『欲鬼』のネタバレ!色原みたびが描く漫画の魅力と最新刊情報も!

今回は「色原みたび」先生の『欲鬼』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『欲鬼』はこんな漫画

欲鬼とは25年ほど前から日本に出現し始めた化け物です。

己の欲望に歯止めが効かなくなり激しく暴れ回る欲鬼。

そんな怪物の正体は人間だったのです。

欲鬼に対して人々が恐れおののく中、彼らに正義の鉄槌を下す者が現れました。

その名は二十正人(じつなしまさと)といい、彼も正義欲が抑えられない欲鬼だったのです。

欲望に支配された怪物たちの命を賭けた壮絶なバトルを描いていく『欲鬼』

今回はこのファンタジー漫画の魅力を、ネタバレを含みながらご紹介していきます。

上手な絵で表現された奥の深いストーリーをお楽しみください。

 

『欲鬼』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

ある日の夜、真田哲という男性が欲鬼に襲われていました。

そこに別の欲鬼が姿を現します。

二十
「破壊欲の欲鬼か、そんなに壊したいのなら自分の腹でも壊して満足してな」

突如現れた欲鬼は、破壊欲に支配された欲鬼をあっという間に成敗しました。

真田
「よ、欲鬼が・・・欲鬼を襲っている・・・っ!?」

真田は信じられない光景に愕然としてしまいます。

するとそこに上半身が露わになった女の子が現れました。

新菜
「お兄ちゃんの馬鹿ぁあ!どうして私を置いていっちゃうの・・・」

女の子が登場したことによって、真田は疑問に思ったことを質問できなくなってしまいました。

そのため時間と場所を変え、改めて助けてもらった欲鬼と話をすることにします。

二十
「まあとりあえず、改めて俺が二十正人だ」
新菜
「私は古茨新菜、昨日は上着を貸してくれて本当にありがとう・・・」
二十
「汚れたからクリーニングに出しておこうと思ったんだがな、学校に行くための制服だ、クリーニング中では困るだろうからやめておいた」

二十正人と古茨新菜が事務所として使っている部屋に招待された真田。

早速、二十に対して用件を切り出していきます。

真田
「僕の母と妹を殺した欲鬼を殺してください」

欲鬼を退治した二十の姿を見て、彼なら自分の望みを叶えてくれると確信していました。

しかし二十からは意外な言葉が返ってきます。

二十
「断る、俺は殺し屋なんかじゃない、まず第一に犯人が欲鬼だとわかっているのなら、俺がその犯人だという可能性は考えなかったのか?」
真田
「そ、それは・・・」

二十はさらに真田が犯した昨晩のミスを指摘します。

二十
「昨日あんなに夜遅く人気のない場所をうろついていたのも、犯人である欲鬼を探していたからだろう?」

真田の無謀で無鉄砲な行動が、己の身に危険を及ぼしたことを説明します。

彼は二十が指摘するように、復讐心が強くなり過ぎてしまい自らの欲望に歯止めが効かなくなっていました。

二十
「このままだとお前・・・欲鬼になっちまうぞ?」

人間が欲鬼に変貌する理由は明らかになっていませんが、一つだけはっきりしている原因は欲望を抑えられなくなることだったのです。

真田
「そ、そんな事・・・欲鬼であるあなたには言われたくありません・・・すみません、頼み事をする側の態度では・・・」
二十
「いや構わない、むしろ当然の発言だろう」
真田
「え?」

二十はここで真田の依頼を断る理由を説明していきます。

二十
「欲鬼にとってのメリットとは当然自分の欲望を満たす事だ、だったらわかるだろう?殺す事が俺にとってメリットではないから断ったんだ」
真田
「えーっと・・・つまり二十さんの欲望に該当する頼みなら引き受けてくれる・・・という事ですか?」
二十
「そういう事だ」

二十は自分の欲望が何なのかを語らないため、真田は少し困惑していました。

そんな彼に対して二十がある提案をしてきます。

二十
「とりあえずいいよ、お前のその依頼、殺しはしないが引き受けてやる」
真田
「ほ、ほんとですか!?」
二十
「さしあたってお前にはしばらく新菜と一緒に行動してもらおうか」
真田
「り、理由はわかりませんがわかりました、しかし二十さんはどうするんですか?」

この質問に二十は釣りをしておくと答えました。

真田には彼の言葉の真意が理解できません。

二十
「安心しろ、いざって時は助けに行くから」
真田
「あの・・・それで結局、二十さんの欲望ってなんなんですか?」
二十
「正義欲、俺は自分の最たる欲望を便宜上“正義欲”と呼んでいる、訝しんでいるな?言葉の胡散臭さは自覚しているさ」

とりあえず今は自分のことを信じろと語ります。

この二人のやり取りを見ていた新菜。

新菜
「正義ではあるけど決して善意ではないんだよね」

二十の全てを知る彼女は彼の言葉を自分なりに解釈しているようです。

こうして真田の母と妹の敵討ちが始まっていくことになりました。

腰が重そうな二十はどのようにして欲鬼を見つけ出すのでしょうか!?

