今回は「灰原薬」先生の『応天の門』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『応天の門』はこんな漫画(あらすじ)
平安時代の日本では宮廷を掌握しようと藤原家が暗躍していました。
そんな時代に女官が行方不明になる摩訶不思議な事件が起こってしまいます。
巷では鬼の仕業と噂されるこの事態を危惧した帝は、在原業平に事件解決を命じました。
宮廷で権少将を務める業平が事件捜査を開始すると、彼の前に1人の青年が姿を現します。
青年の名前は菅原道真といい、ここから2人は事件を解決するため動き出すことになるのでした。
果たして2人が追いかける事件の真相とは・・・!?
歴史上の人物を新たな視点で描いていく『応天の門』!
今回は平安時代の世を舞台にした斬新なサスペンス漫画について、ネタバレを含みながら魅力をご紹介していきます。
菅原道真の新たな人物像を表現していますので、じっくりと物語を楽しんでみてください。
『応天の門』の魅力紹介(ネタバレ含む)
前編
ある日の真夜中、平安京の中を1人の女性が息を切らしながら走っています。
何者かに追われている女性は助けを求めながら逃げているのですが、誰も彼女を救ってくれません。
そうこうしているうちに女性は正体不明の人物に追いつかれてしまいました。
一方その頃、在原業平は夫がいる女性との逢瀬を楽しんでいます。
しかし業平は遊び人のため別のことを考えていると女性から疑われていました。
2人が秘かに愛し合っていると部屋の外から人の声が聞こえてきます。
冷静な態度の業平に女性が街中で噂になっている鬼について語り始めました。
実は現在の平安京では女官が2人行方不明になっていて、その犯行が鬼の仕業だと噂されていたのです。
平安京と女性を守るのが自分の役目だと語る業平。
そんな業平が女性の元から自宅へ向かっていると、馬車の船頭が急に大声を出しました。
業平が外を見てみると怪しげな人影が門の上に座っています。
門の上にいた青年はそのままどこかへ立ち去って行きました。
翌日、鬼の噂で帝が心を痛めてると聞いた業平が清涼殿へ向かうことにします。
平安京はいくつかの門によって隔離するように守られた都市構造を形成していました。
都市の外部は羅城門で仕切られ、そこから先の朱雀門をくぐると貴族が暮らす街に入っていきます。
そこから朝堂院の正門である応天門を通ると、帝のいる清涼殿へたどり着けるようになっていました。
ここで清涼殿に到着した業平に、帝が捜査状況を確認してきます。
しかし帝は鬼の仕業という噂を心配していました。
こうして業平は帝の不安を解消するため、女官失踪事件の解決を任されることになったのです。
果たして彼は無事に事件の真相へ迫ることができるのでしょうか!?
在原業平の人間性を描いた序盤になっていますね。
優秀な権少将でありながら業平は女性関係が問題視されているようです。
そんな彼が歴史上の偉人となる菅原道真と出会い、平安京の住民を恐れさせている事件を解決していく様子を描いた『応天の門』!
ここからいよいよ菅原道真と業平が関わり合いを持つようになっていきます。
2人のやり取りに注目しながら続きをご覧ください。
後編
業平が帝から失踪事件の捜査を承っていた頃、大内裏の中にある大学寮に菅原道真の姿がありました。
律儀にお礼を述べる道真だったのですが、彼が借りた書物をまともに読める者はこの大学寮には数人しか存在しません。
そのため返却は好きな時で構わないと言われます。
天才的な頭脳を持つ道真がいると他の人への刺激になるため、大学寮の人間は頻繁に来て欲しいとお願いしてきました。
しかし道真は大内裏に対して苦手意識を持っているようです。
大学寮にいるよりも家で本を読んでいる方が学力が向上すると考えていました。
そんな道真が自宅へ戻ろうとしていると、茂みの中から知り合いの紀長谷雄という青年が声をかけてきます。
道真は菅原家の三男であるため菅三と呼ばれていました。
紀長谷雄が申し訳なさそうな表情を浮かべる中、道真の表情が険しくなっていきます。
ここで紀長谷雄の前に大勢の検非違使が現れました。
道真の言う通り物々しい様子で現れた検非違使たちは、紀長谷雄を女官拐かしの嫌疑で捕まえようとしてきます。
紀長谷雄が検非違使に同行を求められていると、騒ぎを聞きつけた業平が駆けつけました。
すると検非違使が業平に詳しい事情を説明し始めます。
実は行方不明になった女官に対して、紀長谷雄が以前から言い寄っていたという証言を検非違使は入手していました。
そのため今回の失踪事件に関わっているという疑いを持たれていたのです。
ここで道真が高圧的な態度の検非違使に文句を言い始めました。
道真の声を聞いた業平は、彼と昨夜出会ったことを思い出します。
紀長谷雄のことを忘れているかのように業平と道真は話に没頭していました。
しかしその最中も紀長谷雄は検非違使に連れて行かれそうになっています。
業平はここで初めて道真が菅三殿と呼ばれていることを知りました。
これが身分の違う2人にとってお互いの素性を知ることになったシーンなのです。
2人はここからお互いの知識を活かしながら、平安京で巻き起こる難事件の数々と対峙していくことになるのでした。
『応天の門』を読んだ感想
菅原道真を陰気なガリ勉のような姿で描いているため、とても新鮮な気分で作品を読むことができました。
そんな道真とコンビを組むことになる業平も個性的なキャラクターですね。
2人の対照的なギャップが物語に深みを与えている『応天の門』!
歴史漫画でありながらハイレベルなサスペンス漫画の要素も含んでいます。
歴史上の人物が活躍する様子と、謎解きの面白さをじっくりと味わってみてください。
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