銀座並木通り物語のネタバレ(漫画)!無料試し読み情報も!

今回は「原作 倉科遼 作画 山崎京」先生の『銀座並木通り物語』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

銀座並木通り物語』はこんな漫画(あらすじ)

上原真愛(うえはらまな)は都内の公立大学に通っていて、4年生になった現在は就職活動の真っ只中です。

しかし夏を迎えても内定が1つも決まっていませんでした。

両親が他界したため奨学金を利用している真愛は大学を卒業すると、奨学金を返済しなければなりません。

このまま就職できなかったら返済が滞るため焦っている真愛が並木通りを歩いていると奥野というクラブのスカウトマンが声をかけてきました。

奥野は平凡な女子大生の真愛に一流の女性になれる可能性を感じホステスとして夜の街で働くことを勧めてきます。

最初は戸惑う真愛だったのですが奥野の言葉に心を動かされ、日本一の高級クラブ街に足を踏み入れる決意を固めました。

天涯孤独なヒロインの成り上がっていく姿を描写した『銀座並木通り物語』

今回は銀座を舞台にしたサクセスストーリーの魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

華麗に変身していく真愛の美しさに魅了されてみてください。

 

銀座並木通り物語』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

日本一の高級クラブ街として有名な銀座は昼と夜で別の顔を持ち合わせています。

昼は高級ショッピング街として多くの女性が闊歩し、夜になると高級クラブで働く煌びやかな女性に男たちが群がっていて、昼も夜も銀座の主役は女性が演じているのです。

その中でも美しい女性たちの主戦場が銀座6丁目から8丁目までの並木通りと言われています。

高級クラブやBARのネオンが光り輝く並木通りエリアでは、連日連夜のように女性の数だけ恋のドラマが生まれていました。

この物語のヒロインである上原真愛は煌びやかな夜の世界とはほど遠い世界で日常を過ごしています。

真愛
「その年の夏は私の人生にとって最悪の夏だった」

大学4年生の真愛が最悪だと思う理由は春から始まった就職活動において一つも内定を得られていないためでした。

周囲の同級生たちが次々と内定を勝ち取っていることも真愛を焦らせているようです。

真愛は周囲の同級生と比べ成績が劣っている訳ではありません。

面接での対応も自分自身では満足できるものでした。

真愛
「やはり考えられるのは・・・私が両親がいない天涯孤独の身だからか」

真愛には物心がついた頃から父親がいなく、母の話によると父親は交通事故で亡くなったそうです。

そんな母親は真愛のことを大事に育ててくれ、真愛も母親の愛情に応えるため真面目に生きてきました。

しかし母親は真愛が大学に入学してすぐに子宮癌で亡くなってしまったのです。

天涯孤独になった真愛は奨学金制度を利用しながら大学へ入学し、生活費はアルバイトで稼ぐことにしました。

真愛
「母の強い願い”大学は必ず卒業して”を全うしようとして・・・そして就職シーズンに突入・・・希望は広告代理店、順次大企業から受けてきたけど未だに一つも内定を取れていない」

大学卒業は毎月5万円という奨学金の返済が待ち構えています。

正社員になってしっかりとした給料を貰えなければ奨学金を返済することなどできません。

内定を得られない状況が続く中、真愛はどこでもいいから就職したいと考えるようになっていきます。

真愛
「もうどこでもいい・・・どこか受からなきゃ・・・その日私は試験会場を出てから目的も無く歩いた・・・リクルートが全敗に終わったらどうしようか・・・を考えながら・・・」

目的も無く歩いているといつの間にか銀座並木通りまでやって来ていました。

すると真愛にスーツ姿の男性が声をかけてきます。

奥野
「突然で失礼致します、私こういう者です、銀座8丁目のクラブ・ロートレック開発事業部の奥野と申します」
真愛
「ク、クラブ?」

奥野が差し出した名刺には開発事業部部長という肩書が記載されていました。

しかし真愛には奥野が声をかけてきた理由が分かりません。

奥野
「はい、クラブのスカウトマンです、良かったらウチの店で働いてみませんか?」
真愛
「えーっ!働くって私がクラブでですか?私がそんな女に見えますか?夜の世界・水商売をやるような人間に!?」
奥野
「見えません」
真愛
「えっ!?」

