デブとラブと過ちと!のネタバレ!ドタバタラブコメ漫画の魅力は?

今回は「ままかり」先生の『デブとラブと過ちと!』という漫画を読んだので、ご紹介していきたいと思います。

※記事の中にはネタバレ部分がありますので、お先に立ち読みをお勧めします!

 

デブとラブと過ちと!』はこんな漫画(あらすじ)

24歳の幸田夢子はデブでブスな自分を卑下しながら生きてきました。

コンプレックスの塊とも言える夢子は人生を悲観し自殺未遂を起こしてしまいます。

どうにか一命を取り留めた夢子だったのですが、目覚めると性格がこれまでと180度違う超ポジティブになっていました。

驚きを隠せない周囲に対して自分の意見を通すようになっていく夢子。

彼女の行動の一つ一つは周囲が隠している秘密を少しずつ明らかにしていくのでした。

恋と友情、そして事件などが起きてしまうドタバタなラブコメ漫画になっている『デブとラブと過ちと!』

今回は痛快な人情話をユーモアたっぷりにお届けするラブストーリーの魅力についてネタバレを含みながらご紹介していきます。

信じられないくらいポジティブなヒロインの姿からエネルギーを貰ってみてください。

 

デブとラブと過ちと!』の魅力紹介(ネタバレ含む)

前編

ある日の夜、この物語のヒロインである幸田夢子が救急車で病院へ搬送されています。

幸田夢子
「バチが当たったんだ、こんな姿の私が美しいあなたを好きになったから」

夢子が救急車に乗せられている理由は残念ながらこの時点では分かりません。

しかし意識を失いそうなほど重傷を負っているのは事実なのです。

幸田夢子
「痛い、苦しい、止めて、降ろして、このまま死にたい、生きててもいいことなんて何ひとつなかったし、死んだら生まれ変わるのかな・・・」

ネガティブな夢子はもしも生まれ変われるのなら次は美しい女性になりたいと願いながら意識を失ってしまいました。

その後、一命を取り留めた夢子が病院のベッドの上で目を覚まします。

夢子の前には心配して駆けつけてくれた両親がいるのですが、ここで誰も予想しなかった事態が起きてしまいました。

幸田夢子
「あのー・・・どちらさま?」

冗談はやめてほしいと言う両親なのですが、夢子は自分の名前すら思い出せません。

記憶喪失になってしまった夢子は自殺未遂を起こしたと説明されてさらにパニックを起こします。

しかし両親を驚かせたのは記憶喪失になったことだけではありませんでした。

それは鏡で自分の顔を見たいと言ってきた夢子の言動だったのです。

幸田夢子
「これが・・・私・・・!?超かわいい、肌が白くて瞳は仔犬のように潤んで・・・あらサクランボ?やだ唇だった!まるで眠りから醒めた白雪姫みたい!かーわーいーい」

自分の容姿に自信がなく超ネガティブだった夢子は記憶を失ったことによって超ポジティブになっていました。

その様子を見た両親は娘の頭がおかしくなったと思い医師に相談することにします。

すると医師は夢子を逆行性健忘症と診断しました。

逆行性健忘症は過去の出来事を思い出すことができなくなり、その際に人格が変わってしまう症状です。

夢子の場合は4階から飛び降りた時に受けた脳への衝撃が原因ということでした。

母親は娘が自殺未遂した上、記憶喪失になったことを悲観しています。

しかし超ポジティブに生まれ変わった夢子はこの状況を全く悲観していません。

幸田夢子
「奇跡ね!なくなったのは記憶の一部だけ!言葉も話せるし五体満足!なんて運がいいの!家族もいる!一人ぼっちじゃない!」

命あっての物種と考えるようになっています。

こうして超ポジティブになった夢子は両親に連れられ帰宅することになりました。

幸田夢子
「ここが私の部屋、散らかってるけど素敵、あれ?この部屋・・・姿見どころか手鏡もない・・・」

自分の部屋には鏡がないため化粧することができません。

困った夢子は病院で鏡を貸してほしいと言った時に母親から言われた言葉を思い出しました。

母親は記憶を失う前の夢子が鏡を嫌っていたと言ってきたのです。

幸田夢子
「自分の姿を見たくないくらい嫌いだったってこと?そのことが自殺未遂の原因なのかしら?」

いくら考えても自殺未遂の原因が分かりません。

ここで夢子は原因を探るためスマホを見てみることにしました。

記憶は無いのですが操作方法は指が覚えてくれています。

しかしスマホには自分の写真がほとんどないため何も思い出せません。

ただアルバムの中に“癒し”というタイトルの気になるフォルダがありました。

恐る恐るフォルダを開いてみると中にはイケメンの写真が保存されています。

幸田夢子
「何これ・・・全部同じ人?こんなに・・・望遠ばかり・・・これって・・・まさか盗撮・・・!?以前の私って一体・・・」

盗撮写真かもしれないと思った夢子は血の気が引いてしまいました。

フォルダに保存されていたイケメンの写真は何を意味しているのでしょうか!?

