『信友島~良い人でなければ終わり~』のネタバレ(漫画)!

今回は「赤秩父」先生の『信友島~良い人でなければ終わり~』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『信友島~良い人でなければ終わり~』はこんな漫画(あらすじ)

佐藤エイジは両親を亡くしたため幼い妹と親戚の家で暮らすことになりました。

両親の遺産で生活する叔父と叔母はエイジたちにまともな食事を与えてくれません。

仕方なくアルバイト先のパン屋から頂いた残り物で飢えを凌いでいます。

そんな中、バイトの先輩である喜多という女性がエイジを強引に絶海の孤島へ連れ出しました。

連れて行かれた信友島は“隣人の良き人であること”というルールを守れば働く必要などありません。

一見すると理想的な環境なのですが、信友島には恐るべき裏の顔が存在していたのです。

サイコパスが集まった孤島からの脱出劇を描いた『信友島~良い人でなければ終わり~』

今回はスリリングなサスペンス漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

主人公が巻き込まれた残酷な運命を目に焼き付けてください。

 

『信友島~良い人でなければ終わり~』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

ある日の夜、いつの間にか寝てしまっていた佐藤エイジが目を覚まします。

薄暗い部屋の中で目覚めると隣では妹のミクが寝ていました。

妹の寝顔を見て安心したのですが近くから水の滴る音が聞こえてきます。

音がする方向を見てみると叔父と叔母の死体が転がっていました。

エイジ
「何だ・・・何が起こってる・・・!?思い出せ・・・確か・・・僕がパン屋でバイトしてた時・・・」

必死になって状況を整理しようとします。

今から10時間前、エイジがパン屋で働いていると先輩の喜多が声をかけてきました。

喜多
「佐藤くんお疲れ様」
エイジ
「喜多さんお疲れ様です」

いつも優しい喜多は笑顔を見せながら廃棄する予定だったパンを渡してくれます。

廃棄予定のパンを店長に内緒で確保してくれました。

そして妹と食べてほしいと言ってくれます。

喜多
「まだ高校生なのに妹さんの学費も稼いでいるなんて偉いですね」
エイジ
「今面倒を見てもらっている叔母さん達にも頼れないから・・・でもでも喜多さんがパンをくれるので助かってます」

両親を亡くしてから叔父と叔母の家で暮らしているのですが、まともな食事を与えてもらったことがありません。

そのため喜多から頂くパンに助けられていました。

バイトから帰るとこの日もエイジとミクに食事が与えられることはありません。

ミクがお腹を鳴らしてしまうと食事は自分たちで用意しろと怒鳴られてしまいます。

仕方なくエイジは隠れながらミクにパンを食べさせることにしました。

しかし叔父に奪われてしまいます。

叔父と叔母には住む場所を提供する以外、エイジたちの面倒を見るつもりはありません。

エイジ
「僕達の両親の遺産で生活してるくせに・・・」

この生活に耐えられなくなったエイジは卒業したらミクと別の場所で暮らす決意を固めました。

我慢を続けるエイジはミクに自分のパンを半分分けてあげることにします。

しかしパンを食べると急激な睡魔に襲われました。

エイジ
「そうだ・・・パンを食べたら急に意識が・・・この感じ・・・パンに睡眠薬が入っていたとしか・・・」

ようやく状況を理解することができます。

するとここで隣の部屋からバットを持った喜多が現れました。

喜多
「あら・・・」
エイジ
「えっ!?何で喜多さんがここに?」

よく見てみると喜多は大量の返り血を浴びています。

血まみれの姿を見たエイジは喜多が叔父と叔母を撲殺したことに気付きました。

喜多
「まいったな・・・起きちゃったか・・・」
エイジ
「うぐ・・・何で・・・喜多さんがこんな事を・・・」

エイジも喜多にバットで殴られてしまいます。

強烈な一撃で気が遠くなるのですがミクのことは自分が守らなければなりません。

何度も殴打される中、必死になって妹の身体に覆いかぶさります。

しかし激しい殴打に耐えられず意識を失ってしまいました。

意識を取り戻すと喜多が膝枕をしてくれています。

喜多
「気がつきましたね」
エイジ
「うわぁ、喜多さん・・・っ!ここは・・・!?」

エイジが目を覚ました場所は船の中でした。

周囲を見回すと他にも複数の人間が乗船しています。

喜多
「佐藤くんを信友島に連れて行こうと思って」
エイジ
「信友島・・・?」

信友島という所など聞いたことがありません。

喜多によると信友島は誰もが好きなように生きられる自由な楽園なのだそうです。

喜多
「佐藤くんご両親が亡くなって辛い目にあってましたよね、そんな状況から助け出してあげたかったんです」
エイジ
「だから叔父さんと叔母さんを殺したのか・・・!?」
喜多
「そうです」

恐ろしいことを笑顔で語る喜多のことが不気味に思えてきました。

怯えながらエイジは重要なことに気が付きます。

エイジ
「それよりミクは・・・ミクはどこですか!?」
喜多
「妹さんはまた後で連れて来ます、ちょっと手一杯だったもので」

どこかも分からない場所に妹を連れて行かれるわけにはいきません。

そのためエイジは船を下りて妹の元へ向かうことにします。

しかし船の外は大量のサメに囲まれていました。

このまま海に飛び込むと喰われてしまうことは間違いありません。

いったい喜多はエイジにどのような運命を背負わせようとしているのでしょうか!?

