へんなものみっけ!のネタバレ(漫画)!博物館の裏側とは?

今回は「早良朋」先生の『へんなものみっけ!』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『へんなものみっけ!』はこんな漫画(あらすじ)

市役所に勤めている薄井透(うすいとおる)は博物館への出向を命じられます。

無駄を省いていたつもりが省かれた薄井は、博物館に向かう途中で鳥類研究者の清棲(きよす)あかりと出会いました。

カモシカを背負ったあかりに衝撃を受けながら彼女を博物館へ送っていくことになった薄井は、博物館の裏側がアクティブなことを思い知らされます。

生命の神秘を探る研究者たちとの出会いによって激変する公務員の日常を綴った『へんなものみっけ!』

今回は博物館の裏側をユーモアたっぷりに描いていくコメディー漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

貴重な情報を100年後に届けようと奮闘する研究者たちの姿からエネルギーを貰ってみてください。

 

『へんなものみっけ!』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

無駄を省くことが生き甲斐の薄井透が博物館へ出向することになりました。

真面目な薄井は優秀なのですが存在感が薄いので同僚たちから名前を覚えてもらえません。

薄井透
「ムダを省くのは使命だ・・・と思ってたら省かれた」

バイクで博物館へ向かっていると奇妙な格好の人物が目に留まります。

その姿に驚いた薄井は慌ててバイクを停めました。

緊張していると奇妙な人物が声をかけてきます。

清棲あかり
「ねぇ・・・ね!ちょっとそこまで乗せてってくんない!?」

遠くから見ると山姥のように見えたのですが、その理由は女性がカモシカを背負っていたためでした。

人だったことに安心するのですが、カモシカから血が噴き出しているので関わりたくありません。

薄井透
「人を呼んできましょ・・・」
清棲あかり
「鮮度が命なの!見てこの新鮮なカモシカ!ひかれたてで死後硬直もまだなの!お願い・・・」

可愛らしい女性が甘えてきたので断れなくなってしまいます。

仕方なくカモシカを背負った女性をバイクの後ろに乗せてあげることにしました。

薄井透
「なぜだ・・・職場へ向かっていただけなのに、なぜこんなことに!」
清棲あかり
「そこを右!あと次の信号を・・・」

運の悪さを実感しながら女性の指示に従ってバイクを走らせます。

偶然ですが到着したのは薄井が出向することになった博物館でした。

薄井透
「もしや・・・博物館の関係者の方ですか・・・?」
清棲あかり
「うん!」
薄井透
「あの・・・薄井透です、市役所から出向で事務に入ります、3年間宜しく・・・」
清棲あかり
「え!なんだァ言ってよーっ、じゃ!」

名前も言わずに女性が博物館へ入っていきます。

慌ただしい様子を見た薄井はなるべく関わらないようにしようと決めました。

その後、薄井は上司に館内を案内してもらいます。

勤務することになった博物館は自然を科学することを目的に造られました。

自然科学のため哺乳類や鳥、魚や昆虫、植物や化石などを展示しています。

ただし地方都市の税金に頼っているため展示品の数は多くありません。

薄井透
「今日はお客さんが少ないんですね」

今日だけでなくいつもお客の数が少ないため上司は博物館を無用の長物だと感じているようです。

次に研究室へ向かっていると女性の大きな声が聞こえてきました。

清棲あかり
「すみません、手あいてます!?解剖室の冷凍庫が壊れたの!あ、業者の方!?はじめまして」
薄井透
「いえ事務の薄井です、さっき会いました」

忘れられていた薄井が女性の手伝いをすることになりました。

女性は大急ぎで博物館のバックヤードへ走っていきます。

清棲あかり
「DNA用の中型D・Fが-20℃まで上がってるの!大型のほうから死体を出してそこにサンプル移すから!」

後を追いかけながらバックヤードを見回すと数多くの標本が置かれていました。

初めて見る薄井は数の多さに衝撃を受けます。

薄井透
「博物館の裏側ってこうなってたのか、展示やってるだけじゃない・・・!?」

そのまま走っていると解剖室に到着しました。

解剖室からはピーピーという警告音が聞こえてきます。

博物館に来たばかりの薄井はどのような作業を手伝うのでしょうか!?

