同居人の佐野くんはただの有能な担当編集ですのネタバレ(漫画)!

今回は「ウダノゾミ」先生の『同居人の佐野くんはただの有能な担当編集です』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『同居人の佐野くんはただの有能な担当編集です』はこんな漫画(あらすじ)

四宮綴一郎(しのみやていいちろう)は19歳で新人賞を獲得してデビューした人気小説家です。

多くの連載を抱えている四宮は起きている時間を執筆活動に費やすようになっていました。

仕事人間になってしまった四宮は食事と睡眠をまともに取らないので、気が付かないうちに体調を崩してしまいます。

そんな四宮の仕事と生活をサポートするため、担当編集の佐野諭(さのさとる)が立ち上がりました。

執筆活動にしか興味がない四宮のため佐野がとった手段はまさかの同居だったのです。

小説家と編集者の共同生活を題材にした『同居人の佐野くんはただの有能な担当編集です』

今回はほのぼのとしたギャグコメ漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

有能な担当編集にお世話される小説家の日常を読んで癒しを味わってください。

 

『同居人の佐野くんはただの有能な担当編集です』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

28歳になった小説家の四宮綴一郎が執筆活動に集中しています。

座右の銘が泰然自若という四宮は心が乱れると筆も乱れると考えていて、目の前の文章と向き合っている時はいかなることにも動じません。

四宮綴一郎
「なんだ佐野くん、ノックもせずに入ってくるとは失礼じゃないか」
佐野諭
「すみません先生、ノックしたんですがお返事がなかったので中で倒れたりしていらっしゃったらいけないと思いまして」
四宮綴一郎
「え、ノックした?ほんとに?」

集中していた四宮はノックされたことに気付きませんでした。

しかし本当に佐野は何度もノックしていて、その証拠に手が腫れあがっています。

佐野諭
「はい、99回ほど、3回を33セット、それほど集中なさってたのでしょう、コーヒー淹れたのでよかったら飲んでください」
四宮綴一郎
「ああ、ありがとう、頂くよ」

疲れているようなので佐野は四宮を軽くマッサージしてあげることにしました。

有能な担当編集の佐野はマッサージも上手なので四宮はどんどん気持ちが良くなっていきます。

するとここで佐野が四宮をハグしました。

佐野諭
「・・・先生また少し痩せたんじゃないですか?」
四宮綴一郎
「そんなことはないと思うが・・・」
佐野諭
「いや絶対薄くなってます、いけませんねこれは・・・ごはんわんぱく盛りの刑です」

痩せた四宮を気遣う佐野はメインメニューをハンバーグに決定します。

美味しい夕食を作るため佐野がマッサージを終えました。

四宮綴一郎
「佐野くん、わんぱく盛りはちょっと・・・」
佐野諭
「適度に休憩取りながら進めてくださいね」

このように佐野諭は高身長なイケメンで気が利く優しいパーフェクトな人間です。

しかし佐野は四宮の家政婦でも秘書でもありません。

もちろん恋人でもない佐野は四宮の担当編集をしているのです。

四宮と佐野がひとつ屋根の下で暮らすようになったのは一カ月前の出来事がきっかけでした。

19歳で新人賞を獲得して小説家デビューして以来、四宮はコンスタントに作品を発表し続け現在は長編連載の準備に取り掛かっています。

この日も原稿をPCで送信すると担当の佐野から締め切りを守ってくれたお礼のメールが届きました。

四宮綴一郎
「ふん、プロたるもの締め切りは守って当然だ」

仕事人間の四宮が原稿の締め切りを破ることなどあり得ません。

完璧な仕事を終えると佐野から電話がかかってきます。

佐野諭
「お疲れ様です佐野です、電話出るの早いですね先生」
四宮綴一郎
「仕事の連絡は何があろうとすぐに出る、ポリシーだ」
佐野諭
「作家は担当から逃げたがるものというイメージを覆すお言葉頼もしい限りです、原稿ありがとうございました、今回も本当におもしろかったです!」

