『もののがたり』(オニグンソウ)のネタバレ!最新刊の発売日は?

今回は「オニグンソウ」先生の『もののがたり』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

『もののがたり』はこんな漫画

付喪神(つくもがみ)とはマレビトと呼ばれる霊魂が、古い器物に憑りついた状態を指しています。

そんな異分子を代々取り締まる塞眼一族の次期当主・兵馬。

彼は付喪神に家族を殺されたため憎しみを抱いていました。

兵馬とは対照的に付喪神を家族として受け入れる少女・長月ぼたん。

彼女の家に兵馬が居候することになり、付喪神と立場が真逆な二人の共同生活が始まっていくのでした。

交ざり合うことのなかった三者の絆を描いていく『もののがたり』

今回はこの漫画の魅力をネタバレを含みながらご紹介していきます。

洗練されたSFファンタジー漫画の面白さを体感してみてください。

『もののがたり』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

塞眼の七代目当主の岐造兵が、古銭に憑りつき肉体を得てしまった付喪神の前に姿を現しました。

造兵
「その魂しばしこちら預かり、その後、元の世へ送り届けよう、それでよければ少しかがんでもらえるかね」

付喪神との対話を重視する造兵。

彼の誠意ある対応は付喪神をおとなしくさせていきます。

造兵
「憑きし者をその器へ封印、後にこれを供養し一件落着てなワケだ」

別世界から迷い込んだマレビトを封印することに成功します。

塞眼一族は国からの依頼を受け、代々このように付喪神となったマレビトを封印してきました。

この日は二体の付喪神が現れたため、造兵は孫の兵馬も連れてきています。

しかし造兵とは違い、兵馬は付喪神と対話することを重視していません。

暴力的に付喪神を封印してしまった兵馬。

帰宅するとそのやり方を造兵から注意されるのですが、兵馬にも言い分があるようです。

兵馬
「今回の相手は付喪神化して日も浅く、人への化け方も未熟なら身体の扱い方も未熟!しかしそれ故加減を知らない可能性もある、よって封殺しました」
造兵
「毎度毎度、何で先走るかなキサマ!俺ぁいつも言ってるハズだぜ、力ずくは最終手段だとな」

マレビトは神隠しに巻き込まれたように現世へ迷い込んだ存在です。

人々に迷惑をかける者もいるのですが、中には現世に馴染もうとする者もいました。

そんな彼らの声に耳を傾け、正しい場所へ導くことが塞眼の役割なのです。

造兵は兵馬にこのことを何度も教えているのですが、彼はいつも付喪神を強制的に封印してしまっていました。

兵馬
「自分にはこのやり方が間違ってるとは思えません、結局いつ牙をむくかわからない相手・・・下手に手を差しのべることこそ危険です、かつてそれを目のあたりにしました」
造兵
「・・・兵馬、拭いきれねぇか、付喪神への憎悪ってのは」
兵馬
「はい、おじいさん」

過去に兄と姉を付喪神に殺されてしまった過去を持つ兵馬。

そのため付喪神への憎しみが今も胸に刻み込まれているのです。

しかし造兵は年月を重ねるうちに、付喪神との接し方を理解してくれると信じていました。

造兵
「でも全っ然聞かねぇんだもん、なら劇薬使うしかないわなぁ、時に兵馬さん、”特例”をご存知かな」
兵馬
「ええ、こちらの出す条件をのむ代わりにある程度の自由を得た付喪神・・・実際会ったことはありませんが・・・」

造兵にはこの”特例”とされる付喪神に知り合いがいました。

兵馬の前で知り合いに電話をかける造兵。

電話を終えると兵馬へ用いることにした劇薬について説明し始めます。

造兵
「今の電話相手が”特例”だ、しかもその中でも更にちと特殊なヤツでよ、一人じゃないんだ、そいつらは付喪神同士でファミリーとして暮らしてる、しかもある人間を主としてな」
兵馬
「人と付喪神の共棲・・・!?そんなことが」
造兵
「ある、そして兵馬、お前に施す荒療治についてだが、明後日よりお目付役という名目でお前にはしばらく居候として彼らと共に過ごしてもらう」

こうして付喪神と共に生活をすることになった。

“特例”とされる付喪神との共同生活は、兵馬の憎悪をかき消してくれるのでしょうか!?