 

 

博物館の裏側を描くという斬新な発想が素晴らしいですね。

また作者本人も標本製作に携わっていたということが物語にリアリティーさをプラスしていると思いました。

博物館で働く研究員たちの実態に迫っていく『へんなものみっけ!』

好奇心を仕事の活力にしているプロフェッショナルたちの凄さを感じられる作品です。

目を輝かせながら仕事と向き合う人たちの姿を目に焼き付けてください。

後編

薄井を連れてきた鳥類研究者の清棲あかり死体を先に出すと言いながら冷凍庫の扉を開けました。

冷凍庫の中からは大きな音と共に空気が流れ出てきます。

清棲あかり
「エアカーテンよ、冷気と湿気をしゃ断するの!コンビニの冷凍ケースにフタがいらないのもコレよ」

流れ出てきた空気よりも薄井は冷凍庫の中が大量のダンボールで満載になっていることに驚いてしまいました。

薄井透
「・・・これ全部死体・・・?」

ダンボールには種類が異なる動物の名前が書かれています。

ここであかりが冷凍庫の中に入っていきました。

清棲あかり
「死体を出して、空いたスペースにサンプルを入れるから」

指示通り冷凍庫から死体を出していきます。

スペースは空いたのですが今朝運んできたカモシカだけは冷凍庫に入りません。

このままではカモシカが腐ってしまうと判断したあかりは解剖することにします。

男手があると助かるので薄井に白衣を着せてから長靴を履かせました。

薄井透
「ぎ、業務規定にありませんが・・・っ」

解剖は事務職員がするような仕事ではありません。

薄井が解剖を断ろうとするとあかりが再び可愛らしい表情で甘えてきます。

清棲あかり
「鮮度が命なの・・・お願い・・・!」

またしても甘えられた薄井は仕方なく解剖の手伝いをすることになりました。

あかりが拾得してきたのはニホンカモシカのメスです。

立派な個体のカモシカは自動車に轢かれたため死んでしまいました。

角輪という線の数と幅から年齢は16歳で出産を6回経験していることも判明します。

外観を調べ終えるといよいよ解剖作業がスタートしました。

まずは皮を剥いて胃の状況を確認します。

清棲あかり
「わ・・・胃が空っぽ・・・内蔵の病変もないし・・・このコも餓死寸前で道路に迷い出たのね」
薄井透
「・・・も?」

今年は大雪で餌が不足したため、先月も2頭のカモシカが餓死寸前の状態で亡くなっていました。

この事態をあかりは市の保護管理検討会に報告することにします。

清棲あかり
「かつて激減して特別天然記念物になったのに今度は増えすぎて駆除なんてねぇ・・・でも鹿や猪より生息密度や繫殖率が低いから気をつけないとまた幻の動物になっちゃう」

丁寧に解剖を行いながらあかりは素人の薄井に大切なことを教えてくれました。

このように動物の死体は情報がたくさん詰まった貴重品なのです。

薄井透
「博物館てこんなこともやってんのか・・・」

知らないことばかりのため薄井は驚きを隠せません。

あかりはそのことを気にせずに作業を続けていきます。

清棲あかり
「皮なめしの基本は根気!まず毛皮の裏の乾いたところを軽石で白くなるまでこする!そうすると繊維がとれてやわらかく収納しやすくなるの!」

たくさんの標本を収納するためにはなるべくスペースを小さくしなければなりません。

こうした地道な技術が博物館を支えているのです。

薄井透
「こんなに集めてどうするんですか?」

素朴な質問なのですが予想していなかったのであかりは驚いてしまいました。

博物館の研究は材料が無ければスタートしません。

気候変動や環境汚染の研究においても材料の数や種類が多ければ精度が高くなります。

博物館はあらゆる研究の拠点とならなければいけません。

清棲あかり
「驚異の部屋って知ってる?昔ヨーロッパで珍しい物を集めて作った部屋のこと!これが後に博物館になってくの!つまりさ研究とか抜きに面白いとか美しいを集めてたらこんな大きなギフト箱ができちゃったの!」
薄井透
「ギフト箱・・・?」
清棲あかり
「そ!100年後の未来にも届くね!」

あかりが語ったギフト箱という言葉が薄井の胸に突き刺さります。

解剖中のカモシカも100年先の未来に残す大切な標本であることを実感しました。

薄井透
「人の記憶にほとんど残らない僕が、100年後の未来に残るものを作ったのか」

これまでは何を省くのかを重視してきましたが、あかりのそばにいれば未来に何かを残すことができるかもしれません。

博物館での仕事にやりがいを感じ始めた薄井が次に出会う研究者はどんな人物なのでしょうか!?

 

『へんなものみっけ!』はこんな人にオススメ

動物や植物が好きな人にはたまらなく面白みを感じる物語になっていますよ。

また普段はお目にかかれない仕事の裏側に興味がある人にもオススメの作品です。

未来のためになる素敵な職業にスポットを当てた『へんなものみっけ!』

仕事にプライドを持った人たちが次々と登場します。

彼らの一生懸命な仕事っぷりから明日への活力を分け与えてもらってください。

 

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