最果てのセレナードのネタバレ(漫画)!無料の試し読み情報も!

今回は「ひの宙子」先生の『最果てのセレナード』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

『最果てのセレナード』はこんな漫画(あらすじ)

北海道の田舎町で暮らしている小田嶋律(おだじまりつ)はピアノ教室の娘ですがピアノは弾けません。

そんな律が通っている中学校に東京から白石小夜(しらいしさよ)が転校してきました。

偶然にも小夜は小田島ピアノ教室に通い始めていて、律はコンクールで聴いた小夜のピアノに心を揺れ動かされます。

ピアノの音色をきっかけに仲を深めていく律に、小夜は母親を殺したいと打ち明けました。

大きな秘密を共有したまま、10年の時間が経過し律は東京の雑誌編集部で忙しい日々を送っています。

同窓会のため律が小夜の連絡先を探していると、北海道で身元不明の白骨遺体が発見されました。

親友だった2人が10年間の空白を埋め合わせていく『最果てのセレナード』

今回は本格派ミステリー漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

想像を絶する衝撃的な展開をじっくりとお楽しみください。

 

『最果てのセレナード』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

小田嶋律がピアノを弾いていると白石小夜がどんな大人になりたいか質問してきます。

急な質問に戸惑う律はピアノを弾いていた指が止まってしまいました。

小田嶋律
「どんなかー・・・あたしさー・・・しょーせつ・・・か・・・」

恥ずかしそうにしながら将来の夢を語ります。

律が小説を書いていることは小夜も知っていました。

白石小夜
「やっぱりあのノートそうだよね?読みたいな、小説のコンクールに出すとか」
小田嶋律
「でえー、コンクール慣れしてる人は言うことが違うってか・・・やっぱり小夜はピアニスト?」
白石小夜
「律っちゃんわたし・・・」

10年後、地元を離れた律は東京の雑誌編集部で働いています。

いつものように多忙な日々を過ごしている律に、中学の同級生だったえみりが電話をかけてきました。

内容は同窓会を開くというものですが、あまり帰省していない律は同窓会に参加するつもりはありません。

それでも熱心に誘ってくれるえみりは白石小夜だけ連絡が取れないことを相談してきます。

小夜と同じ高校に行った同級生は誰もいなく、小夜の実家も引っ越していました。

小田嶋律
「てかあたしも卒業以来さ・・・あっうちのママに聞く!?」

連絡先が分かったら教えるからと約束します。

中学時代、小夜は律が通っている中学校に東京から転校してきました。

席が近かったこともあり、律とえみり、そして小夜はすぐに仲良くなります。

小田嶋律
「てかなんで東京からこんなとこ来たの!?」
白石小夜
「ここお父さんの地元なの、祖母が一人暮らしで体が・・・」
小田嶋律
「えーっ、じゃ大変なんだ?そっかあ、お家どの辺?」
白石小夜
「えっえっと・・・近くに交番あって」

交番の近くには新築の家が建てられていました。

狭い田舎なので律はすぐに場所が分かります。

小田嶋律
「えー近ーい、じゃあ一緒に帰ろ、決まりね!」
白石小夜
「ごめんなさい、今日は習いごとがあるから」

小夜はピアノを習っていました。

その事を知った律は驚いてしまいます。

小田嶋律
「小田嶋ピアノ教室?」
白石小夜
「うん」
小田嶋律
「あたし小田嶋律、えと・・・学校からの道わかる?」

律はピアノ教室への近道を教えてあげることにしました。

その道中で不思議に思っていたことが解消されます。

白石小夜
「やっぱりあなただったんだ、先生から聞いてたの、娘さんが同い年だって、雰囲気が似てたからすごく見ちゃった」
小田嶋律
「あー!自意識過剰じゃなかったんだ」
白石小夜
「ふふ、ごめんね」

転校してきて自己紹介した時、律は小夜に見つめられている気がしていました。

見つめられていたのは自意識過剰ではなかったのです。

小田嶋律
「毎週火曜日?」
白石小夜
「うん、そういえば今日って部活は?」
小田嶋律
「休み!土曜に練習試合あったっけ、あっそうそう全員どっか入るけどさ、文化部は毎日でないし大丈夫だよ」
白石小夜
「よかった、お母さん体育だって嫌がるの、突き指でもしたらどうするって」

小夜の母親は授業よりもピアノを優先しているようでした。

それだけ小夜のピアニストとしての腕前は優秀なのかもしれません。

小田嶋律
「もしかしてコンクールで賞とか毎回取っちゃう系?」
白石小夜
「取っちゃう・・・系、かな、小田嶋さんこそどうなの?」
小田嶋律
「えっ、あー!あたしピアノ弾けない!」

ピアノ教室の娘なのにピアノを弾けないという理由で昔はイジメられました。

律の弟はサッカーとピアノを両立させているので、余計に律は存在価値を否定されてしまったのです。

白石小夜
「弾けなくていいの?」
小田嶋律
「ええー、ピアノは聴く方が好きかな!いつも思うんだけど同じように弾いても同じにはなんないの面白いよね、クラシックなんか特にさ逆に人間出てる感じ・・・あっ、そーだよ、白石さんはどんなピアノ?こんど聴きたいな・・・」
白石小夜
「えっ、何、人間出るって・・・それ聴きたいって・・・なんか恥ずかしい」
小田嶋律
「でえー、変な?意味じゃ・・・単に聴きたい、単に」