奥野は真愛の質問に笑顔で応えました。

そして夜の世界で働くようには見えない真愛をスカウトした理由を説明していきます。

奥野
「あなたはクラブ・・・水商売というものに良い印象を抱いてはおられませんね」
真愛
「ええ・・・そういう世界の女の人は堕落的でふしだらで・・・性に関しても緩いというか・・・」
奥野
「確かにかつてはそういう女達が主流の時代もありました・・・戦後から暫くは・・・でも今は普通の女性でも出来る仕事です!OLや女子大生がアルバイトで働くことが出来る世界です」

クラブ・ロートレックにはOLや女子大生も在籍していて、現在はこのような状況が珍しいわけではありません。

奥野は水商売の現状を説明しながら真愛を説得するのですが、彼はこの場で返事を求めるようなことはしませんでした。

よく考えてから少しでも関心を抱いたなら電話をかけてほしいと伝えます。

そして最後に自分が誰にでも声をかけている訳ではないことを強調しました。

奥野
「夜の銀座は日本一の繁華街です、一流の男達しか入ることが許されない街です、その一流の男達を接客できるのは一流の女でなければなりません、あなたには一流の女になれる匂いを感じました」

奥野は真愛のことを磨けば光る原石のように感じていたのです。

一緒に銀座で働きたいと告げた奥野はそのまま走り去っていきました。

真愛
「何あの人・・・自分の言いたいことだけ言って・・・私が一流の女になれる?生まれも育ちも悪く両親もいない私が・・・一流の女だなんて・・・なれるわけないよ・・・」

名刺を破ろうとするのですが何故か思い止まります。

この行動が真愛の人生を大きく変化させることになるのでした。

 

 

