イヌノサバキ―警視庁違法薬物撲滅課―のネタバレ(漫画)!

今回は「小幡文生 原作 久慈希跡」先生の『イヌノサバキ―警視庁違法薬物撲滅課―』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『イヌノサバキ―警視庁違法薬物撲滅課―』はこんな漫画(あらすじ)

薬物犯罪に特化し潜入捜査と囮捜査を認められた違法薬物撲滅課が警視庁に新設されました。

違法な薬物の売人を人間だと思っていない違法薬物撲滅課の野島公也は、強引な捜査手法で内外から野獣と呼ばれています。

そんな野島がデリヘル嬢を狙うイワシという売人の捜査を開始しました。

部下の上杉セツナと共にイワシを逮捕するため潜入捜査をスタートさせた野島は、凶悪犯のイワシを捕まえることができるのでしょうか!?

薬物犯罪の犠牲者を出さないために奮闘する刑事たちの活躍を描いた『イヌノサバキ―警視庁違法薬物撲滅課―』

今回はバイオレンスな刑事ドラマの魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

裏社会にはびこる犯罪を抑止しようとする刑事たちの情熱を感じ取ってください。

 

『イヌノサバキ―警視庁違法薬物撲滅課―』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

違法薬物撲滅課の野島公也が売人を追い詰めています。

野島公也
「麻取がこの前挙げた芸能人は1グラム10万で売人からシャブを買ってたそうだ、ひと月5グラム常用したとして月に50万・・・顧客1人で年600万・・・ボロい儲けだな、てめぇはいくらで仕入れていくらで売ったんだ?」

価格を尋ねるのですが警察をなめている売人は答えようとしません。

野島は答えさせるため売人の頭に拳銃を突き付けます。

上杉セツナ
「野島さん!何やってるんですか、やめてください!」
野島公也
「気にするな上杉、ゴミ掃除だ」

拳銃を撃てないと思っている売人に対して野島が発砲しました。

普通の警官なら発砲することなどしません。

しかし野島は売人のことを人間だと思っていないので引き金を引いたのです。

野島をなめていた売人は必死に銃弾を避けました。

そして生活安全課の刑事を全員知っているという理由で、野島が本当に警察官なのか尋ねてきます。

野島公也
「所轄じゃねぇよ、警視庁違法薬物撲滅課のモンだ・・・!」

野島と上杉の配属は警視庁に新設された違法薬物撲滅課でした。

2人が売人を追い詰めていた頃、都内のホテルで男性がデリヘル嬢に薬物を勧めています。

しかしデリヘル嬢は興味がないため警察に通報しました。

すると激昂した男性がデリヘル嬢を殴り始めます。

イワシ
「なんなんだよ!ケーサツってええ!なんなんだ、なんなんだ!ボクがせっかく・・・せっかくせっかく、もっと気持ちよくなれるのにィ、なれるのにィィー!」

男性はそのままデリヘル嬢を殴り殺しました。

まだこの事件発生を知らない上杉が更衣室で制服に着替えていると、同僚が違法薬物撲滅課に異動した理由を尋ねてきます。

同僚たちは何かミスをしたせいで上杉が異動させられたと思っていました。

違法薬物撲滅課では率先的潜入捜査を試験的に導入しようとしています。

通常は厚労省の麻薬取締官が囮捜査を行うのですが、違法薬物撲滅課ではその上をいく潜入捜査を行おうとしていました。

そのため違法薬物撲滅課はマトリに対抗してできたという噂があります。

しかしそれはただの名目で実際は手に負えない野獣のような野島が暴れるためだけに作られた檻みたいな部署だと言われていました。

そんな噂話をしながら更衣室を出ると、部屋の前に野島が立っています。

野島公也
「いくぞ・・・」
上杉セツナ
「ハ・・・ハイ!」

野獣と言われた野島が上杉を事件現場へ連れて行きました。

2人が向かったのはデリヘル嬢が殴り殺された現場です。

デリヘル嬢は死ぬまで殴られ続けたので無残な姿に変わっていました。

野島公也
「こいつはイワシの犯行だな」
上杉セツナ
「イワシ・・・?」
野島公也
「パケにSSSと書いてあるだろ、このシャブは親分クラスのネタだ・・・そう言ってイワシはシャブを売るんだ」

シャブにもランクがあり現場に残されていたものは親分クラスが使用する最高ランクのものです。

イワシはパケにSSSと書いて客に最高ランクの物だと信じ込ませようとしていました。

上杉セツナ
「なんで容疑者にイワシなんて呼び名を?」
野島公也
「食い殺してぇからだよ」

殺人事件は捜査一課の担当になるのですが、違法薬物が関わっている以上見過ごす訳にはいきません。

野島はどんな潜入捜査でイワシを追い詰めていくのでしょうか!?