 

 

欲望に打ち勝てなくなった人間が化け物に変貌していってしまいます。

誰もが持っている欲がテーマになっているため、とても感情移入しやすい物語だと思いました。

欲鬼同士の迫力あるバトルシーンが魅力的な『欲鬼』

壮絶な戦いだけでなく、一つ一つのセリフも印象に残る作品になっています。

是非セリフにも注目していきながら続きを読んでみてください。

後編

二十の指示によって二人で行動をすることになった真田と新菜。

新菜
「なにして遊ぼっか!!どこ行く?せっかくの土曜日だし、ねえ遊園地とか?あーでも並ぶの嫌だしなあ」

陽気な態度の新菜を見て、真田はあっけに取られてしまいます。

真田
「いや!てか犯人探ししましょうよ!」
新菜
「いやあつまんないよ、それは!」
真田
「いやつまらないとかじゃなくて・・・僕らはなんというか調査みたいな事をしないといけないんじゃないですか?」

しかし二十は調査を依頼してはいません。

新菜は改めて二十の言葉の真意を説明していきます。

新菜
「私と一緒に行動しろとしか言ってない、調査を明確化してない以上、行動してればなんでも良いんだよ」
真田
「そんな屁理屈みたいな・・・」
新菜
「もし調査してほしいなら調査しろって言う人だよ、お兄ちゃんの事なら哲くんよりも知ってる、根拠は以上!終わり!」

しかし早く欲鬼を見つけ出したい真田はなかなか引き下がりません。

その姿に新菜が呆れていると、ある女性が二人の前に現れました。

真弓
「やっほー哲くん、やっと見つけたよー?」
真田
「ま、真弓姉ちゃん!?どうしてここに!」

真弓は真田の隣の家に住む年上の幼なじみです。

母親と妹を失った真田を心配して、彼の事を探していた真弓。

真弓
「哲くんが今なにをしてるかは聞かない事にするよ、でも無理だけは絶対しちゃ駄目だからね・・・これ以上・・・哲くんまで失ったら私・・・」

真田は妹の誕生日パーティーを開こうとした日に家族を失いました。

その現場を真弓も一緒に目撃していたため、彼女は真田の現状を心配していたのです。

真田
「もちろんわかってるよ!真弓姉ちゃん、無理は絶対にしない」

真弓と別れると新菜は二十の指示に従い、この日の夜は真田の家で過ごすことにしました。

すると二人が寝静まった深夜、真田が不気味な物音で目を覚まします。

真田
「なんの音・・・?」

ふと隣を見てみると、横で寝ていた新菜が欲鬼に食べられていました。

真田
「うあああああああ!!」

あまりの恐怖で真田は家を飛び出してしまいます。

するとそこに真弓が現れました。

真弓
「さ、哲くん!?ど、どうしたの!?」
真田
「ま、真弓姉ちゃん・・・?ど、どうしてここに・・・?」
真弓
「どうしてもなにも、哲くんのあんな叫び声聞けば誰でも駆けつけるよ、隣まで丸聞こえだったよ?」
真田
「僕の事はいいから早くここから逃げて・・・また人が殺されたんだ・・・また欲鬼に殺された!僕のせいで・・・!」

ショックと恐怖で真田は立ち上がることができません。

真弓はそんな彼を優しく抱きしめます。

真弓
「哲くんは悪くないよ、杏子さんや亜美ちゃんや新菜ちゃんが殺されたのは決して哲くんのせいなんかじゃない、だからそんなに自分を責めないで」

真弓に腕の中に包まれる真田。

しかしここで彼はある重大な事実に気がつきます。

真田
「あれ?なんで殺されたのが新菜さんってわかったんだ・・・?僕・・・新菜さんって言ったっけ・・・」

彼の言葉により真弓が欲鬼と変貌していきます。

真弓
「ダメだね、8通りほど言い訳を考えたけど、一度根付いた疑念を打ち消すには少し説得力に欠ける・・・かな・・・」
真田
「なに言って・・・なに言ってるんだよ・・・」
真弓
「まあ哲くんに嘘つき続けるのもしんどかったし・・・これが丁度いい機会だよね、私が殺しちゃったの、ごめんね」

実は真田の母親と妹を殺害した欲鬼は、幼なじみの真弓だったのです。

この事実を聞かされた真田は動揺を隠すことができません。

彼はショックを受けながら真弓の首を締めようとしていきます。

新菜
「ストップ!それ以上はダメだよ、哲くん」

真弓や二十だけでなく新菜も欲鬼だったため、彼女は死んではいませんでした。

そんな彼女に真弓が再び襲い掛かります。

しかし自らを釣り餌と語る新名が不敵な笑みを浮かべると、とうとう二十が姿を現しました。

二十
「これはこれは実に美味そうな悪だな、哲そいつを裁く許可を」
真田
「は?」
二十
「別に声に出さなくてもいい、心の中で許可してくれれば欲制裁判は作動する」
真田
「真弓姉ちゃんを裁く・・・許可・・・?」

ここから二十と新菜は圧倒的な能力を見せ始めていきます。

そんな中、真田は真弓を裁く許可を出すことができるのでしょうか!?

スリル満点のこの続きは実際に漫画を読んで確かめてくださいね。

 

『欲鬼』最新刊の発売日情報!

圧倒的な迫力と読み応えのあるストーリーが人気を集めている『欲鬼』

この漫画は様々な欲望に支配された欲鬼が登場することによって、読者を飽きさせることがありません。

そんな大注目作品の最新刊となる第6巻は、2018年4月17日に発売されました。

次回作となる第7巻は2018年10月16日頃の発売が予想されています。

二十と新菜の次なるバトルを心待ちにしましょう。

ちなみに次回作の発売日はあくまでも予想となっていますので、諸事情により変更になった場合はご了承ください。

 

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