佐野はメールだけでなく直接感謝の気持ちを伝えたかったと言ってくれました。

四宮の原稿を受け取ることが佐野は楽しみで仕方ありません。

それだけでなく新連載の参考にしてもらえそうな資料も用意してくれていました。

四宮綴一郎
「ちょうど何かいい資料がないか相談しようと思っていたところだったが・・・さすが佐野くん」

佐野は数カ月前から担当してもらっている編集者です。

小説は作家が一人で作れるものではありません。

担当編集とパートナーになって二人三脚で作り上げていくものなのです。

そのため担当と作家の足並みが揃わないと高く評価される小説は完成できません。

ただ佐野は仕事も連絡もスピーディーでアドバイスも的確なとても有能な人物です。

気が利く佐野は資料だけでなく四宮が大好きな羊羹の詰め合わせも送ってくれました。

四宮綴一郎
「まだ短い付き合いだが私にはわかる、彼は信頼できるいい担当だ、ありがとう佐野くん・・・と言ってもやり取りは基本メールと電話だけだから会ったことないんだけど・・・」

まだ会ったことがないので佐野の外見は分かっていません。

そんな2人がひょんなことから同居することになってしまうのです。

 

 

冒頭のシーンだけを読むとBLをテーマにした漫画だと勘違いしてしまいますね。

佐野をパーフェクトなイケメンに設定した理由は読者を誤解させる狙いがあるのかもしれません。

愉快な演出がいたるところに散りばめられた『同居人の佐野くんはただの有能な担当編集です』

シュールでコミカルなセリフが癖になる物語です。

真剣なのになぜか笑える四宮と佐野のやり取りをお楽しみください。

後編

集中している四宮がPCのキーボードを叩き続けています。

四宮綴一郎
「それにしても頭の中に浮かぶ物語を文章にしていく作業は実に楽しい、どれくらい楽しいかというと自分と物語の境界が溶けて融合していくようで他のありとあらゆることが一切気にならなくなっていく」

キーボードを叩く音が最高に心地よいBGMのように感じてきました。

このまま永遠に執筆したいと思うのですが、疲労には打ち勝てず寝落ちしてしまいます。

佐野諭
「お疲れ様です佐野です、相変わらず素早いですね先生」
四宮綴一郎
「仕事の電話は何があってもすぐに出る、ポリシーだ」
佐野諭
「この間も聞きましたが素晴らしいことです、すみません、もしかして寝てらっしゃいました?」

あくびをしてしまったので四宮は寝落ちしていたことを素直に白状しました。

すると心配になった佐野が普段の生活について色々と聞いてきます。

普段の四宮は3日に1回ほどしか布団で寝ていません。

食事もお手軽な栄養食や佐野が送ってくれた羊羹で済ませています。

人間らしくない生活に佐野は四宮の体が心配になってきました。

そのため定期的に四宮の生存確認をさせてほしいと提案します。

四宮綴一郎
「大丈夫だって、佐野くん大げさだな」
佐野諭
「でももしものことがあったら・・・」
四宮綴一郎
「わかったわかった、じゃあこうしよう、もし今後私が佐野くんからの電話に出ないなんてことがあったら何かあったと思っていい、その時は様子を見に来てくれ」
佐野諭
「・・・わかりました」

仕事人間の四宮が電話に出ないことなどありません。

自信満々だったのですが事件は翌日に起こってしまいました。

またしても寝落ちしてしまった四宮が目を覚ますと、ずいぶん頭がすっきりしています。

目覚めると朝になっているので時間を確認しようとしたところでチャイムが鳴りました。

四宮綴一郎
「なんだなんだなんだ!はいはいはいはい、まったく誰なんだ一体・・・」

チャイムが連発されるのでうるさくて仕方ありません。

耳を塞ぎながら玄関を開けると見覚えのないイケメンが立っています。

誰だろうと戸惑う四宮のことをイケメンが抱きしめてきました。

佐野諭
「ご無事でよかったです、先生・・・」
四宮綴一郎
「だから誰なんだ君は!!」
佐野諭
「あ、そうか、直接ご挨拶するのは初めてでしたね、初めまして四宮先生、担当の佐野です」
四宮綴一郎
「え・・・佐野くんってあの佐野くん?あっそうなんだ、初めまして・・・じゃないけど初めまして・・・えっほんとに?」

名刺を見せてもらうと確かに編集の佐野諭です。

佐野がこんなにイケメンだとは想像していませんでした。

佐野諭
「すみません、急に押しかけてしまって、昨晩から何度も電話したんですがまったく出られないので、一人で倒れてるんじゃないかと心配になりまして・・・」
四宮綴一郎
「電話?そんなのかかってきてな・・・は!?なんだこれは・・・さんびゃく・・・!?これだけの着信にまったく気付かず寝てしまっていたというのか私は!?」

