U12(闇川コウ)のネタバレ(漫画)！スリルを体験しませんか？

今回は「闇川コウ」先生の『U12』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

『U12』はこんな漫画

国家の管理により人権を停止された少女たち。

何も知らされず集められた彼女たちには、幼い子供を殺害しようとした以上犯罪者への奉仕活動が命じられます。

少女たちは犯罪者の人権を尊重するため、刑務所の中で彼らの欲望を満たす玩具となってしまいました。

ランダムに集められた12人の少女が異常犯罪者と命がけのバトルに挑む『U12』！

今回はスリリングなこの作品の魅力をネタバレを含みながらご紹介していきます。

有り得ない法律が整備された奇妙な世界を、必死に生き抜こうとする少女たちの脱獄劇をお楽しみください。

『U12』の魅力紹介（ネタバレ含む）

前編

幼い子供ばかりを狙う異常犯罪者たち。

刑務所に収容された彼らには執行猶予も仮釈放も認められませんでした。

政府はこの異常犯罪者を外界に出すことを危険だと判断したのです。

そんな彼らのために刑法が改定されました。

改定刑法では異常犯罪者の人権を最大限尊重することになり、彼らの要望を叶えるため人権喪失者を奉仕活動に充てさせることになったのです。

ある日、三田琴美は千代田かなめという少女と共に見知らぬ施設へ連れて来られました。

そこには琴美たちと同年代の少女たちが集められています。

状況を理解できない彼女たち。

すると施設の所長が琴美たちの前に現れました。

「目が覚めたかね、本日をもって君たち12人の人権を停止させていただきます」

彼女たちの親権者は人権を停止することに同意をしていて、所長は合法的に琴美たちを強制収容していたのです。

外部との連絡を取ることもできず混乱する少女たち。

「君たちはなんにも悪いことをしたわけではない、だがもうこの世界に君たちの居場所はない、ココ以外はね」

「12人？・・・呼ばれたのは12人・・・この子・・・私たちが来る前からここにいるってこと・・・？」

琴美やかなめたち以外に、施設の中にはもう1人少女が収容されています。

この少女は明らかに怯えた様子で部屋の隅に座っていました。

彼女の様子に違和感を覚えながら、琴美たちの監禁生活は始まっていったのです。

それから5日が経つと、いつの間にか少女たちはここでの生活に慣れていました。

最初は泣き崩れていた子も今ではすっかり落ち着いています。

気がつくと12人は友達のように仲良くなっていました。

「でも・・・あの子・・・あの子はずっとあのままだ」

先に施設へ来ていた少女は、相変わらず部屋の隅に座ったままだったのです。

そんな彼女たちの前に再び所長が現れました。

「時間です、全員表に出なさい」

「あ・・・あたし、まだ着替え・・・」

「構わんよ、その方が彼らも喜ぶ」

所長らに連れられ部屋を出ると、そこは刑務所の中だったのです。

琴美たちの姿を見ると大騒ぎする囚人たち。

その様子は少女たちを震え上がらせるのには十分なほど、異常な光景でした。

「怖がることはない、彼らは囚人、きちんと管理されている」

ここの囚人たちは政府が超法規的措置により収監した凶悪な犯罪者ばかりなのです。

大興奮する囚人たちの前に集められた少女たち。

彼女たちには一体どんな運命が待ち受けているのでしょうか！？

突然見知らぬ場所に強制収容された少女たち。

彼女たちに人権が停止したことを説明する所長の姿が印象的でした。

現実の世界では絶対にありえない設定がインパクト抜群な『U12』！

ここから物語はさらにスリリングなものになっていきます。

戦慄が走る圧倒的な恐怖感を見逃さないでくださいね。

後編

琴美たちが集められていたのは、凶悪犯罪者を収監したY10刑務所という特殊な施設でした。

ここの囚人たちは幼い子供を狙って殺害した異常犯罪者たちです。

彼らはあまりにも危険な存在のため、外界に出ることが許されていませんでした。

しかしそんな彼らのために国家は刑法を改定してしまいます。

改定された刑法では囚人たちの人権を最大限尊重することが定められました。

「その要望を叶えるべく人権喪失者はその介護に務めること、すなわち君たちは全力で彼らの要望を叶えてあげねばなりません」

所長は説明を終えると少女たちを刑務所の廊下に閉じ込めてしまいます。

そしてそのまま事務所へ戻っていく所長たち。

ですが琴美たちはまだ状況が理解できていません。

そんな中、所長が館内放送で囚人たちに語りかけ始めます。

「囚人たちに告げる、これより第3回お楽しみ会を開催する、当選者には法の定めにより一定時間の自由が与えられる」

所長が当選者を発表すると、囚人が収監されていた独房のロックが解除されました。

中から出てきたのは未成年者を誘拐して殺害した凶悪な犯罪者です。

この囚人は少女たちの姿を見ながら、よだれを垂らすほど興奮していました。

そしてすぐに少女たちに襲い掛かってきます。

こうして始まってしまった囚人たちのための”お楽しみ会”。

必死に逃げまどう少女たちの姿に、他の囚人たちのテンションもマックスになっていました。

すると部屋の隅に座り込んでいた少女が囚人に捕まってしまいます。

彼女はこの”お楽しみ会”に参加させられるのが初めてではありませんでした。

そのためとてつもない恐怖を知り尽くしていたのです。

泣き叫ぶ少女を自らの欲望の赴くままに弄んでいく異常犯罪者。

12人の少女はその悲鳴をただ聞いていることしかできません。

しかし琴美だけは違っていました。

「私、やっぱりあの子は放っておけない、助けに行ってくる」

みんなの制止を振り切って助けに向かう琴美。

勇気ある行動を取った琴美なのですが、すでに少女は囚人の手により殺害されていました。

囚人は次のターゲットに琴美を選びます。

琴美は蛇に睨まれた蛙のように動けなくなってしまいました。

「やだぁ、やめてぇ」

必死に叫ぶ琴美の姿は、さらに囚人を興奮させてしまいます。

誰もが琴美の犠牲を覚悟した次の瞬間、かなめが囚人に襲い掛かりました。

持っていた笛を二つに折り、その先端を囚人に突き刺したかなめ。

「大丈夫？ケガしてない？」

「う・・・うん、平気」「う・・・うん、平気」

「お楽しみ会中は何があっても不問、だったら反撃してもかまわないでしょ、それにロリコンは人間じゃないから殺しちゃっていいの」

こうして絶体絶命のピンチから救い出された琴美。

しかし彼女たちに待ち受ける地獄はまだ始まったばかりなのでした。

彼女たちを襲う終りのない地獄絵図の続きは、実際に漫画を読んでハラハラドキドキしてみてください。

『U12』最新刊の発売日は？

臨場感のある恐怖が読者を夢中にさせている『U12』！

漫画だからこその異常な設定が魅力の一つとなっています。

この漫画の最新刊となる第6巻は2018年2月7日に発売されました。

次回作の第7巻は2018年9月10日頃の発売が予想されています。

少女たちのサバイバルに新たな展開が起こることを期待しましょう。

ちなみに次回作の発売日はあくまでも予想となっていますので、諸事情により変更になった場合はご了承ください。

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