マレビトの魂を正しい場所へ導いていく塞眼一族。

しかし次期当主の兵馬は対話を重視せず、強制的な封殺を続けていました。

そんな彼が出会うことになる”特例”の付喪神と、彼らの主である謎の人物。

この三者が複雑に絡み合っていく様子が魅力的な『もののがたり』

それでは三者の出会いをご覧ください。

後編

少しでも危険性があるのならば、その前に封殺してしまおうという考えの兵馬。

付喪神への対処法は強制封殺が最善の策だと思っていました。

しかし造兵からの命令で、”特例”の付喪神と生活をすることになってしまいます。

造兵
「今一度、付喪神を見定めよ」

造兵の言葉を胸に彼らが住む京都の街に到着した兵馬。

“特例”と人間が共棲するお屋敷に行くと、二体の付喪神が彼を出迎えます。

羽織
「私、只今留守を預かっております、羽織と申します、こちらは匣、以後お見知りおきを」
兵馬
「長月ぼたんはいないのか」
羽織
「主はまだ学生の身ですので、ですが丁度いい、主以外は勢揃いです」

二体の他に四体の付喪神が兵馬の背後に姿を現しました。

彼らは鏡、硯、結、そして薙と名乗ります。

それぞれ好戦的であったり社交的であったりと、個性がバラバラな彼ら。

羽織
「ご覧の通り付喪神六名に主であるぼたんを加えたのがこの長月家です、異色の世界ではありますがようこそおいで下さいました」
兵馬
「思い違いのないよう先に言っておくが、自分は付喪神が嫌いだ、人でないのに人に化け、人に近より人を欺く、信用ならない」

過去に家族を奪われた心の傷を語る兵馬。

ここに来たのも本意ではないため、歓迎の必要はないと伝えます。

そんな不愛想な態度の兵馬に咬みついてきたのが薙でした。

「それ俺達にゃ関係ねぇじゃん、勘弁しろよ、それとも八ツ当たりでストレス発散でもしてんのかぁ?」
兵馬
「お前達こそ、そのぼたんとやらを誑かして何か企んでるんじゃないか」

兵馬の言葉で顔色が変わった薙。

「今の取り消せよ」
兵馬
「断る!」

激しい争いを始めた二人。

薙は自分の器に準じて、両手を刀に変化させました。

「流石に殺しゃしねぇよ、だが峰打ちも痛ぇモンだぜ!」
兵馬
「禍々しい・・・!お前達はお屋形様の知り合いと聞いた、だから自分も約束はしよう、壊しはしない」

二人が怒りのまま衝突していると、羽織にぼたんが帰ってくるという連絡が来ました。

羽織
「もう!強硬手段!全員で二人を押さえるわよ!」

この言葉で匣以外の全員が争いを止めに入ります。

しかし全員が兵馬に襲い掛かってしまいました。

すると倒れ込んだ兵馬の前にぼたんが現れます。

ぼたん
「ん?えっと、あ、来るって言ってた人?長月ぼたんです・・・って、ねぇ皆これどういうことかな?」

こうして兵馬とぼたん、そして付喪神の共同生活が幕を開けたのでした。

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2020.08.11

『もののがたり』最新刊の発売日は?

歴史ある器物に憑りついた付喪神と、人間の奇妙な共同生活を描く『もののがたり』

斬新な設定とキレイな絵が読者から大きな反響を呼んでいます。

この漫画の最新刊となる第11巻は2020年5月19日に発売されました。

魅力的なファンタジー漫画は第11巻で連載が終了となってしまいましたので、オニグンソウ先生の次回作を楽しみにしましょう。

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