スマホを見ると387件の不在着信が通知されています。

仕事の電話に何があっても出ると決めていたので情けなくなってきました。

佐野諭
「あ、ぐっすり眠ってらっしゃったんなら全然・・・むしろよかったです」
四宮綴一郎
「よくないだろう!大事な連絡にすぐに気付けないなんて・・・プロしっかく・・・」

大声を出したせいでふらついてしまいます。

体を支えようとした佐野は四宮の手が冷たいことに気付きました。

佐野諭
「・・・これはいけませんね、先生少しお邪魔させて頂きます」

お姫様抱っこすると佐野が台所へ向かいます。

そのまま持参した道具と食材で朝食を作り始めました。

四宮綴一郎
「いやさも当然のようにしてるけど今の運び方、何?」

男性をお姫様抱っこしたのに佐野は当たり前のような振る舞いをしています。

手際の良い佐野はあっという間に朝食を完成させました。

佐野諭
「こんなこともあろうかと家から朝食セットを持って来ておいてよかったです、どうぞ」
四宮綴一郎
「い、いただきます・・・みそ汁うまっっ」

焼き魚などのおかずも美味しいので一気に食べてしまいます。

料理の美味しさに感激した四宮は仕事に戻ろうとするのですが、またしても佐野にお姫様抱っこをされてしまいました。

佐野諭
「お風呂どうぞ、こんなこともあろうかと自賛した湯布院の湯入浴剤入りです」

四宮が朝食を頂いている間に佐野はお風呂も磨いてくれています。

いつもシャワーで済ませる四宮は久しぶりの湯船で疲れを取ることができました。

四宮綴一郎
「ここの窓開けるのもいつぶりだろう、こんないい風が入ってくるんだな、知らなかった・・・」

佐野は縁側の窓を開けてまったりとしています。

しかし風呂から上がったことが分かると四宮の髪をドライヤーで乾かすことにしました。

佐野諭
「四宮先生、色々と心配なのでこれから定期的におうちに様子を見に来てもよろしいですか?今日は大丈夫でしたけどもし今後何かあったりしたたらと思うと・・・心配で仕事が手につかなくなります」
四宮綴一郎
「そんな大げさな・・・」
佐野諭
「だって自分の面倒ちゃんと見れてないじゃないですか」
四宮綴一郎
「えっどこが!?お手軽栄養食でしっかり栄養も取ってるし、気が向いたら寝るようにもしてるんだぞ!」

佐野は健康的な食事は主食と主菜、副菜と汁物で構成され一日三食頂くものだと説明します。

また6~7時間の良質な睡眠を得るためには清潔な寝具と寝間着がなければいけません。

さらに四宮は日々の掃除と洗濯にも手が回っていませんでした。

佐野諭
「短編のお仕事に新聞コラム、新連載まで始まりますけど時間作れます?いいですよね?様子見に来て」

佐野の言葉は全て正論なので言い返すことができません。

それに健康的な食事を頂き湯船にも入ったので四宮の手が温かくなっています。

四宮綴一郎
「・・・わかったよ、仕事が手につかなくなられるのは困る、好きにしてくれ」

今日はいったん帰る佐野に合鍵を渡しました。

この時の四宮はあの朝食がまた食べられるなら定期的に来てもらっても構わないという気持ちだったのです。

しかし翌朝になると洗面所には歯ブラシが2本置いてあり、台所にはマグカップが2つ置かれています。

音がするので庭へ出てみると佐野が洗濯物を干していました。

佐野諭
「あ、おはようございます先生、安心しました、先生から好きにしていいと言って頂けて・・・お言葉に甘えて今日からこの家で一緒に住まわせてもらいますね、よろしくお願いします、四宮先生」

想像していたものとは違う展開に巻き込まれてしまったのです。

こうして始まった同居生活で四宮は人間らしい生活を取り戻せるのでしょうか!?

 

『同居人の佐野くんはただの有能な担当編集です』を読んだ感想

軽い気持ちで合鍵を渡した四宮だったのですが、佐野は全身全霊で四宮をサポートしたいようですね。

思ってもみなかった展開に驚く四宮の表情も印象的でした。

なぜか一緒に住み始めた小説家と編集者の毎日を描いていく『同居人の佐野くんはただの有能な担当編集です』

パーフェクトなイケメンにドキッとさせられてしまう小説家が可愛らしく思えてきますよ。

心温まる男性同士の不思議な世界観をご堪能下さい。

 

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