原作者の倉科遼先生らしく水商売の細部をリアルに表現したストーリーに仕上がっていますね。

高級クラブのスカウトマンが強引ではなく丁寧な態度で話しかける様子にもリアリティーを感じました。

天涯孤独のヒロインが日本一の繁華街で才能を開花させていく『銀座並木通り物語』

ここから真愛の人生に大きな転機が訪れることになります。

どのような経緯で真愛が銀座で働く決意をしたのか注目しながら続きをご覧ください。

後編

奥野と話し終えた真愛が帰宅すると、ポストに面接を受けた会社からの郵便物が入っていました。

期待に胸を膨らませながら郵便物を開けてみることにします。

しかし残念ながら郵便物は不採用を通知するものでした。

真愛
「一番自信があったのに・・・私の成績のレベルでいったら絶対受かると思ってたのに・・・ここがダメだったら・・・」

意気消沈していると彼氏から電話がかかってきます。

近くまで来ているという彼氏を家に呼ぶと、真愛はストレスを発散させるようにエッチを楽しみました。

エッチが終わると彼氏が大切な話をしてきます。

実は大学卒業後、彼氏は実家の旅館を継ぐことが決まりました。

彼氏は次男なので長男が旅館を継ぐ予定だったのですが、長男が癌を患ってしまったそうなのです。

そこで彼氏は一緒に田舎へ行こうとプロポーズしてきました。

真愛
「そんな突然言われたって・・・すぐには決められないよ」

結婚すれば就職活動で悩む必要はありません。

彼氏は卒業までの半年間で決心してほしいと伝えて帰っていきました。

突然のプロポーズで真愛の心は大きく揺れ動かされてしまいます。

真愛
「こんな急展開になるなんて・・・結婚か・・・俊とならって考えてはいたけど・・・私にとって初めての男性だから・・・でもこんな形でしていいの・・・?」

今の状況では就職できなかったから結婚に逃げるみたいだと悩み始めました。

悩む真愛はここで母親の言葉を思い出します。

生前、母親は男性に養われるような生き方はいけないと言っていました。

女性も手に職を持って自立しなければいけないというのが母親の持論だったのです。

結婚を逃げ道にせず自分の力で生きなさいという母親の言葉を思い出した真愛はこのままではいけないと感じ始めました。

真愛
「結婚するにしても一度も働かないでするのは辞めよう、ちゃんと働いて自立できる道を見つけて・・・それからでも遅くないよね」

ですが多数の就職試験で失敗してきた真愛に働き口はありません。

ここでカバンの中から奥野の名刺を取り出しました。

クラブ・ロートレックであればすぐに働き始めることができます。

真愛
「銀座のクラブ・・・夜の世界・・・母さんそれだけはやめてって言ったよね・・・」

少しだけ夜の世界を経験したことのある母親は、水商売が嘘と打算で成り立っていると思っていました。

そのためどんなことがあっても水商売で働かないでほしいと言っていたのです。

退院したら働いて仕送りすると言ってくれていた母親は約束を果たせずに亡くなってしまいました。

真愛
「母との最期の会話で私は父親がいない本当の理由が分かった気がした・・・私の父は交通事故死なんかじゃない、私は夜の世界に生きた母が男に騙されて私生児として産み落とされた子なんだ!」

母親が亡くなってから三年半、真愛はどんなに生活が苦しくても水商売を選択することはしませんでした。

それは母親と同じ生き方をしないと決めたからなのです。

真愛
「でも今日夜の世界のスカウトマンに声をかけられた・・・それも銀座の・・・このまま就職が決まらなかったらどうする?アルバイトの人生なんて・・・」

銀座は一流の男達が集まり一流の女性が接客する街だと言っていた奥野の言葉が脳裏をよぎりました。

それと同時に磨けば光る原石だと言われたことも思い出します。

真愛
「OLや女子大生が働いてるって言ったよね?母さんが働いていたのは20年以上前・・・時代が違うよね・・・」

母親が働いていた頃とは時代が違うと思った真愛は奥野に電話することにしました。

電話を受けた奥野はすぐに会いたいと言ってくれます。

奥野
「では現在大学4年生・・・就職先はまだ決まっていないということですね」
真愛
「はい・・・それで決まるまで銀座で働けたらと・・・でもクラブというお店のことよくわからないし・・・」
奥野
「興味を持っていただけたことで十分です、どうです?まず体入しませんか?」

奥野は仕事やお店のシステムなどを理解してもらうため体験入店を勧めてくれました。

真愛は早速今日から体験入店で仕事を学んでみることにします。

ドレスアップしてヘアメイクを済ませた真愛はナンバーワンになれる可能性を周囲に感じさせました。

真愛
「こうして私は銀座の扉を開けた・・・あれほど母が反対していた夜の世界の扉を・・・」

銀座の中でもトップクラスの高級クラブで働くことになった真愛。

彼女は夜の世界をどのように羽ばたいていくのでしょうか!?

真愛が成り上がっていくここから先の展開は実際に漫画を読んでお確かめください。

倉科遼先生の他の漫画に関する記事はこちらです↓↓↓

夜光華~銀座堕天処女~のネタバレ!この漫画の魅力とは?

2019.01.12

 

銀座並木通り物語を読んだ感想

自分の力で生きていくため銀座の高級クラブで働く決意を固めた真愛が立派だと思いました。

また母親の言葉から自分の生い立ちを確信するところに今後の展開を面白くする伏線が張られているような気がしますね。

ヒロインの努力と成長する姿から勇気を貰うことができる『銀座並木通り物語』

夜の世界を舞台にしながらヒロインの人間模様を表現した読み応えのある物語になっています。

漫画選びでお悩みの人はこの作品をチョイスしてみてください。

 

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