禍つ罠師の勇者狩りのネタバレ(漫画)!試し読み情報も!

今回は「わだぺん。」先生の『禍つ罠師の勇者狩り』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『禍つ罠師の勇者狩り』はこんな漫画(あらすじ)

越前創太は神罠師と崇められた優秀なゲームクリエイターです。

しかし創太の作るゲームは難しすぎるため最近のユーザーには受け入れてもらえません。

ついに会社をクビになった創太は異世界に転生されてしまいます。

転生された世界で待っていたのは勇者に命を狙われている魔王の娘のソフィーリア・ゴルガンティスでした。

容赦なく命を奪おうとする勇者に立ち向かうこととなった創太の命運とは・・・!?

勇者を悪役に設定した斬新な物語になっている『禍つ罠師の勇者狩り』

今回は異世界で新たな人生を歩み始めた主人公の活躍を描いたSFファンタジー漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

特殊な能力で勇者たちを罠に陥れるゲームクリエイターのカッコ良さに魅了されてください。

 

『禍つ罠師の勇者狩り』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

東京のソフトウェア会社に勤めているゲームクリエイターの越前創太にプロジェクトから外れてもらうという通告が出されました。

この理不尽な通告に創太は納得することができません。

越前創太
「はあーッ!?なんでっスか!?」

創太がプロジェクトから外された理由は会社の公式SNSに集まった批判のためです。

かつての創太は神罠師という呼び名でネット上のユーザーから崇められていました。

しかし最近のユーザーは創太が作る難解なダンジョンについていけません。

そのため多くの批判が寄せられていたのです。

越前創太
「オレはもっとユーザーとヒリつくような真剣勝負がしたいんスよ!」

創太はユーザーとの激しい頭脳戦を望んでいました。

ですが昨今のユーザーは分かりやすいゲームを望んでいるのです。

批判を浴びている創太に社内の同僚も同じような意見を持つようになっていました。

同僚たちは雲行きが怪しくなった創太に手の平を返したような批判を浴びせてきます。

越前創太
「・・・ああわかったよ・・・こんな会社こっちから辞めてやらぁーッ!」

手の平を返された創太は会社を辞めることにしました。

すると上司から自己満足に浸っている創太はどこに行っても同じだと言われてしまいます。

辛辣な言葉を浴びせられた創太は悔しさを抑えることができません。

越前創太
「ちくしょう・・・ちくしょう・・・オレはただ・・・魂の焦げつくような本気の勝負がしたいだけなんだよ・・・」

創太は自己満足しているのではなく、ハイレベルな勝負を楽しみたいと思っているだけなのです。

しかしユーザーから批判された創太のことを会社の人間は認めてくれません。

そんな状況に不満を抱いていると頭の中に自分を呼びかける声が聞こえてきます。

ブレパス
「それではお願いです!どうか私達に力を・・・力をお貸しください!」

声が聞こえた次の瞬間、急に足元が崩れ始めました。

そのまま地面の中に吸い込まれていきます。

足元が崩れてしまった創太は森の中に転落しました。

見覚えのない森は地獄なのかもしれません。

そんなことを考えていると森の中で不気味な門を発見します。

越前創太
「なんだ・・・?これ・・・?遺跡?それとも地獄の門か・・・?・・・でも死んだ覚えねぇしな・・・夢でも見てるのか・・・?」

現実を受け入れられず不安になっていると女性の悲鳴が聞こえてきました。

この悲鳴が気になった創太は門の中へ入ってみることにします。

薄気味悪い洞窟を歩いていくと、モンスターが美しい女の子を搬送していました。

越前創太
「やっぱコレ夢!?それともVRの18禁ゲーかよ!?いや!んなことより今はあの子を!でもどーやって!?夢とはいえ運動不足社畜だったオレがモンスターに勝てる気がしねぇ!」

女の子を助ける方法が思い浮かびません。

このまま見過ごしてしまえば女の子はモンスターに連れ去られてしまいます。

創太が困り果てていると別の人間が洞窟内に現れました。

すぐに女の子を助けてほしいとお願いするのですが、現れた人間たちは女の子を殺そうとする勇者だったのです。

勇者たちは創太を女の子の仲間だと決めつけ攻撃を仕掛けてきました。

ブレパス
「神罠師殿!今のうちにこちらへ!」

モンスターが助太刀に入った次の瞬間、目玉の怪物が現れ創太の腕を引っ張ります。

訳が分からないまま創太は怪物に命を救ってもらいました。

越前創太
「なにがいったいどーなってんだよーッ!?」
ブレパス
「申し訳ございません・・・本当なら奥の部屋に直接お召喚したかったのですが次元転移魔法が安定せず・・・」
越前創太
「次元転移って・・・まさかここ異世界かよ!?」

創太は魔法の力によって異世界へ転生されていたのです。

異世界で本領を発揮し始める創太の能力とは・・・!?