 

 

違法薬物の売人を人間扱いしない野島のアウトローな姿にしびれました。

自分勝手な理屈でデリヘル嬢を殺害したイワシの狂った様子も衝撃ですね。

刑事と売人が対峙する緊迫感が見所の『イヌノサバキ―警視庁違法薬物撲滅課―』

ここから本格的に潜入捜査がスタートしていきます。

薬物犯罪を絶対に許さない刑事の執念を感じ取ってください。

後編

イワシを追い詰めるため野島は風俗店で情報収集を開始します。

賢明な捜査のおかげでイワシが指名したデリヘル嬢に関する共通点が見つかりました。

野島公也
「上杉脱げ!脱いだらこの服を着てヅラをかぶれ、そしたら写真だ!」
上杉セツナ
「え・・・あのヅラってウィッグ?なっなんなんですか、朝から」
野島公也
「イワシを釣る!共通点があった、イワシが指名した風俗嬢たち・・・今回殺されたデリヘル嬢、宣材写真はみなツインテールで写っていた」

こうして上杉を風俗嬢に仕立てた潜入捜査がスタートします。

まずは知り合いの風俗店に頼んで着替えた上杉の写真をホームページに載せてもらいました。

続いて予約電話を自動録音している店から提供させたイワシの声を入れたボイスレコーダーを渡します。

もしもイワシから電話があればすぐに知らせてもらう手筈を取りました。

ですが1週間が経過してもイワシからの電話はありません。

上杉セツナ
「野島さん・・・いつまでこんな捜査続けるんですか、そろそろ普通の捜査に戻してくださいよ!釣れるのはハズレばっかりだし・・・」
野島公也
「だめだ、シャブ中ってのはキマリ過ぎるとてめえが神か何かに守られていると思うようになるんだ、イワシは必ず繰り返す」

待っていると野島の言葉通り風俗店にイワシから連絡がきました。

ここからいよいよ潜入捜査が佳境に入っていきます。

まずは変装した上杉が待ち合わせ場所のホテルへ向かいました。

上杉の姿を確認したイワシは激しく興奮していきます。

イワシ
「写真と同じだ♡宣材写真はツインテールでもォ実際は髪おろしちゃってる娘がおおいんだよぉ♡」

瞳孔が開いているのでイワシがシャブをやっていることは間違いありません。

そのため上杉はシャワーを浴びるフリをして野島に連絡しようとします。

ですが興奮したイワシにベッドへ押し倒されました。

倒された衝撃でウィッグが取れてしまい、上杉は絶体絶命のピンチに陥ります。

次の瞬間、野島がドアを蹴破りました。

野島公也
「やっと会えたなぁ、イワシィ・・・」
イワシ
「なっ、ヤクザか!?美人局か!?ふざけやがって・・・ふざけやがってぇ」

机の上に置いてある照明器具を持ったイワシが野島に襲いかかってきます。

しかし野島に一蹴されました。

そのまま野島はイワシの首を絞めながら窓の外へ身体を押し出します。

野島公也
「飛べよ、ブッ飛びてぇんだろ、飛んで死ぬか撃たれて死ぬか選ばせてやるよ」

5階の窓から突き落とそうとしながら顔面に拳銃を押し付けました。

それでもイワシは刑事が発砲できるとは思っていません。

イワシ
「て、て、てめえ刑事だろ、そ、そんな真似・・・で・・・できんのかよォォ・・・」
野島公也
「ククク・・・撃つさ・・・だがなァ普通には殺さねぇ、被害者の女・・・何発殴ったんだ、てめぇは・・・同じ数だけぶち込んでやるからよ・・・ククク」

殺せることを証明するように床へ銃弾を撃ち込みました。

イワシは野島が本気だと知り泣き出します。

上杉セツナ
「いいかげんにしてください!あなたは・・・」
野島公也
「動くんじゃねぇ上杉!邪魔したらお前からぶち抜くぞ・・・てめぇみてぇなゴミが生きてる限り同じ様な犠牲者が増えるだけなんだよ・・・死ねよ・・・飛ぶか撃たれるか・・・どっちだ?」

殺す直前まで追い詰めたところで、ホテルの館内放送をハッキングした違法薬物撲滅課課長の十勝純が野島を止めました。

違法薬物の売人はイワシだけではないため、野島にはまだまだ働いてもらわなければなりません。

そのため上司として十勝は野島の暴走を止めたのです。

イワシ
「き・・・聞いたことがある・・・お前ら・・・あの・・・シャブ課か!?シャブ課だけには気をつけろと・・・そこにシャブ中みてぇな刑事がいるって・・・」
野島公也
「誰がシャブ中だぁ!?俺たちは違法薬物撲滅課だ・・・!」

暴走した野島だったのですがイワシの犯行を食い止めることができました。

しかし違法薬物撲滅課の任務はまだ始まったばかりなのです。

彼らが薬物犯罪を対峙していくここから先の展開は、実際に漫画を読んでお確かめください。

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『イヌノサバキ―警視庁違法薬物撲滅課―』はこんな人にオススメ

漫画を読んでスリルを味わいたい人にオススメしたい作品です。

強い信念を持ちながら暴走する野島の姿からはヒリヒリした臨場感を味わえますよ。

合法的な潜入捜査を題材にした『イヌノサバキ―警視庁違法薬物撲滅課―』

犯罪スレスレの捜査で違法薬物の売人を追い詰めていくダークなストーリーになっています。

野島や上杉がそれぞれの立場で犯罪に立ち向かう様子をじっくりとお楽しみください。

 

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