夫の遺言(漫画)のネタバレ!無料で電子書籍を読んでみませんか?

今回は「マキヒロチ」先生の『夫の遺言』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

『夫の遺言』はこんな漫画

箱入り娘として育ってきた絹代は、年上の作家と結婚します。

自分でも信じられない幸せを手に入れた絹代だったのですが、1年半後に夫が急死してしまいました。

悲しみに暮れる絹代は、夫を追いかけ自殺することを決意します。

そんな彼女の前に夫の遺言が出てきてしまい、事態は一変してしまいました。

大切な人を失った女性の悲しみを描き出す『夫の遺言』

今回はこの漫画の魅力をネタバレを含みながらご紹介していきます。

未亡人となった女性の悲しみと、遺言書の大切さを教えてくれる物語を存分にご堪能ください。

『夫の遺言』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

結婚する前に愛を誓い合った絹代と夫の嘉数貴志。

貴志
「僕は君よりうんと先に死ぬよ」
絹代
「そしたら後追う」
貴志
「それはいけないよ」
絹代
「だって私一人じゃ生きていけないから」

こうして幸せな結婚をすることになった二人。

しかしわずか1年半という短い日数で、この結婚生活は終わりを告げてしまいます。

夫が急死してしまい絹代は未亡人となってしまったのでした。

そんな夫の葬儀中、絹代は夫の遺影を抱きながら自殺することを考えています。

絹代
「結婚して一年半、短い結婚生活、私は31歳にして未亡人になりました、色々片づけたら私も死のう」

夫を亡骸を運んでいく霊柩車を見送る絹代は、言葉では言い表せないほど悲しい表情をしていました。

ここから物語は絹代と貴志の結婚当初までさかのぼることになります。

絹代
「貴志さん、毛内さんが原稿とりにきたよ」
貴志
「あーはいはい、僕の言った通りハゲ上がった男だったろう?」
絹代
「失礼ですよ!ちょっと笑いそうになっちゃったじゃないですか」

編集者の毛内という名字と彼の毛が薄いことをかけて、笑い話をしていた二人。

書き終えた原稿を毛内に渡すと、貴志は窓から見える風景を彼に自慢します。

貴志
「海が見えるところに住みたくてね、いいところだよ、毛内くんも越してくればいいよ」

しかし毛内の関心は壁の写真にあるようです。

その様子に気づいた貴志が写真の説明を始めました。

貴志
「ここに写ってるのは僕たちの所属しているアマチュアのオーケストラ、僕達はここで出会ったんだよ」

チェロを演奏する貴志とヴァイオリンを演奏する絹代。

そんな二人を理想の夫婦だと褒めてから、毛内は帰っていきました。

貴志
「さて僕はマー君を観ながら風呂に入ってこよう」
絹代
「貴志さん、今日筍あるんだけど、筍ご飯と天ぷらどっちがいい?」

しかしすでに大リーグ中継に夢中な貴志には、絹代の声が聞こえていないようです。

絹代はそんな彼も愛おしく思えていました。

絹代
「男の人ってほんと野球好きだよなー、まあ出てきたらでいいか」

食事の準備を後回しにした絹代は部屋の掃除を始めます。

掃除が終わりヴァイオリンの練習を始めた絹代。

すると机に置いてあった貴志の書いた小説が掲載された雑誌が目に留まります。

絹代
「コレ貴志さんが私のこと書いた小説が載ってるヤツだ」

自分との生活を綺麗な文章で綴った小説は、絹代を夢中にさせていきました。

絹代
「この話大好き、貴志さんが私のこと受け入れてくれてくれてるのがわかる、こんな日々が訪れるなんて思ってもみなかった」

箱入り娘だった絹代は、自分にこんな幸せが訪れるとは思ってもいませんでした。

そのままウトウトと眠ってしまった絹代。

まさか自分の身に人生最大の不幸が訪れるとは知らずに、幸せそうに眠る絹代だったのでした。

最高の結婚相手に巡り合えた絹代。

年齢は離れていても貴志との相性は抜群ですね。

しかし最愛の人を失って悲しみのどん底に落ちてしまう絹代。

誰にでも起こる可能性のある問題を扱った『夫の遺言』

全ての漫画ファンをうならせる内容になっていますよ。

それでは悲しみに打ちひしがれる絹代の姿に共感しながら続きをご覧ください。

後編

小説を読みながら転寝をしてしまった絹代。

彼女はそのまま過去の夢を見ていました。

付き合った彼女にどうして働かないのかと問われる絹代。

しかし親から大切に育てられてきた彼女には質問の意味が分かりません。

当時の彼は絹代の人生を背負う覚悟がないと言い、彼女に別れを告げました。

そんな彼女の全てを受け入れてくれた貴志。

絹代
「私大好きな人と結婚したの、すごく年上なんだけど私のこと大事にしてくれる優しい人なの、私結婚できてすごく幸せなの」

彼との出会いを世界中の人々に伝えたい絹代だったのです。

夢の中でそんなことを考えていると、もう夕方になっていました。

慌てて飛び起きた絹代。

絹代
「もうこんな時間!ご飯の用意しなくちゃ」

洗面所に顔を洗いに行くと、浴槽からテレビ中継の音が聞こえてきました。

一抹の不安を感じた絹代が浴槽に歩み寄ります。

絹代
「うそ・・・」

そこで彼女が目撃したのは、浴槽で息を引き取った愛する夫の姿でした。

絹代はこれ以上の言葉を出すことが出来ません。

こうして幸せの絶頂から不幸のどん底に落ちてしまった絹代。

再び物語は葬儀の最中へ時間を移します。

納骨までの間、一人になった絹代。

絹代
「ずっと自分の理想と現実の違いを受け入れられず働き方がわからなくて、でも愛する人のためならいくらでもがんばれた、私一人の力じゃ生きていけない、死のう」

固い決意は揺るぎないものとなっていました。

すると貴志の弟の薫が声をかけてきます。

「絹ちゃん、寂しかったらいくらでも頼ってね、兄さんから後見人を頼まれたから、今後のことは僕が進めていくけど絹ちゃんの希望にはなるべく沿うつもりだから」
絹代
「よろしくお願いします」
「とりあえず遺書とかこの家のこととかちゃんと話したいから、来週僕のうちにきてよ」

貴志の弟なだけあって優しい薫。

彼との約束通り、絹代が薫の家を訪れると、そこには貴志の前妻の姿がありました。

絹代には知らされていなかったのですが、貴志は遺言書を作成していたのです。

しかしそれは絹代と出会う前に書かれていたものでした。

遺書の作成という終活を完璧に済ませていなかった貴志。

彼の致命的なミスは絹代をさらなる不幸へといざなっていきます。

絹代に待ち受ける悲しみの連鎖は、実際に漫画を読んで驚いてみてください。

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『夫の遺言』を読んだ感想

誰にでもかけがえのない大切なものがあると思います。

それを失った悲しみをリアルに表現していると思いました。

家族やペットなど自分にとっての生き甲斐を無くした悲痛を描く『夫の遺言』

涙なくしては読めない物語になっています。

さらに遺産相続という問題にも焦点を当てているので、とても勉強になる漫画ですよ。

多くの人に読んでもらいたい作品だと思いました。

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