 

 

調子が良い時は持ち上げられていたのに、いざ批判を浴び始めると周囲の反応が一変してしまった創太の環境が不憫だと思いました。

劣悪な環境に嫌気がさしてしまった創太には同情してしまいますね。

異世界で自分の能力を駆使する主人公の活躍を描写した『禍つ罠師の勇者狩り』

ここから創太が異世界に転移させられた理由が明らかになっていきます。

自分の能力を美少女のために尽くそうとする創太の覚悟を見逃さないでください。

後編

勇者たちから何とか逃れた創太が奥の部屋に辿り着きました。

ブレパス
「おお!よくぞご無事で!そおーっと、そおーっとだ・・・転移魔法で消耗していらっしゃる」
越前創太
「ご無事でってこの子お前らの仲間だったのかよ!?」
ブレパス
「仲間もなにもこのお方こそ我らの主・・・ソフィーリア・ゴルガンティス、魔王陛下の御息女ソフィ様にございます、そしてワタクシ執事をさせていただいているブレパスと申します」

女の子はモンスターに連れ去られていた訳ではありません。

ソフィは魔王の娘だったのです。

魔王という言葉に恐怖を感じるのですが、創太にはそれよりも気になっていることがありました。

越前創太
「おいおい・・・マジかよ・・・?なんかありえないくらいクッッソかわいいんですけど!肌のキメとか人間離れしてやがる・・・見てると目が吸い込まれそうだ!」

今までに出会ったことがないほどソフィは可愛らしいルックスとフィギュアのような抜群のスタイルをしていたのです。

そしてよく見てみると側頭部から角が生えていました。

本物かどうか確かめるため少し触ってみることにします。

しかしここで眠っていたソフィが目覚めました。

ソフィは目の前に創太がいたことで驚いてしまい、大きな声を出しそうになります。

ここで大声を出されては勇者に見つかってしまうのでブレパスが慌ててソフィの口を押えました。

大声を出させないようにしながら創太のことを召喚した人物だと説明します。

ソフィ
「やっぱりイヤじゃ!キモチワルイ!いきなり私のはっ・・・初めてを奪おうとするヤツなど信用できん!」
越前創太
「オレはキッ・・・キスしようとした訳じゃなくて、ただその角に・・・」
ソフィ
「角は魔族にとって最もプライベートな部分、そこに初対面で触れるなど・・・ゲスゲスゲスゲス!」

そもそも人間を召喚することにソフィは反対していました。

さらに角を触られたことで怒りが収まりません。

聞き分けの無いソフィにブレパスが創太を召喚した理由を説明します。

ブレパスは元の世界で並いる挑戦者を葬り去った伝説の神罠師を召喚しました。

神罠師であれば勇者たちを一瞬で消し去ってくれると考えたのです。

越前創太
「おいちょっとまて、まさかオレにあの勇者達を倒してほしくてよんだのか?」
ブレパス
「あ・・・はい・・・それにアナタ様がつぶやくだけで組織もろとも地獄の業火で焼き尽くす火炎魔法を・・・」
越前創太
「それSNSの炎上な」

ブレパスは大きな勘違いをしていました。

次元転移魔法に命運を託したのですがこのままではソフィを守ることができません。

ソフィ
「だから言ったではないかっ!こんなヤツ役に立たぬと!」

3人が言い争っている間に部下のモンスターが次々と勇者に倒されていきます。

勇者たちはモンスターに容赦することはありません。

人間側からすると当たり前なのですが、今はモンスター側の立場になっている創太には勇者たち姿が残酷で非道なものに見えました。

越前創太
「うそ・・・だろ・・・?これが・・・これが・・・正義の勇者だと・・・?あ・・・ありえねぇだろ・・・」

次々と勇者たちがモンスターを血祭りに上げていきます。

その光景を見ていたソフィは自分の命を諦めてしまいました。

ソフィ
「・・・もうよい・・・私が投降する」
越前創太
「そんな簡単にあきらめんな!あんなクソみてぇなヤツらにヤラれっぱなしでいいのかよ!?オレはこんなトコであんな奴らに殺されんのはゴメンだ!何か!何か方法はないのかよ!?」

転移したばかりの異世界でまだ死にたくありません。

するとブレパスが最後の手段について語り始めました。

ブレパス
「スティグマとは魔王の一族であるソフィ様から魔核を分け与えられることにより、恩恵としてその者の資質にあった能力が発動するのです」

元の世界で神罠師と称された創太ならば優れた能力が出現するかもしれません。

しかしスティグマには元の世界に戻れなくなるという代償がありました。

ソフィは大きな負担を背負わせてまで異世界の人間に協力を求めようとは思っていないのです。

元の世界に戻れないと聞いた創太は一瞬だけ躊躇ってしまいました。

ですが元の世界でお前みたいなヤツはどこへ行っても同じだと吐き捨てられた言葉を思い出します。

越前創太
「やってくれ・・・オレの気が変わらないうちに早く!」

異世界で自分の能力を発揮したいと考え大きな決断を下しました。

創太の覚悟を知ったソフィがスティグマを発動させます。

その結果、残忍な勇者たちへの反撃が幕を開けることになりました。

スティグマによって創太がどのような能力を出現させたのかは実際に漫画を読んでお確かめください。

 

『禍つ罠師の勇者狩り』を読んだ感想

元の世界に絶望した青年が異世界で再起しようとする姿から勇気を貰えました。

創太が見惚れてしまったソフィの可愛らしさも作品の魅力になっていますね。

善悪が逆転した世界観が見所の『禍つ罠師の勇者狩り』

魔族側が主役という斬新な設定が多くの読者を魅了しています。

創太やソフィ、ブレパスたちを応援しながら作品の世界観をご堪能ください。

 

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