今回は「泉光」先生の『図書館の大魔術師』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。
『図書館の大魔術師』はこんな漫画(あらすじ)
図書は後世の者に自分の意志を伝えるために生まれた道具です。
かつては金と同じ価値が付けられた本は活版印刷術の発明によって値が下がっていき庶民にも親しまれるようになりました。
アムンという小さな村にも図書館が建てられたのですが、本が大好きなシオという少年は貧民街の出身ということと耳長であることから利用を認めてもらえません。
本を自由に読みたいシオは本の都と呼ばれ差別のないアフツァックに行ってみたいという想いが大きくなっていきます。
そんなある日、シオは村でアフツァックの図書館で働く司書のセドナと出会いました。
この出会いによって始まっていく孤独な少年の未来とは・・・!?
壮大なスケールで描かれる異世界の司書をテーマにした『図書館の大魔術師』!
今回は人気ファンタジー漫画の魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。
本の力で未来を切り開こうとする少年の冒険劇をじっくりとお楽しみください。
『図書館の大魔術師』の魅力紹介(ネタバレ含む)
前編
書とは人類の英知が結晶化したもので、過去と未来を繋ぐ大切な遺産だとある魔術師は語りました。
英知の結晶である書を保護することは世界を護ることにも繋がるのです。
アムンという小さな村の図書館で1人の少年がシャグラザットの冒険という本を読みながら物語の世界に入り込んでいました。
本の中には天を翔る黒い馬や宝石を護る怪鳥、そして魔神の精霊などが描かれています。
物語の世界に入り込んだシオという少年は、自分がシャグラザットという海賊団と冒険に出ることを想像しています。
しかしいよいよ頭の中で冒険に出掛けようとしていると、図書館の館長に現実へ引き戻されました。
館長に首根っこを掴まれたシオは図書館を追い出されてしまいます。
はるか昔、後世の者に意志を伝えるために誕生した本は金と同じほどの価値がありました。
ですが活版印刷術の発明によって価値が下がっていき、今では庶民の間にも本が普及するようになっています。
小さなアムンという村でも村民のための小さな図書館が建てられました。
しかしシオはこの図書館を使用させてもらえません。
その理由はシオが貧民街で暮らしていることと、彼の容姿が人とは異なるためでした。
シオは苔のような緑の眼と金色の髪の毛、そして血の気が引いたような白い肌と長く尖った耳の持ち主で額には十字傷があります。
どうして自分だけが人と容姿が違うのかシオにも理由が分かりません。
貧乏と容姿が異なることからシオが学校でイジメを受けています。
この日もイジメられたシオはシャグラザットの冒険を思い返しながら帰り道を歩いていました。
シャグラザットの冒険は正義の海賊が世界を手に入れるため、新しい仲間を加えながら旅をする物語です。
シオはいつの日か自分の前にも物語の主人公が現れ、大嫌いな世界から冒険へ連れ出してくれると信じていました。
いつかは自分も冒険に出ることを夢見ながら帰宅したシオ。
2人暮らしをしている姉はまだ帰ってきていません。
姉は弟を学校へ通わせるため昼夜を問わず働いているのです。
シオは姉に1度だけ学校に行く意味を質問したことがありました。
姉は文字の読み書きができないため、シオには色々な事ができるようになってほしいと答えます。
そして本が読めれば自分の脚でどんな場所にでも進んでいけることを教えてくれました。
シオは姉の言葉があるからこそイジメを受けても学校に通い続けているのです。
この日も森の中で宿題をすることにしました。
いつも来ているため森の中で暮らす動物たちともすっかり仲良くなっています。
その中でもククオと名付けた一角獣はとても懐いてくれていました。
じゃれてくるククオを落ち着かせると宿題にとりかかります。
どんなに劣悪な環境の中でも真面目に勉強を続けているシオ。
彼をこの環境から冒険へ連れ出してくれる人物が現れる日は本当にやって来るのでしょうか!?
貧困に苦しめられながらも冒険することを想像しながらたくましく生きているシオの姿が感動的ですね。
多くの人が小さい頃に本の世界に入り込んだことがあると思います。
そのため共感しやすい物語になっていると感じました。
少年が想像ではなく実際に冒険へ出かける様子を描いた『図書館の大魔術師』!
早く続きが読みたくなる魅力的なストーリーに仕上がっています。
それではシオとセドナの出会いに注目しながら続きをご覧ください。
後編
宿題を終えたシオがククオと一緒に近くの山々を眺めています。
アフツァックには世界中から本を求める人が集まってきます。
そのため街には多種多様な民族が集まっているはずだとシオは想像していました。
いつの日からかアフツァックへ行くことを夢見るようになっています。
翌日、シオが眺めていた山の方角から複数の旅人がアムンの村を見つめていました。
先頭の馬にまたがっているのがシオの運命を変えるセドナという女性なのです。
そのことを知らないシオはこの日もクラスメイトからイジメられていました。
大人もそばにいるのですが誰も助けてはくれません。
仕方なくシオはこの場を立ち去ることにします。
するとイジメっ子の1人がシオではなく姉のティファを馬鹿にしてきました。
シオのことを学校に通わせても意味がないと言うのです。
これまでシオはイジメられても反抗することはありませんでした。
しかし姉のことを馬鹿にされたためイジメっ子に詰め寄っていきます。
初めて逆らったのですが3人のイジメっ子には勝てるはずもありません。
イジメっ子たちはシオが学校に来られないよう教科書を破こうとします。
必死に抵抗しているとイジメっ子のマフラーを馬がかじりました。
そのことに驚いたイジメっ子たちは動きが止まってしまいます。
止めに入ったのは馬に乗ったセドナでした。
セドナのおかげでイジメっ子たちが逃げて行きます。
いつもはターバンで耳を隠しているのですが、イジメっ子たちに取られていました。
そのため長く尖った耳を見られてしまいます。
ここでセドナは仲間の元へ戻っていきました。
セドナの後ろ姿を見つめながらシオは彼女こそが自分を冒険へ連れ出してくれる主人公だと確信します。
しかしセドナは物語の主人公などではありません。
この村を訪れた彼女たちの目的は発見された魔導書の回収をすることでした。
シオはセドナがアフツァックの図書館で司書をしていると知り彼女と交流を深めていきます。
別れ際にシオがセドナのことを物語の主人公だと説明するのですが彼女には否定されてしまいました。
セドナはシオに宝物の本を預け、主人公を待つのではなく自分自身が主人公になりなさいと説きます。
シオはセドナに会えた貴重な経験と彼女への憧れから司書になることを決意しました。
そして7年後、成長したシオは夢を叶えるためアフツァックに向かう旅に出ます。
孤独な少年は本の都で夢を叶え物語の主人公になることができるのでしょうか!?
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『図書館の大魔術師』を読んだ感想
どんなに困難な状況に置かれても夢を抱くことの大切さを感じさせてくれる物語だと思いました。
特に本の世界に入り込むことで現実と乖離する主人公の姿に勇気づけられますね。
匿名の誹謗中傷が問題化する現代社会だからこそ、自分の存在を否定しないことが大事だということも教えてくれている気がしました。
物語の面白さだけでなく生きていくために重要なことを学べる『図書館の大魔術師』!
ここからさらに人気が沸騰することが予想される注目作品になっています。
漫画ファンならこの作品は絶対に見逃さないでください。
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