません?」
「いえ・・・」
一条護
「いや笑ってるじゃないですか!?」
「ないです」

子供みたいにはしゃいでいる一条が可愛く思えてきました。

自然体な一条を見ているうちに御曹司だから身構える必要がないと感じてきます。

一条は園と一緒に百均での買い物を満喫することができました。

一条護
「そういえば園さん、良かったですね、お店にい続けることお父さんが認めてくれて」
「ええ・・・緊張して一条さんにも隣にいてもらったのに拍子抜けでした」

小料理屋の手伝いを続けたいので旅館の再就職を断ったことを伝えた時、父親の和夫は園が居候をすることに反対しなかったのです。

園の素直になれない性格は父親譲りなのかもしれません。

一条護
「でも僕寝泊まりさせてもらう代わりに再就職させる約束だったのに反故にしてしまって・・・何か別の形でお礼しなくては」
「いいえ、感謝してます私、とっても」

一条が来てくれたおかげで園は父親と一緒に働く決意を固められたのです。

少しずつお互いのことを理解し始めた2人の関係は恋に発展するのでしょうか!?

 

 

世間知らずですが優しい一条の存在が園と父親の関係を良好な状態にさせてくれましたね。

素直にはなれなくてもお互いをしっかりと想い合っている親子関係が素敵だと思いました。

優しいキャラクターたちが心を癒してくれる『御曹司の並ぶ店』

ここから御曹司たちが純粋な園に魅了されていきます。

誰にも好かれる自然体な園の魅力を感じ取って下さい。

第2話後編

百均で買い物を終えた園と一条が帰り道を歩いています。

「そうだ、今日はお店休みなので一条さんの歓迎会をしましょうか」

帰ってくると居間にコタツが用意されていました。

時期的にはまだ早いのですが、朝晩冷えるようになってきたのでコタツを出したそうです。

コタツを経験したことがない一条はワクワクしてきました。

一条護
「は・・・入っても?」
「どうぞ?電気入れます?」

電気を入れるとコタツが温かくなってきます。

その温かさを一条は幸せだと感じました。

一条護
「憧れてたんです・・・うち・・・コタツなかったんで・・・このままゴロゴロしたり寝ちゃったりダめ人間になるっていうじゃないですかー」
「ですね・・・一条さん?ちょっと?一条さん、ホントに寝ちゃダメですって、まだ夕方ですよっ」

一条が心地良さで寝てしまいます。

しかしすぐに目を覚ましました。

一条護
「ここはほんとに居心地がいいですね」
「そうですか?良かったです・・・」

そのまま一条は寝落ちしてしまいます。

数日後、お店に電話がかかってきました。

加恋
「あ、園っち?加恋でーす☆今から魚めっさ持ってくからヨロー!」
「配達ね?はーい」

加恋は近所のお魚屋さんの娘でいつも美味しい魚を仕入れてくれています。

そんな加恋が小料理屋そのに魚を運んでくると、サングラスをかけた男性が店の前でウロウロしていました。

加恋
「通報すっぞオラ!」
善くん
「は!?ふざけんな、客だ客っ」
加恋
「はぁ?まだ開店まで1時間以上あんだろがっ」

加恋と男性が言い争いになってしまいます。

その騒ぎに気付いた園が店から出てきました。

「え?待ってその人・・・えっと確か・・・善くん!」

怪しい男性は以前に一条が連れて来た御曹司仲間の善だったのです。

園は加恋と善を落ち着かせると店の中で話をすることにしました。

加恋
「スーパーレインの御曹司ぃ!?うっわうさん臭ぇー、あのスーパーの魚鮮度サイアクじゃん、捌きたてのウチの魚食ってみ?」
善くん
「うま!でも俺は魚は刺身以外食わねぇから!肉のほうが断然好きだから!」
加恋
「あんだとぉ!?まーあたしも煮魚より断然焼肉だけどさ!けどさー園っち大丈夫なん?その引っ越してきた御曹司って奴も男っしょ?親父さんも一緒に住んでるとは言えよく知らない男が住むってさー」
「んー、大丈夫だよ?一条さん非力だから闘ったら私のほうが強そうだし・・・それに・・・一緒にいるとぽわぽわしてて可愛らしい感じの人だよ?」

噂をしていると一条が帰ってきます。

加恋が仕事に戻ると一条が善の隣に座りました。

一条護
「善くん・・・早いねぇ、酒場のアイドルはみんなのものだからぬけがけは良くないんじゃないかなぁ」
善くん
「いやここに住み始めたお前が言う?」

どうやら善は園に会いたくて開店前に来てしまったようです。

一条も園を魅力的な女性だと思っていますが、ここに住み始めた理由は下心ではありません。

この環境が自分を成長させる有意義なものだと判断したのです。

一条護
「あ、園さん銭湯行くんですか?僕も行きます、一人で夜遅くに危なくないですか?」
「?危ない時は闘います、そういえば善くんもお相撲好きらしいですね、お相撲の話できる人少ないので盛り上がっちゃいました」

相撲が大好きな園は珍しく鼻息が荒くなっていました。

それよりも一条には気になっていることがあります。

一条護
「ところで・・・なんで善くん呼びなんです?僕のほうが園さんと仲良しだと思ってたんですけど・・・なのに僕は一条さんっておかしくないですか?」
「え・・・いや・・・一条さんがそう呼んでたなって思い出して・・・苗字が咄嗟に出なかったのでつい・・・」

呼び方に差があるので嫉妬していました。

ですが園は呼び方について深く考えていません。

一条護
「じゃあ僕も護くんでいいですよ、さぁどうぞ」
「・・・あ・・・ま・・・護・・・さんっでいいですか?」
一条護
「はい!」
「わ、私っお風呂時間かかるので先に行きますねっ」

理由は良く分かりませんがとても恥ずかしくなってきます。

対照的に一条は嬉しいので笑顔を浮かべていました。

こうして少しだけ距離が縮まった園と一条だったのです。

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『御曹司の並ぶ店』を読んだ感想

一条や善は純粋で真面目な園に惹かれたのかもしれませんね。

すぐに御曹司たちを魅了した園の可愛らしさが十分に表現されていると感じました。

小料理屋のアイドルを中心とした魅力的なキャラたちの人間模様を描いていく『御曹司の並ぶ店』

登場する御曹司全員が紳士的な好青年です。

そんな御曹司たちに囲まれながらひたむきに頑張る園の姿からは元気を貰えますよ。

 

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