恥ずかしそうな顔をする小夜につられて律も恥ずかしくなりました。

そんな律に小夜はピアノ教室のレッスンが聴こえるかどうか尋ねます。

ピアノ教室は防音になっているのでレッスン中の音は聴こえません。

白石小夜
「よかった、小田嶋さんに練習聴かれたくない、でもすぐコンクールあるから、その時だったらいいよ」
小田嶋律
「絶対行く!楽しみ・・・」
白石小夜
「わたしのを聴きたいって言われたのはじめて、だから小田嶋さんのために弾くね」

コンクールで小夜のピアノを聴いたことで2人の関係性に変化が表れるのです。

 

 

青春ドラマとサスペンスを見事に融合させていますね。

時間軸を行き来しながら展開していくストーリーも魅力的でした。

北海道で発見された遺体の謎に迫っていく『最果てのセレナード』

活発的な律とミステリアスな小夜の対比も物語の魅力になっています。

田舎町で起こった事件の背景にもご注目ください。

後編

小夜が出場するコンクール会場に律がやって来ました。

コンクールで小夜が弾くのはフォーレのノクターンOp.33-3です。

律は演奏が始まるとすぐに小夜の姿に引き込まれていきました。

小夜は時折律に視線を送りながら激しい演奏を続けていきます。

小田嶋律
「他の人と違う、わかる、あたしに弾いてる、どうしようこれ」

演奏を聴いているうちにドキドキしてきました。

その中でピアノを聴きたいと言った時の小夜が言った言葉を思い出します。

白石小夜
「人間出るって・・・それ聴きたいってなんか、わたしのを聴きたいって言われたのはじめてだから」
小田嶋律
「あたしとんでもないことさせてない?だってこんな剥き出しの音きれいできれいじゃない、楽しくて悲しい、怒ってないけど怒ってる、こういうのなんて言うの?」
白石小夜
「小田嶋さんのために弾くからわたしを聴いて」

まるで自分を聴かせるために弾いていた小夜の演奏が終わりました。

小夜は満足そうな表情を浮かべていますが律は不安を感じています。

小田嶋律
「やばい、どうしよう、あたし返せる?なにか白石さんのために」

コンクールで小夜の演奏を聴いた律は衝撃を受けました。

10年後、同窓会のため連絡をとりたい律が小夜の情報をネットで検索しています。

ピアニストになった小夜はベルギー国際ピアノコンクールで日本人最高位を獲得していました。

ネットの記事に注目していると上司が早く帰れと注意してきます。

タクシー代を経費で使う訳にはいかないため電車で帰ることにしました。

一緒に会社を出た上司には会社のPCでピアニストについて調べていたことを詮索されてしまいます。

詮索されることを鬱陶しいと思いながら、上司に誘われたのでラーメンを食べることになりました。

券売機の前でメニューを選んでいると、上司から美人ピアニストが賞を獲得しただけでは雑誌には掲載できないと言われます。

律は小夜を雑誌に取り上げるつもりはありません。

そのことを分かっていない上司は美人ピアニストが愛憎の果てに人を殺していれば話は別だと主張します。

小田嶋律
「やめてくださいよ!してません、そんなこと、あたしが小夜にさせな・・・さーせん、チャーシューメンで・・・」

上司を相手に大声を出してしまいました。

冷静になるとカウンターでラーメンを食べ始めます。

ラーメンを食べながら律は小夜とどんな大人になりたいか話した時のことを思い返していました。

小田嶋律
「小夜はピアニストだもんね!」
白石小夜
「うん、変だよね」
小田嶋律
「・・・えっ、なんで」
白石小夜
「父方も母方もピアノどころか音楽なんて誰もやってないの、させてもらえなかったんだって、だから」

まるで小夜は無理やりピアノを弾かされているようです。

しかし律は小夜のピアノが嫌々弾いているようには思えません。

小田嶋律
「だから・・・なに?小夜もしか・・・」
白石小夜
「律っちゃんわたしお母さん殺しちゃおうかな」

衝撃的な言葉を告げられました。

10年が経った今も殺しちゃおうかなと言った小夜の顔が忘れられません。

小田嶋律
「あたしが小夜にさせるわけない」

当時のことを思い出しながらラーメンを食べていると、テレビからアートを特集したニュースが流れます。

特集されているのは国際ピアノコンクールで入賞した白石小夜のインタビューでした。

インタビューでは小夜がピアノを始めたきっかけや、ピアノにかける想いが語られています。

その映像が流れている中、画面上部に緊急速報が映し出されました。

速報は北海道で白骨遺体の一部が発見され、警察が身元の捜索を続けているというものです。

一体この身元不明の白骨遺体は律と小夜の運命にどのような関りを持っているのでしょうか!?

 

『最果てのセレナード』を読んだ感想

ストーリーが過去と現在を行き来することで、10年前に何が起こったのか想像させる演出になっていますね。

小夜の意味深なセリフと、動揺する律の様子がミステリアスな物語を面白くさせている気がしました。

10年の時を経て動き出した事件の真相究明を描写した『最果てのセレナード』

中学時代と成人したヒロインたちの様子を交互に描きながら物語が進んでいきます。

本格派ミステリー小説のような完成度の高いストーリーに魅了されてください。

 

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