 

 

冒頭のネガティブなセリフと記憶を失ってポジティブになった夢子のギャップに驚いてしまいました。

この作品は別人のように変化したヒロインの姿だけでも読む価値があると思います。

記憶喪失になったことでヒロインが自分を取り巻く環境の本質を把握していく『デブとラブと過ちと!』

様々な出来事が複雑に絡み合う読み応えのある物語です。

予測不能な展開を引き続きご覧ください。

後編

フォルダに残されていたイケメンの写真に驚いていると、母親がいつから会社に出勤するのか尋ねてきました。

母親から自分が24歳だと知らされた夢子は明日から出勤することにします。

幸田夢子
「恋はしていたのかしら?それとも仕事に生きるキャリアウーマン!?自殺なんかしてる場合じゃないわ!」

過去の自分を知ることに少しだけ恐怖心があるのですが、ポジティブになった夢子は恐怖よりも好奇心が勝っていました。

翌日になると可愛い服を身に纏いながら会社へ向かいます。

するとオフィス街の中に公園を発見しました。

公園を見つけた夢子は何故か分からないのですが公園の中を通らなければいけないと思ってしまいます。

衝動のまま公園を歩いていると茂みの中で青年がうずくまっていました。

幸田夢子
「あなた大丈夫!?どうし・・・」

青年の顔を見た夢子は思わず息を呑んでしまいます。

その理由は青年がスマホのフォルダに入っていた写真のイケメンだったためでした。

青年
「あの・・・?」

どんな言葉をかけていいのか夢子には分かりません。

幸田夢子
「どこかでお会いしましたよね?」
青年
「・・・いや・・・」

初対面だと知ったことでますます写真が盗撮かもしれないと思ってしまいます。

しかし今はそのことよりも青年の体調が気になりました。

幸田夢子
「はい、お水!販売機見当たらないからそこの水道のだけど・・・」
青年
「・・・結構です」

水道の水を手ですくってきたのですが青年はさすがに飲んでくれません。

幸田夢子
「あまり辛いなら今日は家に帰ったら?」
青年
「そんなわけいかないよ」
幸田夢子
「あらどうして?私なんて少し前まで死の淵にいたのに休んだらこーんなに元気になったわ!あらやだクマができてる!睡眠不足は美肌の大敵よ、せっかくのキレイな顔が台無しになっちゃう!私には負けるけど」

矢継ぎ早にポジティブな発言をする夢子を見て青年はポカーンとしてしまいます。

そして驚いた様子の青年が急に笑い出しました。

青年
「・・・ふっ、面白い人だね」

青年の素敵な笑顔に夢子はドキッとしてしまいます。

幸田夢子
「く・・・口説く元気があれば大丈夫ねっ、ダメッ、今から仕事なのっ、失礼っ」
青年
「え・・・?いや・・・」

口説いたわけではないのですが勘違いした夢子は大慌てで去って行きました。

その後、無事に出勤した夢子は職場復帰したことを笑顔で報告するのですが、他の社員たちは何の反応もしてくれません。

幸田夢子
「ここって企画部で合ってます?幸田夢子をご存知ない?」
玉井咲
「知ってるけど・・・幸田さん雰囲気全然違うから・・・」

同期の玉井咲という女性社員や上司の前園課長は驚きながらも夢子を受け入れてくれました。

挨拶を終えると新商品の企画会議へ参加することになります。

会議の内容は夏限定のポテトチップスについてでした。

何かアイディアを出したい夢子は記憶を失う前の自分が書き残したノートをチェックすることにします。

するとそこにはブスでデブな自分にはアイディアを出す価値など無いと書かれていました。

幸田夢子
「そんな・・・自分のことが大嫌いで自分を否定して・・・ずっとそうして生きてきたの?」

記憶を失う前の自分がどれだけネガティブだったかを知った夢子。

しかし現在の夢子は超ネガティブなためポテトチップスのアイディアを発言することにします。

ノートに書いてあったスイカとカキ氷、ラムネの味を粉末にしてカラフルなポテトチップスを提案しました。

夢子のアイディアは男性社員から反対されてしまうのですが玉井は面白いと言ってくれます。

玉井咲
「アリかも、賛否分かれそうだけど映えそうだしぃー、普段無口な幸田さんがそこまで言うってなんか面白いことになりそうかなーって」

他にアイディアが出なかったため夢子の案が採用されることになりました。

こうしてポジティブになったことで初めて夢子は自分の考えを発言することができたのです。

幸田夢子
「辛かったね・・・私・・・あなたのアイディアでいい打合せができたよ」

ノートにポジティブな言葉を書き、以前の自分を褒めていると警察から電話がかかってきました。

盗撮がバレたと焦る夢子だったのですが、電話の内容は夢子の自殺未遂に殺人未遂の疑いが浮上したというものだったのです。

幸田夢子
「さ・・・殺人・・・!?」

果たして夢子を殺そうとした人物は誰なのでしょうか!?

登場人物全てを疑いながら実際に漫画を読んで真相へ辿り着いてみてください。

 

デブとラブと過ちと!はこんな人にオススメ

明るい気分になれる漫画を探している人にオススメの作品です。

見たことないほどポジティブなヒロインが元気を与えてくれるはずですよ。

恋に人情話、そして謎解きまで楽しめる『デブとラブと過ちと!』

全てのシーンが事件の謎解きにつながる伏線になっています。

大笑いしながら真犯人を予想してみてください。

 

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