 

 

パン屋では優しかった喜多の変貌した姿に恐ろしさを感じました。

特に笑ったまま人間を殴打できるシーンに彼女の狂気性が表現されていますね。

強引に連れて行かれた孤島で残酷な現実と向き合うことになった主人公の苦悩を描写した『信友島~良い人でなければ終わり~』

バイオレンスで謎めいたミステリー漫画になっています。

エスカレートしていく人間の狂気を手に汗握りながらご覧ください。

後編

サメに囲まれているため海に飛び込んで脱出することはできませんでした。

喜多
「安心してください、信友島はとてもいい所です、島民も親切な人ばかりですから、それじゃごゆっくり」
エイジ
「親切って・・・殴られといて信用できるわけないだろ!」

喜多が姿を消すと乗船していた別の男性が声をかけてきます。

男性は事情を理解していないエイジに信友島がどのような場所か説明してくれました。

信友島はかつて罪人を島流しにしていた場所で、日本の法律が通用しない独自のルールが存在しているそうです。

そのため日本で暮らせなくなった人が向かう島だと噂されていました。

説明を聞いてから船内を見回すと、確かに乗船している人はそれぞれ事情を抱えていそうです。

男性によると乗船した人の大半が自ら信友島に来ることを希望しているのですが、船に乗るときは睡眠薬で眠らされていました。

そんなことは話しているうちに船が信友島に到着します。

島民は乗船客を笑顔で出迎えてくれました。

エイジ
「何かみんな笑顔で気味が悪いな・・・」

気味悪がっていると島民が信友島のルールを説明していきます。

まずこの島には税金も勤労の義務もありません。

誰もが自由に暮らすことができるそうです。

ただ1つ“隣人にとって良き人であること”という唯一のルールを守れば良いということでした。

ルールを伝えると島民たちが新たな仲間に豪華な食事を振る舞ってくれます。

豪華な食事には島内で育てられた豚や野菜が使われていました。

エイジ
「どうやら・・・毒や睡眠薬が盛られている様子はないな・・・」

喜多に睡眠薬を盛られたため周囲の様子を伺ってから食事を頂くことにします。

食事を頂いているとエイジに島の噂を教えた男性が島民に真相を尋ねました。

島民によると厳しい環境だったこの島には、かつて本当に罪人が送られていたそうです。

当然ですが罪人ばかりなので揉め事が絶えません。

さらに過酷な環境も重なって罪人は次々と死んでいったそうです。

そんな中で罪人たちは争っている場合ではなく協力することの大切さに気付きました。

罪人たちはここから全てのものを全員で共有し、隣人の良き人であるように務めたそうです。

時間が経過した現在、信友島は笑顔の絶えない素敵な場所になりました。

島民たちは信頼し合っているため通貨も法律も必要ありません。

必要な物は分け合いながら、揉め事が起きた場合は話し合いで解決しているそうです。

今回入島した人の中には複雑な事情を抱えている人も少なくありません。

しかしこの島では過去の経歴に関わらず人生をやり直すことができるのです。

島民の話を聞いているうちに不安そうだったみんなの顔に笑顔が浮かんできました。

その中でエイジだけが暗い表情になっています。

エイジ
「おかしいだろ・・・そんな平和な島に連れてくるのに殺人を犯すヤツがいるんだぞ・・・」

エイジは喜多が叔父と叔母を殺害したことを忘れていません。

警戒しているとエイジたちがゲストハウスに案内されました。

すると信友島の様子をカメラで撮影していた人物の行動が発見されます。

島民たちはこの人物に対する裁きをエイジたちに話し合いで解決することを求めてきました。

話し合いの結果、ライターで信友島の取材が目的だった男性の処遇を島民に託すことにします。

エイジ
「あの人どうなるんですか・・・」
喜多
「島を出るんですよ」
エイジ
「そんなに簡単に出られるなら僕も出たい・・・」
喜多
「佐藤くんは本当に好奇心旺盛ですね、特別ですよ、あの人がどうなるか教えてあげます」

喜多は島民がどのような行動を取るのか特別に見せてあげることにしました。

木の影に潜みながら様子を伺っていると、島民たちが男性の頭を丸太で殴打していきます。

そして頭部を失った男性の遺体を海に投げ込みました。

遺体は島の周りを回遊していたサメに食べられてしまいます。

エイジ
「やっぱりここは異常だ・・・早く出ないと・・・」

喜多が定期的に信友島と東京を行き来していることを知ったエイジは船に乗り込む計画を立てました。

この異常な島からエイジは脱出することができるのでしょうか!?

 

『信友島~良い人でなければ終わり~』を読んだ感想

閉ざされた空間の中で異常なルールを守ろうとする人々の姿が恐ろしかったです。

罪悪感がないまま当たり前のように人を殺してしまう風習も残酷だと思いました。

狂気に包まれた孤島で巻き起こる惨劇を表現した『信友島~良い人でなければ終わり~』

自分の行動が正常だと思い込んでいる人々の異常性から恐怖を感じ取ってみてください。

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